運動して筋肉をつければ糖質制限は不要?
運動と血糖値に関して、コメントでの質問もいただきましたし、以前にも記事で書きましたので、もう一度整理して書いておきます。
以前書いた記事というのはこちらです、だいぶん前ですね。
⇒糖質を食べてしまったら
筋肉はグルコース(ブドウ糖)を活発に消費する組織です。
運動することでグルコースを取り込む受容体の発現も亢進します。
また、筋トレで筋肉量を増やせば、運動していなくても受容体の総和が高くなる分、やはり糖質の基礎消費量が上がります。
昔の人は現代人に比べて運動量が多く、筋肉も多かったことから、基礎代謝量が高かったと思われます。
⇒悪いのは穀物ではない
ここでも、筋肉のグルコース取り込みベースが高いというのは非常に大きなファクターだと思います。
さて、それなら、筋肉を増やして毎日運動すれば、糖質をバカバカ食べても問題はないのか?糖質制限と同じ効果が得られるのか?ということですが。
これ、末梢血の血糖値だけを計ればあたかも同じ結果が得られているかのように思えます。
筋肉もりもりでマッチョな方が毎日運動を続けていれば、食後のある時点で血糖を測定してもたいして上がらないはずです。
しかし、食べ物から吸収した栄養素の経路というもの、これを忘れてはなりません。
消化管から吸収した糖質は、門脈を通って肝臓に行き、そこで処理されます。
いくら筋肉もりもりでも、最初に糖質を処理するのは肝臓です。
そして、肝臓では摂取した糖質のうち、かなりの割合をここで処理すると考えられています、およそ50%は肝臓で処理します。
もちろん、この50%の計算には、いったん肝臓から出て全身を回って再び戻ってきたグルコースの処理分もある程度含んではいるはずですが、大部分は消化管から吸収してすぐに肝臓で処理されます。
(そうでないと糖質にかぎらず、毒物を吸収した時に全身にダメージが広がるわけですからね。)
ということは、糖質制限実践者に比べると、糖質食べるけど筋肉つけて運動してるから筋肉で血糖を下げているから大丈夫、という人たちの肝臓には、それなりの糖質処理負担がかかっているわけです。
いわばひとりマッチポンプをやってるわけですね。
糖質をぶち込んで肝臓を高血糖状態にしてその処理に奔走させて疲弊させている、でも、筋肉がフォローしているから血糖値が上がるようには見えない。
ここのところ、我々は忘れてはなりません。
運動をすることのメリットには計り知れないものがあります。
ですが、肝機能のことを考えれば、血糖値が上がらないように見えるからと言って、糖質摂取を無制限に増やしてよいわけではありません。
運動で血糖値が上がらないようにする、これはあくまでも次善の策です。
2型糖尿病の人の場合、糖質制限がまず最初に行われるべきで、できればこれに運動も付け加えるべきです。
というか、ある程度の運動はするべきです。
その方が見た目は断然、カッコよくなりますしね。
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2014年1月26日 11:41
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以前書いた記事というのはこちらです、だいぶん前ですね。
⇒糖質を食べてしまったら
筋肉はグルコース(ブドウ糖)を活発に消費する組織です。
運動することでグルコースを取り込む受容体の発現も亢進します。
また、筋トレで筋肉量を増やせば、運動していなくても受容体の総和が高くなる分、やはり糖質の基礎消費量が上がります。
昔の人は現代人に比べて運動量が多く、筋肉も多かったことから、基礎代謝量が高かったと思われます。
⇒悪いのは穀物ではない
ここでも、筋肉のグルコース取り込みベースが高いというのは非常に大きなファクターだと思います。
さて、それなら、筋肉を増やして毎日運動すれば、糖質をバカバカ食べても問題はないのか?糖質制限と同じ効果が得られるのか?ということですが。
これ、末梢血の血糖値だけを計ればあたかも同じ結果が得られているかのように思えます。
筋肉もりもりでマッチョな方が毎日運動を続けていれば、食後のある時点で血糖を測定してもたいして上がらないはずです。
しかし、食べ物から吸収した栄養素の経路というもの、これを忘れてはなりません。
消化管から吸収した糖質は、門脈を通って肝臓に行き、そこで処理されます。
いくら筋肉もりもりでも、最初に糖質を処理するのは肝臓です。
そして、肝臓では摂取した糖質のうち、かなりの割合をここで処理すると考えられています、およそ50%は肝臓で処理します。
もちろん、この50%の計算には、いったん肝臓から出て全身を回って再び戻ってきたグルコースの処理分もある程度含んではいるはずですが、大部分は消化管から吸収してすぐに肝臓で処理されます。
(そうでないと糖質にかぎらず、毒物を吸収した時に全身にダメージが広がるわけですからね。)
ということは、糖質制限実践者に比べると、糖質食べるけど筋肉つけて運動してるから筋肉で血糖を下げているから大丈夫、という人たちの肝臓には、それなりの糖質処理負担がかかっているわけです。
いわばひとりマッチポンプをやってるわけですね。
糖質をぶち込んで肝臓を高血糖状態にしてその処理に奔走させて疲弊させている、でも、筋肉がフォローしているから血糖値が上がるようには見えない。
ここのところ、我々は忘れてはなりません。
運動をすることのメリットには計り知れないものがあります。
ですが、肝機能のことを考えれば、血糖値が上がらないように見えるからと言って、糖質摂取を無制限に増やしてよいわけではありません。
運動で血糖値が上がらないようにする、これはあくまでも次善の策です。
2型糖尿病の人の場合、糖質制限がまず最初に行われるべきで、できればこれに運動も付け加えるべきです。
というか、ある程度の運動はするべきです。
その方が見た目は断然、カッコよくなりますしね。
カルピンチョ先生
何時も興味深いお話ありがとうございます,大熊猫と申します.今日のテーマ,まさしく私が運動の効果について過信していたところでした.
炭水化物を食べすぎて自己血糖測定値が上がったとき,腕立て伏せとスクワットで下げて安心していました.もう少し気をつけることにします.
ところで今日のテーマとは違うのですが先生にお伺いしたいことがあります.先日
“遺伝経路操作で蠕虫の寿命を5倍に 人間に応用できれば500歳まで生きられる可能性も⁈と米研究機関が示唆”
http://irorio.jp/sousuke/20131216/96028/
という記事を読みました.その記事に
“一方インスリン信号の変異は生存期間を2倍にするとも。”
という一節がありました.
この記事を読んで自分なりに調べてみたのですがよくわからない点がありました.その点を要約すると
(1) インスリン信号が通らないということはインスリンが分泌されないと解釈すると,インスリンが老化を促進していることになるがそれでよいのか?
(2) 糖質制限は極力インスリンを出さないダイエットなので,インスリン信号を通さないのと同じ効果あるのか?
ということになります.先生のご意見を伺えないでしょうか
コメントにお返事いただきありがとうございます
また、筋トレに関しても詳しく説明して頂き大変勉強になりました^^
なるほど、筋肉を増やすことはだけでは解決しないわけなんですね…糖質を取れば取るほど肝臓への負担は少なからずあるんですね。。
以前のように炭水化物をガバガバ食べるのは控えていくことを心に誓いました!
まだ糖質制限を始めて3週間!現在の糖質制限食を継続しその成果のほどをご報告したいと思います。
ブログ楽しみにしています。
まだ寒い日が続きますのでお体にお気を付け下さい。
カルピンチョ先生
初めてコメント致します。
糖質制限暦まだ2週間の53歳男性です。夏井先生と江部先生の本を一冊づつと本ブログ全部を読み、その理論とリスクの心配無用が納得でき、気にしていたお腹周り減らしを目的に開始しました。この短期間で174cm68kgで2.5kg減、市販の体重計ですが、体脂肪率17%強(朝一)~16%弱(夜)から、15%強~13%強に変化して、その効果に驚愕しています。今回の筋肉のお話に関連して、コメント&質問させて下さい。
平均週一のジム通いで「おじんらしい」筋トレを45分と有酸素運動30分のペースを長年続けていましたが、この8ヶ月間は週2ペースに増やしました。体調が良さが実感できるので週2を継続しているのですが、体重の増減はむしろ食事の量や質と相関があるだけで、ジムの効果は主に筋肉維持だったような気がします。
2週間前に糖質制限を始める際、一番気になったのが糖新生による筋肉分解です。その心配はないとブログや本にもありましたが、食事後数時間経過した後の糖新生が懸念として残りました。素人考えですが、次の食事の2時間前くらいや筋トレ2時間前にプロテインを飲むことで、なるべく筋肉からではなく食事由来のアミノ酸による糖新生になってくれないかと期待して、糖質制限と合わせて実行中です。糖質制限時に、空腹になりそうな時間帯でのプロテイン摂取は、糖新生による筋肉減少を避けるのに有効と考えられるでしょうか?
もうひとつ前の記事で酒が弱くなる?の話題がありましたが、これも大いに興味ありです。長女の時にうまくいったこともあり、今年次女の受験の願掛けにと、正月三日間浴びるように飲んだ後、4日から期限付きで断酒中です。断酒が解ける3月半ばに、果たして酒が弱くなっているのかどうか、今から楽しみです。(笑)
最後に、ついでに湯シャンも開始しました。オヤジは何にでも興味があります。(笑)
大熊猫さん
運動はとてもいいことで、筋トレも私嫌いじゃないです。
それに、ときどきラーメン食べたりしたいし、その時にはわたしも筋肉のお世話になります。
でも、筋トレを過信して糖質制限を否定するような方々がいらっしゃるということで、一言いいたくなりました。(笑)
「肝臓には負担がかかっている」ということを頭の隅に置いておけば、セーブがかかるでしょうし、まあ、どんな食生活をするのも最終的には個人の自由ですしね。
寿命が延びる話、この記事の日本語が私には理解不能だったので(笑)、原著論文のabstractとintroductionを読みました。
これはC.elegansの寿命が延びる変異体が成長ホルモンからソマトメジン(IGF-1)へのシグナルの流れのどこかの欠損である、それが部分的にはマウスでも合致するという話です。
このシグナルに変異が起こると、成長と生殖に問題が起こります。
成長が悪く(小人症)、生殖能力も欠損、もしくは低いような遺伝子変異生物では寿命が延びるという話で、大きくならない、次の世代を作らないという変異が長生きや老化防止と結びつくという話です。
2003~2004年ごろに話題になりましたが、マウスにおいては検証研究では部分的には否定されていますので、まだ検証が必要なのかもしれません。
で、インスリンシグナルですが、IGF-1シグナルと重なる部分が多いので、インスリンシグナルのどこかが寿命や老化に関わってくる可能性はあります。
ですが、線虫(C.elagans)の場合はこれら二つのシグナルがいっしょくたですが、哺乳類ではこれら二つは別の伝達経路であり、インスリンは主に「代謝」に利用されています。
ですから、この論文でインスリンシグナルという言葉が使われていたからと言って、それが即、哺乳類に適応できるとは思えません。
と、わかりにくいことを書きましたが、
1.ご指摘のサイトの記事が「科学的にいい加減な」内容であること
2.哺乳類と線虫では信号伝達システムの数や使われ方が異なること
などから、記事に日本語で書かれている内容に関しては眉に唾つけて読まれた方がいいかと思います。
原著論文はフリーアクセスなので、できるだけそちらを読んでください。
http://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247%2813%2900685-2
LOUISさん
私自身、糖質制限して一番驚いたのは自分の肝機能の回復です。
毎日けっこう酒を飲んでいても二日酔いにならないし、肝機能は人生で一番良いです。
それを考えると、糖質摂取がどれほど肝臓を酷使していたのか(少なくとも私の体においては)、実感しています。
ほんと、いきなり寒いですね。
飲まねば!
Takさん
快調な糖質制限導入成功、おめでとうございます。
これからも是非、自分の身体で実験しながら糖質制限+運動を続けていただきたいです。
さて、筋肉が分解されて糖新生に使われることに関してですが、これはある程度は避けられないようです。
ですが、おっしゃるとおりに食事から供給されるアミノ酸が豊富にあれば、そちらがかなり優先されるようです。(出典は忘れましたが栄養学関係の論文でラジオアイソトープでラベルした食事を使った追跡があったと思います。)
ということで、プロテイン(かなりの部分はアミノ酸ですね)摂取は有効だと思いますよ。
お酒に関しては、どうも、個人差が極めて大きいようです。
糖質制限して肝機能が良くなって、いくら飲んでも酔わないし、二日酔いにもならないという人がいます。
その一方で、明らかによわくなった、という人もいます。
たぶん、個人個人でアルコール代謝経路の酵素の発現量の差が大きいのでしょうね。
「アルコール分解に使う経路や分子とアミノ酸からの糖新生に使う経路や分子とが、相補可能で代償的に共通で使われている部分があり、そこに個人差がある。」
と、仮定すれば、十分に多い人では糖質制限すれば酒に強くなるし、少ない人では糖質制限することで酒に回す余裕がなくなると考えることができます。
どうなるかは、ぜひ、やってみてください。(爆)
でも、もしかしてTakさんが弱くなるタイプだったなら怖いから、娘さんの受験終了の後の飲酒再開初日は、様子を見ながらほどほどでお願いします。(^^;)
シャンプーレス、まじで髪の毛増えました、私の場合は。
(^_^)v
早速ご返信下さりありがとうございます。
はい、断酒解禁初日は慣らし運転でいきます。糖質制限をしたかどうかによらず、断酒自体のせいでアルコールに弱くなっているかもしれませんしね。でも自分の体を使った実験で楽しくて、やみつきになりそうです。
ついでながら、浜医5年の長女にも、このブログを是非読んでごらん、面白い先生だから、と言っておきました。
カルピンチョ先生
線虫の寿命が延びる記事の原論文教えていただきありがとうございました.早速Introductionまで読んでみました.
原論文を読むと,”この方法で線虫やハエやネズミそしておそらく人間も寿命が延びるよ!と主張している論文が過去にあったよ”,と書いてあったのに,日本語の記事ではこの原論文自体で寿命が延びると主張しているみたいな書き方になっていました.やはり原典にあたらないといけませんね.
面白かったのはインスリンシグナルやIGF-1シグナルだけではなく,AMPKも線虫の寿命延長に関与している点です.なんか糖尿病に関係する話と線虫の寿命延長に関係する話に出てくる役者達には不思議な共通点がありますね.ちなみに服用している薬はメトホルミンです♪~.
大熊猫
Takさん
同い年のご同輩、酒への付き合い方はよくご存じですね、失礼しました。
娘さんにも読んでいただいて、医学部で学んでいることを自分の目線でもう一度検証していただけたら、そのきっかけになれればうれしいです。
医学部の学生さんからはコメントこそありませんが、メールでの質問はときおりいただくので、面白く読んでいただけているのではないかと思っています。ぜひ。
大熊猫さん
メトホルミンってファンが多いですよね。
癌の発症を抑制するとかいろんな「好ましい副作用」も報告されているし、飲んでみたいなと思います♪
原著は査読が入りますのでやはり一方的な記述にはならないですね。
私のブログも査読が入るとかなり毒気や妄想が抜けると思います。
それじゃつまんないから書く気力続かないですけどね(爆)。
カルピンチョさんおひさしぶりです
どこで読んだか忘れましたが、女性と比べて男性の生殖能力は高齢でも機能するのが男性の寿命を短くすることに影響する可能性が指摘されてるようですね。たしかにかつての宦官は役人や軍人として重用された割に比較的長生きだったと言われます。
私はお酒に関しては明らかに強くなりました、が、寝つきが良くなり眠りが深くなる効果も馬鹿に出来ませんからねえ。
本題の運動ですが、ぶっちゃけそんなに運動って健康にいいのか?という疑いを最近持ってます。ジョギングは下半身に負担が来ますし、自転車は落車すると鎖骨が簡単に折れます、筋トレやスウィミングは理想的ですがはジム通いが面倒で費用も問題ですしね。
SLEEPさん
おひさしぶりです(^^)/
そうですね、生殖にエネルギーを費やすると寿命が短くなる、これ、子供のころに感覚的に知ってたかもしれません。
クワガタムシやカブトムシを捕まえてきて飼っていたのですが、オスとメス、ばらばらに飼育した方が圧倒的に長生きでした。
つがいで飼育して卵を産ませた虫群と、雄雌ばらばらに飼育した群とでは、何回やっても(と言っても小学校3年生から5年生ぐらいまでの3シーズンでの比較ですが)ばらばらの群の方が長生きなんですよね。
「なるほど、こいつら、卵産んだら目的達成だから死ぬんだな。けっきょくセミと同じかあ。」
というのを子供ながらに考えていました(笑)。
人間は「製作する行動」に関してみれば例外みたいですし、現代日本は栄養豊かですから問題ないみたいです。
でも、1950年ごろまでは「たくさん子供を産んだ人は体がぼろぼろになってしまう」、というのが貧乏な家庭では珍しくなかったとされますから、やはり子育てに費やするエネルギーは半端ないのでしょう。
SLEEPさんはお酒、強くなったんですね。
私も狩猟は明らかに増えて、そのつもりでいたのですが、たしかに、とつぜん、ことりと寝ることはあるなあと。
ひょっとしたら、寝つきがいいのは「アルコール分解で働きすぎ。そろそろ大事な糖新生するから、あんた、もう寝なさい」という体からのシグナルなのかもしれないな、などと(笑)。
自転車で転倒すると思いがけないところ、折れますよね。
こんにちは、はじめまして。
いつも先生のブログを参考にさせていただいております。
糖尿病というわけではないのですが、ここ1ヶ月ほど低糖質の食生活に切り替えてなかなか体調もいい感じなのでこのまま実践していこうと考えているところです。
ただ今は厳冬期のため家でのんびりすることが多いのですが、春になると趣味のロードバイクや登山を再開することになるので、それに関して質問です。
長時間の運動ではハンガーノックという状態になって体が動かなくなることがあるため、カーボローディングで短期的に筋肉や肝臓にグリコーゲンを蓄積しようとしたりします。
http://number.bunshun.jp/articles/-/724046
ただNUMBERのこの記事をみると、トレランの鏑木毅さんは、カーボローディングには否定的で、
体内に蓄えられる量に限界があり、どれだけ蓄えても
数時間で 枯渇してしまう糖質はあてにならない。
体に蓄えた体脂肪をエネルギーとして優先的に使える
体にする方がいいんです。
といわれています。
これができれば、凄いなあと思うのですが、低糖質の生活を続けることでそういう体になっていくことが期待できるのでしょうか? そうだとやってみる価値大です。
もうちょっと自分でも調べて、実践していきたいと考えていますが、見解をご教示いただけましたら幸いです。
50代男性さん
はい、自転車ロードレースやトライアスロンの選手で低糖質食にしている人は海外にはけっこういるようです。
彼らの言によると、ふだんはケトン体をエネルギーにしている人がここ一番の時にカーボローディングをすると、まずはそれを使ってダッシュできて、そのあとで普段通りの脂肪を使った運動ができる、カーボローディングは毎日糖質食べてるやつがやっても意味がない、というものでした。
海外の掲示板で読んで、文献でも見たのですが、今すぐにはurlが掘り出せません(^^;)。
でも、糖質制限食で長距離競技のスタミナが長続きするようになったと思う人は多いようですよ。
早速の回答、ありがとうございます。
低糖質とカーボローディングの組み合わせが有効とのこと、参考になります。
低糖質生活を続けていて脂肪エネルギーを活用する体質になっていても(まだそんな体質になっているかは?ですが)、糖質を取り始めるとグリコーゲンを必要とする体質に戻ってしまうというような説もあるのですが、これは自分で試してみねば、と思います。
ちなみに3週間ほどで体重2kg(体脂肪率2%)程度下げることに成功しているので、グリコーゲン枯渇による体脂肪のエネルギー変換が活性化し始めているのかな、とは思っています。
これからも頑張って継続したいと思います。
(あまり食べることに興味がない性格なので続けられそうです)
ありがとうございました。
50代男性さん
わたしはときどき自発的にラーメンを食べたり、おいしそうなお菓子をちょいと食べてみたりしますが、運動していないからかわかりませんが、その前後で特に体調の変化や嗜好の変化は感じません。
月に1,2回のレースの時だけとかなら問題ないんじゃないでしょうか?(根拠レス)
人それぞれでカーボローディングの影響も違うかもしれませんし、ぜひ、自分の身体での実験、いろいろ継続されてみてください。
こんにちは。はじめまして。
いつも(といってもここ1ヵ月くらいですが)楽しく拝読しております。
「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んでから、自分でも糖質制限をするようになり、あっという間にお腹周りがスッキリし、効果のほどを実感している49歳(男)です。
さて、一つお伺いしたいことがあります。
私の次男(中学2年生)が硬式野球チームに入っていて、とにかくご飯をたくさん食べろ、という指導がされています。
今は強制はされていませんが、前は700g強制でした。
で、私も糖質制限を知るまでは、とにかく食え食え!と、食べるのもトレーニングのうちだ!と叱咤激励していました。
ですが、次男はパンとかお餅とか麺は好きなんですが、ご飯が好きではないらしく、いつも残してきました。(今も)
その上、肝臓の値があまりよくなく、妹から「内臓デブ」といわれています。(見た目は細く、153cmくらいで42~43kgぐらいです。)
小中学生のような少年少女にとって、またスポーツをやっていて激しい運動をする子でも、糖質制限をしても成長に悪影響はないのでしょうか。
無理してご飯を食べなくても、肉や魚、野菜をたくさん食べれば身体も大きくなりパワーもついたりするものなのでしょうか。(もちろんトレーニング等はきちんとやった場合です。)
成長過程にある子、更には激しい運動をやっている子については、糖質を制限することについて考えた場合の食生活をどのように考えれば良いのか、できましたらご教授願えればと思います。
長文で申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
たかさん
コメントありがとうございます。
糖質制限の効果をすみやかに実感できてよかったですね。
私もそうでしたが、40~50代のお腹ポッコリには劇的に効きますからね(笑)。
>小中学生のような少年少女にとって、またスポーツをやっていて激しい運動をする子でも、糖質制限をしても成長に悪影響はないのでしょうか。
無理してご飯を食べなくても、肉や魚、野菜をたくさん食べれば身体も大きくなりパワーもついたりするものなのでしょうか。(もちろんトレーニング等はきちんとやった場合です。)
>成長過程にある子、更には激しい運動をやっている子については、糖質を制限することについて考えた場合の食生活をどのように考えれば良いのか、できましたらご教授願えればと思います。
これに関して、わたしの意見をということで言えば、基本的には、
小中学生に糖質制限したところで、「その人本来の標準的な成長」には何の問題もないと思われます。
成長に必要な「摂取すべき栄養素」は、たんぱく質と脂肪であり、糖質ではありません。
ただし、激しい運動をやっている子は、運動することで血液中の糖質をがんがん筋肉に取り込みますし、筋肉や骨の成長スピードも運動しない子に比べると早まっていると思われます。
そういう、通常とは異なる亢進した筋肉の成長・維持にはある程度以上の糖質供給が重要だと思います。
息子さんが「マッチョなスポーツマンとしての人生を目指す」のであれば、たんぱく質と脂質は十分に摂取した上で、筋肉を維持していくためにある程度の糖質摂取をすることは必要なことだと思います。
しかし、ここで気になるのは息子さんの肝機能が悪いという部分です。
肝臓は糖質を処理する臓器であり、過剰な糖質負荷は肝機能を悪くします。
これの非常によくわかる例がフォアグラです。
あれはガチョウの脂肪肝ですが、ガチョウを固定して、口の中からトウモロコシやライスプディングを大量に流し込むことで作ります。
食べさせるのは脂肪ではありません、大量の糖質を負荷することで、短期間で見事な脂肪肝が出来上がるのです。
逆に糖質制限は、肝機能維持にとって非常に好ましいライフスタイルのようです。
私も私自身の体験として書いていますが、糖質制限する前は、超音波で見ると見事な脂肪肝でした。
糖質制限している現在は、学生時代よりも肝機能は良いです。
毎日、相当量のアルコールを摂取しているにもかかわらず、非常に良いです。
人生で一番良い数値が続いています。
わたしは学生時代、肝機能は正常値の範囲内でしたが、高い方でした。
酒は今に比べればたいして飲まなかったんですが、毎日、インスタントラーメンやふりかけごはんばっかり食べてましたから、そのせいではないかと思えるんです。
私は、糖質処理能力はあまり高くない方なのだと思われます。
おそらく、ですが、息子さんの肝臓も、私同様に大量の糖質負荷には耐えきれないタイプではないかと思われます。
大谷翔平君のように、毎日どんぶりごはん10杯食べてもフォアグラができることもなく健康ですくすく成長した例もありますが、彼は強靭な肝臓を持っているのだと思われます。
みんながあれをまねできるわけではないです。
最近の記事にも書きましたが、現代人には糖質処理能力において二種類あり、大谷選手は新型人類に分類されると思われます。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/post_185.html
私と息子さんは、糖質処理能力の低い旧型人類である可能性が高いです。
ということで、息子さんへのお勧めは、晩御飯だけの糖質制限です。
朝ご飯や昼ご飯は糖質も気にしないで好きに食べていただいてよいです。
でも、晩御飯だけは肉、魚、野菜、卵、豆腐、チーズ、ナッツなどだけを食べるようにしてみてください。
そうすることで、夜寝ている間に肝臓に休んでもらうことができますので、肝機能も良くなっていくのではないかと思います。
中学生の晩御飯で糖質制限すると、エンゲル係数は半端なく高くなりますけどね(笑)。
また、適切な糖質摂取量はどのくらいなのかという問題ですが。
そういう食生活を続けていくうちに、朝ご飯や昼ご飯の糖質の摂取量も、息子さんの運動量や筋肉量に見合ったところに、筋肉を維持するために必要な量に、自然に落ち着いていくと思います。
科学的根拠のないご飯のバカ食いだけはぜひやめていただきたいです。
「巨人の星」も「あしたのジョー」も好きだけど、科学的ではなかったですからねえ。
力石徹の減量なんか・・・おっと、これは記事ネタだった。(笑)
カルピンチョ先生
とても丁寧にご回答いただきありがとうございました。
実は私も細身でとてもダイエットなどしなくてもいいように人から見られるんですが、食べるとやはり肝臓の値が良くなくなり(かつては脂肪肝だと健診で言われたことも)、最近お腹が少し出てきたので糖質制限をしている、といったところです。
そう考えると、私の体質を、次男は受け継いでしまったのかもしれません。
先生のおっしゃるように、朝昼は好きなものを好きなだけ食べさせて、夕飯だけは制限させてみようかと思います。
(でも、そもそも少食なんですよね~)
最近は次男も食べることにストレスを感じることもあるようなので、本人的にも歓迎で精神的に良いかもしれません。
私と同じようなメニューにすればいいので簡単ですね。
でも確かに家計への負担は心配。。。
長男は今度大学だし。。。
学費やら仕送りやら。。。。
あ、愚痴になっちゃいましたね。
また肝臓の数値とか具体的にわかったら、また様子が変わったりしたらご相談申し上げたいと思います。
ご面倒でも、その際はまた宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
たかさん
ぼちぼちやってみてください。
食について親子で話しながら毎日晩御飯食べられたら、それはとても素敵なことだと思うので、これを機会に親子のコミュニケーションもさらに増やしてみてください。
人間の体は様々ですからね、同じ食生活をしても同じ結果が出るわけではありません。
それはみんな、酒に強い人と弱い人がいるからわかっているはずなのに、栄養士の先生たちの一部の方は「みんなが食べるべき鉄板の栄養比率が存在する」と信じて曲げませんから、注意しながら付き合っていくべきだと思います。
その影響を受けた部活の顧問の先生なんかも、思い込んだら耳を貸さない、頑固一徹ですからねえ。
「学校の先生」は生徒の上に君臨する王様ですからね、自分が絶対正解だと思い込みやすいのです。
「病院の先生」が患者の上に君臨する王様であるのとまったく同じように、これまたとんでもなく上から目線ですからね。(笑)
こどもの教育費ってホントに驚くほどかかりますよね。
自分が育ててもらっていた時の親からの物心両面のサポートにはただもう感謝するばかりです。
カルピンチョ先生はじめまして。
障害者かつ糖尿病で糖質制限中の家族のケアをしています。
このブログで勉強させていただいております。誠に有難うございます。
さて、この章のタイトルの権化みたいな人のブログを見つけましたのでご報告を。
筋肉で糖尿病を克服したい人の間では有名な方のようでなかなかのど迫力です。
http://ojyokoita.blog.fc2.com/
カイゴロンさん
ケア、お疲れ様です。
運動で糖尿病を克服するのは一つの方法です。
糖質は60%摂取しながらカロリー制限で糖尿病をなんとかしようというのも一つの方法ではあります。
私は糖質制限が最も理論的に正しいと思いますからそれを書いていきますが、人生の選択肢は個人個人にありますからねえ。
御忙しい所、レスいただきましてありがとうございます。
この人は「糖質制限は一生続けないと元の黙阿弥で哀れ」って煽ってるんですが、
筋肉さんこそトレーニング止めたら…って事で、
お爺さんになってもマッチョでい続けるのって凄く大変だと思うんですよね。
そもそも最初に「マッチョの俺様が糖尿に?有りえん!」って自分で疑問に思っていて
それが解決できてないんですよ。
結局「筋肉か、まだ筋肉が足りないのか?」って方向に突っ走っていったようなんですが。
(先生の火事に倣って車の運転に例えれば、
坂道にさしかかって制限速度超過したときに、
アクセルを緩めずにひたすらブレーキを強める。
終いにはサイドブレーキまで併用する。
ブレーキがいかれるのは時間の問題だと思います。)
とにかく強烈な個性のひとではあり
毒気にあてられてしまってついお便りしてしまい御耳汚しでした。
(江部先生はじめカルピンチョ先生、たがしゅう先生など個人攻撃の標的になってますので
どうかスルーする方向でお願いいたします)
姉はインスリン注射、服薬ともに離脱できました。
先月からは隣県でちょっと遠いのですが
糖質制限推進派の先生にかかる事が出来るようになりました。
私は特に糖尿病でも予備軍でもなかったのですが、
介護の都合上、自分用の通常食と糖質制限食の両方を毎日用意するのも手間だし、
我慢させている人の目の前で自分だけ御飯たべるのも何だしって
消極的理由で糖質制限食を始めて10カ月ですが、
ベルト穴二つ分ウエストが減り、
高血圧気味だったのが平均20ぐらい下がりました。
姉共々これからも続けていくつもりです。
カイゴロンさん
いえいえ、レスが遅くて申し訳ありません。
いろいろとやることが多くて、コメントがたまるとレスが満足にできないので、ついそのまま放置してしまっていたのですが、これからまた復活させようと思っています。
ブレーキのたとえ、面白いですね。
急な坂道にどんどん車を乗り入れながら、筋肉でブレーキをかけて俺はまだ大丈夫だぜ!って喜ぶ。
個人の趣味ですから頑張るだけ頑張っていただきましょう。
目指しているのが健康な毎日であるということは同じことではありますし、いろんな意見が飛び交うのはいいことではないでしょうか。それでこそウェブの世界というものですから♪
どちらの意見が自分にしっくりくるかは読む人が考えて、試してみて決めることですしね。
>姉はインスリン注射、服薬ともに離脱できました。 先月からは隣県でちょっと遠いのですが 糖質制限推進派の先生にかかる事が出来るようになりました。
・・・よかったですねえ!何よりです。
薬なしで生活できることの方が私は自分自身、好きですから。
>私は特に糖尿病でも予備軍でもなかったのですが、 介護の都合上、自分用の通常食と糖質制限食の両方を毎日用意するのも手間だし、 我慢させている人の目の前で自分だけ御飯たべるのも何だしって 消極的理由で糖質制限食を始めて10カ月ですが、 ベルト穴二つ分ウエストが減り、 高血圧気味だったのが平均20ぐらい下がりました。
・・・よかったです。
ほんとうに、これからの高齢化社会をなんとかしてくれるのは低糖質食だと思うんですよね。
食費が少し高めになるという問題はありますが、ふつうに暮らしていく上で、これよりも効率的な健康維持(生活習慣病防止)方法はないと思うんです。
内科系の医者はおまんま食い上げです。
でも、高齢化社会での医療費削減のためにはベストチョイスだと思いますし、みんなが高齢になっても健康で働ける社会になればすごくいいことだと思うのですよね。
「運動は一般論として体にも精神にもよろしい。
だが運動する事それすなわちが糖尿病の治療にはならない」
と考える程度のほうがいいんじゃないのかなぁ
とこのトビラを拝見して思いました。
人間すぐになんたら療法とかなんとか式ダイエットと
いいたがりますよね?
糖質制限というのは、食事療法などとはまるで次元が
違うように思います。いうなれば、冬場は厚着しろ!
というのと、風ひいたらパンシロンを飲めとか玉子酒が
いいぞ!というのの違いなようなものかと。
自分で書いていても適切なたとえかどうか良く分かりませんが
もっとも冬場でもタンクトップOKな人とか3食うどん
大盛食べても平気な人がうらやましくない事はないですが。
>おにくやさん
> 人間すぐになんたら療法とかなんとか式ダイエットと いいたがりますよね?
・・・ほとんどの場合、それで儲けようという人が他との違いを出すために適当に主張しているだけだと思います。でもほんとに多いですよね、そしてそれが出せば売れるからとどまらない(笑)。
>糖質制限というのは、食事療法などとはまるで次元が 違うように思います。
・・・根本的な考え方ですからね。そして、実践して見た人の多くがそれが本来の人間が慣れ親しんだものであることに気が付くわけですが。
>3食うどん 大盛食べても平気な人
・・・オオカミと犬のところでも書きましたが、新人類、ある程度の確率でいらっしゃいますね。
「糖質60%がバランスが良い妄想」を信仰されている方々の中にもそういう人の含まれている率が高いのかなと。
「玄米と季節の野菜さえ食べてれば健康なのよ、肉を食べるから病気になるの。」とおっしゃる方々にも新人類が含まれている率が高そうです。
中公新書の「親指はなぜ太いのか」という本にはさまざまなサルたちが出てくるのですが、食べ物に適応して皆さん進化してらっしゃいます。
あと3万年ぐらいすると、糖質を毎日食って生活習慣病になる現代人は「ネアンデルタール人」なみの扱いになっているかもしれないですね。
「20世紀から21世紀に人類の主流を占めた人類の一部がほろんだ原因は糖質中心食に体が適応していなかったために高血糖による血管破壊であるとされる」、なんて書かれたりして。
カルピンチョ先生、初めまして。
ここのエントリーに質問が合っているどうか分かりませんが、相談させて下さい。
現在、ランニングを初めて約2年になります。(1回に10~15km、週2~3回程度走っています)筋トレはほとんどしていません。食事は主に肉、卵、バターのタンパク質・脂質中心です。
この食事のせいかこの1年で体脂肪は減ったもの、体重が2kg増加してしまいました(すなわち筋肉が増えたのだと思われます。更に言うと元々筋肉がつきやすい体質でもあります。)整体の先生からも大きくなったよね(特に太もも)と言われ(;_;)、体重と筋肉を落とした方がマラソンのパフォーマンス向上にはよいと言われてしまいました。(現在身長163、体重55kg)
今更、糖質食べる食事に戻すのはもっての他ではあるし、それなら野菜?と、ちょっと落ち込んでおり、何をどうすればよいのかわからなくなっています。
細マッチョな感じのマラソン選手に憧れるものの、このままではただのごついアスリートになりそうで怖いです。。。
アドバイスよろしくお願いします。
>こりさん
質問ありがとうございます。
>この食事のせいかこの1年で体脂肪は減ったもの、体重が2kg増加してしまいました(すなわち筋肉が増えたのだと思われます。
・・・う~ん、それって工夫すべきは食事の問題ではなくてトレーニングの問題なのでは、とか思ってしまいますが、筋肉を太くしたり細くしたりは詳しくないしなあ(;^ω^)
で、実際のところはどうなんでしょうか?
筋肉が増えて、マラソンや10㎞走の成績は落ちたのですか??
それが落ちている、あるいは一向に上がってこないようなら筋肉を減らしてみるというのは試してみていいかと思うのですが。
成績は悪くないのであれば、それはあなたの体質にとってはベストの筋肉なのではないかなとも思います。
筋肉が太いかどうかは、その人の骨の太さなど、個人の遺伝的な要素に左右されるので。
骨の筋肉がくっつく部分が太ければ(面積が大きければ)そこにくっつく筋肉も太いです。
例えば初期の縄文人は大たい骨の断面が丸ではなくて筋肉の起始部が付くあたりが尖っていて、筋肉量はかなり多かったようです。
これは現代の日本人がそうなろうと思ってもトレーニングで何とかできる量ではないぐらいに骨の形が違ったようです。(現代人は弥生人の血が濃いですから)
あなたのもともとの骨格がどんなものかわからないのですが、意識せずに自然にそういう筋肉になったのであれば、そういう骨の形に近いのかもですし。
って。助けにならないですね(^▽^;)
成績はどうでもよい、見た目がスリムなマラソンランナーになりたい、というのであれば、シンプルにたんぱく質摂取量を少し減らしてみたらいいのではないかと思います。
5%程度のたんぱく質摂取減量をやってみてはどうでしょうか?
それでラップタイムが上がるようで、しんどくなければ正解だと思うし、見た目がよくなっても成績が落ちるようであれば、どちらをとるかは自分次第ということで。
答えにならなくてすみません。(;^ω^)
カルピンチョ先生 初めまして
私は8年前1型糖尿病を発症して以降、毎日、血糖測定とインスリン注射で格闘しています。HbA1cは常に7%台で、合併症のリスクを軽減するためなんとか7%を切りたいと思い、糖質制限をしてみようかと考えています。運動も大事だと思い、ほぼ毎日5Km程度のウォーキングをしています。ただ、ウォーキング中何度も低血糖になるためブドウ糖は欠かせません。そこでお聞きしたいのですが、糖質を単純に減らすとウォーキング中の低血糖が頻発するのではないかと思いますが、低血糖にならずに糖質制限をする方法を教えていただけますか。
紅葉さん
>そこでお聞きしたいのですが、糖質を単純に減らすとウォーキング中の低血糖が頻発するのではないかと思いますが、低血糖にならずに糖質制限をする方法を教えていただけますか。
・・・1型糖尿病の方が長時間の運動をする場合、血糖値を測りながらまめにブドウ糖で補正をするのは避けようのないことだと思います。
さらに糖質制限も組みあわせるとなると難易度は上がります。
また、1型糖尿病といっても個人差もありますので、どのぐらいの間隔で血糖値チェックが必要なのか、どのような体調であればどのぐらい変化するのか、一人一人で探っていくしかないでしょう。
やってみて、自分の落としどころを探ってください。
「こうしなさい。」という方法、私は思いつきません。
というか、まだ糖質制限を始められてもいないのでしょう???
まずは自分に取ってどのぐらいの糖質制限であればストレスなく実施できるのか、日常生活の中で運動抜きで試して見られることから始めてはいかがでしょうか?
あるいは、すべての食事ではなくて一食だけでも試してみるとか、自分の体と相談しながら進めてください。
彼自身が1型糖尿病であるバーンスタイン医師の著書は大変参考になると思いますよ。
ともかく、血糖値をまめにチェックすることが最も重要です。
ここに書かれている通りの負担が実際にかかっているならば、相撲取りの方達の肝機能に障害が出ていなければおかしいですが、現役の相撲取りにそのような傾向があるという話は全くありませんからねぇ…。
名無しさん
あなた、自分でググりもしないでよく嘘を書きますねえ。
力士の食と健康及び理想の力士像に関する研究
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170612230317.pdf?id=ART0010041000
小堀友美子 著
論文で報告されています。相撲取りの半数は肝機能が基準値を外れています。
上の最後の文章、表現が不正確でした、データは某部屋の21人についてだけですね。
そこの21人について見ると
GOT、GPT、ALPについて
GOT、GPTが共に高値の力士が11人、ALPが高値の力士は9人と、 全体的に高値の力士が多かった。力士は脂肪肝にかかっている場合が多いが、治療をせず放置している力士が多いことが影響していると推測できる(図3)。
となっています。
「この部屋の相撲取りの半数は肝機能が基準値を外れています。」
であって、大相撲全体の傾向を表しているかどうかはこのリサーチだけではわかりませんね。
でも、少なくとも
「現役の相撲取りにそのような傾向があるという話は全くありませんからねぇ…。」
というコメントは成り立たないですね。
「力士 肝機能」でググってみれば上位にこの論文が出てきますよ。
ちなみに、ちゃんこ鍋のPFCバランスはなかなか良いのですが、それをおかずに食べるご飯の量は21人で食事ごとに5升です。
平均で一人、一日5号は白いご飯を食べていることになりますねえ。
カルピンチョ先生、初めまして。
ここのエントリーに質問が合っているどうか分かりませんが、相談させて下さい。
一般的に「理想的なダイエットは、脂肪だけを落として筋肉を減らさないことですが、筋肉量は体重や運動習慣で決まり、体重が減れば間違いなく筋肉も減る。」と言われていますが、除脂肪体重が減っているように見えても、「脂肪組織細胞中の水分が減っているだけで、筋肉量は減っていない」と言う医師もいます。
私は4年半前「体重100kg・体脂肪率40%」で、有酸素運動と食事制限で2年間に「体重65.0kg・体脂肪率15.0%」にしましたが、その後1年半運動を止めて「体重68.5kg・体脂肪率22.5%」にリバウンドし、その後1年かけて「体重62.5kg・体脂肪率14.8%」にしました。自分のdietを振り返ってみて、筋肉量が減ったのか?減りも増えもしていないのか?自分でも分かりません。※蛋白質を必ずしも適正量摂っていたとは言えないので、どちらかと言えば、筋肉量は減っているような気がします。
①一般常識論:除脂肪体重=体重-体脂肪、
筋肉量=除脂肪体重÷2、
100kg-40kg=60kg、60kg÷2=30kg→ 62.5kg-9.25kg=53.25kg、53.25kg÷2=26.63kg、30kg-26.63kg=3.38kg...筋肉は減っている。
②乾哲也医師論:除脂肪「組織」体重=体重-体脂肪「組織」重量、
筋肉量=除脂肪「組織」体重÷2、
100kg-(40kg÷0.8)=50kg、50kg÷2=25kg→ 62.5kg-(9.25kg÷0.8)=50.94kg、50.94kg÷2=25.47kg、25kg-25.47kg=-0.47kg...筋肉は増えている。
宜しくお願い致します。
>そうすけさん
家庭の体重計で測る体脂肪率は一般的には微弱な電流を流して計測するインピーダンス法によると思われますが、これは一日何ども測って見られたら分かると思いますけど、お風呂に入る前と後、寝る前と後、ウンコする前と後、オシッコする前と後でずいぶん変わります。
脚の表面の湿度や、電気が流れる骨盤内の消化器や泌尿器に入っている便や尿の質や量で変わってくるからです。ですから不正確な計測値です。それを基に計算して数百グラム単位で筋肉が増えたの減ったの考えてもあまり意味はないと思いますよ。
筋肉が増えているか減っているか、グラム単位で正確に知りたいのであればダイエット前と後で画像診断装置で測定するのが現在の理想かと思います。筋肉の太さや骨の太さは個人差がきわめて大きいので、同じ身長と体重でも筋肉そのものを測定してみないと量はわかりません。
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/Portals/0/column/fcmanual/03_MRI.pdf#search=%27%E7%AD%8B%E8%82%89%E9%87%8F+MRI%27
(上に上げた例は研究の話で、一般的に筋肉量の測定サービスをしているところがあるかどうか知りません。あっても自由診療でしょう。)
また、サルの筋肉を測定後にMRIやDXAで測定後、実際に解剖して筋肉量を調べた実験(南無)では、MRIで測定しても99%の精度のようですね。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/152/3/152_126/_pdf
となると、ますますもって家庭用の体重計で測った数値を基に自分の筋肉量を正確に判定しようとしても無意味だと思いませんか?
しかもそれを計算式に仕立て上げると誤差がさらに膨らみます。(たとえば95%の精度の計測値を4回かけたり割ったりして使えば0.95の4乗で、精度は81%ちょいに落ちます。)
長い期間、何度も測り続けることで脂肪や筋肉が減っている傾向にあるな、増えている傾向にあるな、というのはつかめますから、それでいいんじゃないでしょうか。