ビタミン・ケトン療法 癌と糖質とミトコンドリアの話をしてみよう
「がんは糖質を好むので、きびしい糖質制限をすればがんの増殖を抑えることができる」
そういう考えはかなり以前からあります。
糖質制限ががんの増殖を抑えることに関する臨床治験も多数、論文報告されています。
有名なものでは脳腫瘍のgliomaの治療に関するものですね。
最新のレビューは以下です。
Crit Rev Oncol Hematol. 2017 Apr;112:41-58.
Role of ketogenic metabolic therapy in malignant glioma: A systematic review.
Winter SF1, Loebel F2, Dietrich J3.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28325264
1995年の症例報告から始まって、小規模ながら何度も臨床研究がなされてきました。
gliomaの治療の分野では大変期待されている方法の一つです。
「ketogenic diet glioma」でPubMed検索していただければ、誰でも簡単にその事実にたどり着けると思います、よっぽど検索能力が低い方なら話は別ですが。
という明白な事実はあるものの、
すべてのがんにこれを適用できるのかどうか?
そこはまだわからないのです。
ここでも質問コメントなどで話題にしてきましたが、もう一度、私の考えを述べますね。
<糖質制限単独でがんの増殖を抑え込めるのか?>
私自身は
「糖質制限単独で癌を完全に抑え込むのは究めて難しい」
そのように思っていましたし、今でもそう思います。
なぜならば、がんというのは腫瘍が大きくなってくれば中心部の栄養環境が悪くなり、厳しい環境で耐え抜く遺伝子変異を持ったがん細胞が台頭してくるからです。
糖質大好きながん細胞の塊の中心部に、ケトン体やアミノ酸大好きながん細胞が出てきてしまったら抑えきれません。
たとえば肺がんの診断基準は直径が3㎝を超えるかどうかでステージが1aから1bに変わります。
どちらもリンパ節や遠隔転移がないにもかかわらず、ステージ分類が変わるのです。
経験的に直系3㎝を超えると肺がんの予後が悪くなることが知られているが故のステージ分類だと思います。
つまり新たな能力を獲得したがん細胞が出てきやすいのがこのサイズであるということを現しているのだと思います(これは私の推測です)。
ということで、以下のように考えていました。
1.ごく初期のがんの塊であれば「糖質大好きながん」がほぼすべてを占めているので、きびしい糖質制限を続けることで完全に抑え込めることがあるかもしれない。
(近藤誠先生のいう「がんもどき」とは、がんであることを知った患者さんが食事に気を配ってたまたま糖質制限に近い食事になった場合に消えたのではないか?)
2.末期のがん(上述の悪性の脳腫瘍)であっても糖質制限(ケトン食)が腫瘍サイズ縮小や増殖の抑制など、効果的に作用するものがあるのは確からしい。
(これに関しては最近、「糖質制限(ケトン食)が効かない癌の特徴」の研究論文で面白いものがあったのでまた紹介します。)
3.糖質制限(きびしく)はがんを持っている人が必ずやっておくべき食事スタイルではあるが、それに頼らず総合的に(手術・抗ガン剤や放射線治療も選択肢に入れて)治療に取り組むべきである。
今でも「糖質制限単独」で考えた場合、基本は上記の通りです。
ところが、昨年の秋から、ちょっとだけ考えが変わりました。
2016年の10月に宗田レディスクリニックの宗田哲男先生の紹介で、友愛病院の水野雅登先生の講演を聴く機会がありました。
そのときに少し聞かせていただき、それから水野先生のFacebookやブログで詳しく話を聴き、
「糖質制限(ケトン食)+ビタミンC」
の持つ「癌を抑え込む可能性」について目から鱗が落ちる思いをしたのです。
<ビタミンCはがんを抑え込めるのか?>
最近、Cancer Cellという一流の科学研究誌にビタミンC点滴ががんの治療に有効であるという報告がなされました。
O2?? and H2O2-Mediated Disruption of Fe Metabolism Causes the Differential Susceptibility of NSCLC and GBM Cancer Cells to Pharmacological Ascorbate
http://www.cell.com/cancer-cell/fulltext/S1535-6108(17)30062-4
メカニズムを中心とした話なのですが、患者数は少数ながら臨床研究も追加されていて、その有効性も確認されています。
詳しい解説はこちらの日本語でのニュースに記載されています。
ビタミンCによるガン治療
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20170407-00069621/
上の解説の中でも触れられていますが、ビタミンC点滴ががん治療に有効であるという臨床報告は多数あります。
上の記事の文章を引用しますと
「このビタミンCを細胞保護剤ではなく、抗がん剤として使う可能性についても、私の学生時代から有名なライナス・ポーリングらにより提唱されていたが、メカニズムが明らかでなく、医療現場では賛否両論が並存し、結局ほとんど浸透しなかった。
ところが最近になって、ビタミンCの大量点滴療法がガン細胞の抑制に効果を示す臨床研究が続々報告されはじめた。しかし、安心してこの治療を利用するためには、ビタミンCがガン特異的障害作用を発揮するメカニズムの解明が必要だった。
臨床先行でビタミンCの抗がん作用が再評価が進んだおかげで、ようやくトップジャーナルにもそののメカニズムについての研究が発表されはじめた。 」
とあります。
この記事の中でも触れられていますが、ビタミンCががんに効くのか効かないのかという話も、歴史は古いですね。
1970年代にビタミンCががんに効くというライナス・ポーリングらによる論文(50例+100例の末期がん患者での症例報告)が出ました。
その後、大規模臨床検査が二回行われ、ビタミンCはがんの治療に何の効果もないと否定され、医学界から抹殺されました。
(実はポーリングらの方法はビタミンCの点滴で、この大規模臨床検査はビタミンCの経口投与で行われたので投与されたビタミンCの血中濃度が全く異なるのですが)
その後もポーリングらはビタミンCががんに効くという主張は変えていませんし、治療を続けています。
ポーリングらの主張に従うように、高濃度ビタミンCによるがん治療を実践しているクリニックが日本にもたくさんあります。
希望する患者がいて、実際に満足する結果を得ている人がいるから今でも続いているのだろうなとは思っていましたが、その効果がすごくあると聴く機会もなかったので
「ビタミンC点滴で癌を抑え込めることはあっても、ごく稀なできごとなのではないか。」
そのように私は思っていました。
で、この二つの話をつないでくれたのが友愛病院の水野雅登先生だったのです。
<水野先生のビタミン・ケトン療法>
2016年10月23日に宗田哲男先生と水野雅登先生の講演を聴きました。
宗田先生は2型糖尿病治療における糖質制限の劇的な効果と、妊産婦の症例検討で明らかになった妊娠中の血中ケトン体の話など、書籍にされている内容が主でした。
いつもながらわかりやすいものでした。
水野先生の一つ目の話は、いかにしてインスリン治療中の糖尿病患者さんのインスリン投与量を減らすかということに関して、どの薬をどの程度使うかという具体的な話でした。
どちらも明快な主張で、わかりやすかったです。
で、もっと驚いたのは糖質制限とビタミンC点滴を組み合わせると、多くの症例でがんの縮小を認めたというものでした。
それも、従来なされているような大量のビタミンC点滴でなくて、かなり抑えた量でも十分に効果的だというのです。
それはなぜか?
ややこしいのですが、簡単に書くと、
1.がん細胞は嫌気性解糖系の利用によるエネルギー産生を優先して増えていて、ブドウ糖が大好き。ミトコンドリアを介したエネルギー産生経路はあまり使わない。
→したがって、食後高血糖になるような食事はがん細胞を増やすが、厳しい糖質制限をしてケトン体をメインエネルギーにすると増えにくくなる
2.ビタミンCは細胞に取りこまれると過酸化水素を産生する。正常細胞ではそれを抑え込むことができるが、がん細胞はその酵素の発現が低い。
→したがって、高濃度ビタミンC点滴を行った場合、正常細胞は傷まないががん細胞は過酸化水素(活性酸素)にやられて死んでしまう。
3.ビタミンCは構造がブドウ糖と似ているので、糖質制限している担癌患者がビタミンC点滴を受けると、がん細胞は喜んでそれを取りこむ。
→したがって、「糖質制限+ビタミンC点滴」はがんの増殖を抑えてがんを死滅させる効果が高い。
となります。
これを詳しく、でももっとわかりやすく説明されている水野先生のアメブロ記事群(YouTube動画含む)が以下になります。
最初の記事の文章を引用しますと
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2016-11-18 05:00:07
テーマ:癌、ビタミン・ケトン療法
「ビタミン・ケトン療法」
爆誕しました。
「パラダイムシフト好きの外科医」先生と、私とで同時期に始めた治療。
これが、2人で話す内に、だんだんハッキリと形になりました。
で、名前がないと呼ぶ時に面倒なので、私がネーミング。
さらに藤川 徳美 先生も強力に理論的な根拠を構築。
治療も3本柱なら、創始者も3人です。
「パラダイムシフト好きの外科医」先生は、癌末期で全く食べられない患者さんを、ビタミン・ケトン療法によって、2週間で退院、という成果を出しました。
私は胃癌末期の患者さんをビタミン・ケトン療法によって、CTと胃内視鏡で見て、明らかに縮小させる、という成果を出しました。
どちらも、従来治療では死を待つだけの状態でした。」
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これだけではなんだかわからないですね(^▽^;)。
一番わかりやすい動画がそろっているのがこの記事です。
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ビタミン・ケトン療法のミニ講座!
2016-12-19 23:57:09
テーマ:癌、ビタミン・ケトン療法
ビタミン・ケトン療法
のミニ講座、アップしました。
内容は5例目までとなっています。
・・・以下略
http://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12230175552.html
記事内の動画のurlはこちらです。
ビタミン・ケトン療法 3分講座、その1
(ビタミン・ケトン療法の効果のしくみ)
https://youtu.be/QIijr902fus
ビタミン・ケトン療法 3分講座、その2
従来治療との比較(バオバブ・モデル)
https://youtu.be/RcEolwCYDnk
ビタミン・ケトン療法 10分講座
症例報告まで含めたフル動画バージョン
https://youtu.be/BRCmpSMrvto
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上の動画を見ていただくのが手っ取り早いです。
ビタミンC+糖質制限(ケトン食)の話はビタミン・ケトン療法の中の一部です。
さらに、この治療法に関する様々な意見を記事として提示されています。
癌、ビタミン・ケトン療法の記事(45件)
http://ameblo.jp/naikaimizuno/themeentrylist-10099845483.html
で、このようなビタミン・ケトン療法の治療は水野先生の友愛病院でも受けることができますし、他にも全国の複数の医療機関で実践されています。
どの医療機関でそれが行われているかはこちらのFacebookグループに情報があります。
ビタミン・ケトン療法グループ
https://www.facebook.com/groups/vktherapy/
近くに該当する医療機関がなくても、糖質制限をうたっておられる医療機関であれば問い合わせしてみるのも一つの方法かと思います。
<もう一度2017年4月に発表された最新の論文の内容を水野先生の話と比較>
上でも紹介したCancer Cellの論文ですが、メカニズムについて説明して、さらに臨床研究が付け加えられていると書きましたね。
その内容について、解説した日本語の記事から引用してみます。
「詳細は省くが結果を要約すると以下のようにまとめられる。
ガン細胞ではミトコンドリアの酸化的代謝が上昇し、スーパーオキシドアニオンラジカル濃度が高まる。このラジカルにより鉄代謝が阻害される結果、蛋白複合体から離れたフリーの不安定な鉄分子のレベルが上昇する。このフリー鉄がビタミンCに働いて酸化を促すことで、さらにフリーの鉄のレベルを上昇させるサイクルが動き始める。こうして上昇を続けるフリー鉄と過酸化水素が反応すると、ハイドロオキシラジカルの産生が上昇し、細胞が障害されることになる。
この効果は、ガンでもともと活性酸素やフリー鉄のレベルが上がっているために得られる効果で、なぜがん細胞だけでビタミンCが活性酸素のレベルをあげる作用があるのかをうまく説明している。一方正常細胞ではフリーな鉄のレベルが低いため、ビタミンCの寄与は低く、上昇した活性酸素を十分処理することができるため、細胞障害はおこらない。
実験は十分納得出来るもので、Scienceに発表された論文より一段と理解が進んだと言って良いだろう。 」
・・・要約でも十分詳しいですね(笑)。
「ガン細胞ではミトコンドリアの酸化的代謝が上昇し、」つまりがん細胞のミトコンドリアの機能は正常細胞と異なる。
ここのところが最大のポイントになります。
(逆に言えば、ミトコンドリアの代謝機能が正常細胞と変わらないがん細胞があれば、それはビタミンC点滴には抵抗性があるわけです。)
さらに、この論文の臨床研究の内容についてみてみましょう。
「最後にこの研究では少人数のグリオブラストーマ患者さんに大量のビタミンC投与治験を行い、患者さんは高濃度のビタミンCの点滴に十分耐えることができ、これまでの文献から期待される抗がん剤と放射線治療以上の効果が得られることを示している。
臨床治験については、コントロールを設けた治験ではないため、新たに治験を進める必要があるが、グリオブラストーマの患者さんの50%生存期間が2年、一部の患者さんは4年近く生存するのを見ると、期待が持てる。基礎と臨床が橋渡しされた優れた研究と言って良いだろう。
最後に付け加えておくと、ビタミンCは全て点滴で投与しており、なんと60g以上投与する必要がある。この濃度は到底経口では到達できない。とはいえあまり強い副作用は出ていないことも驚く。
メカニズムは急速に明らかにされている。ぜひもっと多くの患者さんを使った治験が進み、この安価な治療が普及することを期待する。」
・・・素晴らしい結果ですし、この論文で書かれている内容と水野先生が昨年から主張され、自分の病院で実践されている結果とどちらも希望の持てるものです。
ビタミン・ケトン療法の方がビタミンCの投与量に関して言えばずっと少なくて済むわけですし、おそらく最終的な治療成績は水野先生の病院のビタミン・ケトン療法の方がすぐれているだろうと私は思いますけれども。
2016年10月に水野先生からビタミン・ケトン療法の話を聴き、
2017年4月にこの論文の存在を知った時には、
「自分の頭で考える町医者の科学的思考と実践の方が世界最高峰の一流誌の論文の先を走っている。」
「患者さんにとっては一流誌に掲載された論文が医学界全体のコンセプトとなるのを待つよりも自分が受けられる目の前の医療の方が大事だな。」
それを確信しました。
なんといっても癌の治療に関わることですからね。
ただし、私の意見を何度も書きますが、ビタミン・ケトン療法単独がベストだとは思っていません。
これが通用しない腫瘍細胞もいるはずです。
基本的には糖質制限とビタミン摂取を軸にするにしても、情勢次第で抗ガン剤も含めてあらゆる手段を用いて総力戦の持久戦で臨むべきだ、がんとの付き合いはそういうものだと私は思います。
<なぜこの記事を書いたのかの理由>
で、最後になりますがこの長い長い記事を書いた理由です。
2017年4月から掲載しているヘルスプレスでの記事でこの話題「糖質制限とビタミンC投与ががん治療に使えるか」について触れました。
「糖質制限+ビタミンC」は「がん」の新たな治療法となり得るか?
http://healthpress.jp/2017/07/post-3067.html
2000字から3000字で書くという字数制限と、スマホで読む一般読者にわかりやすいように書いてほしいとの前提条件もあり、たくさんのボリュームを何とかまとめた形ですが、わかりやすく書けたつもりでおりました。
癌に対する私の持論も書きました、総力戦で臨むべきだと。
ところがこの記事に対して、イギリスで栄養学の疫学研究をしている学者さんが噛みついてきました。
「糖質制限+ビタミンC」は「がん」の新たな治療法となり得るか?
http://healthnudge.jp/11973
ひどいですよ、私のことを信用してはいけない医者だと明白に言っています。
あげくには世にはびこる不確定な医療情報の代表のように書き、厚生労働省や公衆衛生学会と一緒になって糾弾するかのような物言いですね。
この方及び運営サイトを威力業務妨害・名誉棄損など法的に訴えることができないか検討・・・と思ったけどやめました。
おかげで記事が注目していただいたし、私のことを知っていただく機会も増えたので感謝すべきかなと思えてきました。
それで、読者さんや患者さんに選んでもらえばいいんですよね。(^◇^)
しかしまあ、この方の論文検索能力が低いためか、臨床の世界をまったく知らないためか、事実を誤認されている部分(まさか故意にやってないと思いたいですが)もあり、まあ仕方ないかなと苦笑もしながら読ませていただきました。
で、ひょっとしたら、この栄養学研究者さんの記事を読んで不安に思われている読者の方がいらっしゃるかと思ったこともあり、この記事を書いた次第です。
私がどのような経過とどのような気持ちでヘルスプレスのあの記事を書いたのかについて明らかにしておきたかったのでこの記事を書かせていただきました。
今回の私の記事を読んで、
それでもやはりあの栄養学の疫学の専門家さんが書かれていることが正しくて、私の方が間違ってると思われるのであれば、それはそれで致し方ありません。
どうもお騒がせいたしました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
こんばんは。
またまた、興味深い内容をありがとうございます。
知人に肺がんが見つかり大変参考になりました。
糖質制限はすすめているのですが、反応は悪く(^_^;)
ビタミンCですか……
入院したり治療にとらわれてQOLが低下することをすごく嫌がってるのです。
その人らしいと言えばそうなんですが。
情報提供だけはしてみようと思いました。
ありがとうございます。
>能天気な彼女さん
>糖質制限はすすめているのですが、反応は悪く(^_^;) ビタミンCですか…… 入院したり治療にとらわれてQOLが低下することをすごく嫌がってるのです。
・・・そういう方に無理にお勧めされない方がいいと思いますよ。情報提供だけで正解だと思います。
みんな、自分の健康に関することですから、様々な情報に触れながら、自分の頭で考えて自分で選択するのが正しい思います。
いろんな方法はあっても、その人が重要であると思うQOL(何に価値を見出すかは人それぞれです)を重視して、選んでもらえばいいと思います。
いつもブログのアップ、楽しみにしています。
私も去年の10月から10ヶ月、糖質制限をして87キロから75キロに減量(継続中)しました(BMI29→25)。それと昨年末からココナッツオイルと、ビタミンCの摂取を積極的にしています。その結果か、わかりませんが、ここ1ヶ月で首と脇の下にあったイボ(懸垂性繊維種)×5個が、ポロポロと取れました。良性とはいえ腫瘍の一種イボが取れてビックリしています。
せっかく素晴らしい記事をお書きになったのに
その後に御苦労が発生して本当にお疲れ様です (^-^:
まだまだビタミン・ケトン療法が知られていない事も残念ですけど
知らされていない患者さん方が糖質たっぷりのお食事やスイーツを
召し上がっている状況も悲しくなります
健康や命よりも
そんなに糖質が大切なのでしょうか
又、今は健康でいらっしゃる方にも是非
糖質制限で病気の予防をする事の大切さを知って欲しいと思います
何とも失礼な栄養学の疫学の専門家さんですこと。
南アフリカのDr.Tim Noakes(世界のローカーボ界で評価されている教授)が、ラジオの健康相談で健康的なダイエットとしてLCHFを勧めたら、南アフリカ栄養学会(旧来の栄養指導)が、医者は栄養指導してはいけないと噛み付いて、訴訟を起こした件を思い出しました。もちろん教授は勝ちましたが、もう南アフリカ栄養学会は世界中に恥を晒したようなものですね。栄養学の世界ではこのように過剰反応を起こす傾向があるようです。
>基本的には糖質制限とビタミン摂取を軸にするにしても、情勢次第で抗ガン剤も含めてあらゆる手段を用いて総力戦の持久戦で臨むべきだ、がんとの付き合いはそういうものだと私は思います。
←膵癌で母を失くした私はがんになったらそういう治療を受けたいと願っております。先生、頼りにしてますので、何とぞよろしくお願いします。
>ぽん酢(糖質OFF)さん
コメントありがとうございます。
>私も去年の10月から10ヶ月、糖質制限をして87キロから75キロに減量(継続中)しました(BMI29→25)。
・・・いいですね!とてもスムースです♪
>ここ1ヶ月で首と脇の下にあったイボ(懸垂性繊維種)×5個が、ポロポロと取れました。良性とはいえ腫瘍の一種イボが取れてビックリしています。
・・・これは私も劇的ではないけれども経験しています。アクロコルドンが首や瞼にあったものが縮小して、瞼のものは消え、首のものはかなり小さくなりました。
ときどき誘惑に負けて糖質を摂取しているカルピンチョですから、それで首のものは消えないのかな。。。もう少し厳しくやってみよう←
>みいさん
あのようにからんできた彼は理工学部を出て科学雑誌の編集者(あのBMJ(笑))をしている方で、医者でもなければ臨床畑で働いている人でもない。
そういう人が拙い論文検索の結果だけであれだけ上から目線でものを言うのですから、よっぽど糖質制限がお嫌いなのでしょうね。
論文検索ぐらいはちゃんとやってからものを言ってほしいものですけどね。
> 知らされていない患者さん方が糖質たっぷりのお食事やスイーツを 召し上がっている状況も悲しくなります 健康や命よりも そんなに糖質が大切なのでしょうか
・・・中毒ですよね、体も心も。
そうやって糖質中毒を作って病人を作ることで今の栄養学は成り立っているのかと思うと、なんともはやです。
>ルバーブさん
>南アフリカのDr.Tim Noakes(世界のローカーボ界で評価されている教授)が、ラジオの健康相談で健康的なダイエットとしてLCHFを勧めたら、南アフリカ栄養学会(旧来の栄養指導)が、医者は栄養指導してはいけないと噛み付いて、訴訟を起こした件を思い出しました。
・・・そういうことがあったのですね。
ヘルスナッジのあの記事を書いた人はそもそも前提条件として掲げた事実が間違っているのですから、書いてることが論理的に破たんしています。
それは文献検索能力が低かった(笑)ということで済むのですが、その後のタカビーな物言いがねえ。
ああいう人が厚生労働省や医療政策に物を言える立場にいるとしたら、この国が糖質制限を認める日は当分こないのかなと思いました。
>膵癌で母を失くした私はがんになったらそういう治療を受けたいと願っております。先生、頼りにしてますので、何とぞよろしくお願いします。
・・・ありがとうございます。なんとか開業して、野にあって一人一人の命と向き合う診療を進めていきたいと思います。
始めまして、糖質制限初めて半年ぐらいになります、みなさんの中ではまだ初心者レベルかと思います
糖質制限の効果は、すぐ現れて7キロ減、BMI25程度に落ち着いています、なにより気分が良いのがありがたいです。
糖質制限にはそれなりに苦労(特に外食w)がありますが、先生のブログを拝見しながら勇気づけられ、微力ながら友人関係にも知識共有をしてきて、少なからず良い成果がでてきている人もおります。
この方、そもそも喧嘩売る相手のことを調べる能力すらないように思いますね。ヘルスナッジでの、先生は文字通り氷山の一角でしょうし、その膨大な裾野がこのブログなんだと思います。
先生のバッググランドはともかく、このブログでの公正たろうとする態度や、チャーミングな記事w、素人には驚くような文献調査能力を見たうえでのイチャモンとはとても思えません。
あえて言えば有名税・・なんでしょうか?
ともあれ、ここは私をはじめ多くの読者が心より応援していることをお忘れなくと申し上げるのが一番ですよね♪
>クレルさん
はじめまして。
> 糖質制限の効果は、すぐ現れて7キロ減、BMI25程度に落ち着いています、なにより気分が良いのがありがたいです。
・・・よかったです、なんといっても若返りますよね、気持ちの上でも髪の毛なども♪
外食は型にはまったランチからしか選べない時にちょっと苦労しますが、そのうち、お昼はあまり食べなくても平気になってくるのでぜひ継続されてください。
>ともあれ、ここは私をはじめ多くの読者が心より応援していることをお忘れなくと申し上げるのが一番ですよね♪
・・・ありがとうございます。はい、そういう言葉をいただくとにわかに元気になります←単純
ヘルスプレスの記事もせっせと書かなきゃ←遅れているらしい(;^ω^)
初めてコメントさせて頂きます。
早速噛みついてきた噂のエビデンスバカについ笑ってしまいました。
利権も絡むのでしょうが、患者を薬漬け、マスタードガスで殺すだけで救えない既存医療はまぁこんなものでしょうね。エビデンスがないなら、じゃあ研究しないのか、と。
自分は糖尿病ではない上に医療関係でもありませんが、ダイエットのため一年以上糖質制限→糖質一日20g以下を続けた結果、持病がすべて消失してしまい、結果人体実験マニアとなってしまいました。今は断糖高タンパクでメガビタミンやっております。
すでに証明された事実(ウソも多いですが)よりも覆す理論や未知の分野にこそわくわくします。頭の良い研究者の方ほどそうだと思ってたんですけどねぇ……糖質制限界隈を見ているとどうやらそうでもないらしいですね。
ケトン体で癌にならない(癌を成長させるのは糖質のみ)ということに関しては今後何十年もかけて証明していかなければならないと思っておりますが(死ぬまでに癌にならなくとも悪魔の証明となりますが)、とりあえず脇や股間にたまにできていたしこりみたいなものは全くできなくなりましたね。これだけで癌に対する恐怖が激減し、癌になったらなったでビタミンケトンで人体実験したいと考えるようになりました。
若い頃肥満の病弱だった為、事故って唇の上が裂けてもラップ張って3日で完治、徹夜しても全く眠くならない、水分だけで何時間も運動し続けられる、蚊に食われても数分で腫れかゆみ消失、が故逆に自分の体じゃないみたいで恐ろしいですが。
流行の鉄分に関しては糖質制限してもお湯飲んでもヘム鉄飲んでも筋トレしても35度台だったのが3日で36度台に上がり、失血しなければ36度台を維持できるようになりました。
糖質制限、ケトン体、鉄過剰、メガビタミン、危険だと思っている人はエビデンスが出るまで待っていれば良いと思います。その前に糖質や薬漬けで体ボロボロにならないと良いですが。
長々と失礼しました。無益なエビデンスバカは無視して今後のご活躍を期待しております。
コメントに対するお返事を拝読していました
「なんとか開業して」とのこと^^
ご執筆、ご出版、そして開業に向けて
ご予定が沢山おありで益々お忙しくなられる事と思いますけれど
これから真夏本番
お身体にもお気を付けて頑張って頂きたいと思います
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます^^
お久しぶりです。
いつも切り口のいい文章で惚れ惚れいたします。
ところで、開業するのであれば、既存のドクターが超閉鎖的で(糖質制限なんて思考回路に組み込まれてないようなドクターばかりです。友達が糖尿病になったのですが、相変わらずカロリー制限薬づけ至上主義で頭悩ませてました。)人口あたりのドクターが全国平均をかなり下回っている、我が「原発県」へ!
放射能のけんでかなり参っている方も多いですので是非先生の明るさと賢さで県民を元気にしてください。
出産できる医院もかなり減ってしまい、困っている友達も多いです。よろしくお願い申し上げます。
いつも楽しくアタマを鍛えさせてもらっています。
58歳の男性で、それなりの糖質を始めて3年ほど経ちます。
その間、イロイロと勉強して「糖質制限+ビタミン点滴」や、「糖質制限+ナイアシン+鉄剤補給」などにたどり着きました。
これらは以前からあった分子整合医学に、「ケトン体中心で大丈夫!」という新たな知見が加わったものと理解し、これからの普及や発展を大いに期待するところです。
ところで質問です。
藤川先生の発信する情報を得るために始めたフェイスブックなんですが、癌の専門医である勝俣範之先生が、繰り返しビタミン点滴を「トンデモナイ詐欺」と批判しています。また大須賀覚という別の専門医が、8月5日の記事で「糖質制限で癌をなんとかするなんて、高額の免疫療法と同類のインチキ以外の何ものでもない」と述べておられます。
分子整合医学誕生のいきさつからして、引用文献がどうのこうのというという「オマエはインチキだ!」「オマエこそ現実を知れ!」のような、延々と続く「鍔迫り合い」には興味はないのですが、気になるのは大須賀先生の記事にある「焼肉屋」のたとえです。
今回のカルピンチョ先生の記事とも重なる部分もあるようですが、導き出される結論には大きな違いがあります。
お忙しいところ申し訳ないですが、できれば一読いただき、コメント頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
開業に向けてご検討されているとのこと。嬉しく、大変心強いです。
>野にあって一人一人の命と向き合う・・・
先生の様なお医者様に是非とも診て欲しいものです。(糖質制限を始めて5年半になります。低糖質生活のおかげで今のところ夫婦共々元気に過ごしております)
2年前に妹を乳がんで亡くし、以降がんについても還暦をとうに過ぎた固い頭で色々と調べました。
自分の結論として「ビタミン・ケトン療法しかないのではないか。積極的に標準治療を受ける必要は無いのではないか」と思っていたところでしたので、今回の記事は大変参考になりました。
医学知識が無いのでちょっと難しかったですが、何度か読み返してみようと思っています。
執筆なども含め色々とお忙しいと思いますが期待しております。
>鶴田さん
コメントありがとうございます。
>気になるのは大須賀先生の記事にある「焼肉屋」のたとえです。 今回のカルピンチョ先生の記事とも重なる部分もあるようですが、導き出される結論には大きな違いがあります。 お忙しいところ申し訳ないですが、できれば一読いただき、コメント頂ければ幸いです。
・・・一読してという、具体的な参照先を教えていただけますか?
鶴田さんが読むべきだと思っている情報がいったいどれであるのかを私が検索して探してどれである蚊を判断することから始めるのは時間の無駄かと思いますので
いつも有益な情報を発信して頂き、ありがとうございます。時々(医療とは無関係)職場の同僚を捕まえては先生のお話を受け売りして、煙たがられてはいますが……^_^
高濃度ビタミンC点滴、興味があり、いくつか調べました。これ、理想的には毎日、あるいわ、少なくとも週3〜4回する必要があり、しかも、保険適用外なので、チョット高額…「最新の科学に基づいた」なんとか療法ほどではないですが、一般人が続けるには、やや金銭的ハードルが高いですね。命にかえられないとはいいますが、家族のQoLもありますから。それと、防腐剤が入っていない 高濃度ビタミンCは日本では作ってないので、入手するには、ある特殊法人を経由する必要があって、微妙な利害関係も見え隠れするようです。それに比べ、糖質制限は格安。少食になり、しかも、元気になります。なによりも、食材は、近所のスーパーでOK。ゆうことなし。糖質制限が庶民を救う(^_^)。
この、高濃度ビタミンC療法は、点滴に時間がかかるので、ある程度高額になるのかもしれませんが、これ、保険対象になって、「ポート」を埋め込んで、自宅ででも出来るようになれば、いいとおもいますが、ビタミンCでは特許がとれないので、今更、多額を投じて臨床しようなどという日本の医療機関や製薬会社はないとかもいわれているとか。
先生!なんとかならんでしょうかね。(**)/
>A lucky boyさん
どうもみなさん、誤解されているようですが、ビタミン・ケトン療法と言った場合、それを提唱されている新井先生や水野先生の話で根幹をなすのはケトン体高値を以下にして保つかです。
ビタミンC点滴は強力な武器ですが、なにがなんでもなくてはならないというものではなくて。
https://ameblo.jp/naikaimizuno/theme-10099845483.html
>理想的には毎日、あるいわ、少なくとも週3〜4回する必要があり、しかも、保険適用外なので、チョット高額…「最新の科学に基づいた」なんとか療法ほどではないですが、一般人が続けるには、やや金銭的ハードルが高いですね。命にかえられないとはいいますが、家族のQoLもありますから。
・・・それはおっしゃる通りですね。PD-1をブロックするあの薬も年間3500万円ぐらいかかりますから、私もとても受けることのできない治療方法です。金のないものは最新医療は受けられないという状況です。(日本以外の多くの国では全く当たり前の話ですが)
また、ヘルスプレスでも本記事中でも書いていますが、私の考えではビタミン・ケトン療法はあくまでもがんと戦う総力戦の一つであり、お金がない場合はそれなりの戦い方をするしかないと考えます。
>それに比べ、糖質制限は格安。少食になり、しかも、元気になります。なによりも、食材は、近所のスーパーでOK。ゆうことなし。糖質制限が庶民を救う(^_^)。
・・・はい、上のリンクをよく読んでみてください。ケトン体高値がこの治療方法の主体であり、そこにビタミンの内服も組みあわせます。
>それと、防腐剤が入っていない 高濃度ビタミンCは日本では作ってないので、入手するには、ある特殊法人を経由する必要があって、微妙な利害関係も見え隠れするようです。
・・・これ、そうみたいですね、私はかかわっていませんが、今後どう考えていくのか。他の手段がなければそれを使うしかないと思いますけど。
>これ、保険対象になって、「ポート」を埋め込んで、自宅ででも出来るようになれば、いいとおもいますが、ビタミンCでは特許がとれないので、今更、多額を投じて臨床しようなどという日本の医療機関や製薬会社はないとかもいわれているとか。 先生!なんとかならんでしょうかね。(**)/
・・・そうなるためにはそれこそ他人の報告したエビデンスいのちの疫学者さんが納得するような大規模前向き臨床試験が5年以上とか必要でしょうから、あと5年ぐらいは無理だと思います。残念ですが。おっしゃる通りにそもそもビタミンC点滴を推し進めることで利益を得る人(あるいは国)がいなければ大規模臨床試験には誰もお金を出さないはずですから、いつになるやら。医療費が削減できるという点では財務省は注目するにしても、医療・製薬業界の儲けにならないという点では厚生労働省は興味がわかないでしょうしねえ。ザッカ―バーグあたりが個人資産を投資すればありうるかもしれませんけど、金持ちができないこの国ではブレイクスルーはきびしいかなあ。
で、そういうことを言っていてもしかたがないので、できる範囲で開業医などが希望者に協力していくという形しかないでしょうし、受ける人は自分の頭で考えて、自己責任で判断できる人だけだと思います。
今の世の中、このように簡単にたくさんの(最新の玉石混合の)情報にリーチできて、それを実践することもできますが、そこになにもかもを期待する(安全性と効果を大規模臨床試験のデータ付きで担保してほしい、国が補助を出して安くしてほしい、理屈の分からない人でも医療にゆだねてうまくいかなかったら文句が言えるようにしてほしい)と、やはりひたすら待つしかないでしょうねえ。残念ですが、このようなお答えしかできませんです。
ともかく、上に紹介したリンク先と、本文中で紹介した水野先生のアメブロをよく読んでみてください。
藤川先生の本もお奨めです。
>笹身さん
コメントありがとうございます。
書いていただいたこと、まさしく私自身も経験したことを含んでおり、自分の体でやってみると糖質制限や鉄やビタミンの効果ってよくわかりますよね。
エビデンスがないから言うべきでないって、じゃあ、「エビデンスがあるから言っていいよ」というご託宣をどなたからいただくまで何も言ってはいけないっていうことかと笑えます。
一般人はバカじゃないですよ。
真実がどこにあるかを見抜く力は誰に出もありますし、自分の頭で考えて、自分の体で試してみればすぐにわかります。
それで違うと思えばやめればいいだけの話なのだし。
あの方も、エビデンスで保証されるまで口にするのさえ禁じるべきだという中国の言論統制みたいなことを本気で言ってるんでしょうかねえ、本気なんでしょうねえ、彼の心の根底に
「一般人は自分で情報を咀嚼できないバカだから自分のような学者が絶対安全だと思った情報以外に触れさせないようにして守ってやらねばならない。」
というパターナリズムが潜んでいるような気がしますね。
返信が遅れてしまい申し訳ないです。
当該の記事は、フェイスブックです。
大須賀覚というドクターの8月5日の記事です。
よろしくお願いします。
>みいさん
ありがとうございます、尻をたたかれないと動かないので自分で叩きながら頑張ります。
>きりこさん
おひさしぶりです。
>既存のドクターが超閉鎖的で(糖質制限なんて思考回路に組み込まれてないようなドクターばかりです。友達が糖尿病になったのですが、相変わらずカロリー制限薬づけ至上主義で頭悩ませてました。)
・・・新しい知識を仕入れて、それの裏まで取って理解しようとするのには労力を使います。また、私も臨床に復帰してみて毎日8~9時間の外来に取り組んでみましたが、50~60人と真剣にお話するとけっこう心身ともに疲労しますので、仕事が終わってから頭を使いたくない臨床医の気持ちもわかります。一方的には批判できないなあ。今となっては。
>人口あたりのドクターが全国平均をかなり下回っている、我が「原発県」へ! 放射能のけんでかなり参っている方も多いです
・・・福島県であれば新井先生がいらっしゃるではありませんか。といっても福島県は広いから、会津周辺の方以外は受診しにくいのですかね。
私は関西で医者をやろうと思って関東を離れて引っ越してきましたので、この地で頑張ります。オンラインで応援できることだけ頑張らせていただきますね。
>鶴田さん
大須賀覚という名前のFacebook所有者が何人もいるのでけっこう時間がかかりました、次回からはリンクを貼っていただけると助かります。
さて、該当の8月5日の記事の焼肉屋のたとえですが、私がこの記事の中で書いているのと全く同じお話ですし、ヘルスプレスの中でもその旨を書いています。重なる部分もあるどころの話ではありません。
この記事で言えば冒頭の段落です。
<糖質制限単独でがんの増殖を抑え込めるのか?>
の部分ですね。
何度もきちんと読んでみてください。
鶴田さんは私の記事をよく読まずにコメントされているのだなあと、ちょっと残念でした。
>今回のカルピンチョ先生の記事とも重なる部分もあるようですが、導き出される結論には大きな違いがあります。
・・・私も「糖質制限単独」で抑え込めるとは思っていませんが、厳しい糖質制限にビタミンなどの栄養補給を組み合わせて「ビタミン・ケトン療法を実践することで癌の増殖の勢いが衰えた実例」を水野先生や新井先生の講演でいくつも見せていただいています。
記事中に水野先生の動画のリンクも公開していますが、それは視聴されましたか?
糖質制限ががんに効かないと主張する先生がたは糖質制限ががんに効くかどうかの臨床実践はしてないで批判するだけでしょう?
私は水野先生の実践例を見たからこそ、衝撃を受けたのですし、「糖質制限単独」ではなくて「ビタミン・ケトン療法」の可能性に注目したのです。
そのことを時間をかけて記事にしたのに、その一部だけを削り取って大須賀さんのFacebookの記事と対比させるのって全く残念。
大須賀さんのFacebookの記事の下の方を見ましたか?
「もう一つ大事なことは、多くの栄養素はがん細胞だけでなく、正常細胞も利用しています。焼く肉店を潰せば困るのはやくざだけではありません。他の正常細胞も困ってしまいます。現実に糖質制限などすると、栄養不足で体自体が悲鳴をあげてしまいます。」
これがもう、根本的に間違ってるでしょう?
そういう前提で話をされている方なんですよ。
何度も書きますが、私は
糖質制限単独で癌を抑え込める、とは思っていません。
ただし、
ビタミン・ケトン療法のような複合技であれば可能性が見出せる、と思っています。
また、私は「きびしい糖質制限しても何の問題もない」と思いますし、糖質制限もやってます。
大須賀医師は「糖質制限すると体が悲鳴を上げる」と思いこんでいる人です。実践したことないとしか思えません。
その辺の違いも念頭に置いた上で比較していただけたらと思います。
糖質制限を批判する医師たちって、いまだに自分ではやってない人たちばかりです。
たとえば、ビタミン・ケトン食をありえないと根本的に批判するのであれば
「手術や放射線治療、抗ガン剤などの標準治療のみで糖質制限しないで自由に食事をさせた症例」
「手術や放射線治療、抗ガン剤などの標準治療に加えてビタミン・ケトン食の食事をさせた症例」
それに差がないことを示すべきではないかと思うのですけどね。
>sugさん
コメントありがとうございます。
>糖質制限を始めて5年半になります。低糖質生活のおかげで今のところ夫婦共々元気に過ごしております
・・・糖質制限生活もだいぶ長くなってきましたね。実践しないで批判だけする人が多い中で、実践し続けるものだけが得ているであろうメリットをこれからもしっかり活用されてくださいね。
>2年前に妹を乳がんで亡くし、以降がんについても還暦をとうに過ぎた固い頭で色々と調べました。 自分の結論として「ビタミン・ケトン療法しかないのではないか。積極的に標準治療を受ける必要は無いのではないか」と思っていたところでしたので、
・・・妹さん、お若いのに残念でしたね、その分、しっかり健康に生きられてください。
さて、私も「ビタミン・ケトン療法」はがんに向き合うときの基本だと思いますが、それ単独で抑え込めるとは思いません。
あくまでも食事・栄養摂取の基本がビタミン・ケトンであり、抗ガン剤含めてすべての可能性を考慮しながらがんと向き合うべきだと考えています。
なぜならば記事中でも書いていますが、鶴田さんのコメントにあった大須賀医師も書いていますが、
がんはいくらでも変容します。糖質制限すれば糖質がなくても生き延びることができるがんが増えるだけです。
ただし、そこにビタミンC点滴やビタミン栄養補充も組み合わせれば癌を抑え込める可能性は高くなると考えます。
あくまでも複数の治療方法の一つとしてビタミン・ケトン療法を私は考えますし、副作用がほとんどないことを考えれば癌と戦うための「基本戦術」だとは思います。
しかし単独で必ず勝てるほど、がんは甘くないと私は思います。
お返事ありがとうございます。
>しかし単独で必ず勝てるほど、がんは甘くないと私は思います。
このお言葉をベースに、これからも色々と情報を集めていこうと思います。
糖質制限だけではなく、幅広い健康情報を期待しております。
>匿名こと鶴田さん
ですよね?
>>しかし単独で必ず勝てるほど、がんは甘くないと私は思います。
このお言葉をベースに、これからも色々と情報を集めていこうと思います。
・・・鶴田さんのコメントに対してかなりしっかりと返信したつもりですし、鶴田さんの要望に従って大須賀さんのFacebookも読んで鶴田さんが疑問にされている問題点について答えたつもりですが、それへの返信がこれだけですか?
> 糖質制限だけではなく、幅広い健康情報を期待しております。
・・・すでに糖質制限以外にもいろいろ書いているつもりです、よかったら過去記事やコメント、コメントへの返信もよく読んで見られてくださいね。
>>匿名こと鶴田さん
>ですよね?
このコメントは私です。
名前を入れ忘れたようです。
大変、申し訳ありませんでした。
今後、気をつけます。
>sugさん、鶴田さん
たいへん失礼いたしました。
「しかし単独で必ず勝てるほど、がんは甘くないと私は思います。」
これは確かに、私がsugさんへの返信で書いた文章でした、申し訳ございません。
私も今後、気をつけます。
Dr.カルピンチョ先生
>この方及び運営サイトを威力業務妨害・名誉棄損など法的に訴えることができないか検討・・・と思ったけどやめました。
とのことですね・・・心中お察しします。
最近、名誉毀損のニュース記事がありました。下記につけます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/itokazuko/20170816-00074490/
今回の件、糖質制限のサイトを運営する人にとっても、人ごとではない、と思います。
今後とも、良い記事をアップしていただきますよう、
お願いいたします。
>ゲールさん
情報をありがとうございます。
なるほど、あの疫学者さんは間違った事実を前提に私の記事を批判しているのですから、法的に対処できるのかもしれませんね。
少し考えてみますね。
丁寧な返信を頂いており、有難うございます。
水野先生のブログも拝見しており、がん治療に唯一無二の絶対的な治療法は今のところない、というのは理解しているつもりですが、絶対的な治療法がない故、状況が許す限り、あれもこれもやってみたいというのが人情でもあります(..)。そんな背景で、先の発信をさせていただきました。有難うございました。
趣旨は若干変わりますが、高濃度ビタミンC点滴の効果を厚生省が認めるか否かと同様な意味合いで、とりあえずは日本国政府に「糖質制限が国を救う」こと理解してもらうことが重要と、一庶民として思ってます。
何しろ「糖質制限」が老若男女すべての国民の健康状態を改善して、莫大な医療費の削減どころか仕事遂行効率と生産性を飛躍的に向上させ、さらに健康寿命を延ばすことによって少子化による生産人口の激減を低減することができるのですから(あちこちからのコピペですいません)。また、今やすべての年代に蔓延しているキレ易さや引きこもりなどもきっと糖質の過剰摂取が悪さしてますよね。まさに「禁断の食材」。
有難うございました。これからも拝読させていただきます。
敬具
>ALuckyBoyさん
こちらこそ、丁寧な返信恐れ入ります。
>とりあえずは日本国政府に「糖質制限が国を救う」こと理解してもらうことが重要と、一庶民として思ってます。
そうですね、現在文部科学大臣を務めておられる林さんはご自身が糖質制限で生活習慣病と肥満からカムバックされて健康になられた方なので、その重要性はよく理解されていると思います。
しかし農林水産大臣の時にはあまり主張されている感じがしなかったので、いろいろと抵抗勢力が政府ないにも多いのだろうなと。
今後、もしかして厚生労働大臣を経て総理大臣になられたら、日本の糖質制限は大きく前進するのではないかと期待しています。(^◇^)
カルピン超先生。
厳しい糖質制限虚しく、術後ほぼ一年後、再発転移発見ですね。胸水播種。取れないので、自動的に腫瘍内科で化学療法に移りました。ケトン体、アミノ酸で生き延びている強いガンがいたようです。基本は、厳しい糖質制限と標準治療ですが、様子を見ながら高濃度ビタミンc点滴の選択もありますね。総合的アプローチです。やって見なければわからない。もちろん、主治医は、補完や代替に無関心ですから、せんたくは、自己責任です。あ、この間、先生の話題に出ていた水野先生のお話きいてきいてきました。
c点滴関連の情報更新もありましたら、よろしくお願いします。
敬具
>無記名の術後再発転移発見さま
そうですか、厳しい糖質制限をしていても抑えきれませんでしたか。
(術後の化学療法はされなかったのですか?)
残念ですが、「厳しい糖質制限と標準治療」の総合的アプローチが奏功することを祈っております。
論文で出ている話で医師は既知の話題だと思いますが、ゆっくり生存している癌の幹細胞はケトン体で生きながら得、それが幹細胞から次の分化段階に移って増殖が盛んになると糖質を主なエネルギーとするというコンセプトはあります。
その場合の幹細胞をたたくにはアドリアマイシンが有効であるというin vitroの実験結果が報告されて、実はアドリアマイシンはケトン体エンジンをブロックする抗ガン剤であるという考え方が提示されています。
それで考えると、あくまでも理論上ですが、今回の無記名さんの再発転移の胸膜播種がケトン体エンジン主体に使うものであった場合、アドリアマイシンを組み合わせた化学療法が有効である可能性はあります。
その場合、もちろんですが化学療法中は糖質エンジンを回して正常細胞を維持する必要があるので化学療法の点的にはブドウ糖を入れるべきだと思いますし、アドリアマイシン使用中は糖質摂取もするべきです。
あくまでも、理論的にはそうなるということですが。
これ、書かなきゃいけないと思ってそのままにしていました、記事できちんと書きますね。