低糖質ダイエットの欠点、実はいろいろあるのですが、実践しはじめて困ったのは人づきあいですね。
いっしょに飲食する際に、身近な人たちにでさえ、納得してもらうまでに時間がかかるということです。
飲み会を想像してみましょう。
「久々にちょっと居酒屋でバカ飲みして憂さを晴らすか~!」
いいねいいねと参加して、居酒屋集合、とりあえず頼まれるものは
「生チュー!」
生ビールでみんなで乾杯、となりますよね。
居酒屋によってはピッチャーで頼んだ方がずっと割安なので。ピッチャーで頼んだりします。
ここでぼそぼそと
「あ、すみません、ぼくはハイボールでお願いします。」
というのが非常に言いづらい(^_^;)。
なんだなんだひとりだけどういうことだ、と問いただされて、低糖質ダイエットをしていることを告げると、
「それで何kg痩せたんだ?」
「先週から始めたからまだ1kgぐらい。」
「たった1kgでダイエットしてるなんて偉そうに言うな、してないのといっしょじゃないか、ビールを飲め!」
・・・いや、始めたばかりだから守りたいんだけど。(^_^;)
で、糖質たっぷりのおつまみも出てきますよね、最悪なのがフレンチフライのポテトやコロッケ。
それらに箸をつけないようにして唐揚げとレタスとチーズだけを食べて、さらにこっそり「ほっけの開き」と「ハイボール」を頼んで飲んでいると、
「なんかひとりだけしらけた食い方してるぞ、生ビール飲みに来てビールも飲まない、フレンチフライ食べないとはどういうことだ!」
と言って山盛りのフレンチフライを渡され、ケチャップとマスタードをポテトが見えないぐらいに絞り出されて。
さらに
「これも食え、うまいんだから。」
と、餃子に焼きそば、食パンでひき肉を挟んであげたフライなどを意図的にどかどかと。
「魚や野菜がいいんだろう、かわいそうだからこれ食え。」
って小エビやワカサギの天ぷらやかき揚げ。
てんぷらの衣って「加熱した油+小麦粉」で血糖値を上げるにはもっとも効果的な食べ物ですがな。
と、まあ、最低最悪な食べ物ばかりが並ぶわけです。
・・・え?
それは特殊な集団だって?
うん、そうでもないんじゃないかなと思います。
低糖質ダイエットが劇的に効果的な中年メタボ親父の飲み方ってこんな感じのつまみばっかり食べてませんか?
そして集団で食べれば怖くない、みんな仲良くメタボで糖尿、高血圧。
そういう集団の中から抜け出て低糖質ダイエットを実践するにはどうすればいいのか?
職場のメタボ友達の飲み会は外れて、こっそり一人で居酒屋や中華料理チェーンで低糖質食を食べるに限ります。
ときには、あなたのことをよく理解してくれる彼女と二人でフレンチなど。
「頑張ってね、応援してるわ。」
「ありがとう、君のために痩せるよ!」
「お客様、デザートはいかがいたしましょうか?」
「あ、ぼくはいりません、コーヒーだけ・・・」
「えええええ~!デザート頼まないのぉ!?今日のケーキはどっちも食べたかったから二人で一つずつ頼んで半分個したかったのにぃ!?」
「あ、いや、その、だってデザートは糖質の塊で・・・」
「ひどぉ~い、なんか楽しくない~。」
「・・・お客様、いかがなさいますか?」
「あ、じゃあ、今日のケーキのこれとこれ。で、コーヒー二つ。」
「かしこまりました。」
どっちもだめか。 (・_・)ノ☆(*__)
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