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低糖質だから肉なら何でも思う存分食べて大丈夫なの?

低糖質ダイエットを始めたときに、最初に聞いたのは

「ともかく糖質さえ抜けば太らないから、標準体重に応じたカロリーまでなら糖質以外は何でも好きなだけ食べて大丈夫!」

というものでした。


実際にはじめのうちは何を食べても糖質さえ抜けば(減らせば)痩せて行ったので、こりゃあいいやと大喜び。

お酒も蒸留酒なら一日30㏄相当のアルコールまでOKだということで飲み続け。

それでも順調に痩せて行ったのです。


・・・でも、肉なら何でもいいというわけではないこと、注意が必要です。

まず、肉の加工製品はよろしくないことが多いのです。

加工製品とは、ソーセージ、ベーコン、ハム、燻製などのお酒のおつまみ系ですね。

800px-Kielbasa7.jpg

あれらの加工肉製品は保存のためにさまざまな塩分を用いています。

その中には、たくさん摂取すると大腸がんを作りやすいと言われるものもあります。

と言ってもわずかに危険性がアップするだけなので、たまに食べるのなら気にしなくていいのです。


毎日食べ続けるのはよくないです、生肉を調理するようににしてください。


また、牛肉や羊肉も食べすぎが良くないというのはアメリカでは常識に近いようです。

タンパク質源としては、鶏肉や魚、あるいは大豆製品をメインにして、牛肉やマトンや馬肉は気が向いた時だけ食べるようにしておいた方がいいようです。


毎日食べるのならば、魚と大豆と野菜がベストなんです。

本当は糖質抜きの現代食ではなくて、日本人の伝統的な食事で、ご飯を抜くか、少量の玄米にするというのが一番良いのでしょうけれどもね。



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2012年4月29日 22:48

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コメント(15)

先生も既にお気づきでしょうが、この手の加工物には
「糖類」がそれなりに入っております。特に腸詰関係。
ソーセージみたいに細長いやつは特に。

詰めるときにはどうしても「粘り」が必要です。

肉でも骨に近いところの脂肪って塩分を加えるだけで
自然と粘りが出るものなんです。

ところがネダンを下げるために(われわれの利益を増やすために
とも言う)粘る物の助力を借りてます。

それがズバリ「糖類」です。

しかも日本人て塩を効かせた肉の味はあまり好きでないので
砂糖や水あめを使って粘りを出すのが日本の腸詰物では
ごく当たり前なんです。

今は自主規制で、先生がおっしゃるところの「保存性を高める
ためのさまざまな塩分」は使用量がかなり減りました。

しかし塩を入れないと粘りが出ないのでその分糖質の力を
借りています。

g120円ぐらいで売っているソーセージ・ハム類の糖質量を
調べてみると、結構おもしろい結果になるかもしれません。

肉はやはり「直焼きor蒸す」で味付けは塩と純コショウのみ、
ソースは肉汁を利用したグレービーソースが味わいの意味でも
糖質制限の意味でも、最高だと思います。

「肉+糖質」の味が日本人は大好きです。

例えばお弁当のウィンナー。そしてソーセージといえば
トマトケチャップになりますでしょ?

すき焼きでも、食通みたいな人たちほど煮ないで、
サシ(脂肪)が多い肉に砂糖をふって食べたがる。

いつだったか日野原先生のお食事を拝見した際に、
塩コショウのみでサシが少ないステーキを召し上がっておられて
「おーこの先生、食通だな、魯山人に通じるものがある」
と思いました。

戦後の日本だと、肉料理といっても、しょうゆを使うが
同時にみりんと砂糖を使った味付けになりがちですが、
これはある意味肉の味わい方を知らないからだともいえそうです。

なんといいましょうか、現代の日本人はやはり糖質からくる「甘さ」が
好きなように思えます。脂質にも当然「甘さ」があるわけですが、
塩を使わないと引き立たない甘さなので、現代の日本式な
肉食に慣れた人間にはあまり美味しく感じないのかも。

戦後の日本の肉食普及って、実は砂糖の使用と
きっても切り離せない関係があるのかもしれません。

砂糖の多用で甘ったるい上、卵をからませるのでくどいすき焼きに不満だった魯山人が発明した「魯山人風すき焼き」なるものがあります。

これ、砂糖を一切使わないダシ汁にしょうが焼きぐらいの厚さがある肉をつけて「温めるだけ」という素晴らしい糖質制限料理です。

しかもネギだのしらたきだの豆腐を同時に入れるとダシが濁るので、肉を食べた後に頂きます。

ちなみに魯山人は「サシの多い肉を使うべからず」という指定をしております。

g80円ぐらいのグラスフェッドのオージービーフが最適の料理で、三田のAなんたらの肉など不要です。

超低予算で出来ますから「糖質制限グルメオフ会」でもやりませんか?もっともこの料理を作るには、IHとかなり腕の良い鍋奉行が必須なんだよなぁ。

という訳で、かるぴんちょ先生主賓の「魯山人ふうすき焼の会」開催ケテーイという事で。

記録では、魯山人も「私の考えだしたすき焼は、肉だけ飛ぶように食える。ふつうのすき焼では、雑炊を作る前に舌が飽きてしまうものだ」と仰っております。

切りだすのも、手切りで十分ですから、5キロ相当の巨大ブロック購入でOKです。これだと、お一人様ご予算1000円もあればお釣りがきますよ。

あとはダシ汁の手配とIHの準備かな。

なんといいますか、ふすまパンのように「本来糖質が高いものを低糖質に作り変えた」料理ではなくて、「美味を追求して、結果として低糖質だった」という料理はいくらでもあるんです。

そういう料理を一同に集めた博覧会的な集まりを是非やってみたいです。んで、セットで講演をかるぴんちょ先生にお願いすると。

お医者様だと完全自由に動けないですよね。釜池先生レベルで常道から外れていれば別ですが、あれはあれで無意味に敵を作る事につながるし。

悪趣味な話ですが、あと20年ぐらい経って、糖質制限否定派の学会のお偉いDr.様は医者の平均寿命通り早死して、夏井先生はいまだ現役なんて結果がでたら面白いのになぁ。

データを蓄積したところで私らふつうの人では社会的な意義が厚くはならないと思うんです。お医者様が身を持って証明してくれないと。

でも、お医者様研究者は理屈をこねるのが上手いから「髪は生えなかったけど、毛生え薬を塗らなかったらアナタはもっとハゲの進行が早かった」みたいに「糖質制限をしなかったから私は医者の平均寿命まで長生き?出来たんだあ」とかいうような不思議な理屈をこねるんだろうなぁ、きっと。

ナルホド、そういう事情があったとは。しかも地元で長年開業してるお医者さんが、診療科目に糖尿病外来を足して営業してるでしょうし。

かといって、勤め人のお医者さんでは、初期投資のコストを考えると、都心のビルで開業する費用をまかなうのは厳しそう……。

という訳なら「とうぶん潜伏するかるぴんちょ先生に燃料を補給するオフ会」でもやりますか。全員HN参加で。

「大量の肉をあっさり食べる技術」につきましては当方一応プロですから、それなりにノウハウをもっております。

どこにコメントしたらいいかわからなかったので、ここにコメントさせていただきます。

糖質制限を否定される方でたまに、「肉を毎日数キロ食べないといけない」とされるものがあります。
糖質制限を実施していると、アホな…って感じなのですが、この根拠は肉類に含まれている糖質で1日の必要な糖質を確保しようとしれば・・・なんでしょうか?
それとも糖新生が更新して、タンパク質の必要量が増えてしまうから・・・なんでしょうか?

糖新生が更新して、体タンパクの消費が上がり・・・みたいなくだりも大概セットで語られます(当方が勘違いしていましたらゴメンナサイ)。そして大概「関連性があります」とも説明がないので、勘違いすんなよって言われているみたいです…(これも勘違いしていましたらゴメンナサイ)。

リハビリの先生に体タンパクが消費される場面は絶食以外ではどんな時?と質問したところ、「体タンパクがエネルギーとして消費される場面は、インフルなどで高熱を起こした時に起きる発熱用のエネルギーじゃないか、その証拠に筋肉痛が起きるでしょ。」と言われ、なるほどっ!と自己完結しちゃいましたが。

早速の回答ありがとうございます。議論の価値すらない噂の類だと認識しました。それ故に純粋に信じて心配される方にどう話そうかと真面目に悩んだ事自体が・・・『無駄』でしたね〜

スタンスは二つとも(2)ですね。
ただ出生率の向上とかで、糖質依存体質の発現もあるのかな?…とは想像しております。菜食主義も、ケトン食も、糖質制限も、カロリー制限も、タンパク制限も、減塩もケースバイケースで対応するのが栄養士じゃねーのか!って思っていますけど。

「リハビリの先生の論旨の根拠となった論文を・・・」は多分(御想像どうりなんでしょうが^_^;)その方の山勘だと思います。

「糖尿人の息子さんが持ってくる「ネタ」は・・・」
気分を害されていませんか?楽しんでおられるなら、図らずも幸いであります(褒められては・・・ないよねー多分~_~;)。今回こんな長いコメントで来られるとは思ってもみなかったです。
ヘッポコ策士である事は認めます。でもですね、例えばAという問題の的に真面目に考えてアタックすると…何故かAとは全く違うCの的に当ててしまう、という人間です。強いて言えば「天然のヘッポコ策士」なんです、コントロールできませんのです。
糖質制限否定者とは「巨人の星」と化しているため、改心させる自信は…ないですね〜。あちら視点での我々も「巨人の星」でしょうし(笑)

最近朝晩がめっきり寒くなってきました、体調など崩さぬようお過ごしください。どうもありがとうございました。

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低糖質ダイエットをめぐる都市伝説

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しかし一方で、記事一つ一つは、異なる人へ向けての異なるメッセージです。
すなわち、個別記事というものは、どういう人々に何を伝えるか、ターゲットを明快にして書くものだと私は考えています。
そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
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