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いただいているコメントへのお返事遅れております トピックスで腎機能について

一か月ほど放置してしまっていたので、いただいているコメントやメールへの返事が滞っております。

さかのぼって古いものから順次、公開し、お返事させていただいています。

深い考察に及ばざるを得ないコメントも多く、コメントくださった方々は待ち遠しいかと思いますが、どうぞご容赦ください。


本日お答えさせていただいたコメントの中に、腎臓にかかわるお仕事をされているという方からいただいたコメントがありました。

重要な問題ですが、糖質制限(たんぱく質摂取量増加)と腎機能に関して否定的に考えられている方はまだまだ多いと思います。

私は、腎機能がそれほど悪くなっていない方々では糖質制限はむしろ腎機能に良い効果を及ぼすというエビデンスが出そろってきつつあるように考えます。


スマホや携帯ではコメントが全く読めないようなので、転載して改めて紹介させていただきます。


腎に関わるところで仕事をしております。小職の理解ではタンパクの過剰摂取は間違いなく腎機能を低下させると認識しています。
小職の娘が一型糖尿病を発症し、当時宣伝を開始していた荒木式に興味を抱きましたが、こと糖尿病に関しては解釈は間違っていないのですが、合併症までを考慮していない内容でしたので正直なところは実践すべきではないという結論に至りました。
人間の新陳代謝の中で必要なタンパク量は10g/Day程度でしかなく、これが認識しされ始めアースリートの方々も不要なタンパク質接種を控えるようになっています。
ではなぜタンパクが腎機能を低下させる可能性があるか、それはタンパクを摂取し消化する過程で発生する尿素窒素、リン、カリウムなどの毒素をろ過するために、腎には相当の血流が発生し、これが腎を痛める主な原因とされています。
腎も膵も同じで、ある程度まで機能が低下すると機能の回復があまり望めないのが実情です。
ではどうすればと言われれば小職はそれに解答することが出来ません。しかし、デンプン、その中でも難消化性でんぷん(難消化性デキストリンとは異なりま す)などを含む食材、好ましくはでんぷんのみで製造された食品などは、一般の炭水化物よりも血糖値の急激な上昇をさせないとされております。また、この難 消化性でんぷんは大腸にまで達し、そこで善玉菌の栄養源になっていることも発見され、整腸作用による大腸がんなどの余病効果が高いともされています。
余計な話ばかり致しましたが、結局はいかにバランスを考えた食事であるかが重要と言うのが小職の考えです。しかし、低糖質食事療法がどこまで腎に影響を及 ぼすか、それはまったくわかりません。ですので、願わくば実践されている方々には頻繁に尿検査して頂ければと思います。腎の低下は仮に腎が少々弱っただけ でも、複合的な要素で一瞬にして透析になる可能性があります。
厚かましいお話を致しましたが、皆様、お体をご自愛下さればと思い投稿いたします。




なんだか寝ぼけていて私の日本語ところどころ変ですね。(いつもか(^^;))


精製された糖質ではなくて未精製のでんぷん質を食べる、あるいはその前に食物繊維を十分に摂取する、これらが食後高血糖を抑制してくれるのは間違いなさそうです。

糖質制限がうまくいかない人はそれで食後高血糖の上昇を抑えながら糖質摂取していただけたらと思います。

ただ、糖質制限を否定される方々の論拠とされる言葉に「バランスを考えた食事をすべきだ。」というのが頻繁に出てきます。

そうおっしゃる方々のバランスの良い食事という概念の背景には「炭水化物が60%が一番バランスが良い」という、科学的エビデンスの全くない(というかむしろ否定されている)栄養学の教えが背景として存在すると思うのですよね。

栄養学者の言う「炭水化物60%のバランスの良い食事」を世界中で推し進めてきたこの30年間でどれほど肥満と糖尿病が増えてきたのか、その歴史的事実も改めてよくご覧になっていただけたらと思います。

⇒ 世界人類総糖尿病化計画
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat22/


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2013年12月11日 06:03

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コメント(16)

人類の歴史上最も糖質過多な「バランスの良い食事」の時代なのかもしれませんね。農耕が始まらないと文明が発展しなかったかもしれませんからむつかしいところですが、これからの人類は文化を高めつつ糖質を制限していけるようになる可能性はあります。しかし、経済のベースが穀物である限りは、多くの国の政府は糖質制限をこころよく思わず、御用学者を駆使して糖質制限を駆逐しようと試みるでしょうね。

お久しぶりです!片仮名のナオです。
リバースT3について、お悩みの方に

T3が活性されるには、鉄分欠乏の貧血だったり、ミネラル分が足りないと活性されず、甲状腺が低下するのです。

T3は、鉄分とセレニウムの不足のせいで活性化できません。


ハードな糖質制限、と言っても糖質だけに拘り、動物性タンパク質が足りない女性が多く「高タンパク高脂質」を守れていません。それで貧血のままでいれば、甲状腺ホルモンは低下します。


貧血の方は、鉄分とセレニウムの不足がないか、調べるといいです。

カルピンチョ先生
初めまして、いつもこちらで勉強させていただいています。
アラフィフ女性の私、毎食1膳半食べていたごはんをお茶碗1/3にする、毎日のように間食で食べていた菓子パンはやめる、というゆるめの糖質制限ダイエットながら半年で9kg減、20年前の体重に戻すことができました(それまでが糖質とりすぎだったのですね。70~80%はとっていたのかも)。
最初の1か月は、消化の仕組みが変わったのでしょうか、胃痛になったり便秘になったりしましたが、それ以降はすこぶる快調です。冷え性も改善したようで、首都圏で初雪かと言われた今日も暖房をつけなくても平気です。
そして、糖質を減らしても、不満のない食生活を送れています。あんなに丼ものが大好きだったのに。

お忙しい日々と存じますが、カルピンチョ先生の記事を楽しみにしておりますので、お時間のある時に新着記事を拝見できるとうれしいです。楽しみ、と書きましたが、根っからの文系人間なので、内容をちゃんと理解できているとは言えないのですが、文系人間の琴線に触れる文章も多く、特に「白米や小麦粉ではない、悪いのは現代のライフスタイルなのだ」の「むかし、お米は素晴らしい食べ物だったのです」には、涙がにじんでしまいました。

お茶碗1/3で満足できるようになっても、やっぱりごはんはおいしいなぁ…としみじみ思う私は、アメリカで開拓期の生活を今も続けているアーミッシュ村みたいな「昭和村」があればいいなぁ、と夢想したりもします。馬を使って畑を耕し、家電製品も一切なく、一日の労働の後はごはんをおなかいっぱい食べる…今の自分がやるのは到底無理なのですけれど、ノスタルジックな思いに浸ったりしています。


すみません!
さきほど自ブログのURLを確かめたら、公開記事になってませんでした。
どうやってもうまく公開記事にならないようです……………(>人<;)
何度もトライしてみてもエラーになってしまいました。


なので、たいへんお手数ですが、さきほどのコメントを取り消してください。

申し訳ありません。>_

カルピンチョ先生
初めまして、私も酒好きな50代男性です。
今年の5月に、血圧でお世話になっている先生から、このまま行くと危険だから痩せなさいと言われ、自己流ながら色々なサイトを観て、主食を少なくする方法と食べる順番を入れ取組みました。
お蔭様で、BMI値27.5から24.3まで9KG減らすことが出来ました。
その先生からは、25を切るまでは急げ、22までは、その後10年計画で良いといわれた意味が、カルピンチョ先生のサイトを観まして理解できました。

>標準体重にある人(女性でBMI18~23、男性でBMI20~25)がさらに体重を絞って細くなりたいという場合、糖質制限食は、体重に関してだけ見れば目的を達することは難しいと思われます。

現在は、せめて夜だけ少しの日本酒後焼酎とタンパク質は鯖の水煮、食物繊維は舞茸・ととろ昆布(10g)を毎日食しています。

糖質制限は、害があるとのサイトも存在し少し不安でしたが、カルピンチョ先生のサイトを観て安心しました。
今後の更新、楽しみにしています。

カルピンチョ先生
糖質制限と血圧のところでコメントさせていただいたひぐもんです。実はわたくし、某製薬会社の研究所でエリスロポエチンの開発を行い、以来30年近く腎臓病付近をうろうろしております。

自分なりに絶食や糖質制限を調べてみて、究極の腎不全食は糖質制限食ではないか?との仮説に至り、ググっていたところカルビンチョ先生に出会いました。

今のところ腎不全を回復させる医薬品はありません。Nrf2活性化剤であるバルドキソロンメチルが希望の星でしたが予期せぬ副作用で臨床試験が中断したままです。

それならば、薬に頼らずにNrf2を活性化してやれば良いと考えた訳です。絶食はNrf2を活性化しますので、おそらく糖質制限食も同様だと思います(てんかんの治療にケトン食を使うとNrf2が活性化するとの論文は見つけました)

しかも糖質制限食ならば腎機能を低下させるAGEs(終末糖化産物)の産生も抑制され一挙両得!

腎専門医は、蛋白・脂質の摂取量が増えることでインドールが増えたり、過酸化脂質や食事由来AGEsの取り込みが増えることを心配するでしょうが、それならば腸管内でこれらの悪玉物質を吸着除去してやればよい!

という訳で結晶セルロースを原料にして、クレメジンレベルの純度とAGEs吸着能を併せ持つ新しい炭を作ってしまいました(宣伝だと思われたくないので詳しくは書きません)。

糖質制限食の腎保護効果はカルピンチョ先生ご紹介の文献や山田先生・江部先生の臨床結果から確実なものだと確信しました。腸内細菌叢が変化しないか?若干気になりますが、十分な食物繊維補給と吸着炭併用で腎臓・肝臓に影響を与える尿毒症物質は抑えられると思います。

ただ一つ気になっているのはKlotho発見者の黒尾先生が提唱しているカルシウム・リン・fetuin-A・パーティクル(CPP)です。CPPは腎機能を低下させるので、仮に蛋白摂取量が増えてカルシウム・リンの吸収が増える可能性があるのであれば、リン酸カルシウムの形成を阻害する(らしい)クエン酸を多めに摂れば良いのだろうか・・・・などと考えている次第です。

長文になってしまい申し訳ありません。
新参糖質セイゲニストとして、これからも楽しく拝読させていただきます。

ひぐもんのところに商品紹介のアドレスが入っています。
宣伝に利用されています。

カルピンチョ先生

宮家(ジュニア)先生と同級生でしたか!
熊本大と共同研究していたので、宮家(大先生)&ジュニア先生ともお会いしたことがあります。

なんという偶然!
私も尿まみれになってEPOの精製をやってました。

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糖質制限と疾患治療

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プロフィール

carpincho3

50代の男性医師です。低糖質ダイエットを実践してその効果に驚き、このサイトを作りました。

連絡先はこちら↓
carpincho3blanco3@gmail.com 
(全角の@を半角の@に変えてください。)

私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


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しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
その場合、その記事はほかの人に向けられた記事であると、スルーしていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

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