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糖質制限でインスリンはコントロールできないというお話について


古い記事にコメントをいただきました。

最近話題のお話(どこでやねん)にからめての返答になり、記事が古くて埋もれてしまいそうなので新たな記事としてコメントへ返信させていただこうと思います。


コメントをいただいたのはこちらの記事です。

マイルドな(中等度の)糖質制限で脂肪摂取が増えるとかえって危険かもしれない
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat31/post_150.html
2013年1月27日 16:51

4年も前の記事にコメントいただけるのはうれしいことです。

HSGさんのコメントは以下の通りです。



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---------------
>このメタアナリシスは、高糖質群(60~70%)と中糖質群(30~40%)の比較であり、糖質制限食(糖質10~20%)の群はどこにも登場しません。

こんにちわ。高血糖が高死亡率の原因なら、高糖質群の死亡率が一番高くないとおかしいですね。
また、糖質10~20%のみを「糖質制限食」と定義するのも恣意的だと思います。

確かに糖質10~20%の群はどこにもないのですが、ないからと言って、無害と断定はできません。むしろ自然な推論として、中糖質群でも危険なのだから、低糖質群ではもっと危険だろうと普通の人は考えると思います。
山田先生以外の糖質制限派の医師は、ケトン体の害に無頓着というか、ケトン体賛美が強いと思います。どこまでエビデンスに基いているのか不安です。
AGEの専門家である山岸久留米医科大教授は、「糖化を恐れるあまり、厳格な糖質制限をするとかえって逆効果。ケトン体は、糖を経由せずタンパク質を直接AGE化する」と警告しています。

低糖質群の危険性を長期的に証明した論文がないのをいいことに安全だというのは問題がある。たんにデータがないからといって、安全が積極的に証明されたわけではありません。
---------------

お返事が長くなったので、記事にしてしまいますね。



>HSGさん

コメントありがとうございます。


> こんにちわ。高血糖が高死亡率の原因なら、高糖質群の死亡率が一番高くないとおかしいですね。

・・・まさしくそこが落とし穴なんですよね。

こちらのサイトの記事をご覧ください

糖質とタンパク質の同時摂取はインスリン分泌量を増やす 。
http://isoguna.net/2016/07/16/totanpakuinsulin/

で、上記のサイトがやりだまにあげているのがこちらのサイトの記事

糖質制限でインスリンをコントロールするという迷信
https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/


で、この二番目のサイトが引用している論文がこれです
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20060863

Appetite. 2010 Jun;54(3):456-64. doi: 10.1016/j.appet.2009.12.014. Epub 2010 Jan 9.
Measures of postprandial wellness after single intake of two protein-carbohydrate meals.
Boelsma E1, Brink EJ, Stafleu A, Hendriks HF.


これ、一番目と二番目のサイトの記事を読んでいただくとわかりますが(英語の論文は無料公開は要旨だけなので詳細を読みたければ英文PDFのご購入を)、二種類の食事を比較しています。

1  炭水化物(糖質)=125g、タンパク質=21g
2  炭水化物(糖質)=75g、タンパク質=75g

どちらがよりインスリン分泌を促すか比較してみたところ、2番目の方がインスリン分泌レベルは高い、ということになりました。

50%の糖質と50%のたんぱく質を摂取した場合、86%の糖質と14%のたんぱく質を摂取するよりもインスリンの分泌レベルは上がります。


まあ、20名ほどでの実験なのでエビデンスレベルが高いかといわれればなんともなあ、なのですが

「食後高血糖よりは食後のインスリン追加分泌の方が問題である」

そう考えれば、
50%の糖質で50%のたんぱく質という組み合わせは86%糖質の高糖質食よりも危険である
と、読み取れますね。


以上、シンプルに高糖質摂取だけが悪いわけではなくて、糖質とたんぱく質をあるバランスで摂取することが悪いのかもしれない、と考える資料の一つになると思いますが、いかがでしょうか?

ここのところ、豊富なエビデンスが欠けていますので、議論が難しいことはおっしゃる通りだと思います。

まだ議論は必要であることには同意します。

・・・ですが、
「理論が出来上がってない間は地震予測はするべきではない。」
みたいに悠長なことをおっしゃっている地震学の専門家の先生が国の地震予測の研究費をたくさんとり続けていらっしゃったみたいなことになるのはいやでございます。



>また、糖質10~20%のみを「糖質制限食」と定義するのも恣意的だと思います。

・・・はい、恣意的です。

私が「糖質制限食」だと考え、多くの糖質制限実践者が少なくとも糖質制限食の範疇に入ると考えてるのは一日100~120g以下だと思います。
(山田先生のロカボがこのぐらいですね)

カロリーにすると400~480kcal

体重により標準摂取カロリーは異なりますが、ざっくり2000~2500kcalと計算して20%です。

これ以上の糖質を摂取するスタイルを「糖質制限」だと私は考えませんし、糖質制限を実践している多くの人も同じ意見だと思いますよ。

もっと正確に規定すべきだとすれば「10~20%」ではなくて「20%以下」ですかね。
釜池式の方々は一食(ということは一日)5g以下ですから。


逆に「37%の糖質摂取は糖質制限食に含むが、60%なら含まない。」という考え方もまた恣意的ではないでしょうか?



>確かに糖質10~20%の群はどこにもないのですが、ないからと言って、無害と断定はできません。むしろ自然な推論として、中糖質群でも危険なのだから、低糖質群ではもっと危険だろうと普通の人は考えると思います。

・・・ありがとうございます。

ご指摘の部分、我が意を得たりです。

「普通の人ならそう考えるだろう。」

それがまさしく、37%の糖質摂取を糖質制限だと規定して、「だから糖質制限は危険だ」として批判する先生がたが狙っている方向性でしょうね。


関連して、よろしければこちらもご覧ください。

能登先生の発表の食事内容を具体的に紹介しましょう
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat6/post_159.html




>山田先生以外の糖質制限派の医師は、ケトン体の害に無頓着というか、ケトン体賛美が強いと思います。どこまでエビデンスに基いているのか不安です。

・・・わたし、この記事の中でケトン体の害に無頓着な話、してましたっけ?

というかそもそも、この記事でケトン体という言葉、使用していないのでは??


逆にお尋ねしますが

「ケトン体の害」という根拠となるエビデンスとしてお考えのの代表的なもの(論文など)を「具体的に」教えていただけますか?

それについて検証の上でHSGさんのお抱えのご不安へ、なんらかの回答をさせていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。



>AGEの専門家である山岸久留米医科大教授は、「糖化を恐れるあまり、厳格な糖質制限をするとかえって逆効果。ケトン体は、糖を経由せずタンパク質を直接AGE化する」と警告しています。

・・・こちらも、山岸先生がそうおっしゃっている出典、およびそうおっしゃる根拠となった研究論文も合わせてぜひ教えてください、勉強させていただきます。

実際に糖質制限してケトーシス状態になっている人のAGE化が進んでいて、それがケトン体によって誘導されているというエビデンスもあるからそうおっしゃっているのか、それとも、in vitroの実験からそういう可能性もありうるとおっしゃっているのかが特に知りたいところです。

もちろん、HSGさんのコメントを読むと前者の、糖質制限している人でAGE化が進んでいるからこそ「警告」されているのだと考えてしまいますけれども。

真実やいかに?

その後に返答させていただきますね。



> 低糖質群の危険性を長期的に証明した論文がないのをいいことに安全だというのは問題がある。たんにデータがないからといって、安全が積極的に証明されたわけではありません。

・・・「データがないから安全性が積極的に証明された」なんてことは書いていないつもりですが、私の記事のどこの部分を指してそのように批判されるのでしょうか?

逆に、同じ論じ方からすると、「日本糖尿病学会の推奨する糖質60%の食事の長期安全性を証明した論文」というのはどこかにございますでしょうか?

ぜひ教えてください。


もうひとつ付け加えますと、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬などの糖尿病治療の新薬が世に出てまだ20年たたないですよね。

「市場に出て20年以上たって長期的に安全性が証明された薬以外の薬は(安全が積極的に証明されていないので)安全だと言ってはいけない」という考え方をあなたはお持ちだと思いますが、それでよろしいですか?

だとすると、新薬が出ても、市販されて20年以上たってレビューが出た後からでないと長期的エビデンスがないから使うべきではない、とお思いですか?

(それまでの20年間に新薬を使った人は人柱?)


ここのところ、不思議なんですよね。

糖質制限に長期的安全性を求められる方々は、ふだんから、新薬に対しても同様の厳しい長期安全性をお求めなのでしょうか?

まさか、市販されて20年経たないような糖尿病の新薬(DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬など)を患者さんに処方したりしてないですよね?


また、そもそも論で申しますと、糖質制限というのは最近始まった治療方法ではなくて、インスリンの発見と実用化以前には当たり前の糖尿病の治療法だったんです。

1917年の本のPDFに関してもこのブログで説明し、紹介しています。

そのあたりもぜひご覧くださいませ。




インスリンがなかった時代の糖尿病食はどのようなものか?
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat26/post_79.html




ある意味、100年以上の歴史を誇るとも言えます。

(ご希望の、長期的安全性が証明された論文は知りませんけどね。)


2017年3月16日 06:28

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コメント(63)

カルピンチョ先生
最近はまた時々更新されておられるのでサイトを見るのが楽しみです。
さて、
https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/
このサイトでは
「事実:たんぱく質でもインスリンはガッツリ分泌される」と書かれています。
炭水化物摂取後のインスリン分泌量とプロテインシェイク摂取後のインスリン分泌量は大きく違うのではないでしょうか。
摂取量は多少違いますが、10倍の差はありません。
炭水化物を摂取した場合インスリンAUCは5000から6000、プロテインシェイク摂取後のインスリンAUCはせいぜい50くらいです。
「タンパク質でもガッツリ」でも無いように思います。
私が正しく理解できていないのかもしれませんが、いかがでしょうか。

カルピンチョ先生、詳しい反論、ありがとうございます。

HSGさんは、主張が全く同じなので、江部先生のブログのコメントに投稿されていた方ではないかと思います。(間違っていたら失礼。)そのコメントでHSGさんは、

「ケトン体は神経を養うグリア細胞のエネルギー源にはなれないのである。従って、ケトン体のみでは長期間、脳の活動を維持できない。」という浜松医科大学名誉教授 高田明和氏の見解をもとにして「厳格糖質制限を長期間続けると頭の動きが鈍くなりませんか」と仰っています。

私が、グリア細胞(特にアストロサイト)は脂肪酸をエネルギー源にできます、とコメントを付けましたが、何の反応もありませんでした。ご存知の通り脂肪酸は中性脂肪を分解するとできて心臓は脂肪酸を主要なエネルギー源にしています。供給の不安定なブドウ糖より脂肪酸は飢餓状態でも枯渇の心配の少ない安定したエネルギー源だからでしょう。

厳格な糖質制限食やケトン食では脂質を大量に摂取するので、頭の動きが鈍くなるという経験をされている方は殆どいないと思います。ケトン食の体験者は、ほぼ皆さんが、高ケトーシスで、頭の働きが良くなり、精神的な安定感があり、感覚が鋭敏になる、などの利点を証言しています。実態と根拠のない不安との間に大きなくいちがいがあります。(ケトン食や厳格な糖質制限食を叩きたい何か特別な理由があるのでしょうか。)

ケトン食は小児てんかんの治療法として、詳しい文献があり、それなりの副作用が指摘されています。(尿が酸性になりやすいのでその対策やミネラル不足にならないようにサプリが必要かも。)しかし「頭の動きが鈍くなる」という副作用は私がみた文献には書かれていませんでした。ケトン食で頭の働きが悪くなると主張する論文を紹介していただきたいです。エビデンスや理論的な根拠があるのなら知りたいです。(根拠があるのなら対策が必要です。)

高インスリン状態は、アルツハイマー型認知症に関係しているだけでなく、福田一典先生によると老化や癌を促進するので(ある程度の年齢になったら)避ける方が良いそうです。新井圭輔先生は糖尿病の合併症の原因はインスリンであるとの説で低インスリン療法を提唱されています。

糖尿病でインスリンの分泌能が落ちている方以外では高タンパクの糖質制限でインスリン分泌が多くなるのは危険かもしれません。ケトン食ではケトン体の血中濃度の上昇がインスリンによって妨げられるのでタンパク質の制限も必要と認識されています。(自分でケトン値を測定してみればすぐに分かるからです。)

はじめまして、最近低糖質食を始め、効果を感じ、そのために低糖質食には肯定的に考えています。
このブログ内の記事もおおむね読んだと思います。
その前提でお尋ねしたいのですが、
私の理解が足りないのかなぜ、低糖質食がダイエットや健康に効果があるのかもうひとつピンときていません。
食事誘発性熱産生がたんぱく質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%ということで、タンパク質を増やせば熱として消費される分が増えますので同じエネルギー量なら熱として消費される分割り引けるんだなという理解はしました。
しかし、糖質を減らして脂質を増やしても痩せるような印象の話もありますし、これだな、という感じがしません。
また、タンパク質を増やすと体温が上ったという話もまだ見たこと無いですし、疑問です。
身体は糖質脂質、タンパク質の順で消費するから糖質を控えれば脂質を消費するのでやせるのです。という説明を他のサイトで見ましたが、
これだと総量は同じで糖質を控えた分脂質とタンパク質を増やしても痩せる理由にはならないと思います。
先生は低糖質食で痩せる理由は端的に言うとなんだとお考えでしょうか?

コメントが頂けまして感謝します。私はただの素人です。勉強させていただいております。

>シンプルに高糖質摂取だけが悪いわけではなくて、糖質とたんぱく質をあるバランスで摂取することが悪いのかもしれない、と考える資料の一つになると思いますが、いかがでしょうか?

なるほど納得しました。ただし、「食後高血糖よりは食後のインスリン追加分泌の方が問題である」という立場ならばこの解釈でいいかもしれません。

しかし、広義の糖質制限派でこの立場の人は、私の知る限り、新井圭輔医師だけのように思えるのですが。ちなみに江部康二氏の新井評は、「彼は、「インスリンを打ってなければ、高血糖でも合併症はでない」とか、言っているみたいなので私は距離を置いています。」とのことです。「インスリン打たなくていい」というのは、一般的には完全なキワモノ医師扱いになってしまうのではないでしょうか。
http://www.wound-treatment.jp/new_2016-05_arai.htm

また新井さんのように、高血糖が問題ないとなると、糖とタンパク質の糖化によるAGEの産生もどうでもいいということになりますが、昨今の糖化研究の示すところとまったく反した話になると思います。

ケトン体についてですが、

>というかそもそも、この記事でケトン体という言葉、使用していないのでは??

ケトン体のことを出したのは私の問題意識が、ケトン体とAGEというところにあったからです。だから件の研究や先生の投稿とは関係がありません。

私は糖尿病ではなく、単なる健康法として糖質制限をやっていましたが、厳格糖質制限はやめました。やめたのはケトン体の安全性に確信が持てなくなったからです。一つはケトン体とAGE,もう一つはケトン体と脳への影響です。

>「ケトン体の害」という根拠となるエビデンスとしてお考えのの代表的なもの(論文など)を「具体的に」教えていただけますか?

AGE研究者の永井竜児氏によると、
https://takeda-kenko.jp/yakuhou/backnumber/pdf/vol475_01.pdf
「私たちが主に栄養素として摂っている糖(グルコース)から
AGEsが生成される反応速度はかなり遅いのです。エネルギー源として使う反応のほうが優先されるようにできているからです。これだけではAGEs化の病的な加速を説明することができません。」と言われています。

永井氏は、ブドウ糖よりはるか反応性の高いのは「リアクティブアルデヒド」であると言われています。この物質は糖代謝の不全から生じるようですが、糖質制限をすることによって防ぎうるものなのか私にはよく分かりません。糖代謝が正常であればそれでいい話なのではないでしょうか。

ブドウ糖安全論は、山岸昌一久留米医大教授も新書「老けたくなければファーストフードは食べるな」で書かれています。高血糖の継続は問題だが、ブドウ糖は糖の中では一番安全である。人がもっともAGE化が起こりにくいブドウ糖をエネルギー源として選択したのは理にかなったことだと書かれています。

厳格糖質制限法の指導者は、糖を制限してケトジェニックになることを健康の秘訣と考えていますが、永井氏は、ケトン体からAGEの一つであるCELが生まれるのをin vitroで観察したと主張しています。エビデンスのレベルは低いかもしれません。
http://www.anti-aging.gr.jp/english/pdf/2010/jpn/7(10)112-119jpn.pdf
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2917331/
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902160310671524

他方で、ケトン体がAGEの産生を抑制するというin vitroの報告もあります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24535268

どちらが正しいのか、両方正しいのか分かりませんが、私は糖尿病ではないので、あえて危険を犯してまで、厳格な糖質制限にチャレンジする気持ちがありません。長期的安全性が証明されていなくても、敢えて病気を治すために非標準的な食餌法に掛けてみるという気概がありません。

山田先生が、ケトン体の害を考えて、ケトン体がでない程度の緩やかな糖質制限を提言なさっていることも、厳格糖質制限をやめるきっかけになりました。

また、山岸氏は「「老けないカラダ」になる50の知恵~AGEを減らして10歳若返る! ~ (ハッピーライフ) (ムック)」では、「糖質制限食では脂質やタンパク質は増えるから、AGEの総摂取量が増えてしまう可能性があります。」と警告しています。論文の出所はよくわかりません。

MEC食の信奉者がAGEだらけの唐揚げやチーズ、ベーコンを食べまくっているのを見ると大丈夫かなと思ってしまいます。江部氏にブログで質問したら、「AGEについてはよくわからない。よって私は気にしません。躊躇せず唐揚げをたくさん食べる」という返答でした。。。

あとひとつ。私は、糖質制限を続けているとぽかミスが多くなって、頭がバカになる感覚がありました。調べてみますと、脳のグリア細胞は、糖が唯一のエネルギー源でケトン体では動かないようなのです。「「脳は糖が唯一のエネルギー源」は間違い」は間違いなのではないかという疑問をもってしまうと、これまたあえて危険を顧みず厳格糖質制限をする気持ちがなくなりました。

糖質制限は行っています。ただ厳格な糖質制限よりも緩やかな糖質制限のほうがいいと考えています。糖の摂取量が少ないほうが優れているとは考えていません。ケトン体が有害である可能性があるし、脳にとっても赤血球にとってもブドウ糖は不可欠のエネルギー源と考えるからです。

必要な糖は糖新生で作られるから大丈夫だと糖質制限派の医師はいいますが、体内で作られる糖はよくて、体外から摂取する糖は悪いという理屈がよく分かりません。はじめから必要量を経口で摂取すればいいだけの話ではないでしょうか?肝臓にも負担をかけませんし、筋肉も減りません。

お返事ありがとうございます
>体脂肪というのはエネルギーのストックなので、その人の体格や年齢、食生活、活動程度に応じた適量だけが維持され、
>過剰な蓄積分は積極的に利用され、やせることになります。

この過剰な蓄積分は積極的に利用されるという場合、同じ活動量であるにもかかわらずこれまでより多く利用されるということなんでしょうか?
その理由はなんでしょうか?

このお考えの根拠はなんでしょうか?医学的な実験などで証明されていることでしょうか?それともそういう考え方を今は持っているということですか?

私が記事を見逃していたらすみませんその記事を教えていただければ幸いです。
すみません、同じ量食べているにも関わらず痩せる理由の核心部分の説明にはなっていないように感じます

糖化、ケトン体などは一応理解しているつもりです
批判的に読めたらすみません。医学でわかっていないことはまだまだありますし、このこともそのひとつではないのかという気がしています。

先のコメントで確か糖化と書いたのは糖新生のまちがいです。

そうですか、カロリーという言葉は一度も出していないのにカロリーカロリーと決めつけされてますね、残念です。
ご推薦の宗田先生の本も含め低糖質関係の本は読んでおります
それと、やはり体重低下の説明は無理そうですのであきらめます、それでは。

カルピンチョ先生
お久しぶりです。

ブログ、再開してたのですね。つゆ知らず・・・

>新井先生はインスリンを下がることが重要だと言っておられるとしても、高血糖が問題ないとは言ってないんじゃないでしょうか?あれ?言ってはるの?

新井先生とは何度かお会いし色々お話しさせて頂きましたが、高血糖でもいいとは言っておりませんね。糖質制限が大前提のお立場ですので。
新井先生の多くの患者さんのデータを基にグラフ化してみたら不思議な結果に気が付いたそうです。
タテ軸にクレアチニン値を、横軸に HbA1c 値をプロットしてみると、ほぼフラットな分布になったそうです。要するに血糖値コントロール群とそうでない群とも腎障害(の疑い)の分布に何らかの関連性が見られなかったということでした。
そして、インスリン治療者に合併症が多いことに気が付いたそうです。
あまり公にはいえませんが、私と新井先生の共通認識では、「糖尿病は病気ではない」(笑)です。新井先生は「糖尿病体質」という言い方をしています。そしてこの体質は健康長寿体質と考えています。糖質制限を前提に、「インスリン抵抗性」もいいことかもしれませんね。
昨年の新井先生の講演です。
https://www.youtube.com/watch?v=XCt11YgUtVE

AEG の話が出たついでに、こんな所で勉強した記憶があります。
http://ebn.arkray.co.jp/disciplines/glycation/ages-01/

ついでに、福田一典先生が登場したので・・・
毎月一度某NPO の会合でお会いしています。カンナビノイドの勉強会?です。


カルピンチョ先生、丁寧な返信をありがとうございます。

上手くいかない方として、
「脂質代謝の準備が整っていない方がいきなり厳格な糖質制限に取り組む」
「糖質60%生活では顕在化しない脂質代謝の弱い方」
などがあり得るということは、その通りだと思います。

基本的にはそれぞれの個人にあった食事法をとればいいわけですから、あなたが上手くいかなくても他の人は上手くいっているので勝手にすれば…で終わりです。HSGさんの「厳格糖質制限で頭の動きが鈍くなる」のような侮蔑的な表現が気に入らなかったので(少し腹を立てて)不正確なことを書いてしまいました。

HSGさんは、生化学や生理学などの基本知識のあまりない方のようで、理解力や推察力が不足しているのかな、と感じます。何となく、コンピュータ技術者のような1か0かという発想法です。私は、カルピンチョ先生、江部先生、夏井先生、宗田先生、釜池先生、福田(一典)先生、新井先生…皆さんを尊敬しています。それぞれ主張が少しずつ違うのは、人間ですから当然ですし、全員が同じことを発言したら気持ち悪いですし、あり得ません(^_^;

宗田先生の「ケトン体が人類を救う」を読んでも私にはなぜ胎児のケトン値が高いのか良く分からなかったのですが、福田先生のブログ『「漢方がん治療」を考える』に幼児のケトン値の話があり、やっと理解できました。狩猟採集時代にヒトが飢餓状態になった場合には、胎児や子供は脳の身体に対する重量比が大きく脳がブドウ糖不足になりやすかったようです。それで脳細胞にダメージを受けるのを防ぐために脂肪酸-ケトン体システムが発達したらしいということです。ヒト以外の動物では脳が小さく糖新生でブドウ糖がまかなえてしまうので飢餓状態でもケトン値があまり高くならないそうです。福田先生のブログにはケトン体に関する解説がたくさんあり、すごく勉強になります。

(引用)
絶食で体内に増えるケトン体が有毒であるのであれば、狩猟採取で食糧を得ていた氷河時代の人類が生き延びることはできなかったはずです。ケトン体はエネルギー消費量が大きくなった脳を飢餓時に守るために作られるようになったのです。
(引用終わり)
『「漢方がん治療」を考える』
492)ケトン体治療(その2):脂肪酸と血液脳関門
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/5f3a62cb8fc7657952f9ae49bdc00e96

AGEsが発生して有害というのは試験管の中だけの話であり、まだはっきりしたことは分かりませんが、ヒトの体内ではうまく処理されて無害化されているのでしょう。

OGTさん


>私が、グリア細胞(特にアストロサイト)は脂肪酸をエネルギ>ー源にできます、とコメントを付けました

これが本当でしたら杞憂でした。このことを示す教科書とか論文をご存知でしたら教えていただけるとありがたいです。浜松医科大学名誉教授の高田明和氏は、高齢故の勉強不足ということでしょうか。あるいは砂糖の業界団体の講演を引き受けていたりするので、ビジネスでいっているのかもしれません。

>ケトン食は小児てんかんの治療法として、詳しい文献があ
>り、それなりの副作用が指摘されています。ケトン食で頭の>働きが悪くなると主張する論文を紹介していただきたいで
>す。エビデンスや理論的な根拠があるのなら知りたいです。

そもそもなぜケトン食がてんかんに効くのかですが、
http://www.jnss.org/150608-01/
によると、グリア細胞から神経細胞へ乳酸を運ぶ「アストロサイト―ニューロン乳酸経路」の働きがケトン食によって阻害され、脳の「電気活動」の過剰興奮が収まるらしいのです。

しかし、ケトン食は「病人食」です。健常人がケトン食をとったら、通常レベルの脳の電気活動が抑制されてしまう危険性はないのでしょうか?? エビデンスはありませんが、脳の電気活動を抑える食事をわざわざ取る必要があるのか心配です。「ケトン体でバカになるのでは?」という懸念です。私は個人的な経験ですが、大変にポカミスが多くなりましたので。

>糖新生は肝臓にしてみたらたいした負担ではないと思います。

これはいいことを聞きました。

>体脂肪率が低い人を除いて、筋肉を使うのは後回しになり、最後の最後です。

先生の過去ログで、絶食状態でも筋肉を溶かすのは一番最後であるという記事を読んだ記憶があります。間違いだったらごめんなさい。タンパク質を十分とっている限り、糖新生の問題はあまり心配する必要はなさそうです。ただ私は安全策をとり、山田先生の指示される130グラム程度の糖質を取りたいと思います。江部先生は、「山田先生のやり方だと食後高血糖が防げない」と批判的ですが、糖質制限=低インスリンではないことが、ネット上で認識されはじめました。先生はすでにご存知だったとのことですが、新井医師や鈴木功医師は、タンパク質でインスリン分泌があることを最近知った!そうです。

http://tcm-suzuki.com/2017/02/19/%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%AF%E5%AF%BE%E7%97%87%E7%99%82%E6%B3%95/


インスリンの問題を重視すると従来の糖質制限の図式が崩れますね。

私は二者択一ではなく、避けうるべき害をできるだけ避けたいだけです。

>私としては食後高血糖もよくないし、食後のインスリン追加分>泌も注目すべきであり、どちらもケースバイケースでもっと細かく考えなくてはならないのではないか、ということです。

はい。非常にバランスの取れた考え方ですばらしいと思います。

新井圭輔氏などは
「インスリンを打ってなければ、高血糖でも合併症はでない」
「糖尿病患者のほうがインスリンの分泌が少ないので正常人よりも長生きできる」などと耳を疑う主張をしています。極論で決め打ちするキワモノ医師が糖質制限界隈には多いので、私は用心しているのです。

私もインスリンの過剰分泌は問題だと思いますが、高血糖を避けるのとインスリン分泌を避けるを両立させる方策はなかなか面倒ではないかと思います。両方重視するとなると「主食を食べるな」みたいな本で読者を釣ることはできなくなりますね。

さっそく掌返しをはじめた医師もいるようですが、
http://tcm-suzuki.com/2017/02/19/%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%AF%E5%AF%BE%E7%97%87%E7%99%82%E6%B3%95/

これはいい手のひら返しですね。変に自説に固執して墓穴をほらないところはいい。

低糖質=低インスリンではない。ステーキやチーズはレーズンよりインスリンを出します。血糖値にしか注目してないMEC食など大崩壊です。

https://optimisingnutrition.com/2015/03/30/food_insulin_index/

HSGさん

>グリア細胞(特にアストロサイト)は脂肪酸をエネルギー源にできることを示す教科書とか論文をご存知でしたら教えていただけるとありがたいです。

江部先生が返信のコメントでアストロサイトがケトン体を産生して神経細胞に供給することを示す論文を引用されていました。ケトン体はブドウ糖が不足している時に脂肪酸をβ酸化して得られるアセチルCoAを使って産生されます。(ネットでミトコンドリア、脂肪酸、β酸化、ケトン体などのキーワードで検索すれば詳しい説明が得られます。)ですからアストロサイトが脂肪酸を利用できることはこの時点ですでに分かっていました。

脳がどの程度の割合で脂肪酸をエネルギー源として利用しているのかについては福田一典先生のブログに書かれています。

福田先生のブログ記事
482)認知症とケトン体(その2):脳のエネルギー代謝の特徴
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/7634bfe66659ff3a39447037734fa346
のなかで「アストロサイトは脂肪酸を取込んで代謝できるので脂肪酸が脳のエネルギーの20%を占めていると言われています」とあります。またこの記事の中にはアストロサイトがケトン体をエネルギー源として利用してブドウ糖を節約し神経細胞に渡すことを示した論文の要旨が載っていますので、もしかするとアストロサイトはケトン体を利用できるのかもしれません。

福田先生の次のブログ記事
492)ケトン体治療(その2):脂肪酸と血液脳関門
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/5f3a62cb8fc7657952f9ae49bdc00e96
のなかでも「脳組織全体のエネルギーの約20%は脂肪酸を燃焼して産生していますが、脂肪酸を燃焼するのはアストロサイトです」と書かれていますので、これは事実であるようです。どの文献に書かれているのかを詳しくお知りになりたいのでしたら福田先生に直接メールして教えて頂くのがよろしいかと思います。(福田先生は超人的な勉強家ですのでまず間違いはないと思っています。)

この記事の中で脂肪酸は血液脳関門を通過できるが神経細胞は脂肪酸をエネルギー源に使用しないようになっている、という話があって非常に興味深いです。(今までは脂肪酸は血液脳関門を通過できないので神経細胞は脂肪酸を使用できないと言われていました。)

>エビデンスはありませんが、脳の電気活動を抑える食事をわざわざ取る必要があるのか心配です。「ケトン体でバカになるのでは?」という懸念です。

ケトン体で頭が悪くなるのではなく、ケトン体の一つのβヒドロキシ酪酸で頭が良くなるというエビデンスはあります。
運動によってBDNF(脳由来神経栄養因子)が出て神経細胞を再生させ頭を良くすることができるという事実が知られていました。この事実の発見の詳しい物語はジョン・J.レイティ著「脳を鍛えるには運動しかない!」という本を読むと分かります。(すごく面白い本ですので強くお勧めします。)
ところが、マウスの実験から運動によって脳内にβヒドロキシ酪酸が増えてそれが引き金になってBDNFが産生されるということが発見されました。(運動の効果の源はケトン体だったのです。)

Exercise promotes the expression of brain derived neurotrophic factor (BDNF) through the action of the ketone body β-hydroxybutyrate
https://elifesciences.org/content/5/e15092
要約記事:
Mice on wheels show scientists how exercise benefits their brains
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/nlmc-mow053116.php
翻訳版
http://blogs.yahoo.co.jp/us23news/68961873.html

福田先生による詳しい解説は、論文の要旨付で次の記事にあります。
494)ケトン体治療(その4):ケトン症と多幸感とシナプス可塑性
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/83fb1ea98e06d29aeea84c38ebeb09a1

その他に読んでみると面白いかもしれない記事として次をあげておきます。
467)ケトン食が寿命を延ばすこれだけの根拠
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/37683cb6d74d9b790aab36f5a6a3fda9
468)ケトン食が認知症を改善するこれだけの根拠
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/a094e229391d79f2f1c02450dec8d4af

>私は個人的な経験ですが、大変にポカミスが多くなりましたので。

糖質制限食で糖質をタンパク質で置き換えて脂質の摂取が少ないエネルギー不足の場合やカルニチンの摂取が足りない場合は脂質代謝が上手くいかないかもしれません。カルピンチョ先生の仰る脂質代謝が上手くいかないケースに当てはまるのかもしれません。人はそれぞれ違いますから原因は特定できませんが、通常のスーパー糖質制限ではケトン値はそれほど高くならないのでケトン体が原因とは考え難いです。

こんばんは。お天気にも恵まれた三連休も終わりですね。

お忙しい事と思いますが、ご報告です。
先週末に受診。1W前の採血の結果が出ました。
何と、A1Cが手違いで検査されておらず…(T-T)

次回2ヶ月後になりました。空腹時血糖値が133ということもありメトホルミンは継続。、
朝は高いんですよねー。で今までの検査結果をコピーしてもらってきました。
ただ、毎回同じ内容じゃないのです。

ブログ記事のコメントでもなく、ただのご報告で大変申し訳ないのです。

11/5 血糖値267 A1C12.2% 総コレ263 LDLコレ179 BUN16.6

11/18血糖値159 BUN9.3 抗GAD5.0未満 Cペプチド1.0

12月 血糖値96 A1C8.6% 総コレ243 LDLコレ153 BUN12.6 Cペプ0.9

1月 血糖値112 A1C6.2% 総コレ273 LDL180 BUN12.5

3月 血糖値133 LDL135 HDL83 BUN22.8

たぶん、順調かと思います。今回のA1Cは正直下げ止まりかな?とも思っていたのですが検査してなかったという結果に。

朝は高いのです。一度ソファで寝落ちして4時頃起きて測定したら160でした。
暁かソモジーか、購入したワインが糖質高めだったかと改めて3時に測ってみたら100前半でした。
まあ、飲み過ぎたり、食べ過ぎたりするので6%台なら御の字かななどと思っております。

今回確認したら2型で間違いないと言われましたが、抗GADとcペプチドはその後は測っていないので次回は事前の採血で勝手にお願いしてみます。


コレステロールは下がりました。ラードをやめたのが効いたかな。
昔、中性脂肪1000台を叩き出した事があります(^_^)v
脂質とたんぱく質をエネルギー源にしている今は基準値内です。

根が正直な物で検査前もいつもと同じ食事、お酒は欠かせません。

体重も変わらず。年齢的には痩せてしまって筋っぽくなったのでもう少しふっくらというか、心配されないようになりたい所です。

糖質の塊を摂取すると、
食べる瞬間の幸福感と食べ始めた後の罪悪感。

その後に襲いくる胃腸の不調……


一人前の糖質セイゲニストになってきたのでしょうか(笑)
糖質の中毒性を実感しつつ、舌が覚えている糖質の旨さ。

自分でコントロールしてやるぞー\(^_^)/
ホントにいつも申し訳ありません。

まだまだ初心者なのでくだらない内容で恐縮です。

また寒くなるようです。ご自愛下さいませ。

タンパク質がインスリンの分泌刺激をする、と言うのはどの程度のことなのか、そもそも、タンパク質の摂取そのものが刺激しているのか、分解されたアミノ酸が吸収された後に糖新生に使われて結果的にインスリンが分泌されているのか、などなど、一言で「タンパク質がインスリンの分泌刺激になる」から「低糖質=低インスリンではない」と言うのもちょっと飛び過ぎだと思うのですが。

その辺がもう少し詳しく書かれている文献とまではいかなくても、そういった文献をもとに説明されている記事などはないですか?

何でもかんでも1か0かではないので、0.9もあれば0.3もあるでしょうから、その辺の具合も知りたいところです。

それらを総合的に判断したうえで、自分はどうするかを決めればいいと思ってるので、出来たらそういう情報を提示してもらえると有難いです。

ぱぱっとググった限りでは大した内容が出てこないので・・・

ご回答いただいてありがとうございます。

>主張されたいことは後半の、糖質摂取した場合と高たんぱく低糖質(プロテインシェイク)摂取した場合のインスリン分泌は絶対量がそもそも違うのではないかということですね?

おっしゃる通りです。タンパク質でもインスリン分泌が多少刺激されることは知っていたのですが、糖質とくらべてインスリン分泌の絶対量は圧倒的に少ないと思っていました。

ただ、insulin indexを見ますと糖質をほとんど含まない肉や魚と糖質が豊富なシリアルと比べてスコアは変わりません。このデータが正しいとすればちょっと不安になります。
極端な話、糖質を全くとらずに肉や魚だけを食べていてもインスリンは「がっつり」出ていることになります。低血糖になっていないということはグルカゴンなどもやはり「がっつり」出ているのでしょうか。腸管グルカゴン分泌もあるでしょうが膵臓の負担が気になります。

まとめますとインスリンの過剰分泌に発ガンリスクがあることには多くのエビデンスがあるようなので、とても心配になった次第です。
私なりに考えて普段は糖質を可能な限り制限してタンパク質と脂質中心の食事をしています。肉、魚、チーズ、バターなどの油脂を中心に食事をしてきました。良かれと思っていたのですがインスリンの過剰分泌をしていたのだとすればこれは困ったことです。

カルピンチョ先生はいかがお考えでしょうか。

佐々木カルフさん

胃がんサバイバーのこたろうさんの「こたろうのブログ」で紹介されているインスリンロードという式があります。これによるとタンパク質は糖質量の約半分(0.56)だけインスリン分泌の作用があるとされています。たぶんこれは経験的な平均値だと思います。

インスリンロード |こたろうのブログ
http://ameblo.jp/yujikiyokotaro003/entry-12189545783.html

佐々木さんのブログで紹介されている測定器でケトン値が測れます。インスリンロードと運動量の結果でその後のケトン値が変化します。いくら厳しい糖質制限をして脂質の摂取を増やしてもタンパク質が多く運動量が少ないとケトン値が上がらないのです。高ケトン値=低インスリン状態と考えられます。

脂質をたっぷり摂取するという条件で糖質を厳しく制限してタンパク質量を1日に体重1kg当たり0.7g程度まで減らしても運動さえしていれば筋肉量は維持できるようです。(こたろうのブログのsaikoさんのコメントを参照して下さい。)これは腎臓病食のタンパク質量なので、ここまで制限するのはなかなか難しいですが、痩せすぎないようにインスリンロードをできるだけ減らすのが健康にいいのかもしれません。

OGTさん、解説と紹介ありがとうございます!

インスリンロードはインスリンの出やすさを表す数値ってことですね。

自分はケトン値はほとんど気にしていないのですが、逆にインスリンがどの程度出てるかを知るのにケトン値測定が使えるなら、目安としてだけでもありがたいですね。

色々試してみようと思い始めました!!

はじめまして。
私は昨年9月から山田悟先生がテレビに出演されているのを見て糖質制限をはじめ、(始めはゆるい制限でしたが面倒ですぐにスーパーに切り替えました)もう半年になります。
その間、江部先生のブログ(これはまだ読破出来ていません)やカルピンチョ先生のブログ(これはコメント欄もすべて読破!)で勉強させていただき今に至っております。
おかげさまで、今までカロリー制限をし続けて(1日1000kcal以下)いるのに太り続ける事から脱出出来ました
今はたくさん食べていながら体重は減って、とても元気です。
そして、頭は以前よりもスッキリ働いているように思えます。

今まではコメントを特にしなかったのですが、今回(まぁ今回に限らずですが)コメントしたのには理由がありまして。
なかなかわかっていただけない方がいたとしましても、その回答を意味を持って糧にする人間がいる事を知って頂きたかったからです。
私は今回の回答を見てさらに勉強になりました。

先生のブログの読者の皆さんはみんなそうであると思いますが、 なんでこんな質問をするのかなー?と思いながら見ていて、先生も真面目に答えなくてもいいのにーなんて思いながら見ている事でも実に真面目に回答しているコメントを拝見し、さらに勉強させて頂いている次第です。

お忙しい中大変だとは思いますが、尊敬申し上げておりますので、時々でも記事を更新していただけると嬉しいです。

ちなみに私は48歳。
体脂肪率は36%から29%になりました。

>・・・そもそも、AGEって味噌とか醤油に山ほど入ってますよね。
チャーハンでも焼そばでも焼きおにぎりでもプリンでも、がっつり入ってますよね。


醤油のような調味料のAGEは微々たる分量です。醤油をがぶ飲みする人はいませんし、いやなら他の調味料にすればいいだけです。ちなみみ、ここで挙げられている食材に肉をいれてないのはなぜですか?そもそも炭水化物よりもAGEを大量に含んでいるのは、高温で調理された肉なんですよ!そう、糖質制限の信奉者が大好きな唐揚げやステーキです。プロセスチーズも目玉焼きもそうです。

「糖質制限」は糖質にしか注意していないから、AGEの塊を大量に食する人が出てくる。新興宗教化しているMEC食を実践している人達は毒の塊のような食事を毎日続けていて、「体に良い」と連呼している。異常だと思います。

いつも楽しく読んでいます。

今回の一連の流れを必死に理解しようとしながら勉強しております。

たんぱく質とインスリン分泌の関係はグルカゴン抜きには語れないように思いますが、タンパク質摂取で血糖値が上昇するかどうかは、1人ひとりの体質によって違うので、自分はどうなのかをSMBGなどで確認するのが一番で、単純な一般化はできないのではないでしょうか。

糖尿病・糖代謝異常の改善から「糖質制限」は始まったように記憶しておりますが、「代謝異常」の病態は多様で、繰り返しになるかもしれませんが、インスリン分泌の問題だったり、グルカゴンの調節異常だったり等々、改善方法はケースバイケースなのでしょう。

それよりも今後(厳格な)糖質制限を否定するのにつかわれそうな「ケトン食の否定」は、否定する側にとってはもろ刃の剣になってしまうように思うので、「よほどのエビデンス」がない限り、使い方をお気を付けになった方がよいのかもしれません。
ありていにいえば、ケトン食は「難治性小児てんかんには有効のようだが、(ケトン食は)バカになる可能性がある」、しかも健常人にとってはエビデンス不足、という「 」内のもの言いや、「糖は脳の唯一の栄養源」という理屈が「透析患者は自業自得で保険を使うな」といった元アナウンサーのような乱暴な意見に思えます。

個人的にはとても大問題だと思いますが、証拠やエビデンスが不足だと「リスキー」と捉える方もいるのは事実で、ゾーンダイエットのような「緩い糖質制限」の方がよいというのも1つの生き方ではあります。

ただ、カルピンチョ先生や江部先生のご見解を読む限り、血糖値スパイクもAGEsも脂肪の異所性沈着のリスクも「緩い糖質制限」の方が起こりやすいように思います。

>あなたのコメントは今後掲載いたしません。

今後ではないですね。この投稿より前に私が投稿したものは、複数あるのに、私の投稿は一つしか掲載されていません。

「相変わらず返信の量が膨大」とありますが、先生の返信が膨大で、いろんな論点を含んでいるので小分けにしただけですが。

>カルピンチョ先生

お返事恐れ入ります。

スマホとPCの両方で見ており、HSGさんのおっしゃっていることは、MECとその食材がお嫌いなんだなぁ、ということと、でも「緩い糖質制限」だと、カルピンチョ先生の「マイルドな(中等度の)糖質制限で脂肪摂取が増えるとかえって危険かもしれない」にドンピシャで、HSGさんの危惧されることが起こるのじゃないかと思いました。

分かりづらくて申し訳ございません。

カーコさんに激しく同意致しますm(__)m

先生に対してほぼ同じ事を思ってました。私は上手く表現できなかったので嬉しかったです。

しかし、糖質制限て頭スッキリしますよね\(^_^)/

カルピンチョ先生
ご無沙汰してます。
何やら最近大変だったようですねぇ(今でも水面下で大変なんですかね?・笑・・・ごとじゃないか、すみません)。他人事ながら(ちょっと)イライラしたのは修養が足りないっすね。
夏井先生曰く、
『糖質制限を知ると、2割の人は「面白そうだからやってみよう」と反応し、8割の人は「ご飯を食べないなんて、何か起きたらどうするんだ」と否定します。前者は「ご飯を食べないでいて,何か起きたらまたご飯を食べればいいだけ」と簡単に考えますが,後者は「何か重大な異常が起きたらどうする」と考えます。だから,両者は相容れません。』
・・・なんですねぇ。いや〜、最近の一連のコメントを読むとよくわかるわぁ〜。ほんまに。

江部先生も仰ってますよね。「どのような食事療法でも合う合わないがあります」って。
「糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです」って。合わないなら止めりゃいいじゃんね。
人は頭でっかちになるというけど、自分の身体で感じよ、と思うんですけどねぇ。
糖質制限等々するにせよ、しないにせよ、所詮自己責任ですよね。自分の身体がどう感じるかですよ。そこを信じてダメならやめればいい。
なんだか最近、頭が悪くなったと感じるなら、それが糖質制限が原因だって感じるなら止めりゃいいじゃん、ウダウダ言わずに。少し糖質を取った方がいいと思ったらとればいいじゃん、ね。こういうことを、「自己責任の下に」っていうんじゃないのかな?
人によって何がいいのかはわからないですよね。

アゲ(AGE)だかサゲだかわからないけど、真摯に科学的な根拠をもって先生が話をしているのに、そこにキチンとした反応が無いちゅうのも・・・なんだかなぁですね。

ウチの反抗期の息子が、何やら突っかかって「ディベート」にて(?)反抗してくるのですが、所詮「我意」屁理屈なので「アホか〜」なんですよ。
身内ならねぇ〜付き合いますがねぇ。糖質制限がイヤなら、ダメだと思うなら、静か〜に止めていけばいいんじゃないかと思うわけです。
決めたんだったら、四の五の言わず自分の信じた道を行け・・ってね。
私ら(セイゲニスト)は体調がいいのでやってるんですから、この道を行くよってね。これも自己責任だ。

今宵も結構飲んでますが、すみません。品格に合わないコメントでしたらご削除ください。

ひっ跳べ

カルピンチョ先生

前回のコメントを掲載していただきありがとうございます(酔っ払いの戯れ言と思われずに嬉しかった・笑)。

(昼行灯の)科学者としてこう言うのはナンなんですが、発表論文もミソクソですよ(ご存じと思いますが)。
三大紙のNature・Cell・Science等の有名雑誌の掲載論文も裏話を聞くと、アクセプト(受理)させるためにいろいろな話が漏れてきます(捏造論文研究に関しては、いろいろ関わっておりました)。
だから、きちんと評価されていない論文のデータをもっていろいろ「ものを言う」ことは危険かと思っております。
その点、教科書まで出るデータに関しては(まあ教科書を書き換える発見もありますが)まずは信用できますよね。
この点を素人に「知れ」というのは酷かと思いますが、カルピンチョ先生へのコメントの中で出てくる論文(?)ですが、「それは大丈夫なの?」と思ってしまいます。読んでおりませんが。そのデータはホンマかと。
騙されてはなりません。

科学者でも、都合のいいデータを選び出してつなぎ合わせるというのはよくあることです。これは、捏造ではないので、個人的には複雑ですが。

こんなことを書くと不安に思われる方もお出ででしょうが、やはりきちんとしたデータで物事を捉えて説明される方が信用がおけます。
糖質制限の世界であれば、自らを実験台としつつ広く情報を集めておられる江部先生であり、夏井先生であり・・・そして、カルピンチョ先生であると思います。

ひっ跳べ

初めてお便りします。
スーパー糖質制限をはじめてはや参ヶ月となります。
はじめて壱ヶ月ほどたってから、
睡眠障害(夜中3,4回の中途覚醒及びトイレ。。。)
ドライマウスにさいなまれております。
そこで、検索したところ、パレオダイエットというサイトで
ドライマウスがあるとの書き込みをみたのですが・・・
上記の症状につき、内科及び泌尿器科ともに異常なしでした。
このまま続けても大丈夫でしょうか、、、
ただ、さすがに中途覚醒はしんどくて、昼間仕事中は睡魔との戦いです。トリプトファン、グリシン、マグネシウム等睡眠によいとのサプリはかなりためしておりますが、いっこうに改善しまん。。。
糖質制限とは無関係ならばよいのですが、なんせ、始めてから出現した症状なので、困惑しております。
アドバイス頂ければありがたくよろしくお願い申し上げます。

カーコさん能天気な独女さんに拍手を送ります。
自分の思いを上手く表現出来ない文才の無さを恨めしく思っておりました。
引き続き頑張りますとの先生の言葉に安堵致しました。

こんばんは。本格的に春となりましたね。

年中飲んでますが、言い訳にも事欠かない季節で嬉しい限りです。

さて、やっとサイリウムを手に入れ、生おからの使い勝手に感動しつつ日々楽しく糖質制限を実践してます。

佐々木カルフさんやプーカプカさんのブログを参考に自分の現状を分析し更なる血糖コントロールに励んでおります。


いやー、ほんと食いしん坊だな、と(笑)

結局、炭水化物がここまで我々の生活に根付いたのって、早い、安い、上手い‼

なんだろな。糖質制限は苦にならない。

でも、手間がかかる。おにぎりやらサンドイッチやらパスタやらコンビニやファーストフードにどれだけおせわなってきたのでしょうね。

子供の頃は兄妹全員アトピー持ちでしたので母は食事にはとても気を使ってくれていました。

私たちはスナック菓子を食べたかったし、炭酸飲料を飲みたかった。

でもよっぽどの事がなければ食事もおやつも手作りでした。

今は感謝ですね。

しかし、糖尿病患者が減らない、悪化、透析や合併症発症の増加を考えるとやはり新しい対策として糖質制限がこれからの日本を救うと思っています。

そのためにご尽力されている先生を大変恐縮ですが同志と(すみません(T-T)怒られちゃう)思って日々ブログチェックしております。


さて、空腹時(午前中の)血糖値が高いので、皆様のブログを参考にいくつか実践しております。

まずは飲んだら(飲まない日ないけど)寝る前に水分を取る。最近サボってた。

朝は少しでもお腹に入れる。コーヒーとタバコで出勤してたので。
インスリン君が出なくていいと思ってるのかもしれないし。

会社のおやつ。皆はケーキ、私にはチーズを買ってくれたりしてます。


ありがたやー。ではまた\(^_^)/

おはようございます。

昨日は酔っ払いの勢いで大変失礼な事を…

申し訳ございません。訂正させてください(>_

先生や諸先輩方を師と仰ぎ、精進致します。

ご無礼をお許しくださいませ( ̄▽ ̄)ゞ

カルピンチョ先生

釈迦に説法とはこのことで・・・失礼しました。
査読や審査もされるんですか・・・・・凄いなぁ(尊敬)。

ところで、振られた話題に食いつきますが(笑)、山田悟先生は戦略なんでしょうかね。
糖尿病学会の専門医・指導医という立場でまだお若いこともあるし(保守派の大御所陣と比べてですが)、ボコスコにされないように、でもご自身の知名度を上げつつ徐々にこちら(糖質制限側)に寄ってきている感じですね。最近はケトン体に関しても軟化しているようですし。

江部先生は、その当たりのことを分かっていらっしゃるのか(ご性格でしょうか)好意的に受け取っていらっしゃる感じはありますが、夏井先生やたがしゅう先生は結構批判的なコメントをブログで見かけることがあります。

まあ、七人の侍じゃないけど(古っ!)、いろいろな方々が臨床で糖質制限を実施研究され、「俺は頭が悪くなったんだけど、もう糖質制限なんてやらねぇ」という方にも、ちゃんと指導できるようになればいいですねぇ。

ひっ跳べ

カルピンチョ先生、ご返信ありがとうございます。

あの質問は先生にではなく、HSGさんに対してのつもりでした。
でもOGTさんが示してくれたページで少し頭の中が広がりました。

何にしても、先生にすべてを求めるものでもなく、そういった情報があるならば、もう少し何かしらハッキリさせることが出来るのだけど、と思って書いておりました。

ですので、今後もこれまで通り、先生の情報発信を楽しみにしております。

几帳面なご返信、いつもありがとうございます。

カルピンチョ先生

コメントありがとうございます。
山田先生にはそういう経緯があったのですね。
空気が読めるのか読めないのか少々分からない点もありますが(笑)、いろいろな先生方が、直球あるいは難癖のある変化球で勝負していただき、相変わらずの重鎮の方々を打ち取っていただきたいと思います。
その頃には、糖質制限が主流になっていればと。

先生のご活躍もお祈りします。

ひっ跳べ

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私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


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