現代人は一年中、冬眠前の熊なのです。
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何故か全国的にブレイクしている熊本のゆるキャラの「くまもん」。
仮装・変装/パーティグッズ/キャラクター パジャマ♪パンダ 着ぐるみ /きぐるみ/フリース地...
そして、この前残念ながら新生仔が亡くなりましたが、大熊猫こと、ジャイアントパンダ。(画像リンクに関するクレームは受け付けません(*^_^*))
食が満たされている熊たちはお腹がぽってり出た可愛らしいキャラクターとなっています。
では本当に野生の熊がこんなにぽっちゃりふくよかかというと、そんなことないですよね、基本的にはいつもお腹を空かせて痩せています。
でも、野生の熊もほんの一時期、お腹に脂肪をたくさん貯めてぽっちゃり太って見えてくることがあります。
それは晩秋、冬眠前の時期ですね。
この時期に熊たちは食べこめるだけの食べ物を食べて、どんどん脂肪を蓄積して冬越しに備えます。
冬の間は基本的に冬眠して、何も食べないので、体脂肪をたっぷりため込んで、それをエネルギーとして少しずつ消費することで春までなんとか過ごす必要があるのです。
では、秋深い山の中で熊たちはいったい何を食べて体脂肪を増やしているのでしょうか?
秋に野山にたくさん実っているものと言えば、柿や蜜柑といった果物、どんぐりなどのナッツ、野原の草の実などの穀物などですね。
一年中手に入るものではない、秋にだけたくさん手に入る植物の種子の周辺についた糖質や脂質が大事な大事な冬籠り前の食べ物です。
それらを一気に食べることで、熊には体脂肪がどんどん増えていきます。
自然は熊たちに冬籠りのための果実や穀物を秋にまとめて提供してくれているのですね。
(もちろんそれは植物側の「種をつなぐための」戦略でもありますが。)
我々人間の身体も、実は冬眠前の熊のような仕組みを持っています。
果糖は摂取してもすぐにエネルギーとして使われることはなくて、基本的には体脂肪に変換するようにできています。
冬の前に手に入る貴重なエネルギーは基本的に脂肪に蓄えて、のちに訪れる冬の食糧難に備えるのですね。
ところが、われわれ現代人の食生活は、農耕文明や冷蔵技術の発達のおかげで、一年中、豊富な果物と穀物に囲まれています。
野生の熊だったら秋にしか手に入らない果糖とでんぷん質、一年中好きな時に好きなだけ食べていますね。
穀物に至っては精製の技術を磨きあげて糖質とタンパク質だけを消化しやすくした形でさらにさまざまな調理法を開発して本来のものよりもはるかに美味しく、一年中食べれるようにしています。
いわば、一年中、「冬眠前の熊のみに許されたはずの食生活」ができるようになっているのが現代のわれわれの食卓なのです。
そんな食生活はどんな体型をもたらすか、わかりますよね。
あちこちの動物園で話題になった「メタボ熊」や「メタボ猿」、無制限に糖質豊富なえさを食べれる環境に置かれた彼らは簡単に醜く太ってしまいます。
一年中冬眠前の熊のような食生活を提供された我々もまた、簡単にお腹のぽってり出た暑苦しい「メタボおやじ」になれるというわけです。
女性に人気の可愛い「くまもん」にはなれたらいいんですけどねえ。
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スポンサードリンク 2012年7月16日 13:07 スポンサードリンク
と、いう事はどんぐり等をたっぷり食べた秋のイノシシが
美味しいように、人間サマのお肉は年中美味しい状態に
成り下がっているという事、なんでしょうかねえ?
でもこれって道具を発明できちゃう人間の負の側面の
結果なんでしょうきっと。保存が利く穀物類を豊作・不作
関係なく大量生産・大量備蓄できる体制を発明してしまった。
さすがに季節はずれの果物は高くて買えませんが、
コメなりパンなら年中同じ値段で売ってるもんなぁ。
穀物類の過剰摂取は人間に害悪だから、必要量以上の
余剰品はすべて蒸留してお酒にして流通させるという
法令でも出来たら楽しいのですが。
でも過剰穀物を牛に食べさせてアヤシイ霜降り肉を
造るよりはマシだと思います。グラスフェッドでない
家畜類というのは、遠回りして糖質をたっぷり摂取
しているのと似ているような気も・・・・・・。
>おにくやさん
はい、おっしゃるとおりに、脂肪肝やさしのたっぷり入った肉をお持ちの歩く高級食材な中高年男性は大勢いらっしゃるように思います。
そういう人の脂肪の香りが良いかどうかはともかくw