牧草で育てた牛の肉と穀物で育てた牛の肉の違いをご存知ですか?

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日本を初めて訪れた外国人が驚いていたことの一つに「牛肉がめちゃくちゃうまい」ということがあります。

20年前ぐらいまではよく耳にした話です。

今では日本の牛肉の旨さの秘密が海外にも知れ渡っているので、それをマネした牛肉には海外でもお目にかかることができます。


何が違うかというと、「霜降り肉」が日本では当たり前であるのに対し、以前はアメリカなどではほとんど流通していなかったということです。

アメリカの肉は脂肪は脂肪、肉は肉と明瞭に分かれているものが多かったのですね。

「その方が肉のうまみが分かるんだよ。」

知ったかぶりが得意な友人からそう聴かされたこともあります。

でも、今ではアメリカでもオーストラリアでも日本式の霜降りの牛肉が生産されて、需要もそこそこあります。


 この二つの肉質の違いはどうやって生まれるのか?

これは牛に食べさせる食事内容に違いがありました。

霜降りで脂肪の多い肉を作ろうと思えば、牛にトウモロコシや麦などの穀物をたくさん食べさせて、運動させずに飼育者の中で穏やかに育てるのです。

 これに対して、アメリカタイプの肉と脂肪が明瞭に分かれている肉は、広井牧場を自由に歩き回り、牧草を食べて育った牛の肉です。


 これ、人間で言えばどんな違いか分かりますよね。

霜降りの肉は、糖質をたくさん食べて脂肪が蓄積して、肉の隙間にさえも脂身のたくさん入った「境界型糖尿病牛」のお肉というわけです。

フォアグラもそうなのですが、生活習慣病の動物の臓器の方が脂肪がたっぷりついて美味しいです。

また、血糖値も高いので、お肉自体のかすかな甘みが牧草育ちの肉よりも強く、そのかすかな違いで肉がさらに美味しく感じるはずです。


 一方、アメリカやオーストラリアから輸入されている安い肉、脂身の少ない、肉と皮下脂肪が明瞭に分かれているお肉の牛は、牧草を食べて運動して育った牛で、生活習慣病には縁のない牛です。

低糖質食で育った健康な牛というわけですね、血糖値も低いので糖質もごくわずか。

甘味が脂身が少ない分、豊かな味ではありませんが、健康な肉の味を満喫できるはずです。


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美味しい霜降り和牛をいただくのは心の健康にはたいへんよろしい♪ 

ですからお祝いや会食で霜降りステーキを食べに行くのはいいことだと思います、低糖質なごちそうですし、食べても問題ないです。

でも、毎日食べるのであれば健康的な食材は草を食べて育った牛の肉の方かなと、私は思います。

 脂肪が少ない分、たくさん食べてもオーバーカロリーになりにくいですから。



ところで、あなたの筋肉は現在どちらの牛の肉に近いのでしょうね?

⇒ 低糖質の健康な牛に負けるな!

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このページは、実践管理人が2012年4月19日 11:58に書いたブログ記事です。

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