皮膚アセトン値を測定できるウエアラブル端末をNTTドコモが開発中
皮膚のアセトン値を測定できるウェアラブル端末をNTTドコモ先端技術研究所で開発中であるというニュースを、2015年8月10日朝のNHKニュースで見ました。
髭のそり残しをなんとか電気シェーバーの吸い込み穴に吸わせようとしていたところで、「皮膚のアセトンを測定する」という言葉に気付いてテレビの前にダッシュ。
途中から見ることができましたが、ちょっと面白い装置ができそうです。
スポンサードリンクこの装置、糖質制限してケトーシス状態を作り出そうと日夜努力している我々のために開発された、
というわけではありません。
主に、脂肪を燃焼させてダイエットしましょうという人向けに開発された模様です。
こんな画面が出るわけですから。
生活習慣病を未病のうちに治すためのウェアラブルマシンということですね。
NHKの中年のキャスターさんが試しにつけてみたら、皮膚のアセトンが低いのでこんな画面が出たというわけです。
そこでウォーキングマシーンで歩かされて
もっかい計測してみる、と。
NHKらしい脚本通りの展開。
腕につけてる計測装置はまだ大きいですね。
でも、もっと小さくておしゃれになるんだろうと思います。
測定結果はタブレットやスマホに出るみたいです。
なんだかよさげですぞ。
皮膚アセトン測定値が出るだけでなく、参加者全員の数値の中でのランキングも出せるようです。
ということは、ものすごいデータベースができるということですね。
それぞれの参加者の食生活を記録すれば、どんな食事をしてどんな運動をすればケトーシスが発生するかがよくわかります。
病的な、糖尿病性ケトアシドーシスの発生前の急上昇のチェックもできますよね。
これは素晴らしい装置です。
実際、開発者の方はこのようにコメントされています。
素晴らしいではないですか、NTTドコモ。
ぜひ、データ採取に協力させていただきたいです。
ご依頼いただければこのブログで募集かけますよ~♪
追記
この記事をアップしてすぐにNHKの公式ページで紹介されている旨、教えていただきました。
公式のまとめがありましたのでご参考まで。
「 2015年8月10日(月)未病 "携帯端末で対策を"」
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/08/0810.html
実際に私が見ていなかった部分で何が放映されていたのか?
詳細はそちらをご参照ください。
2015年8月13日 22:25 スポンサードリンク
>>途中から見ることができましたが…
公式のまとめがありましたのでご参考まで。
「 2015年8月10日(月)未病 “携帯端末で対策を”」
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/08/0810.html
>カイゴロンさん
ありがとうございます。
私がわざわざ記事にする必要もなかったみたいですね(笑)。
カルビンチョ先生、いつもブログを読ませて頂いています。
私は、54歳男性です。
健康診断で血糖値が高くて、病院行くと、
HbA1cも高くて、糖尿病だと言われて、
糖質制限を初めて、6ヶ月経ちました。
現在、HbA1cは、5.5で安定しています。
今日、お教え願いたいことは、
身長は178センチで、当初、90キロありましたが、
4ヶ月で78キロまで、12キロ減りましたが、
最近の2ヶ月は、体重は変わりません。
食べているものも量も変わりはありませんし、
運動も変わっていません。
私としては、70キロぐらいまで落としたいと思っていますが、
これは、糖質制限で体重が減る限界なのでしょうか?
これからが、糖質制限を続けながら、
より一層の運動をするか、カロリーを減らすしかないのでしょうか?
それか、2ヶ月の停滞期後、また、以前のように体重が減りだすのでしょうか?
先生のお考えを教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
>藤井さん
糖質制限で体重減少、個人差はあるものの、半年ぐらいがボトムであることが多いようです。
そこで体が慣れちゃうんでしょうね。
さらに、年齢の問題はあると思います。
若くて皮下脂肪のない静脈の見えるような身体は気持ち的には憧れますが、あの頃は基礎代謝量も今よりずっと高いわけで。
と考えると、あそこに戻るには、食べる量を減らすか、運動することが必要だと思います。
今の身長と体重のバランス、健康を考えれば理想的なんでしょうけどね。
Dr.カルピンチョ先生
本記事中の「皮膚アセトン測定装置」の、その後のNTTでの開発状況について気になっていましたが、「足裏から測定する装置」が発表されました。お知らせまで。
「足裏から放出される皮膚ガス計測による健康管理装置を開発」(2016年7月20日NTTドコモ報道発表資料)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2016/07/20_00.html
NTTドコモは「実証実験を進め、健康管理装置としての有用性を確認する」とのことです。
個人的には、体重計として発売されれば、ウェアラブルでなくても購入したいです。
ゲールさん
これいいですねえ。
糖質制限することでどの程度のケトーシスが維持されるのかを個人個人が自分の場合に照らし合わせて観察記録することができますよね。
うん、ほしいです、これ。
Dr.カルピンチョ先生
本記事中の「皮膚アセトン測定装置」に関連してNTTから「足裏アセトン測定装置」が発表されていましたが、追加機能を検討していることが、NTTドコモ企業情報サイトに掲載されていました(2017年1月)。お知らせまで。
「セルフ健康管理への生体ガス計測の応用展開」(2017年1月 NTTドコモ企業情報Vol.24No.4(テクニカル・ジャーナル)
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol24_4/vol24_4_003jp.pdf
足裏測定装置に加えて、呼気からアセトンとエタノールを検出する、電話ボックスのような「ヘルスキヨスク」も考えているようです。
>ゲールさん
情報ありがとうございます、どんどん面白くなってきますね。
この食材を食べればどうなるか
この薬を飲めばどうなるか
糖質制限がいいのか悪いのか、
一般人にも結果がどんどん見えてきますねえ♪