荒木式糖尿病改善法ではまず最初に糖と糖尿病についての講義があります。
非常にわかりやすい説明がなされています。(ときどき、それは言い過ぎだろうというものもありますが(笑))
その中で特に面白いなと思ったのが「必須糖質なんてない」という説明ですね。
脂肪には必須脂肪酸、アミノ酸にも必須アミノ酸というものが存在して、我々の体を構成するために一定量を確実に摂取しないといけないと考えられています。
そういうものがでも、糖質には存在しません。
それはなぜでしょうか?
これは考えてみれば簡単なことで、我々の体を構成しているのはタンパク質と脂肪であって、糖質は体を作るものではないからです。
糖質は単なるエネルギーです。
エネルギーであり、体のために必要な栄養であるとは言えない、その証拠に必須糖質なんてものはない。
そういうわけですね。
(植物にとっては大事な体の構成要素ですが、我々は動物です。)
ただし、糖質は非常に効率の良いエネルギー形態なので、我々の体の中でも特にエネルギーを即効性に、大量に使用する神経細胞や赤血球はブドウ糖を最も有効なエネルギーとして活用します。
でも、その程度のエネルギーは、我々の体が「糖新生」というメカニズムでアミノ酸や脂肪酸を変換して作り出すことができるのです。
だから、糖質をまったくとらなくても死ぬことはありえないのです。
せいぜい1万年ほど前に農耕が始まって以来、人類は糖質を大量に摂取するようになりましたが、それまでは糖質の多い穀物や果実なんてめったに口にできない食べ物だったのです。
それを毎日食べることで、大量に摂取する糖質をコントロールできなくなっているのが糖尿病だというわけです。
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