新型人類でもお腹ポッコリはだめでしょ
面白いから勝手に書いてる糖質耐性の新型人類と糖質に弱い旧型人類シリーズ。
犬とオオカミに例えてみたのは強引でしたが、まあ、わかりやすさ優先ということで。
で、糖質を食べても血糖値が上がらない、糖質摂取対応の新型人類さんたち。
あなた方が私の母親のように朝から晩まで活発に動いていてほんとうにスリムで健康であるならいいんですが。
そうでない方々もたぶんに含まれているであろうことをお忘れなくです。
たがしゅう先生からも指摘いただきましたが、たとえば動脈硬化は現在の健康診断項目だけでは把握できないのです。
ほかにもあります。
たとえば、若いころと体重は変わらないけれども、ウエストだけポッコリのあなた。
健康診断ではウエスト以外はなにも引っかからないよ、だから大丈夫、というあなた。
気を付けてください。
お腹ポッコリ、ということは内臓脂肪が増えているということです。
内臓脂肪というのは緊急備蓄用の脂肪組織であり、慢性的に備蓄するためのものではありません。
それがずっと肥大したままだと、慢性炎症と呼ばれる状態が引き起こされることが、門脇先生をはじめとする糖尿病研究者の努力で突き止められています。
(特にこの分野、日本人の貢献が大きいです。)
この慢性炎症状態、非常によろしくない。
長く続くことで、じわじわと体に良くない状況を作り出していきます。
有名なものではNAFLD、さらにはNASH。
これらに関しての詳細はいくつかのHPやPDFを紹介します。
メタボリックシンドロームと肝疾患について
http://www.jsge.or.jp/citizen/2010/chugoku.html
難治疾患研究所 先端分子医学研究部門 分子代謝医学分野
http://sbsn.tmd.ac.jp/jpn/research/faculty/100.html
この二つで内臓脂肪(や脂肪肝などの異所性脂肪)が原因で起こる慢性炎症の概念がつかめます。
そしてこちらもぜひご覧ください。
自分は研究者として何を残したいか。
http://www.senri-life.or.jp/lfnews/lf_pdf_70.pdf
これは門脇先生グループの研究内容をわかりやすく述べてあるインタビュー記事
内臓脂肪の役割について詳しく解明されています。
(最後の最後に、元大阪大学総長の岸本先生の「糖質食べるの減らしたらええだけやんか?」の突込みに「僕はカロリー制限が正しいと思います。」といって糖質制限の話をそらして否定されている部分は、まあ、今さらだから気にしないことにします(笑)。)
アディポネクチンについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
アディポネクチンと糖尿病・心血管病の分子メカニズム
http://jams.med.or.jp/symposium/full/128034.pdf
お腹ポッコリ(しつこい^^;)
それ以外は何も指摘されていない人でも、その状態が何年も続くと体のどこかに問題が発生してくる可能性、多分にあります。
「それは将来的に非常によくない。」
よくわかると思います。
・・・でも、健康のことよりも何よりも、
なにより見てくれが悪い。
人前で上半身裸になれますか?(男性限定です^^;)
家族以外と一緒に温泉、はいれますか?(混浴なら男女問わず)
ポッコリ出たお腹、年だから仕方ないよ、なんて自分で自分の姿に目をつぶってない?
これはお腹ポッコリどころじゃなかったですね。
ロイコクリディウムみたいだ・・・。
動画がこちらね。
Leucochloridium
http://en.wikipedia.org/wiki/Leucochloridium
糖質制限すると、真っ先に落ちてくれるのがこの内臓脂肪です。
糖質制限メニューであれば、食べ過ぎても内臓脂肪になりにくいです。
お腹ポッコリが2か月ぐらいできれいに消えてくれます。
それに引き続いて皮下脂肪もじわじわ落ちてきます、こちらは半年から一年ぐらいかかるかな?
そこまでいけば
混浴の露天風呂とかにも堂々と入れます。
黒川温泉街
若い女性に人気があるんだここ♪(←行きたいらしい)
若いころと体重は変わらないけどお腹だけポッコリなあなた。
糖質制限ダイエット、お勧めですよ。
スポンサードリンク 2014年1月17日 22:02 スポンサードリンク
糖質制限をすると、てきめんに、お腹ポッコリが改善されます。
江部先生のスーパーをやると、とくにポッコリ改善が著しい。
血液データも、正常化。
それは確かなんですが、、、
あんまり激しくやると、お腹の皮が余って余って、実にみっともない。
切り取るほどでないとは思いますが(笑)、
ダイエット目的なら、もう少し美しく痩せたいものです。
健康目的でなく、美容目的なら、糖質制限のスピードも大切な感じがします。
ただ良い点も。
痩せても やつれた感じがしない。
follifoliさん
なるほど、痩せるスピードが速すぎるのか(^^;)。
確かに私も半年で14㎏ほどやせて、お腹の皮はたるみました。
そこから一年以上かかりましたね、多少復活するのに。
年齢や個人差はあるでしょうけれども、糖質制限でやせるとスムースなだけに皮のたるみはね。
まあ、でも、リアルで、
「皮がたるむのが嫌だから糖質制限しない」
とおっしゃった男性を知ってますけど、ほかのダイエットなさってますけど、
2年以上たっても全く痩せてません(笑)。
友人で手足が細くお腹ぽっこりなのがいました。
彼女は自分のことを「蜘蛛みたい」と評しておりましたっけ。
ひと昔前、日本でも砂糖や米は肥るって知っていたような気がするのですが、いつのまにか脂肪が肥るに摩り替わっていますね。
鈴木その子のせい?
品川区民さん
蜘蛛かあ、ちょっと怖いですね。
脂肪が太るに変わったのは、そういう研究が出たこともありますが、日本で開発が進んでアメリカで実用化した異性化糖(いせいかとう、high-fructose corn syrup、HFCS)を販売することで莫大な利益が上がることがわかってからではないかと思います。
日本だと、1970年代後半から1980年代前半かなあ。
って真面目に答えてしまったけど、鈴木その子さん、懐かしいですねえ。
彼女専用のライティングがものすごかったらしいですね。
Carpincho先生
お久しぶりです。
門脇氏のこれですね。
「アディポネクチン受容体を活性化する低分子化合物」
http://first.lifesciencedb.jp/archives/8049
冒頭の文言
「高脂肪食や運動不足などによる肥満はメタボリックシンドロームや糖尿病などの発症および増悪を促進し,心血管疾患やがんなどのリスクを高める.健康長寿の実現のため,それら分子機構の解明と予防法および治療法の開発を試みた.」
糖質制限を知っている者達にとっては?????ですね。(笑)
ワタクシ昨年秋よりアマローネさんの影響を受けて、酪酸菌「ミヤリサン」を飲むようにしてます。
それで、昨年暮れ「腸内細菌の産生する酪酸による制御性T細胞の分化の誘導」なる論文を発見!
http://first.lifesciencedb.jp/archives/date/2013/12
「酪酸はヒストン脱アセチル化酵素の阻害活性を介し,制御性T細胞のマスター転写因子であるFoxp3の遺伝子プロモーター領域およびエンハンサー領域のヒストンのアセチル化を亢進させることにより,Foxp3の発現を促進した.この作用により,ナイーブT細胞から制御性T細胞への分化が促進されることが判明した.」
一昨年の
「βヒドロキシ酪酸は内在性のヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤として酸化ストレスの抑制に寄与する」
http://first.lifesciencedb.jp/archives/6286
と併せて、単鎖脂肪酸が注目ですね。
Yamamoto_maさん
おひさしぶりです。
門脇先生のアディポネクチンの研究はいい研究だと思いますよ。
糖質を60%摂取しながら2型糖尿病にならないようにするために有効な物質です(笑)。
酪酸の話はわかりやすくてきれいな実験結果でしたね。
ミヤリサン、O157などの流行地に行くときにも内服するのお勧めです。
ロイコクリディウム?なんだろ・・・?
(動画を見る)あは、あは、あはははh・・・
いやあ、勉強になります(←本心です)。つまりは、糖質に脳を支配されているところがロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリと似たようなもんだ、という理解でよろしいので?(確かに画像のイメージも共通するものがあるような(~_~;))
それにしても、ネット情報というのは素晴らしいものです。ウィキペディアに代表されるような、本格的な情報を誰もが簡単に入手することができる状況は、グーテンベルグの印刷術発明に匹敵する情報革命の時代に遭遇している、と強く感じます。何しろ、情報を動画まで含めて、クリック一つで手に入れることができるなんて、以前には考えられなかったことですよね。
ところで、ウィキペディアのパロディー、「アンサイクロペディア」をご存知でしょうか(とっくにご存知かもしれませんね)。別名「嘘八百科事典」と称されるネット辞典。趣味の悪いおふざけ記事や一部のマニアにしかわからないような記事も多いのですが、中には「これは!」と思わせるような記述も見られます(個人的には『革命』という項目の記述に大笑いさせていただきました)。
この中の『砂糖』の項目は必見です(^^♪。→http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96
「砂糖(さとう)(学名:スクロース)とは、カロリーは高いが各種疾病を誘発させる麻薬の一種である。」
いきなりこれですよ。実にブラックな笑いを誘う内容ですが、ひょっとして、この記事の作者「パロディーめかしているけれど、実は本当は分かって」書いているのでは?とも思わされます(実は糖質制限推進派の誰かが書いている?まさかね(^^;;)。
この「砂糖」以外にも、食品カテゴリの記述には「糖質の意味」を知ってしまった人間には笑うに笑えない記述が満載です(「餅」に至っては「人を殺傷する兵器」扱いです。これはもう「悪趣味」の範疇なんだろうなあ)。
これらを読んで、ニヤリと笑うか、頭から否定するか、それとも思わず考え込むか。糖質制限に関心のある皆様にも、是非ご一読をお勧めいたしますゞ(^^;)
Toshiさん
いやあ、妙な寄生虫のネタだしてすみません。
NHKの番組かなんかでこの生き物の映像を初めてみた時はかなり衝撃でした。
衝撃をお分けできてよかったです。 ゞ(^^;)コラコラ
アンサイクロペディアの砂糖の記事、読みました。
素晴らしい!
いやあ、これでもかっておちょくり方がしびれますね。
高校一年生の時にA.ピアスの悪魔の辞典を読んで感動したのを思い出しました。(笑)