コロラド州はアウトドアスポーツの盛んなステーキとワインの美味しい州
「夜空の大空港」、という古い映画(1966年)をご覧になったことはありますか?
(ネタバレですから見たことのない方は読まないでください^^:)
精神的におかしくなったある技術者が、NY空港を飛び立った飛行機に爆弾を仕掛けたことを警察に通報します。
その爆弾には、気圧を感じ取ることができる仕掛けがそなわっていました。
飛行機が上昇してある高度に達すると作動開始して、飛行機が再び降りてきてその高さに達すると爆発するというのです。
犯人は警察に電話を何度もかけて、爆弾をどこに仕掛けたかを教えることと引き換えにお金を要求します。
FBIは捜査を続けながらも身代金を用意し、交換現場に向かうのですが、なんと、途中で何と現金輸送車が交通事故で大破、炎上してお金を用意できません。
飛行機の中では情報を受けたクルーたちが乗客に黙って必死で捜査しますが、爆弾を発見することができません。
着陸できないまま、夜空を飛び続ける旅客機。
爆弾探しのために、客の荷物もすべて探すことになって、事態を説明された飛行機の客はパニックです。
壁や天井の板まではがして探し回りますが、見つけ出すことができません。
FBIは犯人を見つけ出すこともできませんし、刻一刻と燃料切れの時間は近づいてきます。
そんなときに、犯人が飲んでいたバーのバーテンが、酔っぱらった犯人がつぶやく言葉を聞いていました。
「高度4000フィートでどかんだ!」
・・・この後は映画で見てね。
(・_・)ノ☆(*__) サイゴマデカケ!
コロラド州の州都のデンバーは別名、マイル・ハイ・シティーと呼ばれます。
それは標高1600メートルにデンバー市があることからそう呼ばれるのですね。
そして、1600メートルをフィートに治せばおよそ5200フィート、同じ標高にもちろんデンバー空港もあります。
高度4000フィートで爆発する爆弾であるならば、デンバー空港に降り立てば爆発させずに済むというわけです。
飛行機は無事にデンバー空港に着陸、乗客・乗員ともに生還するのでした。
・・・爆弾がどこに仕掛けられていたか、これは、どうにかして映画を見てみてくださいね。
さて、そのデンバーを擁するコロラド州は、ロッキー山脈の連なる山岳地帯を抱えて、様々な気候を併せ持つ自然豊かな土地です。
勢い、ハイキング、山登り、サイクリング、スキー、セーリングなどのアウトドアスポーツも盛んです。
そしてもう一つ、特徴的なのは穀物を作るのには適していないけれども、放牧で草で育てる牛を放つ土地はたっぷりある土地であるということ。
山が多くての寒暖の差の激しい気候はおいしいブドウをはぐくみ、ワインでも有名な土地です。
つまり、住民は運動量が豊富であり、かつ、穀物よりも肉を好んで食べる、お酒もビールよりもワインを愛する人々です。
運動好きで低糖質食とくれば、全米の中で最も肥満率が低い州であることもうなずけますよね。
ぜひとも、その食スタイルを変えないで頑張っていただきたいと思うのであります。
デンバーという街は私の好きなSF小説の舞台としても有名な街です。
1950年代に発表されたロバート・A・ハインラインの「夏への扉」という小説です。
親友と恋人の裏切りに会い、麻薬でおかしくされたまま、人工冬眠で30年後に目覚めた主人公は、自分のアイデア、ロボットの設計図が盗まれて実用化され、それで裏切り者たちが繁栄しているのを知ります。
ショックを受けた主人公、でもその時代に、ある科学者が完成させていた試作品のタイムマシンに乗り、30年前の過去に戻ることに成功します。
そこで必死で走り回って裏切りを阻止して、自分の味方になってくれる人たちに新たな設計図を託して、ふたたび未来へ向かいます。
そのときに育てていたキュートな養女(籍を入れていない)に伝言を残して・・・
未来世界で彼女に再会した主人公は、素晴らしい協力者が育ててくれた自分の会社と、大人になって美しく成長した養女に出会います。
自分の努力で過去を変え、素晴らしい財力と恋人を手に入れた主人公。
その魅力的な彼が、未来世界においても糖質制限ですっきりスリムなプロポーションであったことは想像に難くありません。
(・_・)ノ☆(*__) サイゴニハナシヲブチコワスナ!
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「夏への扉」は、その後のタイムトラベルものにたくさんの影響を及ぼしています。
「バックトゥザフューチャー」や「ターミネーター」といったハリウッド映画はもちろんのこと、竹宮恵子の「私を月まで連れてって」なども。
機会があれば是非読んでみてください。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
嗜好がドンピシャです。
小学生の時に、テレビで見たあの映画を調べようと思い立ち、せりふの言葉、「アネロイド型 気圧計」 「爆弾」をたよりに調べていました。タイトルが「夜空の大空港」であることがわかり、さらにこの言葉で検索。このブログに行き着きました。
はい、もう、最初から最後まで、それはもうどきどきわくわくでした。今でも覚えています。セリフも気が利いているんですよね。最後の方の脱出シーンでのセリフを覚えてらっしゃいますか。 「犯人の技術レベルが高いことを期待すべきか、低いことを期待するべきか、うーんどっちだ?」 技術レベルが低くて、爆弾が不発ならいいなぁという意味と、(この空港は5200フィートなので)高度4000フィートできちんと爆発してくれないと困るという二重の意味だと思うのですが。
私も50代なので、同じテレビだったのかもしれませんね。
そして、はい、「夏の扉」、ストライクですわ。私は大学の時に読みました。伏線、プロットのうまさに、舌を巻きました。さらに、人に裏切られた主人公、でもやはり最後には人を信用する主人公の物語に、ハインラインのヒューマニーを感じさせます。 40歳でもう一度読みました。けんかして、ぼろぼろになって帰ってきた飼いネコが、相手のネコをみてから、どっちが勝ったかを判断してくれという出だしから小気味いいですよね。
「夜空の大空港」と「夏の扉」の2つがドンピシャだったので投稿させて頂きました。
長文、失礼しました。
KALKALさん
すっごい嬉しいコメントです。
人生の中で心を突き動かされた物語の二つがかぶさっている。
こういう方に出会えたことに感謝です。
8か月間、放置していましたが、なんか、やる気が出てきました。
ありがとうございます。
返信が2か月遅れですみません。