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進化をやめたボノボたち


唾液腺アミラーゼ話の続きです。

科学論文を引き合いに出しながら、科学的エビデンスのない空想話ばっかり続けております(^_^;)。


前の記事で、人類を進化させたのは唾液腺アミラーゼの発現であると書きました。

もちろん、人類の知能が大きく進化した理由は他にもいくつもあります。

でも、いずれにせよ、「食の安定」が知能を発達させる大きな要因だと思います。


たとえば人類は、ある時期から「火を使って加熱調理する」という手段を得ました。

これにより、腐敗しかけた肉を安全に食べることができるようになりましたし、毒を持つ生物の蛋白毒を加熱で無効化することもできました。

さらに、小麦のようにそのままでは食べるのが難しいアルファでんぷんだらけの穀物を美味しく食べる方法も獲得できました。


「食の確保」に貢献するこれらの組み合わせがあったからこそ、人類は、

「穀物や球根や堅果を採取して保存する、食べる時には加熱する。これにより、効率の良い栄養(糖質)を安定的に確保する」

というライフスタイルを築き上げることができたんじゃないか?

私はそう思います。


食が安定して、食べる以外のことに時間をかけることができるようになって初めて、文明が生まれたのです。


そしてそのためにはやはり、唾液腺アミラーゼの存在、とても重要なファクターの一つであると思います。

そう思うもう一つの根拠に、ボノボの存在があります。




ヒトを含む旧世界猿に唾液腺アミラーゼが出現したのは新世界猿と分かれた3000万年前よりも新しい時代になってのことです

われわれの唾液腺アミラーゼの遺伝子配列の転写調節領域にはレトロトランスポゾンが挿入されています

実は、レトロトランスポゾンが挿入され多場所では遺伝子の複製、つまりコピー数の増加や喪失といった変化が起こりやすくなります。

ヒトの唾液腺のアミラーゼ遺伝子のコピー数にバリエーションが大きいのもそこにレトロトランスポゾンがあるからと考えられます。


チンパンジーもまた、ヒトと同じように唾液腺アミラーゼ遺伝子の転写調節領域にレトロトランスポゾンを持ちます。

しかし、彼らの唾液腺アミラーゼのコピー数は染色体の本数に対応して、2個です、変化がありません。


800px-A_Bonobo_at_the_San_Diego_Zoo_'fishing'_for_termites.jpg
小枝を使ってシロアリを取って食べてるボノボ Wikipediaより

一方、チンパンジーの近縁種のボノボでは、唾液腺アミラーゼのコピー数にはバリエーションがあります。

ヒトに似ていますね。

では、ヒトの唾液腺アミラーゼがトランスポゾンのおかげで増えたのはヒトとボノボが分かれたちょっと前なのかな?

などと思っていたら、意外や意外、ボノボの唾液腺アミラーゼの遺伝子配列には、タンパクコーディング領域そのものに変異が入っているそうです。

つまりまともなアミラーゼタンパクができません。

チンパンジーと同じぐらいに人間に近いボノボには唾液腺アミラーゼがまったくないのです。



ヒトは果物豊富な森を追い出されて、その初期には草原で草を食べ、特に球根などのでんぷん質豊富な植物を栄養として生き延びる必要が出てきました。

ですが、森の辺縁にテリトリーを得たチンパンジーやボノボたちは豊かな果物や小動物を食べることができました。

チンパンジーもボノボも、でんぷん質に栄養を求める必要性が薄かったのです。


そうなると、せっかく獲得した唾液腺アミラーゼ、それが増えた個体が生き延びる必然性はないです(チンパンジー)。

それが変異して機能を失ったところでこれまた何も問題はない(ボノボ)。

だから、チンパンジーやボノボの唾液腺アミラーゼのコピー数は増えなかったし、消えても平気だった。



逆の目線で見れば、現状に満足して平和に暮らしているボノボやチンパンジーはこれ以上は知的に進化しないのではないかと思えます。

これは最初から唾液腺アミラーゼを持っていない、新世界のフサオマキザルも同じです。



「唾液腺アミラーゼのおかげで穀物や球根のでんぷん質の価値(糖質たっぷり)を知ること」

「火や道具を上手に使えるようになったこと」

この二つがそろった我々人類だけが、進化することができたのです。


人類を現在のように繁栄させた原動力が、レトロウイルスと植物の共同戦線による戦略だったかもしれない、というわけです。



参考記事

我々は植物の戦略に踊らされている
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat12/post_108.html



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2013年9月19日 06:52

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コメント(18)

3部作、非常に興味深く読ませて頂きました。
多少、理解の範疇を越える内容でしたが^^;

私、開業獣医師をやっているものです。

最近某メーカーの動物用処方食で、遺伝子発現に変化を起こさせることで、減量させるというフードが出てきました。

遺伝子発現とはなんぞや?と、あらためて勉強させられました^^;

カルピンチョ先生の狼から犬への進化、唾液アミラーゼの話を大変興味深く拝読させていただいた上での続編。

フードで遺伝子発現に変化が起こる・・・というのは・・・?
ひょっとして人間が踏み込んではいけない領域に手を出しているんじゃないかと、悩ませられてしまいます。

とりとめの無いコメントで申し訳ありません。
もう少し勉強して、自分のHPにでも意見をまとめてみるつもりです。

記事の内容を消化するのに、時間がかかっています。

唐突ですが、ミトコンドリア・イブは、何を食べていたのでしょうね?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%96

ご無沙汰しております。
最近は月2回くらいのチェックになっていたので、新しい記事に気づきませんでした。

その新記事ですが、ひとことで言って「すばらしい」。
以前、紹介された「親指は-」に劣らず、読むものの好奇心、知的冒険心を刺激します。

先生は夢想、空想とおっしゃいますが、これはファンタジーであり、SFでもある。商業出版に耐える内容と思います。
これをベースに一冊、書いてみる気がおありでしたら、知己の編集者をお訪ねさせますが、いかがでしょう。(半ば本気。ご興味があればメール差し上げます)

以下、近況混じりの質問です。

低糖質食をはじめて1年ちょっとたちました。
体重減少が顕著だったのは最初の半年で、2月を底に若干のリバウンドがありました。その後の体重は安定しています。
糖尿病の経口薬はすべて休んでいますが、HbA1cは5.4-5.6ぐらいで安定。コレステロールや血圧も良好です。

びっくりするのは食後2時間の血糖値の変化です。

●昨年6月(急性心筋梗塞で入院中)
  → 200前後 問答無用でインシュリン注射
●昨年秋~今年春
  → 120前後 徐々に経口薬を減らす
●今年夏~
  → 90前後 主治医いわく「隔月来院でいいよ」

私は血糖値の検査の2時間前だけは、甘ーいお菓子やパンを食べていくことにしています。

体重減少が止まったことと考え合わせると、低糖質食に体が慣れ、インスリンが効いて脂肪蓄積をしているのかなと感じます。
さらに体重を減らすには、カロリー制限が必要なのかも知れません。

先生のお考えがお聞きできればうれしいです。
これからも楽しみに読ませて頂きます。

ご先祖様たちは植物食だったとは思えないんですよ。というのは野生の植物と言うのはたいてい毒です。英軍だったかどこかのサバイバルマニュアルによると野草のほとんどは例え空腹でも食べないほうが良い扱いです。
まあ当たり前の話で今我々が食べてる品種改良されたものすら、無農薬栽培なんかすると毒性が復活したりする、つまり天然毒で自分を守ろうとするらしいんですね。

また我々の体は猪やモグラみたいに土をひっくり返すのに向いてません。樹木に成った果実や花だって他のサルや鳥、虫たちほど上手には取れませんよね。

おなかの皮下脂肪は腹冷えを考えたらあった方がいいと思います。あと重いものを動かすのに摩擦力は不可欠ですからあんまり軽すぎるのも考え物だと最近思います。

硬派出版社・編集担当Kと申します。

健康診断でひっかり、
先生のブログを参考に養生に励んでおります。


ところで、
先生のようなブログ内容ですと、
江部康二先生『糖尿病治療のための! 糖質制限食パーフェクトガイド』のように
専門家対象・初版1500~3000部の(医学専門書までとは言わないまでも)かなり高額の値段設定となります。

くわえて、著者割引価格で、かなりの部数、著者に買い取ってもらうのが通例です。


一般啓蒙書とすれば、小難しい理窟は抜きに、「差し当たりどうすれば良いのか」に焦点を当てた記述を求められます。


経験的には、先生のように安定した・それなりの収入のある方には、前者をお勧めしております。

Pygmalion様の知り合い編集者さんがどのような判断をされるかわかりませんが、
商業的ベースであっても、かなり買い取る事を前提に、出版可能かと存じます。

いずれにせよ、どのような購買層を設定するのかによって、
内容・記述法が変わってきます。

>・・・・・レスポンスがない(/_;)

わぁ~。すみません。せっかく力作を公表していただいたのに反応が遅れまして。(・_・;

興味深く拝読させていただきました。もっとも、当方、筋金入りの文系人間でありますので、充分理解し得たかどうか、自信はないのですが・・・(何度かじっくり読ませていただいた上で、感想を述べたほうがいいかとも思ったのですが・・・とりあえず今考えたことをコメントさせていただきます)。

「唾液腺アミラーゼ」が、人類の進化を促した。壮大な仮説ですね。なぜ人類が文明を獲得したか、という問題に関する、非常に興味深い新説だと思います。


ところで、アミラーゼを獲得したことが生存に有利に働いたとすると、初期人類が何を常食していたか(何を食料として選択することで有利に生き延びたか)が、重要な問題点になるかと思われます。

糖質制限推進派(?)の方々の間では、初期人類の食料としては「骨髄食」説がほぼ定着しているようですね。確かに、人類の先祖(の一部)が骨髄を食べていたとする説は以前からあります。北京原人が発見された際、周口店の遺跡から砕かれた骨が同時に発見され、発見当時(1929)から、彼らが骨髄を常食していたのではないか、と考えられていたのですね(理系の書物ではなく、一般向けの中国通史にもそのような記述があります。ま、北京原人の場合は、獣の肉を骨髄まで余すところなく食べていた、というところと思いますが)

ところで、「ヒト」という種族が誕生した当初、どのような環境で生きていたか(「ヒト」はなぜ二足歩行を始めたのか)ということを考える上で、古人類学の主流からはほぼ無視されてはいるのですが、非常に興味深い仮説があります。「アクア説(水生類人猿説)」と呼ばれるものです。(もしかしたら、ドクターは既にこのような仮説もよくご存知かもしれません。そうでしたら、ご容赦ください)

アクア説とは、ヒトの先祖が一時水棲生活をおこなっていた時期があり、水棲生物として完全に適応する前に、再び陸棲生活に戻ったのではないか、とする仮説です。アカデミズムからはいわゆる「トンデモ説」扱いされている説ですが、この仮説に基づけば、

①後ろ足だけで立ち上がるという姿勢の獲得(水中であれば浮力によって立ち上がるのが容易になる)
②頭部以外の体毛がほぼ失われていること(水棲生物は体毛のないものが多い)
③ヒトが類人猿の中では例外的に厚い皮下脂肪層を持つこと(水中での体温保持及び浮力の獲得)
④ヒトが陸棲生物の中では例外的に、呼吸を自由にコントロールする能力を持つこと(呼吸の自由なコントロールは、水に潜る生物にとって不可欠なものである)
⑤ヒトの手の指の間には、他の類人猿にはみられない未発達の水かき状の膜がある

といった様々な問題が、すっきりと説明できるのです。(「アクア説」でググると結構な数のサイトが見つかります。こういうことを考えるのが好きな人はかなり多いみたいです)

アカデミズムの主流である「人類はアフリカのサバンナ地帯で誕生した」という説とは真っ向から対立する仮説ですが、私はこの仮説に非常に魅力を覚えます。

もし、人類の先祖が水辺(海辺)で、時々水中に潜るような生活をしていたとすると、彼らの常食はなんであったか?
海藻とか魚も候補に入るでしょうが、水中生活にまだ完全には適応していない(水中を巧みに泳ぎ回るほどの能力はない)変わり者の類人猿たちにとっては、貝類が重要な食料源になったのではないかと思うのです。ひょっとすると、海辺や、時には海中に潜って貝類を拾い、小石などで殻を割って食べる、という習慣を身につけ、それが、手の機能の発達を促したのかもしれない。そして、手の機能の発達は大脳の発達を促す・・・。

ここら辺はほとんど妄想です。ただ、先生の昨年11月の記事『貝類は素晴らしい低糖質食材・・・ではないってか?』を読ませていただいてから、「人類の本来の食料の一つが貝類だったのではないか」というイメージがアクア説と絡み合って膨らんできていたんです(アクア説の主張の中に、水性人類は何を食べていたかという視点は今まであまりなかったのではないかと思います)。
今回の唾液腺アミラーゼに関する先生の考察と合わせて考えてみると、唾液腺アミラーゼの獲得→貝類(の含むグリコーゲン)に対する嗜好の発現→貝類の獲得しやすい環境への適応、という形で、ヒトの先祖がその生活環境を選択した、という仮説も成り立つかもしれません。アクア説への強力な傍証になるかもしれませんね。

日本列島のような海に近い環境ばかりではなく、そもそも人類発祥当時からの中心的な食料が貝類だったとすれば・・・。人間にとっての本来の栄養バランス(程よい糖質量)を考えるひとつの指標になるかもしれません。


裏付けなしの妄想炸裂のコメントでございました(~_~;)。

カルピンチョさん

おっしゃりますように猿人たちが火を手に入れた時期、もっと言えばそういったさまざまな知識が子々孫々と継承されるようになった時期が問題になりますね。
私は火を使うようになったのはもうちょっと新しい時代になってからではないかと思っているわけです。まあ根拠も特にないんですが。

ただ植物食にある程度依存するとなると緯度の問題が出てきます。光合成に依存する以上、夏場の日照時間の長い高緯度地域が植物の生育には有利です。ただ当時の南アフリカ近辺では寒すぎたのかもしれません。

そういえばアボリジニの人々は野原でテントなんかなくても平気で寝れるといいますね。かつての日本人も淀川が凍結するような頃でさえあばら家で布団一枚でねてたわけで、いったいこの辺の違いは何なのか興味深いですね。

カルピンチョ先生

ご教示いただきありがとうございます。なるほど数十万年前と考えるのが自然ですね。

橋元淳一郎と言う物理学者の説に「時間は実在していない、ただ我々はそれを錯覚するように進化しただけだ」というのがあります。朝が来て夜が来るのは犬や猫でも理解してるかもしれないけど、冬のために食糧を集めよう、さらにはあく抜きをしよう、さらにそれが余ったら凶作の年に備えよう、そのために倉庫を作ろう・・・それが人間の凄さなのに自明のこと過ぎてわからなくなってるんではないかという、だいたいこういった説なんですが、そう考えると人類最初の製造業である農耕への準備はけっこう早い段階で出来上がっていたのかもしれませんね。

ちなみに橋元淳一郎氏の著作は素晴らしいの一言です。
「0と1から意識は生まれるか」からお勧めします。

久々に来てみると一気に記事が増えていた。
カルピンチョ先生
私は素人なので分からないところもあったのですが、
面白かったです。
「進化の決めては味だった!かも?」ということでしょうか?
科学的裏付けがしっかりしていれば
唾液腺ひとつでここまで想像の世界が広がるのですね。
これをさらに押し進めれば、
唾液腺から宇宙が見える?かも?
ですよ。

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