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若い女性の場合は糖質制限ダイエットの効果はすぐには見えにくい


標準体重にある人の糖質制限ダイエットの意義について以前、書かせていただきました。

健康のために大事なのは「体重が標準である」ことではなくて、「内臓脂肪が少ない」ことであり、標準体重にある人でも隠れ肥満の人は実践する価値があると。




さて、「糖質制限しても標準体重の人には効かないんですか、じゃあ、するのやめます。」とおっしゃる方の多くは若い女性だと思います。

では、ちょっとぽっちゃりで標準体重上限前後の若い女性が糖質制限した場合に、効果はどんなものなのか?

最初の2~3週間で1~4kg体重が減り、お腹周りもすっきりする人が多いと思います。



・・・でも、そこからは中年の肥満おじさんたちが喜ぶような劇的な効果はなかなか見えてきません。

毎週、数百グラムのわずかな減少しかなくて、あるいは変わらなくて、じりじりしてしまうかもしれません。

これは脂肪のつき方からして、ある程度は仕方ないことなのです。


若い女性の場合、卵巣ホルモンの作用で体脂肪の多くは皮下脂肪として身体についているからです。

内臓脂肪はつきやすくとれやすいのですが、皮下脂肪はついたらけっこう取れにくいのです。


聞いたことありますよね、肥満には、リンゴ型肥満と洋ナシ型肥満の二つのタイプがあると。

男性や、更年期を過ぎた女性の場合はリンゴ型肥満になり易くて、これは内臓脂肪肥満であり、糖質制限が著効するタイプの肥満です。

でも、生殖年齢の女性(つまり生理がある年齢の女性)の肥満の場合、脂肪の多くは皮下脂肪になります。


糖質制限ダイエットをすると、最初にがーっと内臓脂肪が消えて体重が減ります。

でも、その分の減り幅が終わったら、そこから先に落ちていくのは皮下脂肪が中心であり、体重減少グラフはなだらかになります。

ときには停滞もあればプチリバウンドもあります。

ですが、長い目で見れば、幅の広いなだらかな階段状に体重は減っていきます。


ゆっくりゆっくり取り組んでみてください、これはライフスタイルを変えるということなのです。

いつのまにか、顎のラインや二の腕のラインがすっきりしていきます。

本当にいつの間にかなので、痩せたことを実感できるのは久しぶりに友人や親戚とあった時に彼らから発せられるひとことだったりします♪




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以前にも何度か紹介しましたが、和田式ダイエットの本、おすすめです。

理屈はどうでもいいから具体的なメニューを見せてよ、安くて実践的なものがいいわ。

というのであればこちらの本をお勧めします。


和田式9品目ダイエット献立 (講談社プラスアルファ文庫)


献立の具体的な画像と作り方の本です。

見た目もカラフルだし、食事以外の「和田式ダイエット法」についても随所にちょっとずつ触れられています。


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2012年12月 6日 03:46

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コメント(14)

はじめまして。一週間ほど前から主人が糖質制限ダイエットを始めました。
知らない事ばかりなので(お蕎麦が太るなんて・・!!)こちらのブログでお勉強させてもらっています^^

ひとつ質問があるのですが、女性の場合、乳製品(バターやチーズ)を多くとると、乳がんのリスクが高くなると聞いたことがあります。

糖質制限では、チーズを使うメニューも多くなりそうですが、この点はどうなのでしょうか?教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

女性の場合、元々少ない筋肉量が増えるでしょうから、体重はそんなに変わらないかもしれませんね。ただその場合でも洋服のサイズは落ちると思います。関係ありませんが糖質制限ダイエットに成功後、寒さを強く感じるというのは一回り体が小さくなって襟元、ウェストに生地とのすき間が生じるからだと思います。

それとまた毛の話題ですが、体毛はどうなるんでしょうか。自分は手の甲から腕にかけてが薄くなった気がします。下半身はそんなに変わりませんが。胸毛の濃い知り合いに薄くなるかもよ?と薦めてみようか。

 以前に、体重は減少したのに、なかなかHbA1cの数値が下がらないことを相談させていただいた57歳女子のぽんぽこです。
 4月から糖質制限食をはじめて、体重が53キロから47キロまで下がりました。HbA1cは、最高値が6.3(NGSP値)から6.1まで下がりました。思ったようには、なかなか下がらないので焦りましたが、カルピンチョ先生からお言葉をいただいて、ゆっくり頑張ろうと思っておりました。

 しかし今日、糖尿病手帳を見ていたら、11月初めの検査で、糖尿病手帳の「腎症(アルブミン/蛋白尿)」の欄に、「糖1-1/1-1」と、書かれていることに気がつきました。これは、腎症ということなのでしょうか?(医師からは、全く、説明がありませんでした。)
そういえばここ3ヶ月くらい、おしっこをすると泡がでて、泡の量がだんだん多くなってきていることに気がつきました。

 私は合併症だけは起こしたくないと思い、この3年、毎月通院し、血液検査や尿検査をきちんとしてきました。血糖値も境界値で、今なら間に合うと思い、糖質制限に希望を託して、努力をしてきました。でも、私は、もしかしたら糖質制限をやってはいけない腎症の患者だったのでしょうか?

 糖質制限が出来ないとしたら、わたしは、この先、どうしていったら良いのでしょうか?考えたら、目の前が真っ暗になってしまいました。

 私の住む田舎では、まだまだ糖質制限のことを、おおっぴらに、お医者様に相談できるような状態ではありません。

 カルピンチョ先生、お忙しいとは思いますが、もし、お時間がありましたら、記事の上でも結構ですのでお教えください。

 ブログの内容にそぐわなくて申し訳ありません。先生の今日のブログを読んでいて、「もっと、若い時に、糖質制限のことや、肥満の怖さを知っていれば!」と、思ったものですから。

Dr.カルピンチョさま

また話は変わりますが、なぜ日本の女性のお産が重いのか、出生率低下が下げ止まらないのかず~っと考えていたのですが。そこでDr.のおっしゃる「セックスホルモン結合グロブリン産生低下」というのはひとつのキーワードになるんではないかと。また体内で赤子を育て最終的には体内から排出する作業にはそれなりの筋力が必要であろうことは想像に難くありませんがどうもこのへん従来の医療の常識で脂質やたんぱく質控えめにしなさいというのが悪影響になってるんじゃないでしょうか。

髭は薄くなりませんね・・・一番いらない部分なのに。

先生、お忙しいのに、さっそくお返事を頂き、本当にありがとうございました!

来週早々に通院し、お医者様に聞いて見ようと思います。

先生には、心から、感謝しております。

お返事ありがとうございました。
噂・・信じちゃいけないですね^^また、分からないことがありましたら教えてください。

以前、スポーツをしながら糖質制限をする際の食事の採り方を質問させて頂いた、ゆです。
その際は丁寧なお返事、ありがとうございました。

おかげさまで、その後1カ月半で13.7キロ減りました(お腹周りが顕著です)。食欲のコントロールも簡単で1日1食の釜池式でも特に空腹感はなかったのですが、食事の回数は筋トレを併用していることもあって昼と晩の2回に落ち着きました。

1回の糖質摂取量は5g以下の釜池式で、食事回数は江部式です。昼は大体大豆プロテイン40g、ゆでたまご2個、いなばの鳥のささみ缶詰。チーズやアーモンドといったところです。夜はステーキ等、ガッツリ肉類がメインです。コストコで肉の塊を買っていますw

これで筋肉量は、減った13.7キロ中1.9キロ減に抑えることができました。ジムの測定サービスですので家庭用の測定機よりは信頼性はあるかと、、。

先生はシャンプーレスにも取り組んでおられるようですが、その後いかがですか?生え際ボーボーの写真を心待ちにしています。

私も糖質制限食で相対的にタンパク質の摂取量が増えたためか元々硬くて多い髪質がさらにボーボーになってきました。

父方は薄毛系なのですが、母方は祖父も含め薄毛はいないので、そのわずかな希望に灯をともすべく中学時分からそれはもう熱心に育毛に励んできましたw。

ヒゲ等も濃い方で男性ホルモンにやられてツルっとコースかと諦めていた大学時分にインドを旅する機会があり、私よりも男性ホルモン爆発系の現地の男性がガンジス川で頭を石鹸で洗ったあと、大量のオイルを頭皮や髪にすりこんでいました。フサフサでしたw

これだ!と思い、あれからもう10年近く石鹸シャンプーで自分の頭皮の古い油を落とし市販の椿油(現在はひまわりオイル)をすりこんできましたが、薄毛の恐怖は克服できました。

シャンプーレスで最も育毛に効果的だと思われるのは洗浄成分の頭皮への残留が、そもそもないという点ではないかと思っているのですが、石鹸で頭を洗った後のスッキリ感も捨て難く、週2回はきっちり洗っています。

脱脂しすぎないという観点からは、シャンプー後にオイルを頭皮にすり込んでやる。洗浄成分を残さないという点からは、これがお薦めなのですが、シャワーヘッドをTOTOから販売されているワンダービートという恐ろしく水圧の強くなるものに替えてやるといいです。湯シャンも快適になると思います。是非おためしを。

長くなりました。近況の御報告まで。

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低糖質ダイエットで痩せる理屈

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私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


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糖質制限がうまくいかない人は明らかに一定数存在しますし、その方々の存在を否定するつもりなど毛頭ありません。
人はそれぞれ遺伝子が違い、環境が違い、そのアプローチに挑むときの年齢や健康状態も違うのですから、同じことをしても同じ反応が出ないのは当然のことだと思います。 私も、そのことについては頻繁に言及しています。

しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
その場合、その記事はほかの人に向けられた記事であると、スルーしていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

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