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ヒトはなぜ太るのか? そして、どうすればいいのか

 
Medical Tribuneが届いたので開いてみてみたら本の広告に眼を吸い寄せられました。

「"糖質制限"の議論をさらに白熱させる米国発のリポート!」

ということで、この本の発売が報告されていたからです。



ヒトはなぜ太るのか?


ヒトはなぜ太るのか?
そして、どうすればいいのか

ゲーリー・トーベス(著) 太田喜義(訳)

価格: ¥2,940(税込)

■A5判 288ページ
■ISBN13: 978-4-89589-398-5
■2013年04月


"糖質制限"の議論をさらに白熱させる米国発のリポート!

内容

 肥満が国家を滅ぼすほどの脅威となっている米国からのリポート。

 カロリーの過剰摂取により太り,運動によるカロリー消費により痩せる。当たり前だと思われているこの「カロリー神話」をいつから人々は信じるようになったのか? 数々の試験の結果が「カロリー神話」を否定しながらも専門家はなぜこの考えに固執し続けているのか? 本書は,豊富なエビデンスで「誤った歴史」を丹念に解き明かします。

 わが国でも注目の"糖質制限論争"をさらに白熱させることが間違いない一冊です。

 

Medical Tribune紙は基本的には日本糖尿病学会や製薬会社よりのスタンスだと思っていたのですが、こういう本もちゃんと翻訳して発行するんですね。

公平な出版姿勢です、えらいえらい。ぱちぱち

(「バーンスタイン医師の糖尿病の克服」も同社からの出版でしたね。)


アメリカでは去年出た本なので、アメリカのAmazonで11ドルで買えるのですが、日本語翻訳版が出てるならそっちが楽だもの、Amazon Japanで予約しました。

いっしょに読みませんか?

⇒ ヒトはなぜ太るのか?


まあ、でも、どういう内容なのかと言えば、私がこのブログに書いている内容とダブってる内容だと思います。

それをより生化学に注目してわかりやすく解説してある本なのだと思われます。

読むのが楽しみです。


ちなみに、英語のAmazonの読者レビューで一番評価が高かったページのurlはこちらです。

⇒ http://www.amazon.com/Why-We-Get-Fat-About/dp/0307474259


本の目次は以下の通りです。

目次

イントロダクション原罪

第1部 物理学ではなく,生物学の問題である/1 彼らはなぜ太っていたのか?/2 食べる量を減らすことのあいまいな利益/3 運動のあいまいな利益/4 1日20カロリーの重要性/5なぜ私が、そこで、そのとき太ったのか?/6 サルでもわかる熱力学その1/7 サルでもわかる熱力学 その2/8 精神の病

第2部 肥満症入門/9 肥満の法則/10 「脂肪嗜好」を取り巻くよもやま話/11 脂肪調節機構入門/12 なぜ私が太り、あなたは太らないのか(逆もしかり)/13 私たちにできること/14 不公平が生む悪循環/15 ダイエットはなぜ成功し、失敗するのか?/16 太る炭水化物に関するよもやま話/17 肉を食べるべきか、それとも野菜か?/18 健康的な食事の本質/19 結末

 


で、ついでにもう一つ、著者のゲーリー・トーベス氏のYoutubeでの近影と、インタビューも紹介しておきましょう。

gary taubes.png
http://youtu.be/l59YyXpCT1M


インタビュワーはこちらでも以前紹介した、スウェーデンの医師です。

英語が得意な人は本を買わずにこのインタビューを聴くだけでもいいかもしれませんね。


・・・たぶん、動画を視聴したら本も読みたくなると思われます(笑)。

 


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2013年4月21日 02:27

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コメント(34)

カルピンチョ先生,お疲れ様です.神経内科医tagashuuです.

肥満と聞くと一際興味があります.自分が身長180cm,体重134㎏と高度肥満者であったからです.糖質制限開始10か月で30㎏の減量に成功して軽度肥満者まで改善しましたが,そこから半年横ばいで打開策を画策中でした.早速予約注文させて頂きました.私も一緒に読んで勉強させて頂きます.

太るということはとかく悪いことにとらえられがちですが,私は基本的に太るという現象は「効率的に脂肪をためこむ」,もしくは「高血糖の害から身を守る」という良い側面もあるのではないかと思っています.

しかしその現象が度を越えると「肥満」という病的な状態になるのだと思います.

その太る程度に個体差,人種差がありますよね.同じ日本人でも太りやすい人とそうでない人がありますし,日本人と欧米人でも太る度合は全く違います.

いったいこれは何の差なんでしょうかね.

体質の違い,遺伝的背景の違いといってしまえばそれまでですが,逆にうまく太れない人が糖質過剰摂取してしまうとめまいやアレルギーの原因になったりすることも臨床で目にしますので,太らないという事がいいことばかりとは限りません.

そういうことを考えると,太るという現象の中には体を守るヒントが隠れていると思うのですが,考えすぎでしょうか.

肥満と言えばこんな本もありましたね.
『加速する肥満 なぜ太ってはダメなのか(NTT出版)』

最近読みたい本がとても多くてなかなか追いつかずに困ります.でも糖質制限を知る前は手にとろうとも思わなかった本ばかりで新しい知識との出会いが待っていると考えられますので,どちらかと言えば嬉しい悩みですね.

カルピンチョ先生

わたしが、昔の記事にコメントを書いたのが悪いんだと思います。
過去二回はご破算にしましょう笑)
って、関係ない記事のここに書いてますこと、お許し下さい。
前にもバーンスタイン医師の本を読もうかとも思いましたが
なかなか注文の域にも達しませんで
これもまた、難しそうですよね。
わたしぼレベルじゃどうなんでしょう?笑)

ところで、
今日、遅くなったのですが
納先生から 4/7 の採血結果でケトン体分画送ってきました。

ケトン体分画検査結果
                    (基準範囲)
 総ケトン体     1802 μmol/l   (130以下)
 アセト酢酸      405 μmol/l   ( 55以下)
 3-ヒドロキシ酪酸  1397 μmol/l   ( 85以下)

予想にたがわず、とんでもない値でした。
スーパー糖質制限食5ヶ月と1週間(4/7)のデータです。

それで、納先生がついでに
ご自分のホームページ更新したって次のURLを書いてらっしゃいました。
そのあと、これ、紹介してもいいですね?と確認したら
「お願いします」でしたので↓

http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/tonyoubyo-10/tonyobyo-10.html

この中で、「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」

をメインに書かれていますよ。

豆腐の記事のコメントについては
再読み込みで 読めました。
この前のコメントは それ気づいてないで書いてますので、
別に ご破算にしないでよいです笑)

ついでに書きますが
食直後 1時間 2時間 3時間 4時間 からのウォーキング
一通りは終わって、n=2 2巡目に入ってます。

やはり、ほとんど全てにおいて
3~4時間 くらいに 血糖値が上昇する場面になります。

糖新生はその時間って決まっているのですか?

今夜、南雲医師がテレビ出て
CGMSをお腹につけてるとこ見せてましたが
あれをやってみたいですね。

ここんとこずっとやってるんですが(SMBG)
全体的に高いレベルの人低いレベルの日があるみたいな気がします。
理由はよくわからないのですが。
めちゃくちゃな糖質摂取実験をした次の日はまだ余波があってもおかしくないですが
日にちが経っていても高い日があり
糖新生が亢進してるのかなと思うことがありますが
ぜんぜん考え違い?

カルピンチョ先生

レタスやもやしやキャベツを
結構たくさん食べる傾向はありました。
facebookやブログに一週間は食べたものもSMBGも書いてますので
照らし合わせたら、ある程度相関がわかるかもしれません。

実は、その食事を見て、沖縄の渡辺信幸先生という徳洲会の医師が、野菜が多過ぎるというアドバイスがあり(彼の持論らしいです。著書にもそう書いてありました)^^;
わたしも少し考えて、少ないといっても野菜も糖質はあるし、とこの3~4日意識的に少なくしました。

でも、昨日なんですよね。全体的に高かった日は。
そういうのが、日内変動を超えて数日後っていうことはないんですか?

カルピンチョ先生

私も「人はなぜ太るのか?」 予約注文しました。
楽しみです。

toさま
ケトン値素晴らしいですね。
因みに、私のデータも記しておきます。

4月9日採血分
総ケトン・・・・・・・2150μM/L
アセト酢酸・・・ ・・・250μM/L
3-ヒドロキシ酪産・・・1900μM/L
でした。  体調問題ナシですぅ~。

糖新生に関して、Nature Medicine JP より
「糖新生:クリプトクロムはcAMPシグナル伝達および肝臓での糖新生の概日時計による調節を仲介する」

http://www.nature.com/nm/journal/v16/n10/full/nm.2214.html

糖尿病(Ⅰ型・Ⅱ型)における暁現象はこの調節機能に何らかの異常があるのかもしれませんね。
私の場合も早朝空腹時の血糖値は高めになります。
その時の総ケトン体値は2割ほど下がります。
もっともケトン値の日動変化も多少あるようですが・・・


昨日新たな主治医のところに伺ってまいりました。
糖尿病専門医でありながら、糖質制限派の異質の先生です。
そこで糖尿病学会のすごい裏話をうかがいました。
糖質制限食を知った患者が強烈な勢いで医師のもとへ怒鳴り込んで来るのだそうで、それが各所で頻繁に発生しており、
学会としてその対応に非常に苦慮しているのだそうです。

昨日のHbA1c 5.4 で、「糖尿病を自分で治してしまっては医者の立場がないではないか(笑・笑)」ということで、次回昨日の採血の結果の詳細でどういう治療方針をとるか決めていただくこととあいなりました。

ご紹介の本の内容にとても興味を持ちポチリそうになっていましたが・・・

本日の江部先生のブログで
>内容的にも長さ的にも結構読み応えがある本です。
>本が苦手のひとには、ちょっとしんどいかもしれませんね。
>あとは、医学書扱いなので、やや値段が高いです。
とありましたので、諸先生方が読み解いて素人にもわかりやすく解説してくださるのを楽しみに待とうと思います。

それにしても、
>予約段階で、医学・薬学のベストセラー
とは・・・
きっと、カルピンチョ先生と江部先生のブログの読者が多数ポチッたのでしょうね^^

なんだか、どこでも話題になってて
注文したと、皆が語っていますので
私もさっき注文してしまいました笑)

Yamamoto_maさん

さまでなくて さんでけっこうですって
わたしはさっさと さん にしていて、すみません((^^))。
Yamamoto_maさんのケトン体の値
教えていただいてよかったです。
わたしは初めて検査してもらったので
ほんとにこの値でいいののだろうかと
試しにここでもアップして反応を見ているようなところもあって。
仲間がたくさんいるんだなと安心しました笑)
糖新生の概日時計による調節
ですか?
ちょっと読んでも難しかったけれど笑)参考になりました。
ありがとうございます。

カルピンチョ先生

日周記リズムですか。
確かに 食後3時間あるいは4時間からはじめるウォーキングの場合
夜ふかしにはなります笑)
昨日は3時間から頑張りましたが
一昨日は3時間からやるつもりで
先に入浴したら 不覚にも眠ってしまっていたりで^^;

おまけに、昨夜
それを記録していたブログのログが飛んでしまいました。
私のブログもほとんど自作のCGIなので
とんでもないことが起こります。
どうやら、無尽蔵に画像をアップしすぎて
サーバーが容量いっぱいになって
ログが飛んでしまいました^^;
でもSMBGにデータ残っているし大丈夫です。
いつ入浴したか?だけ正確ではなくなってしまったけれど。
とほほほほほ。
まあ参考程度の趣味のデータですから、まあいいか~(~o~)

本日読み終えました。
内容、激しく同意いたします。
江部先生がのり移ったかのよに思えました。

冒頭イントロダクションで、ジョージ・ケイヒル氏が登場いたします。  ケイヒル博士の言葉

    「脂肪を操るインスリンを炭水化物が操る」

なんと素晴らしい表現でしょう。
この一文でこの本の内容の半分以上を言い表しております。
後半、ケイヒル博士がもう一度登場してます。
「メタボリック症候群」のところで、ジェラルド・リーベン氏のインスリンを心臓病に結びつけるエビデンスを発表したさい、その座長を務めたケイヒル博士は「自明の理である」のところの記述は圧巻でした。(217頁) 恐ろしい事が書かれております。


ジョージ・ケイヒル博士を知ったのは2年程前、ケトン体について検索しておりましたところ、「ハーモニカドクターの日記」にたどり着いてのことでした。
http://harmonica-doctor.way-nifty.com/blog/2010/01/-3-6a16.html

多くの頁をさいて「カロリー神話」を見事に覆しております。
以前、夏井先生のところで、ある読者の方が「エネルギーの保存則・・熱力学の第一法則・・」を念頭に置かなければならない。 というようなコメントがありました。
工学系の私は「これ、ちゃうんじゃない?」 この考えだと食事をとると永遠に生き続けることになるじゃん! そもそも地球上生物の個体はみな外界に対して開かれた系(生きることを止めても)なので、この考えはダメ!と思いました。
それで、「第一法則を用いることに意味はない。第二法則を用いること!」と夏井先生のところにコメントさせていただきました。

あと、脂肪の代謝についての説明がもう少し欲しかったです。

さて、この本を読んだ人、どんな反応を示すでしょう。

1.宗教法人化しつつある日本OOO学会
   また始まったよ「糖質制限」
2.OOO専門医
   おいおい、私が教わったこととずいぶん違うじゃない。
   こんなことして何かあったらどうするの。
3・医療に関してまったく先入観のない人
   えぇぇ~~~目から鱗ではないか。
4.カルピンチョ先生およびここを訪れる方々
   SELF EVIDENT TRUTH

といったところの良書だと思います。
  

興味深い本のご紹介ありがとうございます。生化学的な視点からの解説というところの惹かれました、さっそく注文してみます。

わたしはまだほかの本を読んでいて、手つかずです。

それで、別の話題なんですが
11日、鹿児島市のかごしま県民交流センターで

「セルフケア・糖質制限セミナー」
http://www.facebook.com/events/134927250024433/

という NPO法人 地域統合医療ネットワークが主催してるものに行ってきました。

その中で

前半は、東洋医学の初歩といった内容のお話を
保健福祉大学の講師の方が、

後半は
鹿児島大学医学部卒で
医師で中医師(上海で漢方を学んでおられます)の
鈴木功先生が
糖質制限について話されました。 

鈴木先生は上海から帰られたあとに
高雄病院の江部先生のところに
漢方をさらに勉強しようという目的で
勉強会に行かれたのに
なぜか?漢方の話はなくて
糖質制限の話ばかりだったのを
当時は解せなかったらしいのですが
そのうちに 
西洋医学の薬で治せないから漢方を学んでいて
その漢方より優れているのが糖質制限だと気づいたんだそうです。
それでも4年ほどは、自分の中で咀嚼していて
患者さんに積極的に勧めなかったと。
しかし、今年初めから本気で自分で実践してみたら
糖質制限を公言して患者さんに勧める決心をしたと
今日語っておられました。

先生はちょうど私と同じ年代です。(50代)
とても熱く語ってらして
額に汗かいて力説されていました。
必ず変わります。革命が起こるって。
若い人たちに広める役目をして欲しいと考えて
セミナーをはじめる決心したと。

カルピンチョさん

素晴らしい本ですね、これは。癌と脂肪との類似性のくだりなんてセンスオブワンダーそのものです。ただたしかに気合がいります、自分みたいな活字中毒者でも。またおっしゃるように翻訳調の文体ももう少し弱めて欲しかった。NFLサイトで英語の言い回しは慣れてるつもりでしたが。もちろん値段も・・・
でもそんなものはどうでもいいです。「天才と分裂病の進化論」とこの本を読めば糖質制限をしないほうがどうかしてると思うはずです(たぶん)人生いつまでたっても勉強ですね。

それでも麦芽とやらいうものからできる発泡性の黄金色だったり黒だったり白かったり赤かったりする毒汁の魔力からは逃れられない、畜生メソポタミア人め!

かるぴんちょ先生、こんばんは

出張のお供に持って行ったのですが、ところどころ苦戦して進みが悪いです。しかし、類似書と異なり示唆に富んでいる、考察が深い。さすがTaubes氏。一般書ではなく総説ですね。

過食が肥満の原因ではなく、肥満の結果のエネルギー不足を補うために食欲が出たり動かなくなったりするという発想は実に面白いです。また、150年も前から炭水化物が肥満の原因と考えられていたことなど、知らないことばかりでした。この40年間、よからぬ方向に進んだだけで、肥満研究は全く進展していないことがわかりました。何とか早く読み終えたいです。残念ですが引用文献にあたるまでの余裕はまだないですね。いい本ですね。 今西

お久しぶりです。
ブログからもダイエットからもすっかりご無沙汰している間に、
3kg体重増加してしまい、
軽い糖質制限を始めたところです。
主食やお菓子は午前中のみ可にして、
昼と夜は主食抜き。
ただし、芋類とカボチャ、ニンジンは昼夜も可という、
比較的ゆるい制限にしています。
これでも体重は順調に減って、
10日で2kg減りました。
1kgはたぶん、水分と思いますので、
実質は1kg減だと思います。
そして、いわゆる、「ダイエット臭」がしてきました。

昔から、ダイエットが上手くいっているときには
このにおいがしていて、
自分では、「ケトン臭」だと思っているんですが、
ケトンが臭うほどになっていたら大変だよ!
と、まともにうちあってもらえませんでした。
でも、皆さんのコメントのケトン体の数値を拝見していたら、
やっぱりコレはケトン臭なんじゃないか、
という気がしてきました。

あまり医学的な質問では無くて申し訳ないのですが、
果たしてケトン臭って、ありなのでしょうか?

カルピンチョ先生

普段、訳本で訳者略歴なんて見ないのですが、さすがこの本では気になって(直訳じゃ~ん!)見たのですが、2012年8月にお亡くなりになっていました。
めんどくさい、のではなくて人生最後の仕事として、あるったけの力を振り絞っての労作ではなかったのかな、などと推察しております。
「バースタイン医師の・・・」の訳者も大田先生だったのですね。
・・(合掌)・・


ケトン臭(アセトン臭)についてですが、私の経験ではほぼ3ヶ月でなくなりました。腎臓での再吸収が活性化されたと推察しておりますが、消える理由は分かりません。
教科書的には総ケトン体が7000μMOL/L 以上でケトアシドーシスで、成人でのケトン食(私のはなんちゃってケトン食・笑・)では到底到達できそうもない数値でしょう(多分)。
ケトン体が嫌われる理由は、もちろんケトアシドーシスの恐怖が叩き込まれているのもありますが、小児の「ケトン血症」(いわゆる自家中毒)も頭にあるのでしょうね。
この場合、犯人はアセト酢酸でも3-ヒドロキシ酪産でもなく、アセトンだというようなことをどこかで見た記憶があります。呼吸中に揮発しないという理由はよく分かりません。


アンナ・カレーニナ、その騎手落馬したのは記憶にありました(笑)。

読了致しました。
確かに、読みづらい部分がありました。
そこに見えている結論に飛びつくのではなく、
根拠を積み上げて、積み上げて、積み上げて。。。
という前半部分では生殺しにされている気分でした。
その分、後半には爽快感がありました。

四半世紀に及ぶダイエット歴を振り返ってみて、
上手くいったダイエットが「何故上手くいったのか」
この本によって、初めて、理論的にスッキリと、
裏付けられたような気が致します。
いままで抱えていた謎のいくつかが、
あっけなく解消いたしました。
また、ダイエットが上手くいかないときに
どうしたらよいのかのポイントがはっきりしたので、
今後は、より自信を持ってダイエットに望めそうです。
ご紹介ありがとうございました。

カルピンチョ先生
ケトン臭というのは根本的にそもそも何なのでしょうね?試しに自分の寝汗を吸ったライクラ素材のノースリーブを嗅いで見たら・・・ローズ系の匂いがします。ただ寝汗そのものが痩せたこともあり減っているのはたしかですし。
最近気になるのは男性同僚の臭い(いわゆる加齢臭?)ですね。赤ちゃんはいい臭いがする、また男性が抱っこをすると泣き出すとかいいますが、我々がケトン臭と呼んでいるものこそ健康な人間本来のもので、糖質の取りすぎが何らかの形(腸内環境の悪化、発汗量の増大、虫歯や歯垢の付着など)でいわゆる加齢臭につながるのではないかと。

匂いについて。

うちの猫は完全室内飼育で5歳です。
わたしが糖質制限を始めてから「肉食の猫に炭水化物入りの餌を与える矛盾」に気づいて、穀類不使用の餌に変えて一年以上経ちます。
たまに捕まえて匂いを嗅ぐと「おひさま」の匂いがします(窓越し、網戸越ししか日に当たっていません)。

また、わたしに遅れること一年、去年の夏から糖質オフを始めた夫(51歳)は、すぐに加齢臭がしなくなりました。

そして、わたし自身が「ケトン臭(?)」と思う匂いは「ライムサワー」のような匂いです。
もともと体臭は弱かったと思うのですが、目が覚めたときに脇の下の匂いを嗅ぐと「チュウハイ」の匂いがするんですよ~~~

気のせいかもしれませんがw

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私のブログをまったく読まずに一方的に質問を投げかけるのはおやめください。 いただく質問の答えは、ブログ内の記事、あるいはコメントでのやり取りに記載されている場合が多いと思います。 量が多くて読むの大変だから、ということであれば、知恵袋などの質問サイトをご利用なさってはいかがでしょうか。 また、コメントへの返信やメールへの返信は「無償の善意の第三者」としてやり取りさせていただいているつもりです。 自分の家臣に問いただす殿様みたいな非常識な投げかけは、ときに無視しますので、あしからずです。 コメントやメールには医学的に間違いないようにお答えしたいと思いますし、急に忙しくなって対応できないこともありますので時間がかかる場合があります、ご了承ください。


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