沖縄返還40周年おめでとう。でも、メタボは何とかしないと・・・
今日は5月15日、何かの記念日だったなと思ったら、40年前の1972年の5月15日とは、沖縄がアメリカの統治から離脱して日本に返還された日ですね。
このころまでは尖閣諸島というのは米軍の空爆の練習用の島でした、米軍が統治して空爆施設に使っていても中国は何の文句も言ってなかった頃ですね、領土権の首長なんて全くなかった。
「尖閣諸島は数千年前から中国の領土である!」という文句を言いだしたのは日本に返還されたのちに、近海に海底油田が出るとわかってからのことです。
まあ、それはさておき。
前の記事で、「インスリン分泌能を維持するために高糖質食にする」というアイデアが現実に即していないことを沖縄を例に挙げて説明しました。
沖縄ではこの25年ほどの間に食生活が変わって、沖縄県民のインスリン分泌能は著しく亢進したのです。
糖質摂取量が上がったおかげだと思われます。
でも、糖尿病や耐糖能異常の人のパーセンテージが爆発的に増え、日本一の「高血糖県」と成り下がっています。
「初診時に随時血糖値が200㎎を超えている人のパーセンテージ」なんか、群を抜いて高いようです。
肥満で高血糖でも、命や生活の質に問題がなければいいのですが、実際は違います。
「65歳前に亡くなる人のパーセンテージ」、これも沖縄が今やトップです。
もちろん、死因の主なものは脳や心臓などの血管のトラブル、動脈硬化が原因なのですが、それが高血糖にさらされ続けることで進行することもまたよくわかっていることですね。
このままいくと、沖縄は日本一医療費のかかる都道府県になってしまうと思います。
なぜなら、糖尿病の最終段階は人工透析の必要な糖尿病性腎症や、それは免れたとしても網膜障害で失明したり、脳血管障害で寝たきりになる可能性が高いからです。
それらの状態になった時には莫大な医療費がかかります。
たとえば透析患者は「障害者認定」され、医療費は全額国が負担します。
だから糖尿病で通院治療しているよりも腎症になって透析を受ける方が個人の負担する医療費は安くなって個人は楽だし、透析専門病院も儲かります。
ということもあってか、糖尿病性腎症で透析を受けている人の数は年々うなぎ上りに増えていまが、一人当たり数百万円の医療費負担がかかりますし、それを負担するのは我々の税金です。
今でこそ、国が全面負担していますが、遠からず自己負担率も上げられるし、患者の数が多い、あるいは増加率の多い自治体に対しては何らかの負担が要求されてもおかしくないのではないかと。
(私が厚生労働省の官僚なら、医療費削減のためにそういう圧力をかけることも考えます。)
ほんと、いつのまにかメタボ県、肥満率も47都道府県でトップになってますよね。
このままじゃいけない。
日本糖尿病学会の指導に従うなら一日1200~1800kcalのカロリー制限(性別や年齢による)を実践してぜひ、スリム化を目指してください。
低糖質ダイエットに従うなら、一日1800~2500kcalの標準カロリー摂取に抑えつつ、糖質カロリー率を20%以下に下げるようにしてスリム化を目指してください。
どっちでも守れれば痩せますし、痩せれば確実に高血糖は改善します。
もちろん、理論的に納得できてかつ、男性にとって実践が楽なのは低糖質ダイエットの方だと思いますけどね。
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