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ぼくのおうちのはなし

 
昔、ぼくのおうちは暖かくて楽しかったんだよ。

お父さんは働き者でかっこよかった。

お母さんはいい匂いがして綺麗で素敵だったんだよ。。。

 

 

家の中には煉瓦で作ったりっぱな暖炉があります。

ここで燃やすための薪、お父さんが野山で木を切ってきて、裏庭でまき割りして毎日用意してくれます。

汗をかいて、時間もかかって大変ですが、お父さんは運動のためだといって笑いながら毎日まき割りをしてくれます。


暖炉で燃やす薪は、乾燥していればよく燃えますが、それでもそれほど大きな炎が立つわけではありません。

乾燥しきってないときには炎も小さいので、家全体が温まるのには時間がかかります。

「糖新生」という温め方らしいです。

でも、ほんわかあったかいし、暖炉のそばでみんなくつろいで話をします。

(木にはお肉とか魚とか貝とか昆虫とかいう名前があるそうですが、まきになったら全部アミノ酸と呼ぶそうです。)


まきを燃やして出た煤が家の壁につきますが、毎日お母さんがお掃除してくれます。

お母さんは働き者です、でも、それはお父さんがほめてくれるからだってお母さんは嬉しそうに言ってました。

「おかあさん、毎日よくのろけられるね。」

「まあ、この子ったらもう!」

お母さんはギュッと抱きしめてくれて、笑い転げます。

僕はこの家と家族が大好きです。

 

ときどき、炭を分けてもらいます、秋にもらうことが多いですね。

炭はものすごくよく燃えるし、火力も強いのであっという間に家の中が暑くなります。

暑くなりすぎたら窓を開けるか、火を止めるかしたらいいのですが、火の勢いが強すぎると暖炉やその周りの壁が厚くなって危険です。

(炭には野生の穀物や果実という名前がついていました。)


そんなときにはお母さんがバケツの水を暖炉の煉瓦や壁にかけて冷やしてくれます。

なぜかお母さんもお父さんもそのバケツのことをランゲルハンスくんと呼びます。

水のことをインスリンちゃんと呼びます。

インスリンちゃんはバケツの中にどんどん湧き出してきます、不思議なバケツです。

 


ある日、隣村のお兄さんがいいものをあげるよと言ってやってきました。

山に穴を掘っていたら、燃える石が出てきたそうです。

炭みたいにまっ黒ですが、炭よりももっとよく燃えます、炭みたいな石だからお兄さんは石炭と呼んでいました。

(別名を石臼ひきの小麦粉とかオオムギとかヒエとか古代米とかいうそうです)

あっという間に家の中は温まりますが、暖炉も壁もすごく熱くなるので、インスリンちゃんをかけまくりで冷やします。

ランゲルハンス君も大忙しです。


でも、火と煙が強すぎて、壁や天井にはすすがいっぱいつきます。

お母さんも大忙しでお掃除してくれますが、手の届かない天井はだいぶん黒くなってきました。

白かったカーテンも茶色です。

 

毎日石炭を燃やすようになって、お父さんはまき割りをしなくなりました。

運動が大事だと言っていたお父さん、なんだかお腹が出てきた感じがします。

まき割りもお父さんの健康のためには大事だと思うんだけどな。。。


その一方で、ランゲルハンス君を持ってインスリンちゃんをかけて回るお母さんは大忙しです。

がんばっても頑張っても、石炭の火力のほうが強いので、レンガや壁の熱を冷ますのが大変です。

家の壁はかなり黒くなってきました、そして暖炉の煉瓦にはひび割れが入り始めました。

お母さんは煤の掃除で毎日へとへとです。

お母さん、僕も大きくなったら手伝うから待っててね。

 


それからしばらくしたある日、隣村のおじさんが「燃える水」を持ってきました。

石炭よりもずっと火力が強くて、すぐに温まるそうです。

(別名を精製小麦粉とか白米とかいうそうです、特によく燃える水のことは砂糖と呼んでました。)


確かに、ものすごくよく燃えます。

というか、爆発しそうな勢いで炎が上がり、レンガから噴き出して壁や天井を焼きます。

「こいつはいい、石炭よりずっとおいしい!甘いじゃないか!」

お父さんは大喜びで燃やします、火は暖炉から噴き出して壁に移り始めます。


お母さんがあわててランゲルハンス君からインスリンちゃんをぶっかけますが、なかなか火の勢いは収まりません。

いつも火の勢いを抑えるのに3時間ぐらいインスリンちゃんをかけ続けています。


「ランゲルハンス君がインスリンちゃんを作る勢いが弱くなってきた気がするわ。」

お母さんがぼそりとつぶやきました。

 

全く運動しなくなったお父さんは毎日、日向ぼっこするゾウアザラシのようにごろごろしています。

動くのは暖炉に砂糖や小麦粉を放り込む時だけです。

お腹はパンパンです。


暖炉の煉瓦も真っ黒でひびだらけです。

おうちは確かにいつもものすごくあったかいのですが、真っ黒けに汚れていますし、あっちこっち焦げています。

お父さんがほめてくれなくなったからなのか、疲れたのか、お母さんもあまり掃除しなくなりました。

火を消すのでいっぱいいっぱいだよね。

できれば石油をあんまり燃やさないほうがいいんじゃないかなと思うんですけど。。。

 

ある日、暖炉から噴き出した炎が家に火をつけました。

お母さんは狂ったようにバケツからインスリンちゃんをかけ続けますが、消えません、そもそも、インスリンちゃんもあまり出てきません。

ランゲルハンス君もなんだかぐったりしています。


炎が上がり、とうとう町から消防車がやってきました。

消防車は巨大なホースで大量のインスリンちゃんを家の外からかけて、火を消してくれました。

とりあえず火は消えましたが、家の中は煤で真っ黒だし、壁も熱を持ったままです。


でも、寒くなるとお父さんが暖炉に燃える水をほおりこんで火をつけます。

また激しい炎が上がるのでお母さんがランゲルハンス君で必死に消しにかかりますが、消しきれません。

また消防車を呼ぶ羽目になりました。

 

そういうことが何度か続いたある日、消防署のえらい人がやってきて、指導してくれました。

石油を燃やしすぎるからいけないそうです。

「そうですよね、石炭や石油みたいに火力の強い燃料じゃなくて、昔みたいに薪を燃やせばいいんですよね。」

そう思って聞いていたら、


「燃やす石油の量を毎日きちんと計算して注意して使いなさい。一日1600kcal厳守だ。」

という指導でした。


えええ?

「でも、石油はちょっとしか燃やさなくてもものすごく燃えて高い火柱が上がるんですよ?」

そういったら、

「だから毎日ちょこっとずつ燃やせばいいんだって、わからないガキだな。燃えすぎたら自分ちのランゲルハンス君からインスリンちゃんをかけて冷やせばいいだろう。」

おこられました。 

しくしく(*´Д`)


「でも、うちのランゲルハンス君は疲れていて、インスリンちゃんの出が悪くなってるんです。」

お母さんがそういうと、指導員の人がランゲルハンス君をひったくって、むちでしばきはじめました。

「このなまけものが!働かんかい!」

SU剤という名前のむちだそうです。

具合の悪かったランゲルハンス君は、疲れた体を震わせてインスリンちゃんをいっぱい作りました。


「このむちを置いて行ってやるから、毎日ランゲルハンス君をぶったたきなさい。」

指導員さんはそういって出ていきました。

 

「寒い寒い、寒くて死にそうだ、石油を燃やさなきゃあ!」

セイウチのお化けのように太りあがったおとうさんが暖炉に石油をぶち込んでまた火をつけました。

お父さん、そんなに太ってたら寒くないはずなのに、おかしくなっちゃったの?

(そののち、お父さんは糖質中毒という病気であると判明しましたが、その時はわかりませんでした。)


おかあさんがランゲルハンス君をむちでしばいてインスリンちゃんを出して消火にかかります。

必死で絞り出したインスリンちゃんで火は消し止められました、でも、ランゲルハンスちゃんはぐったりして生気がありません。。。


そんな毎日がしばらく続いたある日、炎の勢いが強すぎて、それとも、ボロボロになった家が燃えやすかったのか、また火事になりました。

消防車がやってきて外からホースでインスリンちゃんをぶっかけて消してくれます。

火が消えるのはいいんですが、窓ガラスは割れてるし、屋根もへこんで、壁も歪んでおうちはボロボロです。


そんな状態なのに、火が消えてすぐにおとうさんは

「さむい~!せきゆをもやすのじゃあ!」

狂ったように小麦粉や砂糖という名前の付いた石油を燃やします。


ふたたびおうちは瞬く間に火に包まれて、またまた消防車がやってきて消してくれます。

もう暖炉は壊れてなくなりました、家そのものでたき火をして、ランゲルハンス君をしばきあげてインスリンちゃんを出して火を消しています。

毎日三回、その繰り返しです。

よく崩れないなこの家。


そして、ある日の朝。

ランゲルハンス君は死んでいました。

インスリンちゃんを一滴も作れなくなっていたのです。。。

お母さんはなすすべもなく立ち尽くしています。

 

その日も、いつものようにおとうさんが暖炉に石油をぶち込んで火をつけて、消防車がやってきました。

ところが、消防車のインスリンの勢いが強すぎたのか、家がボロボロだったのかわかりませんが、消火活動で家の壁が崩れました。


指導員さんがすっ飛んできて消防車の職員を怒鳴り散らします。

「ばかもの!2008年のACCORD試験でインスリンやSU剤で一気に血糖を下げすぎたら死亡率が上がるとわかっておったであろう!HbA1cは7.5%ぐらいでいいんじゃ。」

消防員さんも言い返します。

「でも、先生、HbA1cが7.5%ではこの家の壁はまだくすぶり続けることになりますよ、火は完全に消し止められません。6.0%まで下げたほうが合併症が出ないんじゃ?」

「いいんじゃ、ちょっとぐらい燃えていても、家が放水の勢いで崩れないようにするほうが大事なんじゃ。」

消防員さんも負けていません。

「でも、そしたらこの家の人たちはいつか糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症で苦しむことになりませんか?」

「だいじょうぶ、その前にこの家の寿命が来るから。それにそもそもわしの家じゃないし。」

消防員さん、唇をかみしめて黙り込んでしまいました。

 

僕は思い切って指導員さんに尋ねてみました。

「あの、指導員さん、石油を燃やすんじゃなくて、昔みたいにまき割りをして、薪を燃やす生活をしたらインスリンをぶっかけて火を消さなくても大丈夫なんじゃないですか?」

指導員さんは鬼のような形相で僕をにらみつけました。

そして雷のような勢いで怒鳴りつけました。

「ばっかも~ん!ずっと昔から暖炉では石油を燃やすと決まっておるのじゃ、それが神代の昔から伝わる日本人の伝統食じゃ!」

「え、いや、うちでは最初は薪を燃やしていたんですけど・・・」

「ばかも~ん!わしが石油と言ったら石油を燃やすのじゃ、その日の調整だけに気を付けておったらよいのじゃ、燃えすぎたら消防隊を差し向けてインスリンをかけて消してやるゆえ、言うとおりにしろ!
 それにこの家はもう駄目じゃ、糸球体がやられておるから薪を燃やしたらたんぱく質にやられてつぶれてしまうぞ。」


僕は変だと思いながら、怖いから指導員さんの言うことを聞くことにしました。

指導員さんの言うことがおかしいんじゃないかと思って消防隊の人のほうを見たら、目をそらされました。

何か言いたいのかもしれませんが、こっちを見ないでじっとしています。


あんまり見つめても申し訳ないので、指導員さんの言葉に従うことにしました。

指導員さんは難しい大学を出たとても賢い人だといううわさなので、きっと嘘はつかないのでしょう。

おとうさんも嬉しそうに指導員さんの指導内容を聞きながら、石油を暖炉に放り込む用意をしています。


「しょうがないなあおとうさんは。ねえ、おかあさん。・・・・あれ?お母さん?」

お母さんは干からびたランゲルハンス君を抱えたままで倒れていました。

「お母さん、駄目だよ、がんばってよお母さん、お母さんが倒れたらだれがこの家の中をきれいにしてくれるの?お母さん!」

 

家の中は次第に煤とひび割れでボロボロになっていきました。

そんな家なのに、お父さんは毎日石油に火をつけて燃やします。

家が燃えるのも真っ黒になるのも、消防隊がインスリンをぶっかけて消すのを待つだけです。

 


ある日、僕は目が見えなくなりました。真っ赤になったと思ったら、真っ暗になりました。

すすが僕の目の奥にもこびりついて取れなくなったんだと思いました。

手足の感覚もなくなりました、手足の中にもすすがいっぱいついているんでしょう。


ある日、おしっこも出なくなってきました。

そしたら指導員さんが飛んできて、僕の腕に管を指して、おしっこが出ないと死んじゃうからこれで助けてやると言いました。

透析という魔法だそうです。


「あの、指導員さん、まだ毎日石油(糖質)を燃やさないとだめですか?」

「何度同じことを言わせるのだ、暖炉には石油をぶち込んで燃やす、そしてその勢いをインスリンぶっかけて消す、それが日本人の誕生以来ずっと続いてきた暮らし方じゃ!」

「そうなんですか、死ぬまでだましだまし付き合うしかないんですね、糖尿病の合併症と。」

知らない言葉が口をついて出ました。

僕も頭がおかしくなってきたかな?

あはははh

 


でも、やっぱり変だと思うんです。

・・・確かに昔は、薪を燃やしながら、じんわり温かいおうちで、暖炉の周りでみんなで楽しく話をしていたのになあ。

お父さんもお母さんも元気できれいで、家の中もきれいだったのになあ。


今は石油の煤で真っ黒、ボロボロです。


どうしてこうなっちゃったんだろう?


おかあさん、おとうさん、昔のみんなみたいに暖炉を囲んでゆっくり温まる、楽しいおうちにまた戻りたいよ。

 

でも、もう無理なのかな?

 

がらがら、がっしゃーん!

家の壁や屋根が崩れたのでしょうか、大きな音がして、僕の体は動かせなくなりました。

お母さんのいい匂いではなくて、煤けた家の壁のにおいがします。


大好きだった僕のおうち、もう、君もへとへとだったんだね。

いいよ、おやすみ。

よく頑張ったね。

 


なんか、体が動かなくなってきました。

だんだん冷たくなってきた気がします。

 

・・・これが死ぬってこと?

死んだら、また楽しいきれいなおうちで暮らせるのかな?

みんないっしょかな?


僕は僕のおうちが大好きだったんだよ、あったかい、ゆっくり燃える暖炉がとても好きだったんだ。

汗をかきながらまき割りをしてくれるかっこいいお父さんが大好きだったんだ。

そして誰よりも優しくてきれいなお母さん、大好き。

 


暖炉の前でもう一度、ギュッ!てして。

 

 

 

 

 

・・・・・・おかあさん。


 


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2013年10月 2日 01:08

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コメント(41)

 悲しい話ですね・・・。
私は仕事で、医療要否意見書を見ることがあります。
そこには、簡単に「食事および運動による血糖コントロール不良。薬物療法の必要あり。HbA1c8.0」などと書いてあります。
 どんな食事療法・運動療法を患者に指示したのでしょうか?
 間違った医療は、家族のつらい悲劇を招きます。

>暖炉の前でもう一度、ギュッ!てして。

泣いてしまいました。

すばらしい超大作ですねw
一気に読み切りました。
これはわかりやすい^^

ところで、インスリンはランゲルハンス島β細胞が元気であれば半永久的に作られ続けるものと、普通に理解しています。

ところが、最近あるサイトで見かけたのですが、人が一生の間に出せるインスリンの量には限りがあるような事が書いてありました。
ネットサーフィン中にチラッと見ただけなんで、どのようなサイトだったかも覚えていません^^;

これは、
Ⅰ型のような自己免疫性のケースはもとより、
Ⅱ型の場合、つまりは、今回のお話のケースのような場合に、インスリンの一生の分泌量には限りがあるとの考え方が当てはまるという事なんでしょうか?

正常人においては、何らかのアクシデントで膵臓がダメにならない限りは、インスリン分泌能は半永久的にあると考えて問題ないでしょうか?

頭の隅っこにこびりついてたような疑問を提示しまして、申し訳ありませんm(_ _)m

こんにちは。

これって、「本当は恐ろしいグリム童話」の範疇に思いました。映像にしたらホラーです。

スローな静かな殺人の話しですよね。
今はお化けより人間の方が怖いです。
 
映画なら、途中でヒーローが現れなくちゃいけません。
悲しい結末と分かっている映画を、見たくないですから。

先生の力作、次はヒーローが登場し、主人公は元気に幸せに暮らしましたとさ、の物語を是非お願いします。(^^)。

タイトルからは、最初内容が想像できなかったのですが・・・
うわぁ~、これはきつい・・・。強烈な「寓話」でありました。(-_-;)
4人にひとりが糖尿病もしくはその予備軍という現状からすれば、もはや「自分自身の問題」として、誰もが真剣に受け止めるべき寓話です。


さて、相変わらず米(精白米)を主食として食べることが、日本人の伝統食である、という妄説(>それが日本人の誕生以来ずっと続いてきた暮らし方じゃ!)が大手を振るっているようですが、これに対する歴史的・文化的反論の続編、行ってみようかと思います。サブタイトルは「めでたい時にはなぜ赤飯を食べるのか」(これで話の筋が推測できた方は、民俗学に造詣が深い方と拝察いたします(^^♪)


赤飯を食べる機会とは、どのような時か。例えば祭礼、つまり、年中行事としての季節の節目や、冠婚葬祭などの人生の節目が、その主な機会であろうと思います(最近はコンビニなどで「赤飯のおにぎり」などが普通に売られているので、赤飯を食べることの意味もだんだん薄れているようですが)。

祭礼や冠婚葬祭などの特別な日を、民俗学上では「ハレ(晴)」、それ以外の通常の日を「ケ(褻)」と称します。「ハレ」は「晴れ着」とか「晴れ舞台」といった言葉で、現在も通用していますね。「ケ」は、かつては晴れ着に対して「ケ着」という言葉も使われていたようですが、現在は廃れています。(「ハレとケ」の詳しい内容に関してはWikiの該当項目を見ていただく方が手っ取り早いかと思います。こちらをどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%81%A8%E3%82%B1

先に、「冠婚葬祭」と書きましたが、「葬式(法事)は晴れの日なのか」という疑問もあるかと思いますが、定義としては、「非日常」が「ハレ」とみなされます。


さて、こうした「非日常的」な機会には、普段とは異なる衣服(晴れ着)をまとい、普段とは異なる食べ物を食べる、ということが行われます。正月の餅や、祭礼の赤飯がその代表ですが、いわゆる「めでたい」機会ばかりではなく、地域によっては今日でも、葬儀や法事に際して餅を用意する習慣のあるところもありますし、かつては、葬儀の際に赤飯を食べる習慣のある地域もあったようです。

ちなみに、赤飯は、古代の赤米を模倣したものではないか、という説があります。野生の稲は大半が赤米であり、神事のために赤米を栽培している神社もいくつかあります。もしかしたら、現在の「赤飯を食べる」機会と同様、そもそも「米を食べる」事自体、古代においては「特別な(神事と関わるような)」機会に限定されたことだったのかもしれません。

Wikiによれば「ハレの日には、餅、赤飯、白米、尾頭つきの魚、酒などが飲食されたが、これらはかつて日常的に飲食されたものではなかった。」
そうです。かつては白米も、赤飯や餅と同様「日常的に飲食されたものではなかった」のです。今日、白米が「日常的に」食べられるようになった結果、赤飯や餅が特別な食べ物として位置づけられるようになったと言えるかもしれません。

じゃあ、日常的にはどんなものを食べていたのか。一例としてはこんなものが挙げられるでしょう。
http://www.zojirushi.co.jp/usual/local/02.html
      ↑      ↑
徳島県祖谷地方の郷土料理「蕎麦雑炊」(徳島県も「伝統料理」として、うどんじゃなく、こういうものをフォローすればいいのに・・・・)

おそらく、江戸期の都市部を除いては、日本列島の全域においてはこのような雑穀主体の、精製度の低い食料が「日常の主食」の位置を占めていたのではないでしょうか。


さて、米の飯を食べる機会には、もう一つ大きな「非日常」の機会が存在します。戦争(合戦)です。(じつはこれが、以前のコメントで触れた「庶民が米(白米)を食べる習慣が一般に広まったのは、日清・日露戦争が大きな契機だったのではないか」という推測につながるんですが)←回りくどいなあ(;一_一)


いささか長くなりましたので、続きは次回に。←勝手に連載にするな(・_・)ノ☆(*__))

物語キター!
壊れていくお父さんが怖いです。
しかも最後が切ない!

糖質によって、徐々に徐々におうち(身体)が壊れていくのが良く解ります。
一気にはこないのですねー。だからこそ糖尿病は恐いのか。

やはり、ストーリーがあると引きこまれちゃうなー
私もカルピンチョ先生の記事
「われわれは植物の恐るべき戦略に踊らされている」に触発されて、
「ぼくのかんがえたさいきょうのとうにょうびょうりろん」的なものを
書きかけていたのを思いだしました。
書き上げてみようかな。
その時はぜひ、カルピンチョ先生に読んでほしいです。

こんにちは。

悪の指導員結社「ドクトルズ」かしら。
映画化、絵本化、ゲーム化希望です。

去年観たグリム童話翻案の映画「スノーホワイト」は、戦う白雪姫でしたよ。悪い継母女王軍団と全力で戦うのです。しかも王子に幸せにしてもらうなんて思わず、自分の力になってくれた使用人の狩人を選ぶのです。

スッとしました~。現代女性はそうでなくちゃ。
誰かに(男に?お医者に?)幸せにしてもらおうなんて、時代錯誤な考え方かもしれません。自分も戦わなければ。


先生の物語には続きがあって、主人公にはその後、「死ぬんじゃない、死ぬんじゃない」と、通りがかった白雪姫に言われて、悪の指導員結社と共に戦うのです。

そして、主人公は幸せになるのです。
そうなってくれなきゃストレスたまってかないません。
是非、続編を(^^)。


汗をかきながらまき割りをしてくれるかっこいいお父さん

誰よりやさしくてきれいなお母さん


若い両親と、子供だった頃の自分の記憶がよみがえり、
じんと来てしまいました

ちょっとちがうところで、反応してしまいましたが、
お話は面白く、わかりやすかったです

おっしゃるとおり、燃やして水をぶっかけて消すのと、
はじめから燃やさないのは全然ちがいますよね


別の方もおっしゃっていましたが、
スーパーヒーローが指導員さんをやっつけてくれる次回作を
期待してますよ

わあっ、、
や、やぶへびだったか?
カルピンチョ編集長!その締め切りは、、、きついッス。

きっとカルピンチョ編集長の打ち間違いだろう、うん、
きっと11月20日の間違いに違いない。

がんばります、、、
期待しないでお待ちください。

江部先生のブログのご紹介でcarpincho先生を知り,
約半年間,毎日かかさずcarpincho先生のブログを拝見しています。

私は55歳のオヤジで(しっかり糖尿人デス),防災関係の仕事で24h勤務をしており,ヘロヘロになりながらもcarpincho先生のプログチェックは毎日欠かしていません。

今回の「ぼくのおうちのはなし」,糖質にひっかけた物語には感動しました。
[かんな]さんのコメント通り,泣けました。
なぜか泣けてしまいました。
このショート・ショート小説の中から,先生の暖かい,人を思いやるお気持ちがにじみ出ているのです。

これからも,ぜひぜひ情報発信(お忙しいでしょうが)をお願いいたします。

ありがうございます。

きつい寓話になるのは、仕方ないことなんですよね(きつい寓話ですみませんです(^^;)、とおっしゃられては恐縮です)。
これが、恐ろしい「不条理劇」なのは、今現在、実際に起きていることだからなんですね。本当に現実はホラーよりも恐ろしい。そして、さらに腹立たしいのは、そのような医療に費やされる費用が、税金として多くの庶民を苦しめている現状です(ギリギリの生活をしている低所得層にとっては、もはや死活問題となっています)。


失礼しました。話題を変えます。
「ハレとケ」「赤飯」に関して、少し補足いたします(少し説明不足だったかも)。
赤飯の色は、「古代米」と称される赤米の色(ポリフェノールを含むため、赤紫がかった色をしている)と、とてもよく似ている、ということから、赤飯は古代に栽培されていた米を模倣したものではないか、ということは、柳田國男をはじめ、多くの人が既に指摘していることです(特に私の独創というわけではありません)。
ついでに言うと「赤飯を炊く」と言いますが、正確には「蒸し米」ですね。米を蒸気で蒸す、という調理法も、おそらくは「炊く(容器に水とともに入れて加熱する)」という調理法よりも古い伝統を持つ方法なのではないかと想像します。食料を蒸すための調理器具「甑(こしき)」は弥生時代から用いられており、4世紀頃の遺品も出土しています。日本酒の醸造過程でも、原料米は甑で蒸すところから始まりますね。(焼成温度の低い、釉薬もかかっていない土器は、「煮る」という調理方にはあまり向きません。古代においては、米の食べ方としては、蒸し米が、現実的な食べ方だったのだろうと思われます)
とすると、赤飯は、その色だけではなく食べ方も、古代からの伝統に沿った食べ物なののではないかと思われるわけです。
その点から逆に想像すると、「古代から、『米という食料』を食べる機会そのものが、今日の赤飯を食べる機会と同様、特に限定された非日常的な場面(ハレ)に限定されたものだったのではないか」と思えるのですね。

日本列島の歴史的・文化的伝統として、おそらく米という食料は日常的に食べるものではなく、年に数度の「特別な日」にのみ食べられるご馳走であった(だから、明治期の陸軍の兵士は「軍隊に入ったおかげで毎日白いコメの飯が食べられる」ことに感激したのです)。「日本人はコメを主食として常食するのが歴史的・文化的伝統」という、どこかの誰かが金科玉条のごとく繰り返す見解とは全く逆の推測が導き出されます。

「ハレの機会のみの習慣」。コメを食べるという行為そのものが、一つの宗教的意味を持っていた、と考えるのが自然ではないでしょうか。「日本人はコメを食べろという主張はまるで宗教のようだ。」いや、「宗教みたい」じゃなくて、まさに宗教そのものなんですよ。言っている当人たちも、それが宗教であるという自覚はないのでしょうが。


カルピンチョ先生は、糖質制限を否定する人々に、一体どんな利益があるのか、と度々書かれていますね。おそらく彼らが求めているのは「ご利益」なんでしょう。なにしろこれは「宗教」の問題ですから(爆)。


赤い色の意味に関しては・・・。おっしゃる通り赤には確かにシンボリックな意味がありますし、その色から赤飯が尊ばれたという側面もあると思われます。ただ、これを考え始めると、いろいろ面倒な話になるので。。。ちょっと保留させていただきます/(-_-)\。

カルピンチョ先生
この記事の反応、大きいですね。
先生の怒りと悲しみ。そして、やさしい人柄が伝わって、涙が出てきます。

 岡本卓 著『本当は怖い「糖質制限」』 詳伝社
を読みました。
このドクターは、この本の第3章で、『糖質制限で、がんになる・うつ病になる・認知症・骨粗しょう症になる・心臓病、脳卒中になる』 と言っています。
 引用している文献を含め、誤解・曲解のパレードですね。東大医学部と、ハーバード大学で学んだ方でそうです。 
 唖然の一言です・・・。
 
 糖質制限をすることによって健康を取り戻せることを自ら実践し、知っている私たちからすると、患者の健康を考えない医師に、本当に怒りを覚えます。これは、医師による「暴行・障害・殺人」ではないのか・・・。
 リチャード・バーンスタイン先生は、このような医師、米国糖尿病学会に対し、「患者をレイプするもの」「精神が異常な者」と、著書『糖尿病の解決』の中で指摘されています。
   ******************
カルピンチョ先生のブログ
そして、江部先生・夏井先生・たがしゅう先生のブログや著書などが、一人でも多くの人に読まれ、糖質オフによって健康を取り戻されることを、心から願っています。
 カルピンチョ先生
頑張ってください。微力ながら、応援しています。

『論より証拠』
私は、健康を守って、意地でも、100歳まで生きて見せます

こんばんは。
いつも参考にさせて頂いてます。

空っぽの頭では理解できない内容の時もあるのですが、これはとても分かりやすいお話で一気に引き込まれてしまいました。
情景が浮かんできて、最後は少し切なかったです。・°°・(>_<)・°°・。

紙芝居にして幼稚園や小学校に配ってほしいです。
食育にこれも入れてくれないかな。

こんにちは。

突然ですが、カルピンチョ先生はバレエはお好きではありませんか?先日観た「白鳥の湖」の話です。少しだけおつきあいください。

「白鳥の湖」は、王子とオデット(白鳥の姫)の仲を悪魔に裂かれるが最後に王子と悪魔が対決する、という単純な話です。結末は王子が勝ってオデットと幸せになるパターンと、悪魔が勝って王子は死ぬ悲劇のパターンの2通りがあります。
(映画の「ブラックスワン」の結末では、オデットが苦悩のあまり自殺する、という新解釈でした。)

私が先日観た「白鳥の湖」はこうでした。
 
①オデットがオディール(恋敵の黒鳥)と女の戦いをする。

②悪魔が強いと知った王子は戦わない。全力で逃げる。

③悪魔は多数の白鳥たちの群舞によって追いやられる~悪い人は多数の善良な人たちによって排除されるということ?

④2人は幸せになる。

とってもおもしろかったです。
平成の姫は戦い、王子は賢明な逃げを打つ。
強いオデット、弱い王子、善良な人たちの力、に拍手喝采でした。

スノーホワイト同様、物語は時代を反映して変わっていくんですね。カルピンチョ先生の次回作、とても期待して待っています。ワクワクするものをお願いします。(^^)

こんにちは。
サイボーグ009のフランソワ嬢がバレリーナだったなんてステキです。バレリーナは才能があり努力家、自立している。しかも正義を愛して優しく美人。言うこと無しですね。女性が憧れる女性です。

この作品は1960年代ですよね。今から半世紀前。男女雇用機会均等法のできるはるかはるか昔に、男性と肩を並べる美少女戦士を活躍させてたなんて、石森先生はさすがです。遠い未来を見通せていたのですね。感動します。

戦う美少女、セーラームーンやプリキュアの大先輩ですね。先生の作品、主役は戦う女性で、是非に。モデルはいっぱいいるでしょう(^^)。

いつも勉強させていただいています。先日、糖尿病妊娠学会で2型糖尿病で84キロの妊婦に1600カロリー食で、インスリン135単位使ったけれどコントロールに難渋したという報告がありました。

このお話ではないですが、今の糖尿病の治療は、お部屋に薪ストーブを焚いて(糖質過多食)、クーラー(インスリン)で冷やしているのですね。なかなか温度が下がらないとエアコンを最大にするのですが、石炭ストーブのような強力な火力には、クーラーも難渋したようです。ストーブを止めたら簡単に温度が下がるのに!

当院では、2型糖尿病の88キロの妊婦に、糖質制限食でまったくインスリンを使わないで、たくさん肉を食べてダイエットもできて、良好にコントロールした例もあります。火を加減しないで、温度調節しようとするところはカロリー信者らしくて滑稽ですが、患者は悲劇です。

こんにちは。
創作活動はいかがでしょう。待っています。
ジブリの「かぐや姫の物語」を見て来ました。創作の参考になればと思います。

 かぐやは戦いませんでした。物語は古典の授業や日本昔話の「竹取物語」そのもので、ちょっと脚色がしてありました。
物語の中に分かりやすい悪い人、戦うべき敵がいないんです。だから、かぐやは心で葛藤を抱えます。とっても日本的でした。

好きな人とも結ばれません。
状況の力に抗えない、男性陣はダメンズばかり。日本の姫は悲しいです。誰も悪い人がいないのに、姫はつらい思いをしいられて、ジャパネスクってこうなるのね。
泣けて泣けてのカタルシスでした。
でも、名作だと思いました。スッとはしないけど、泣けてスッキリしました。


ヒントになったらうれしいです。

 

45歳 鍼灸師のカーリー(超天然パーマ)と申します
非常にわかりやすい物語にしていただき感謝申し上げます
ブログ全体も軽いタッチの記事が多く糖質制限のブログとしては非常に入りやすいので楽しく拝読させていただいております

私事ですが小さい頃からご飯のおかわりをすると
「お~大きくなるぞ~もっとたくさん食べろ~」と言われ子供ですからうれしくておかわりしまくり本当に大きく育ちました(^^;)

中学生になると朝飯3杯、夕飯5杯なんてざらでした・・・中学卒業時には174センチで85キロに。

成人して鍼灸師となり、鍼灸師としてはそれなりに食生活の知識もあると自負していましたが体重はあまりかわらず、今年6月に2回目の痛風発作をおこしてしまいまして、なにかを変えないと長生きできなそう・・・と思いなおしました

なんといっても私の父の家系は思いっきり糖尿病家系。父の食事制限の苦しさを見て育ったので、それなりに食事に気をつけていたのですが炭水化物大好きな食癖はなおせずにいました

そして糖質制限食をつい先日藤田 紘一郎医師の本で知りました
「今までの食事の調節で全然改善しなかったんだから江部医師の言うとおり短期間でもやってみよう」と1週間まえから炭水化物は昼飯だけ小さいおにぎりを1個食べ、朝と夜は抜いてみました

今までは夕方4時頃になると空腹でおなかが鳴り出すのでおにぎりを間食したりしてしのいでいましが、その辺はどうなのだろう?と心配していました
しかし取り越し苦労におわりました
全然おなかが空かないのです。身体っておかしなものですね。糖質を多くとりすぎていると脳が誤作動をおこすのでしょうか?

そんなこんなで身体の変化を楽しみながら生活をしてたら
・・・1週間で3.5キロ痩せました。
バンザ~イ!

これからも糖質制限して身体の変化を楽しんでみたいと思います

ブログも楽しませていただきます
長いコメントになってしまい失礼いたしました(^^)

久々にコメントさせていただきます
前回は返信ありがとうございました

昨年6月に痛風発作発症 尿酸値7.7
7月より内科医にて治療スタート
11月に検診があり、結果が出るまで服薬は一時中止しました
そして12月末に結果が出たのですが尿酸値が7.9になっていました(TT)
(これはこの4ヶ月間も今まで通り糖質食べ放題の食生活をしていたからだろうと反省しております)

11月の検診後自主的に糖質制限を開始し、先日コメントしたのですが、その後も順調に進み正月明けに7キロ減量できました(^^)/
なので尿酸値が11月に上がってても、意気揚々と結果を持って受診し、先生に糖質制限をして7キロ痩せたので、もう一度検査をしてくださいとお願いしました
1週間後の先日結果を受診しに行くと・・・・

ガーーーーーン!!!尿酸値が8.4に急上昇!
これは江部先生の言う「糖質制限で尿酸値が上がる人もいる」という典型的なタイプなのでしょうか
あまりにも高たんぱく食だったということでしょうか・・・
しかし、尿酸値以外は数年正常値に行かないで苦しんでいた肝機能も正常範囲内に治まっていたのは本当にうれしいことでした
「糖質制限で肝機能は本当によくなったのだから、あと1ヶ月ほどはたんぱく質の量を半減してみてはいかがでしょう?薬も出さないで様子を見てみましょう(^^)」と言われ帰ってきました

う~~ん、なかなか難しいですねぇ
あの痛みをふたたび起こしたくないので、薬ものまず、食事だけで尿酸値を落とせたらそれはそれで凄いことですよね。
ちょっとがんばってみます。豆乳、大豆、おからなど食べ過ぎたんですね 思いっきり食べていました
carpincho先生も尿酸値さがらないとどこかで書いていましたがその後いかがですか?
検査結果はこんな感じでした

     7月 11月 1月
尿酸   7.7  7.9  8.4
HbA1C      5.4  5.2
GOT  25   27  20
GPT  51   50  32
G-GPT  55   44  22
白血球数 9100  5000 5100
赤血球数 465  476  478
HCT   41.9  43.9 43.5
中性脂肪     70  51
HDL        47  62 
LDL        113 89

ちょっと泣いてしまいました。
私は、自分の体になんてことをしてきたのだろう。

私は、機能性低血糖症で、ずーっと不安感を持っていたのですが、
糖質制限を始めて一ヶ月、すこーしずつ穏やかな時間を持てるようになってきました。
体重はあまり下がっていません。でも、それを責めるのも止めようと思います。
もう、頑張らなくていいよー、穏やかに生きていいんだよー。
自分の心と体に伝えてあげたいです。

素敵なキッカケをありがとうございます。
ブログの更新、楽しみにしてますね。

カルピンチョ先生、

別記事でですが、お忙しい中、コメントありがとうございました。

こちら、「カツオの素直な疑問」で何人かの方々が言及されていて、読ませていただくことができました。

なんだか切なかったです。泣けました。
そしてとても分かりやすかったです。

映像化するとしたら、切実なホラー感を出すには実写でしょうね。
でも、ランゲルハンス君の悲哀を描くには、アニメ?

世の中には、立派な石油ストーブが備え付けられているおうちに生まれてくる人もいるけど…ですかね?
そういう広い視野を持たないと説得力がなくなるかと(←自分のことです)。

うちは暖炉なので、石油は使いませんし、暖炉持ちとおぼしき人には石油の危険を説いていきたいですけど。

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しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
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