Top >> 糖尿病の科学

糖尿病の科学の記事一覧

1型糖尿病患者が糖質制限すると基礎分泌インスリンが復活する可能性(仮説)

宗田先生が妊娠糖尿病学会で1型糖尿病の患者さんで糖質制限をすると、患者さんによってはインスリン分泌がほとんどなかったのにインスリン基礎分泌が復活したケースがあることを報告されたそうです。会場のお偉方は

インスリンは脳細胞にも作用して食欲をコントロールする

以前にインスリン受容体の発現が筋肉や脂肪以外の様々な場所で認められるという記事を書きました。あのときには副腎、卵巣などの内分泌系および血管内皮などの循環器系の組織や細胞での発現が高いことについて書きま

緩徐進行型1型糖尿病SPIDDMは抗アレルギー薬IPDで治療可能なの?

緩徐進行型1型糖尿病という疾患があります。Slowly Progressive Insulin Dependent Diabetesの略称としてSPIDDMとして表記されます。この疾患はゆっくり進行す

インスリン受容体発現の多い少ないがどんな病態を生みだしているのか?

インスリンの作用というと筋肉や脂肪細胞に作用してブドウ糖をとりこみ、血糖値を下げる、吸収した糖質をグリコーゲンや体脂肪に換える、という機能だけが注目されています。でも、ほかの作用についても考えた方がい

インスリンが強く作用する意外な臓器 受容体の発現を見ると・・・

インスリンの作用についてもう一度よく考えてみましょう。私たちが知っているのは以下のような話ですね。インスリンは膵臓から分泌されると1.インスリン受容体を発現している細胞に受容体を介して作用します。たと

糖尿病性ケトアシドーシスと糖質制限によるケトーシスの違い

~ケトン体高値はそれだけで本当に危険なのか?~糖質制限を続けていく人の血液中ではケトン体の濃度が上がり、ブドウ糖の代わりのエネルギーとして使われます。一方、血中のケトン体が高くなるのは危険で良く無いこ

糖尿病診断テスト75gOGTT(経口グルコース負荷試験)に潜むトリック

糖尿病の診断基準はいくつかあります。 その中に、耐糖能をチェックするというものがありますね。 75gOGTT 75グラムのブドウ糖を一気飲みさせて、その2時間後の血糖値を測って、 それをきちんと下げ

ネアンデルタール人と現生人類の分岐点に糖質摂取は関係するのか?

人類の祖先がチンパンジーの祖先と分離し、森を出て、草原に出て生きるようになった。そして肉食獣の食べ残しの死肉や骨髄を漁ることで、肉食への道を踏み出していった。肉食は人類の脳を急激に発達させ、二足歩行し

糖質制限すると耐糖能が落ちるから危険という耐糖能の正体とは?

糖質制限を批判する先生や患者さんから出てくる言葉に「糖質制限すると耐糖能が落ちる。」というのがあります。彼らの言う「耐糖能が落ちる」というのは、糖をたくさん摂取した時にそれを処理する能力が落ちるという

糖質を60%摂取するのはアクセル全開で車を走らせるようなもの

自動車やバイクに乗る人はたくさんいますよね。若いころはそれらのエンジンの性能や耐久性についてあれこれと調べて知識を得た人も多いと思います。車を買うときにもDOHCがいいのか、ターボがいいのかなんて悩み

糖質制限しても早朝空腹時血糖が高い・・・暁現象とソモジー効果

糖質制限してHbA1cは下がったのに早朝空腹時血糖が高くなってきたという方から質問コメントをいただきました。>スーパー糖質制限の甲斐があってNGSP値でHbA1cは、1月から3月と>7,9% → 7,

新型人類から旧型人類が生まれるの、おかしくないよ

糖質を毎日バカ食いしても糖尿病などの病気にならない人々=新型人類(日本人全体の60%)糖質を毎日バカ食いしたら糖尿病をはじめとするメタボもろもろの病気で悩む人々=旧型人類(日本人全体の40%)と、前の

いくら糖質を食べても大丈夫な人々

お正月に九州の実家にしばらくいました。父が体調悪くて、加齢による問題なのですが、手術をする必要性がある、少々認知症がすすんできたという状況なので母や親せきと話をする必要性もあって帰ってました。(幸い、

進化をやめたボノボたち

唾液腺アミラーゼ話の続きです。科学論文を引き合いに出しながら、科学的エビデンスのない空想話ばっかり続けております(^_^;)。前の記事で、人類を進化させたのは唾液腺アミラーゼの発現であると書きました。

新世界より でんぷんより果物を選んだ結果

ほとんどの哺乳類では、でんぷんを分解する消化酵素であるアミラーゼは膵臓からしか分泌されません。狼が犬に進化した時も膵臓のでんぷん処理機能が上がっただけという話でしたね。ところが、人類の祖先を含む猿の一

ヒトの唾液腺アミラーゼの発現調節領域の疑問

狼から犬が生まれたのは、狼の中で「でんぷん食い」に適応した変異が出現したからである可能性が高い。そういうお話の続き。人のアミラーゼがなぜ唾液腺から分泌されるようになったのかについてです。ただ、すみませ

犬として生きる方が効率が良かった狼たち

狼の画像、Wikipedia Commonsから拝借しました。人の唾液腺アミラーゼのコピー数の論文についての記事を書くに至った背景について書いてみます。ふと思いついてストレートにあれにたどり着いたわけ

日本人はでんぷんを食べるのに適した遺伝子を持っている?アミラーゼのコピー数の違い

アミラーゼという消化酵素に関してはここでもちょっと触れたことがあると思います。アミラーゼは唾液の中、あるいはすい臓から分泌されるすい液の中に含まれる消化酵素で、食物に含まれるデンプンをオリゴ糖にしてし

新型糖尿病治療薬は新型コロナウイルスのターゲット

SARSウイルス感染症って覚えておいででしょうか?重症急性呼吸器症候群 (Severe Acute Respiratory Syndrome, SARS) を引き起こすウイルスの感染症で、香港を基点と

ケトーシスとケトアシドーシスの違いは何か? その2

前の記事ではケトーシスについて説明しました、ここではケトアシドーシスについて説明します。ケトアシドーシスとは、血液中にケトン体がたくさん増えて、それが炭酸イオンのバッファー機能によって補正しきれなくな


Page: 1 < 2


プロフィール

carpincho3

50代の男性医師です。低糖質ダイエットを実践してその効果に驚き、このサイトを作りました。

連絡先はこちら↓
carpincho3blanco3@gmail.com 
(全角の@を半角の@に変えてください。)

私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


サイト内検索

当サイト内の記事を検索が出来ます。

記事総数: 330
コメント総数: 3867
スポンサードリンク
糖質制限関連おすすめ書籍
ウェブページ
リンク
読者の皆様へ

糖質制限がうまくいかない人は明らかに一定数存在しますし、その方々の存在を否定するつもりなど毛頭ありません。
人はそれぞれ遺伝子が違い、環境が違い、そのアプローチに挑むときの年齢や健康状態も違うのですから、同じことをしても同じ反応が出ないのは当然のことだと思います。 私も、そのことについては頻繁に言及しています。

しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
その場合、その記事はほかの人に向けられた記事であると、スルーしていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

ぽっちゃりも糖質も菊芋におまかせ ↑宣伝ヽ(´▽`)/
スポンサードリンク