糖質制限でバストアップ(糖質摂取と女性の皮下脂肪からスピンオフ)
胸の大きさを決めるのは、皮下脂肪ではありません。
乳腺細胞とその周囲の脂肪細胞の量だと考えられています。
この量の多い少ないに大きな影響を与えるのが
1.遺伝による体質
2.思春期の生活習慣
3.食生活
です。
http://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AVenus_de_Milo_Louvre_Ma399_n4.jpg
1.遺伝子
これに関して言えばどうしようもない、変えようがないことなので、ありの~ままで~♪ お願いします。
2.思春期の生活
これも、今さら取り戻せないわよ、と思う人が多いとは思うのですが、一応、大事なことなので読んでおいてください。
2a.成長ホルモンがきちんと分泌されていたかどうかということがけっこう重要です。
運動を定期的にして、規則正しい睡眠がとれていたかどうか、夜遊びしていなかったかどうかが大事で、これがおろそかだと思春期の乳腺細胞成長は妨げられます。
2b.思春期の女性ホルモンの分泌も重要で
これも月経が安定してくるような子の方が胸はすくすくと育ちやすいと理論的には言えます。
乳腺細胞の増殖は「成長ホルモン+エストロゲン+プロゲステロン」で促されると考えられていますから、規則正しい生活をしていた、ちゃんとタンパク質や脂質を必要十分に食べていた「成長ホルモン+卵巣の女性ホルモン」で刺激されている人の乳腺細胞の増殖は活性化されていたはずです。
これ、知識として踏まえておいてください。
3.食生活
さて、食生活ですが、30代以降の女性がバストアップするなら、私的なお勧めはやはり糖質制限です。
糖質制限すると、内臓脂肪が多い方や、脂肪肝気味の方の上昇していたインスリン抵抗性が改善します。
脂肪肝が改善するので肝機能も正常化する人が多いです。
インスリン抵抗性が正常に復し、肝機能も改善すると、何が起こるか?
生理に関連するトラブルも改善する人が少なくありません。
インスリン抵抗性の増加と肝機能の低下は卵巣機能にブレーキをかけるからです。
これは多嚢胞卵巣症候群の人の諸症状の改善にメトホルミン内服が有用であることからも確からしいことだと考えています。
つまり、糖質制限をしばらく続けていると女性生殖系の機能が改善して来る可能性が高いのです。
30代~50代でも改善します。
その点で、やはり基本は糖質制限です。
そして糖質制限すれば必然的に脂質摂取量が増えます。
大部分の日本人女性は摂取カロリーのことばかり気にしているので、必要十分な脂質が摂取できていない方が少なくありませんが、糖質制限すれば自然に必要量が摂取できるようになります。
脂質はステロイドホルモンの原料であるともいえますので、これは女性ホルモンの安定分泌に重要な食生活の変化となります。
・・・と、ここまではいいでしょうか?
そしてさらに、もう少し掘り下げます。
って長すぎるので次の記事へ
⇒ 乳腺細胞を発達させる植物由来エストロゲン様物質
ちなみにこの記事は
からのスピンオフです
スポンサードリンク 2015年4月22日 01:15 スポンサードリンク
先生、なんてグッドタイミングな…じつは先ほど、糖質制限を始めてちょうど3か月経つので全身のボディサイズを測定してブログに載せたんですけど、体重は不変・ウエスト3センチ減・バスト1.3センチ増(アンダーバストは測っていませんが明らかに減ってる)でした♪
体重ばかり気にするより、サイズが大事ですよねやっぱり。
あらためて糖質制限ってすごいなと思いました。
>みさこさん
いい感じで進んでますね~。
そうそう、重さじゃなくてスタイルが大事ですよね。
筋肉が落ちたら意味ないですしね。
これもまた記事書いてみますね。
体組成計だと突然体水分量が変化して、体脂肪率もいきなり2%上昇とかよくあります。
ダイエットでは科学的な数値の変動を追うのも大事だけど、一番大事なのは鏡を見ることだってよく言いますよね。
ちなみに、また血糖値の定時測定始めました。
色々わかって面白いですね…お金かかりますけど…^^;
んでわかったこと…
「チーズ(糖質:0.4g)」と「茹でた全卵(糖質:0.9g)」は血糖値をほとんど上げないw
けど、単純な糖質量だけでは決められない要素もあるっぽい。
特にプロテイン製品は1食あたり、どれだけ血糖値を上げるかって検証はほとんど行われていないけど、コレが意外とバカに出来ないかもしれないってことは指摘しておきます。
ヘタすると糖質1gに対して10mg/dl以上の上昇を誘発する可能性も!!
冷静に成分表を見ると、33gあたり炭水化物が3.3gって・・100g換算では10gで、かなり高糖質食品ですよね?
コレを考えると、筋肉の増量とかを考えた場合、卵を1つ食べるほうが、もしかしたら、ずっと効率が良いことになるかもしれない…
追加で、定時血糖値の測定でわかったこと…書いときます。
・RIZAPのプロテインに限らず、プロテインの血糖値上昇率は糖質1gに対して10mg/dlを超える場合もありうる。
なので、タンパク質の摂取には、1食あたり茹で卵を2つ余分に食べたほうが血糖値管理的には適切かも知れない。
・プロテインに限らず、血糖値の上昇率は必ずしも糖質の量には比例しない。(おそらくインシュリン分泌量の多少で変わる)
場合によっては糖質量がはるかに多い時のほうが血糖値が上昇しないこともある。
・血糖値が6時間で60mg/dl以上変化すると確実にお腹が鳴る^^;(ちと疑問ですが、お腹がなったら、血糖値が十分に下がってる合図になりうるのかもしれない)
・食事の直後に100m【全力疾走】2本だけで、その後2-3時間は血糖値の下降を加速させる効果がある。(たった5分で終わる)
・更に2-3時間後に100m【全力疾走】2本で同じようにすることで更に効果が上る可能性もある。
・有酸素運動は個人差が大きいかもしれない。
ちなみに、今日の夕食前の血糖値は86mg/dlでした。
これあくまで、私の場合に起きていることですけど…プロテインの摂取は意外と注意を必要とするかもしれません。
>AWC34さん
プロテイン製品って摂取したことがないので気にしてなかったんですけど、子どもが高校生のころに自分の小遣い貯めて買っていたプロテインの成分表を見て、carbohydrateの含有量の高さに驚いたことがありました。
RIZAPはかなり糖質を控えているのでしょうけれども、市販の安いプロテインなんか20%ほどでんぷんを含むのは当たり前みたいですよね。
1960年代の研究で、普通食(一般的な糖質60%の食事)をよく噛んで食べた人は食後血糖の上昇率が速やかだというのがあります。
だから糖尿病の人はよく噛まずに食べるのが良いと(笑)。
プロテインに含まれている糖質も、非常に吸収しやすい状態になっているということですね、おそらく。
>AWC34さん
いろいろ試されていますね。
糖尿病の方で炭水化物摂取でで実験されている方々も、個人差は非常に大きいです。
何を食べるかによっての差も非常に大きい。
>血糖値が6時間で60mg/dl以上変化すると確実にお腹が鳴る^^;
これおもしろい~♪
こういう観点からの体調管理ってこれまでやられていないからいい方法かもですね。
数値には個人差があるにしても、お腹がぎゅうぎゅういうときには血糖乱高下の影響が少なからずある、とかなると、空腹でお腹が鳴ると困る職業(対人の仕事)の人には糖質制限がお勧めということでもありますね。
> ・食事の直後に100m【全力疾走】2本だけで、その後2-3時間は血糖値の下降を加速させる効果がある。(たった5分で終わる) ・更に2-3時間後に100m【全力疾走】2本で同じようにすることで更に効果が上る可能性もある。
食後に全力疾走できる体(筋力というより内臓機能ですね)をおもちなのが素晴らしい。
RIZAPでトレーニングするとそれができるようになるのかな?