能登先生の発表の食事内容を具体的に紹介しましょう
能登先生が死亡率を高めるから危険だと指摘した糖質制限食。
ずいぶん影響力がありました。
「糖質制限すると体に悪いってよ、やめた方がいいんじゃないの?流行に乗せられちゃって。」
先日、数年ぶりに知人にあって、痩せた姿を褒められましたが、糖質制限していると言うと、すかさず帰ってきた言葉がこれでした。
知人は逆に往年の面影なく、でっぷり太っていました。
「誰がそんなこと言ってたんですか?」
とわたしが聞いたら、
「朝日新聞に書いてあったわよ。」
思わずプッと吹き出して、
「ああ、あれね、あれは勘違いな記事で、糖質制限のことを書いてるんじゃないんですよ。」
って説明しようとしたら、
「だって新聞に書いてあったんだから。東大かどっかの先生だったわよ!」
「いや、僕も医者なんですけど。」
「あなた内科の医者じゃないじゃないの、東大の先生が新聞に嘘書くわけ無いでしょう、知らないわよ早死にしても。」
・・・最後の言葉はあんたに返すよと思いながら、それ以上説明するのをやめて、話題を変えて流しました。
でも、ちょっとむかついたので、ここで、わかりやすく、しつこく、書いてみます。
能登先生が論文を解析して危険だと主張して、朝日新聞に大きなスペースを割いて批判した糖質制限食。
あそこでやり玉に挙げられていた糖質摂取量というのは、カロリー比にして35%~40%の糖質摂取量です。
カロリー比にして35~40%の糖質摂取量になる食事ってどんなものか、具体的にお見せしますね。
これです。
ダブルパテのハンバーガーなら30%前後の糖質量ですから、 これに加えて炭酸清涼飲料水のSサイズを飲めば、能登先生が言うところの糖質制限食になります。
これが、「危険な糖質制限食」と定義される糖質30~40%に収まる食事の代表例です。
それに対して、能登先生が「安全な高糖質食(60%前後の糖質摂取)」と定義する代表格はこれです。
日本の誇るファストフード、牛丼
これは糖質59%、カロリーは「ダブルバーガー+コーラのSサイズ」とほぼ同等になります。
論文で比較されていた糖質摂取者は60~70%の糖質を摂取している群でしたから、これにコーラのSサイズを追加してもいいですね。
毎日三食、牛丼を食べている人と、毎日三食、ダブルバーガーとコーラを食べている人。
その両者を比較したら、ダブルパテのハンバーガーを食べている人の方が死亡率が高い。
だからダブルバーガーを毎日食うよりも牛丼毎日食べなさい。
能登先生が集めてきた大規模リサーチというのは、どれもそう言う研究です。
・・・断じて、糖質制限食と高糖質食を比較した研究ではありません。
そんな内容なのに、マスコミを使って糖質制限は危険だというネガティブ・キャンペーンをうつ。
詭弁を弄するとはこのことです。
(私にこの記事も、もちろん詭弁を弄しているという批判を受ける余地を内包していますけどね(^O^))
そして、権威ある新聞が発表した内容に人々はいとも簡単に情報操作されてしまうのです。
ひとつだけ、これら二つの食べ物とその業界の名誉のために申し上げておきますと。
ハンバーガーも、牛丼も、どちらも安くてお腹がいっぱいになる、運動量の多い若者にとっては素晴らしいファストフードです。
現代日本の安い労働力を支えた国民的な食事であると言ってもいいでしょう。
働く大人にとっても、お金がないときには涙が出るほどありがたい食べ物です。
私も高校生、大学生、いいえ、30代前半ぐらいまでは頻繁に食べていました。
35歳過ぎて、肝機能が引っ掛かるようになってからは食べる回数を減らしましたが、それでも好きだからときどきは食べていました。
ありがとう、感謝しています。
「新聞に書いてあったわよ、糖質制限は危険だって。」
・・・いいえ、いいえ、いいえのいいえ、違うんですよ。
新聞に書いてあったのは全く別の話なんですよ。
詭弁に騙されないでください。
あれは、牛丼とハンバーガー、ひたすら食べ続けるならどっちが死亡率が高いだろうかというレベルのお話です。
ハンバーガー食べ続ける方が、牛丼食べ続けるよりも1.6倍ほど死亡率が高い、そういう結論につながるお話です。
糖質制限をきちんと理解して食べている人なら、どちらも絶対に食べることない食事内容の比較です。
こういうのを「濡れ衣着せられる」、っていうんですよ。
糖質制限ダイエット ブログランキングへ
マ〇ド〇ルドにも吉〇家にも恨みはありませんが、わかりやすいので引用させていただきました。
どちらも、安くておいしい、素晴らしいファストフードです。
若い人や体をよく動かす人が適度に食べるには素晴らしい食べ物だと思っています。
でも、運動しない中年以降の方は、一日三回それで済ますのはお勧めしません、せめて晩御飯は糖質制限しましょうよ。
更新待ってました。
能登氏の研究って突っ込みどころが多すぎて困っちゃう、はっきり言ってフツーの企業ならお前雑やな~のレベルですよね。牛丼とハンバーガーの例えだけで論破できちゃうわけですから。他にもトランス脂肪酸は?とか植物性蛋白と動物性蛋ほb白の差は?甘味料や塩分ですとか寿命を考えれば今ホットな話題はいくらでもあるでしょうに。さすがに喫煙、飲酒、運動や職業なんかのバイアスは考慮してると思いたいですが。
さてちょっと異論があるのですが若い世代でもハンバーガーや牛丼(米やパンは言うに及ばず)避けるべきじゃないでしょうか。と言うのも自分がハウスダストアレルギーや朝の目覚めの悪さ(起立性障害と言うそうですね)に幼少期から悩んでいたからです。糖質制限を始めて一年これらからほぼ完全に脱却していったい俺の30年余りはなんだったんだとwいやほんと同級生の半分ぐらいお前が会社勤めなんて無理と思われてましたからね、ほんの少しの行き違いでひきこもりになってたかもしれません。
久々にモスバーガー食べたらたいして美味しく思えませんでした、反対にモスチキンが骨まで美味すぎるなと。味覚も変わるんですねえ。
お帰りなさい。少し心配しておりました。
今回の比較、とても分かりやすいです。
どちらにしても、いかに糖質が多いかですね。
私の検査結果ですが。
2012年6月 2013年2月
発病時
HbA1c(NGSP) 14.5 5.5
中性脂肪 234 56
HDL 40 61
LDL 202 151
血圧 130-80 115-75
これで、血管障害や心筋梗塞の危険が増えるとは考えられません。
いまだに、ご飯一膳食べると、食後血糖200越えですが。
能登先生の元になった研究、そもそも糖質をどうチェックしたのか疑問です。
「糖質制限危険?」と報道するマスコミもどうかと思います。
ブログの再開、うれしいです。
SLEEPさん
お待たせしましたw
牛丼とハンバーガーのネタは一ヶ月ほど前に思いついていたのですが、放置して忘れ去るところでした、メモファイルをパソコンの奥から引っ張り出してきました。
ほんとに、「40%を切るのは極端な糖質制限 by門脇先生@読売新聞」「糖質摂取率30~40%は脂肪率の上がる危険な糖質制限 by能登先生@朝日新聞」と言い切るあたり、いかにして相手の穴を見つけて突っ込むかで攻めてこられているわけですが、その論理自体に無理があるからツッコミ放題なんですよね。
賢い人たちなのにどうして?ってほんとに不思議です。
SLEEPさんは幼少期からアレルギーと起立性障害に悩んでいて、それが糖質制限したらピタッと治ったと!
良かったですね、なによりです、どちらもすごくストレスのかかる症状ですから、それが消えるのは素晴らしい。
実は週末にお会いした人に、1月末頃にお会いした時に糖質制限を勧めたのですが、その方は5週間で4kg減量できただけでなく、今年は花粉症が出ないと伺いました。
江部先生の患者さんにもアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の症状が改善したという話を読みますし(症状が消えたような人もいるようで)、糖質制限で免疫系の制御がうまく行く人というのが結構いそうですね。
花粉症やアトピー性皮膚炎、あるいは自律神経失調で悩んでいる子供が試しに糖質制限してみる、それは大いにありですね、うまくいけばみっけもんだし。
経済的なことを考えると、食べ盛りの子供の頃に糖質制限するのはとても大変なことではありますが、QOLが上がることを考えれば試してみて、うまくいけば続ける価値は高いですね。
子供の頃から糖質制限したところで、体に悪くないであろうことは明らかですしね。
人類が糖質を食べるようになった歴史が数千年でしかなく、ましてや生成された糖質を世界中のみんなが等しく食べれるようになったのはこの100年ぐらいにしかならない事を考えれば、「子供は糖質摂取が必須である。」とは言えないと思いますしね。
糖質摂取してなんともない子供は積極的に摂取しても構わないと思いますけど。
もともと、乳児は母乳だけで成長・発達していくし、あれには10%もの乳糖が入っていますからね、成長期に糖質を摂取するのは体にとっては効率の良いことのように思われますから。
わんわんさん
ただいまです♪
ハンバーガーと牛丼、どちらも我々が基本的に食べない食事ですが、それを比較して「ほら、糖質制限は体に悪いだろう。」というせこさが許せませんよね。
それにころっと騙される権威主義者たちにも呆れますけれども・・・。
検査データ、素晴らしいですね。
この検査結果が持続していて、そして食後高血糖も上がらなくて、なにも死亡率を高める要素がないのが本当の糖質制限ですよね。
これだけ明瞭な話がたくさん出ていても、スウェーデン人の統計をギリシャ人の研究者がいじって導き出した統計研究を日本人がありがたがって、そして糖質制限を押さえ込もうとする。
糖質制限されるとよほど都合の悪い何かがあるんでしょうかね・・・。
しばらく更新がないので何かあったのかと心配していました。お帰りなさい^^
能登論文の具体的でわかりやすい解説ありがとうございました。本当に能登先生に「本気でそう考えてるんですか?」と詰め寄りたくなる内容でした。
ところで江部先生も若者は糖質制限しなくてもよい(食料政策の上?)とのお考えのようですね。
しかし子供が今春から大学生になり、わたしの目の届かないところで何を食べるかと思うと非常に気になります。
子供にはわたしの趣味で一年前からスタンダード糖質制限をしていました。その甲斐あってか、糖質が何か、糖質を含まない食べ物は何かということはキチンと理解していると思います。
とは言っても大学生になり弁当を持って行かず、学食や買い食いがメインになれば友人の手前もありいったいどうなることやら・・・
ほんの四年間のこと、と諦めるしかないでしょうか。
最近、食育とやらで三食お米を食べろとかやかましいですね。自分たちが昔習ったことを否定されるのはそんなに嫌なのかな。30~40%程度を糖質制限と言われても困りますが、逆に言えばそのぐらいしか反論点がないか或いは色んな統計論文を引っ張って解析して30~40%だと平均寿命が下がるという数字を無理やり表計算ソフトで出して・・・いやそんな下衆ではないと思いたい、けどじゃあ例えば30%以下や我々が言うところ糖質制限である最低でも20%以下だとどうなるか。こういったところも報告するのが研究者としての良心ではあるまいかと。
起立性障害というか機能性低血糖症そのものみたいだったようですね、一年前までの自分は。慢性的なだるさ、疲労感、消化不良、手や足の冷え・・・うつ病まで行かなくて幸運でした。そういえば運動療法がうつ病に一番効果があるそうですが、学生時代スポーツをやっておけば自分も少しマシだったのかなあと。
ニコ動ですが、炭水化物はご馳走であってたまに食べるべきというのは旨いこというUP主だと感心しました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17641124
カルピンチョ先生、おかえりなさい。
そしてお疲れさまです!!
春の人事ですね!?(これは大変です)
まだまだカルピンチョ先生には、解いていただきたい謎があるのですから、リタイヤ宣言は無しにしてほしいですよ〜!
ユックリで良いのです!
続けていて欲しいです。
ハンバーガーと牛丼の闘いは笑えました(笑)。
能登Drの論文の原文はこれです
www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0055030
ある人物がcommentを書きましたので、和訳してみました
www.plosone.org/annotation/listThread.action?root=61529
◇ ◇
*欠陥、欠陥、欠陥だらけです
これは生鮮食品の分析である。
rawfoodsos.com/2010/09/08/brand-spankin-new-study-are-low-carb-meat-eaters-in-trouble/#more-580
いくつかの注目すべき点がある。
肉食者群の日々の炭水化物量はカロリーの37~65%の範囲となっていた。Paleo diet や Keto dietの実行者達は多分ちがってると言うでしょう。それは低炭水化物ダイエットではありません!低炭水化物ダイエットは、毎日のカロリーの7~10%未満です。もし65%量を食べていたなら、それは炭水化物150~200/day相当でしょう。
また、喫煙者やBMIの数値が高い人達が、肉食者群に含まれていますが、これは食事以上に結果に影響あると思えませんか?
そして最後に菜食者群と肉食者群とは、動物製品(卵、チーズなど)からほぼ等量のタンパク質摂取をしていたので、タンパク質の量は影響を及ぼさなかったといえる。
おつかれさま。低炭水化物/高蛋白食と死亡率との間に関係ありというような研究は、管理下臨床研究にはありえない。そもそも死亡率に影響ないからだ。これで終わりにしよう。ありがとう。
<参考>
Paleo diet の解説 robbwolf.com/what-is-the-paleo-diet/
Keto diet の解説 www.bodybuilding.com/fun/sclark91.htm
カルピンチョ先生おかえりなさい!
いつも読み逃げで申し訳ありません(^^;)
お仕事が忙しいのだろうなぁと思ってましたが
久しぶりの更新が嬉しすぎてコメントさせてい
ただきました。
先生が無理と思わない程度に更新してくださる
ととても嬉しいです。
お体に気をつけてお仕事されてくださいね(*^-^)
お帰りなさ~い(^.^)/
久々のupわくわくどきどきで読ませていただきました。
やっぱいいですね~カルピンチョ先生の記事の切り口!!
ハンバーグと牛丼。目からウロコ?‥なんてわかりやすく笑える喩え。プッと笑えるのに、ふむふむとうなずいてしまうし誰かに説明するにはとってもわかりやすくて良いですよ。
早速ダンナに話そう!!
ほそ~く、なが~く続けでくださいよ、ブログ。
記事のup、気長に待ちますから(^O^)
かんなさん
ただいまです。
大学生のあいだは、そこからもう少し引っ張って25歳ぐらいまでは人生で一番元気な時なので、どんな食生活でもそれなりに生き延びます。
もちろん個人差はあります、食生活をきちんとしないと酷い目に遭う人もいるでしょう。
でも、多分、80~90%の若者はテキトーな食生活でもなんとかなります。
ただし、きちんと理解した上でそうしているのと、本能の赴くままにそうしているのとではやはり大きく異なってきますので、かんなさんのお子さんたちは大丈夫ですよ、きっと30歳過ぎたあたりで母の教えに感謝してくれるはずです。
そう思います。
SLEEPさん
糖質摂取過多の被害を最も強く受けた方の一人だったのですね。
糖質制限に出会えてよかったです。
私も大学で、大学病院で、医師会の生涯教育で、むぁ~~~~~~~~~~~~~~ったく習わなかったのが糖質制限のメリットと機能性低血糖症についての話ですから、仕方ない面もあります。
これからぼちぼち、変わっていくことを期待しつつ。
やっぱり継続が大事ですね。
ナオさん
ただいまです、ありがとうございます。
ハンバーガーと牛丼はわかりやすいでしょ、思い至った時によしよしってほくそ笑んじゃいました。
どっちも糖質セイゲニストが絶対に食べない食事内容ですからね、笑っちゃいますよね。
はい、ゆっくり続けます。
精神科医師Aさん
いつもありがとうございます。
いやあ、激しい的確なコメントくらってるんですねえ、あの論文。
海外の糖質制限実践者から見てもイミのない議論にしか見えなかったのがよくわかります。
正直、あえて出版した意義がよくわからないですもんね、新しくはないのだし、PLOSOneだって掲載料安くはないでしょうに・・・。
あ、でも、素人は権威にころっと騙されるから意義はあったのか。
ひろさん
ありがたいお言葉、感激です。
こんなに喜んでくださる方々がいるのなら、モチベーションアップです。
これからもゆっくりめになるかもですが、更新続けますね。
よろしくお願いします。
nao@berryさん
ただいまです♪
ありがとうございます、記事のわかりやすさが第一目標のカルピンチョです。
誤字脱字がしばしばありますがご勘弁ください。
(そろそろチェックしないとけっこうひどいよな(^_^;))
細く長く続けますね。
今後の予定は
なぜ糖質制限すると足がつるのか?
なぜ糖質制限して胸焼けや胃もたれする人が出るのか?
私なりに考えたことを書く予定ではおります。
面白いです。
ホント、糖質制限を始めて半年くらい夜中に足がつって不安感を感じましたが、10ヶ月くらいからピタっと無くなった。
糖質中心食生活から蛋白質中心になり、体が慣れるのにそれだけの時間がかかったという事でしょうかね。善玉コレステロ-ルも倍以上増えて血糖だけじゃあなくいろいろな面で健康的になり感謝してます。古い論文で糖質制限食を否定している医者は薬品会社からの賄賂で思考の自由を取れなくなった守旧派というか、勉強や新たな考え方を脳が受け入れない認知症の一種でしょうな。
しゅんさん
足がつらなくなってよかったですね。
糖質摂取でなまりきった身体が(主に肝臓が)、恒常的な糖新生になかなか対応しきれないのが足がつる原因の遠因だと思っています。
逆に私は開始して1年ぐらい経ってから足がつるようになったのですが、しばらくしてからあること(夜間の糖新生を妨げること習慣です^^;)に気づいて改めたところ、改善しました。
いろいろと自分自身で実験する試行錯誤の中から理屈が見えてくるので面白いです。
何が何でも糖質制限を否定しようとし続ける人たちの姿って、ハチマキ締めてシュプレヒコール上げて、変革にすべて反対して自分たちの既得権益を守ろうとする団体の方たちとダブってみえます。
よく江部先生がおっしゃっています
蛋白質は食後血糖値を上昇させない
脂質は食後血糖値を上昇させない
糖質は食後血糖値を急峻に上昇させる
ネガティブキャンペーンを行いたいのであれば、
確固たる証拠を提示して、この3つの命題
(江部先生によれば、生理学的事実)を
否定すればいいだけの簡単な話なんですよね
それをしないでおいて、文章のレトリックを使って
いくら糖質制限を否定しても、
「?」としかならないですよね
カルピンチョ先生、いつも楽しい記事をありがとうございます。
実は私、能登先生の病院にかかっています。他科ですが。
先月カテーテル検査で入院した時、ヒマだったので
専門看護外来の時間をもらって視察(笑)に行ってみました。
特定されちゃいますね(笑)
いろいろ話をして分かったのは、低糖質食について
驚くほど知識がないことでした。
「糖尿病・代謝・内分泌科」のベテラン看護師なのに、
高カロリー食で体重が減少したり、
投薬をやめてもHbA1cが安定したと話すと
「そんなことが...なぜなんでしょう」という反応。
最後は「経過を教えて下さい」と言われました。
どこまで信じてもらえたのかは分かりませんが(笑)
院内では朝日新聞の話題はよく知られていましたが、
若い主治医は検査結果を半年前と比べて、
私のやり方を支持してくれました。
許可を得て入院食は大半を残し、空腹だから
ゆで卵なんか持ち込んでマヨネーズつけてパクパク(笑)
しかし入院食は高糖質ですね。焼きそばの日は参りました。
高糖質食を推奨する医師は、悪意からではなく
現実に向き合っていないだけだと思います。
私が心筋梗塞を起こすまで、生活習慣病に無関心で
何も考えずに処方された薬を飲むだけだったのと同じです。
ありがちなことです。人間ですもの。
これからも記事を楽しみにしています。
大塚製薬から「SOYJOYピーナッツ」が近く発売されます
www.otsuka.co.jp/company/release/2013/0313_01.html
他のSOYJOYと違う点は、ドライフルーツを使わず、ピーナッツを用いた点です。その結果、糖質が少なく、食物繊維が多くなっています。ただ残念なことは、甘味料としてアガベシロップが使われていることです
www.otsuka.co.jp/product/soyjoy/
足がつるに反応してしまいました!
おかえりなさい先生(´∀`)
私も更新待ってました。
はてさて足がつる、まさに今私この状態です!
糖質制限開始からまもなく2ヶ月経とうとしておりますが、起床時にのびをするとほぼつります(笑)。
最初の頃は悶絶して耐えてましたがこのごろはつる手前でおっとっとのびをやめて回避してます。
体重の方はゆるやかぁに下っております。
毎日新しいおから料理を作ってはうまい!!と自画自賛な日々です。
これからも楽しみにしておりますのでゆるーくながーく続けてください!!
コメントも返信も楽しく拝読しました。今後の予定も楽しみにしています。私も足がつっていて困っていたのでしゅんさんとのコメントはとても頷けました。
今46歳ですが体はかなり危険水域に入っています。糖質制限も(疲れているから・・・)(最近ふらふらする~)などと甘いことを考えて、最近休んでいました。また、何かの本で糖質制限は50歳からに!というので、ついつい甘えていました。今日は日本糖尿病学会の見解もニュースで発表され、「?」カルピンチョ先生はそんなこと言ってないぞ!なんて思っていましたが。
とにかくまた開始します。先生、相談に乗ってくださいね。よろしくお願いします。
今日の日本糖尿病学会のリリース、酷いですね。
悪意をもって論点をずらしている感じがします。
嘘は書いてないと思いますが、糖質制限の有効性が無いかのような印象を与えます。将来の批判に十分耐えられるように書いたのでしょうか?
ま、ダブルバーガーより牛丼を食べたほうが長生きってことか
どっちも食べないけど
ぺんぎんさん
ほんとにレトリックですよね、論点をずらして否定しようとする。
糖質摂取が糖質制限よりも優れている理由を科学的に説明してくださればいいだけのことですのにね。
pygmalionさん
情報ありがとうございます。
なるほど、能登先生の病院では糖質制限そのものを医療スタッフが誰も理解していないかもしれない、と。
・・・( ..)φメモメモ
病院の中はほんとにピラミッド形式のヒエラルキーの世界ですからね。
その中にあっては「自分の頭で考える」という習慣が抹殺されてしまうのでしょうね。
自分の頭で考えて、理論的に。
それができる人だけが正しい医療を受けることができる。
まあ、それでいいですね、楽しく継続しましょう。
SOYJOYの新製品さん
情報ありがとうございます。
SOYJOYは私もトマト味を机の引き出しに入れて、食事する暇がなかった時とかに食べています。
糖質量で10g以下ですから、血糖値への影響も大きくないし、糖質摂取分はほかで差し引きすればいいですからね。
そこにSOYJOYのピーナッツ味はさらに糖質少なめ。
これなら大分ましですね、こっちに切り替えます(^O^)。
ドライフルーツも甘味料も入ってない、チーズ味のSOYJOYとか出してくれないかなあ。
どうしても甘くしたいならエリスリトールで。
お願いメールしてみるかw
華凛ちゃんさん
足つりまくり状態ですね。
これねえ、正しく糖新生できている証拠だと思います。
でも、糖新生の効率はあまりよくない状態。
糖新生の時にはビタミンBを使いますが、サイクルがスムースではないので無駄に消費してしまう。
それで、末梢神経の方にビタミンBを回す余裕がなくなる、これが原因じゃないかと思っています。
じゃあ、ビタミンB剤を補給すれば治るのかって言えば、それで治る人と、それでも治らない人といるみたいなのでさらにほかに必要なミネラルやビタミンが何かあるのかもしれないのですが。
食べ物で言えばレバーを積極的に食べる、これで改善するようであればビタミンB不足の可能性はあるように思います。
ある程度糖質制限を続けて、糖新生の効率が良くなってくると、ビタミンB不足も落ち着いてくるように思えます。
どのぐらいで落ち着くかは個人差もありますし、食事内容の違いもありますから一概には言えないですよね。
全部ハギレが悪い「思います」で終わっているのは、そうではないかというアイデアを出して検証実験をしたような文献が探せなかったからです。
やれば論文かけそうですね(^。^)。
にゃんこさん
糖質摂取による高血糖の快感には麻薬的な効果があります。
夜中に「なんか甘いものが食べたい~!なんかスイーツなかったっけ!」と、叫んでチョコを発見して嬉々として食べるような人は「糖質中毒」と呼んで差し支えないと思います。
いろんなエクスキューズを上げて糖質摂取する人も同じです。
自分は「中毒患者」ではないのか?
それは望ましい状態なのか?
そういうこともぜひ、自問してみてくださいね。
私自身も糖質制限は50歳から始めたのですが、やってみて湧き上がってきたのは「もっと早くに始めておけばよかった」という思いです。
糖質制限食というのは、ダイエットというよりはライフスタイルなんだなあと思っています。
私自身は極めて好ましいライフスタイルに出会えた、よかった、と思っています。
せんださん
そうですね、これもまた言葉遊びの感が否めません。
日本糖尿病学会としては推薦しない、というスタンスで、どちらでもないかのように書いているようで、実は糖質制限を批判しているように読み取れる文章ですからね。
うん、ダブルバーガー食べるより牛丼食べたほうがいいよ、ってことでしょうw
安心できるお返事をありがとうございます。
そうです。中毒状態です。早く抜け出したい!足がつったら逃げていたがこれも耐える!がんばります!!ありがとうございました。これからは一読者でなく実践家としてお邪魔しますので先生、今後ともよろしくお願いします。
にゃんこさん
よかったです、自分で中毒状態だと認めることができたら、継続できると思いますよ。
継続できないときはそれが「実は後ろめたいいい訳」になってないかどうか確認しましょう。
もしも自分よりも偉い方々のお祝いごとのコース料理とかで食べないと失礼、と恐縮してしまってフルコースで糖質もしっかり食べた場合は、翌日からの三日間は徹底的に糖質を抜く、自分で出来る範囲で1gも許さない、とかのメリハリをつけてみるというのも手です。
まあ、1gも食べないつもりで頑張っても5gぐらい食べちゃいますけどね。w
カルピンチョ先生
初めて書き込みさせていただきます、スーパー糖質制限3
ヶ月目のアラサー♂ですm(_ _)m
5月末に機能性低血糖症が発覚し、それから糖質制限を始めました。
古い記事への返信で申し訳ないのですが、話題としてここに書き込むのがよいかと思いましてここに書き込みさせていただきます。
もうご存知ではないかと思いますが、先日TV番組の「世界一受けたい授業」で炭水化物ダイエット(糖質制限)のネガキャン的内容が放送されていました。
http://wadainews.hatenablog.com/entry/2015/07/26/054152
内容を少し確認したところで鼻で笑ってしまいましたが。(笑)
ただ、ゴールデンタイムの更に視聴率が高い番組での放映でしたので、世の中への、そして糖質制限している方の周辺への影響は大きいのではないでしょうか。
実際に私の周りでは「糖質制限はやっぱり健康に悪いじゃない、やめときなよ」と非常にありがたくないお節介を焼いてくれました。σ(^_^;)
その人にはきっちりこちらの記事内容を説明しておきましたが(笑)
番組で「炭水化物を制限すると将来の死亡率が上がる」とされていましたが、参考文献が以下のものでした。
Fung TT, van Dam RM, Hankinson SE, Stampfer M, Willett WC, et al. (2010) Low-carbohydrate diets and all-cause and cause-specific mortality: two cohort studies. Ann Intern Med 153: 289-298. Find this article online
能登論文にも出てくるやつです。
カルピンチョ先生もこの文献を引き合いにこちらの記事を書かれたのですよね?
また、他の内容についても、
・糖質が脳を動かす唯一のエネルギー
→ケトン体…、溜息しか出ません。
・炭水化物ダイエットは水分が抜けて体重が減るだけ
→これは正しい…、が、それが当てはまるのは2週間〜1ヶ月くらいの間だけと認識しています。
わたしは2ヶ月で体重が10kg落ちました。これが全て水分と仮定すると…
体重72kg→62kg
体内の水分(全体の6〜7割)→約50kg
私の体から2割もの水分が消失してるらしいです。体内の水分は1割減っただけでも危険だというのに。
勝手に私を殺すなw
・炭水化物を6割摂取していれば痩せられる
→やってみなさい、痩せるどころか太るから(笑)
アメリカ学会推奨、というのが私には根拠が見つけられませんでしたが…
・炭水化物を食べると30分後に体温が上がるから、ちゃんとカロリーを消費できている。
→これも的確な反論ができなかったのですが…。
科学者として一例を仮説でなく結論として扱うのは如何なものか、とは思います。
それに、糖質制限を行うと基礎体温が上がるので、その方が基礎代謝が上がるはずです。
私も実際に基礎体温が36.0℃→36.5℃と上昇しました。
…とまぁ、私なりの反論を考えてみました。カルピンチョ先生のご意見をいただけると幸いです。
長文失礼しましたm(_ _)m
>Kazthaさん
コメントありがとうございます。
あの番組は私も見ていて、反論の記事を一応用意していたのですが、もささんのコメントでそういうことをすると、ネガキャンやってるマスコミの思うつぼだと思うとのことだったので、掲載するのをやめました。
熱の発生のことで言えば、あのデータは食後15分とか30分とかでしょう?
糖質はそのぐらいで血糖に変わってますが、たんぱく質が吸収されて体に影響として出るのはもっと後です。
たとえば、食後2時間半の比較だと、低糖質食を食べた方が高糖質食を食べたよりも2倍ほど発熱するという論文もあります。
つまり、食後の熱発生の観察と比較は数時間とか24時間とかで、経時的に観察するべきものなのです。
あの教授がそんなことを知らないとは思えないです。
そういうことを知った上で、15分や30分の値だけを見せて糖質を食べた時だけ痩せるみたいな話をしたわけで、視聴者をペテンにかけていると言っても差支えないです。
カルピンチョ先生、ご返信ありございます。
熱発生のカラクリはそういうことでしたか…、納得いきました。ありがとうございます。ペテン並みの理屈すり替えとは驚きです。
それと…、カルピンチョ先生が相手にしないと方針を決められている中、不躾にも掘り返してしまい申し訳ありませんm(_ _)m
素人意見でない判断材料を賜りたかったものでして。。
といいますのも、ゴシップ誌の記事ならともかく、大手新聞社やら公共放送、また今回のように影響力のある番組で報道されてしまうと、素人では反論が難しい点があると思っているからです。
他人から糖質制限をいくら否定されようと理解されなかろうと、相手にしなければいいのですが、これが身近な人になると話が変わってきます。本気で糖質制限者の方を心配し、妨害してくる可能性がありそうだからです。
「素人のお前よりどこどこの教授の方が正しいに決まってるだろう」と。
かくいう私の両親も糖質制限には懐疑的でして、帰省のときに糖質制限を止められやしないかと少し不安です。親の意見を無下にはできないですし…。
またも長文失礼しました。m(_ _)m
>Kazthaさん
あ、私の母親も実家に行くたびに「たまにはちょっとぐらい白いご飯食べなさい、心配だから。バランスの良い食事が一番よ。」と言って聴きません。
私がどんな仕事をしていようと、糖質制限の話を何時間しようと、食事の時になったら関係なく言ってきます。
50過ぎのおっさん相手に子供に諭すように心配してくれるのはありがたいことだと感謝しつつ、「気持ちだけいただきます。」と言っておかずしか食べてません。(笑)
父親はもうすだれの向こうの人になっていますのでややこしいことは何も言いません。
ともかく、両親が元気でいてくれるのが何よりです。
感謝。
両親が元気でいるのがなにより…、そうかもしれません。
そう思うことにします。
ご返答ありがとうございましたm(_ _)m