レタスをお腹いっぱい食べると血糖値が急上昇の中華レストラン効果
レタスをわしわしとたくさん食べても、葉っぱ野菜で糖質含有量も少ないから食後高血糖にはならない、と思っていますよね?
というか、食物繊維を最初にある程度の量、食べておけばその後に糖質を食べても血糖値があまり上がらない、という食事指導もなされています。
(ためしてガッテンの6月10日の放送はそれっぽいです。)
ところが、それが引き金で、
レタス食べてすごい高血糖になっちゃう場合があるというお話があります。
バーンスタイン医師の本に書いてある内容の紹介です。
バーンスタイン医師のもとを訪れた運動好きの1型糖尿病患者さん
「ある糖尿病の患者さんが、糖質フリーなものを食べて、食後に運動もしているのに高血糖になってしまう、これはどう考えたらいいのか、といって診察に来た。
訊いてみると、彼女が言うところの糖質フリーな食べ物というのはレタスまるまる1個ということだった。」
これは、インスリン分泌がほぼなくなった1型糖尿病の患者さんでのお話です。
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「糖質含有量の低いレタス」
「脂質やたんぱく質の含有量もほとんどゼロのレタス」
だから、かなりたくさん食べても大丈夫だと信じて食べまくると・・・こんなことになる。
なんでなのか?
バーンスタイン医師の解釈は、
「大量の食物繊維を食べたことで腸が内容物による過伸展を受けて、インクレチン類がたくさん分泌された。」
ということです。
インクレチン(GLP-1など)は、食物が腸に入ってくると分泌されて、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞に働きかけて、インスリン分泌を促します。
ですから、インスリン分泌能が残っているけれども、分泌が不十分な糖尿病の患者さんに注射すると、効果的に血糖値を下げてくれます。
ところがこのインクレチン類、刺激するのはインスリン分泌だけではないのです。
インスリンとは逆の反応を見せるグルカゴンの分泌も時間差で刺激します。
どうしてかというと、おそらくフィードバックによるものです。
インスリンが効きすぎると、血糖値が下がりすぎるので、下がりすぎる血糖をグリコーゲン分解で少し上げることで、軽くブレーキをあててやれ、というものです。
このフィードバックメカニズムは、インスリン分泌能が残っている方では効果的に機能します。
しかし、1型糖尿病の方々はインスリンをまったく分泌できません。
その状態でインクレチン類がドバっと分泌されると、上昇するのは血糖を上げるグルカゴンだけになってしまうのです。
ですから、1型糖尿病の人が、糖質フリーだからと言ってレタスを一玉食べるとか、こんにゃくをお腹パンパンになるまで食べるとかすると、血糖が上がることがあるのです。
糖質制限しても血糖が勝手に上がっちゃうの、だからもうやめたわ。
「糖質制限してるのに血糖がむちゃくちゃ上がるんです、どうせ上がるんなら糖質がんがん食べてその分、インスリンで下げます。」
と、1型糖尿病の女性患者さんに言われたことがあります。
それを聴いたときには中華レストラン効果のことは思い浮かばなかったので、ただ単に糖新生で上がった血糖が抑えきれないんだろうな、と思ったのですが。
彼女の場合も、糖質フリーだからとたくさんの食物繊維をお腹いっぱい食べていたのかもしれないですね・・・。
さて、この記事で何が言いたいかというと、
1型糖尿病の患者さんに限らず、
2型糖尿病の患者さんであってもインスリン分泌量が低下気味の方は
「レタス一玉いっき食い」
などは避けておかれた方がいいですよ、ということです。
ともかく、消化管を一気にパンパンに膨らましてインスリン分泌を促すという行為は、インスリン分泌能力が残っているからこそなせる業だということです。
2型糖尿病の患者さんのケトアシドーシスを引き起こすメカニズムにも関係する?
・・・ふと、思いましたが。
2型糖尿病の人で発生するペットボトル症候群によるケトアシドーシス。
あれも、ひょっとしたら、
清涼飲料水の糖分摂取による急激な血糖値上昇だけでなく、
「がぶ飲みした水分が物理的に消化管を拡張してインクレチンがどばどば分泌され、
グルカゴンが追加分泌されてグリコーゲンが分解されて血糖値がさらに上がった。」
ということも考えるべきなのかもしれないですね。
と、考えると、
「のど渇いたから室温の麦茶を1.5リットル一気飲み」とか、
「塩味の焼き肉500gのいっき食い」
なども、インスリン分泌が低めの方は、避けておかれた方が安全という結論になります。
でも、低糖質な食材であれば、ゆっくり食べる分には問題ないわけです。
時間をかけてゆっくり楽しみましょう。
これ、なんにしても極短はダメですよね~~
て話ですよね。
シロウトなら「それ、味覚障害かなんかだろ?」で終わりますけど、ナルホド、科学としてはそういう理由だったんですね>同じ物の短時間・大量食いは危険
すげーやっぱり科学は偉大だ。ま、「ゆっくり噛んで食え」みたいな言い伝えには思いのほか科学的に裏づけがある真実が含まれているのかも。「コメは日本人の主食である!キリッ」とかいうやつはもちろん除きますが。
>naoさん
おお、ひとことでばっさり!(笑)
そうなんですよ、naoさんみたいに達観されている方にはかったるい話ですよね、すみませんです。
>おにくやさん
そうですね、インクレチンのインスリン分泌の意義は20世紀中にはあまり知られていませんでしたから、そういうメカニズムがわかってくるのって面白いですよね。
なんでもほどほどに食べればいい、といえばいいんですけど、糖尿病患者の糖質みたいにほどほどに喰っちゃいけないものもありますからね、科学的な裏付けは、知っておいて損はないと思ってます。
初めてお便りします。
今回のテーマには、本当に眼から鱗、思わず食いついてしまいました。
夕食時の野菜類の一気食い、そして炭酸水や糖類ゼロの炭酸飲料の爆飲み…。全部心当たりあります。
そして、8年以上糖質制限を続けているにもかかわらず、5キロ以上落とした体重が戻りつつあるここ数年。
主食も糖類も限りなくカットしているのに、何故なんだろうと不思議でした。
自分でも、未だにカロリー神話の呪縛から完全に解放されていないというのは、野菜でまずお腹を一杯にするという行為から自覚はしていましたが、その後肉料理を食べる免罪符にするため、儀式のように続けていました。
自分の食生活を振り返ってみれば、野菜やこんにゃくなどの低カロリーなものを山ほど食べるという美味しさを感じるということからは対極の食事をしている時より、脂たっぷり、旨みたっぷりの食事をゆっくり楽しむことができた方が、苦労なく体重が減っていった気がします。
長々と書いてしまってすみません。
明日からの食生活、眼には見えないインクレチンとグルカゴンを想像しつつ、気をつけてみたいと思います。
>miyuさん
良かった、うれしいです \(^o^)/
そういうことに気が付いて、食習慣を改めてみようと思ってくださる方が一人でもいらっしゃったら、記事を書いたかいがあったというものです。
このコメントをいただいただけで満足です。
ありがとうございます。
>野菜やこんにゃくなどの低カロリーなものを山ほど食べるという美味しさを感じるということからは対極の食事をしている時より、脂たっぷり、旨みたっぷりの食事をゆっくり楽しむことができた方が、苦労なく体重が減っていった気がします。
・・・そうなんですよね。
糖質制限を始めてすぐのころには肉野菜炒めの山盛りと豆腐一丁みたいなともかくボリュームのあるものでごまかしてしまいがちです。
最初は、それでも糖質60%摂取するよりもずっといいんですけど、やがて、ある程度体が慣れてくると、体脂肪をためる方向に体ってがんばっちゃうんですよね。
(アジア人は肥満遺伝子変異を得ることで飢餓に耐えて生き延びた民族のようですし)
究極的には、おいしい肉と卵と乳製品と、少々の野菜と。
それで毎日過ごせると、本当の健康がやってくるように思えます。
・・・私も人のこと言えませんが(^▽^;)。
お忙しい中、早速のご返信を有難うございました。
お礼を申し上げるのはこちらの方です。
消化器官をこき使うような食生活を変えるよう心がけます。
「良く噛んでゆっくり食べる」なんてしゃらくさい(←女性ですこれでも)、低カロリーで低糖質の食事なんだからガツガツ食べて何か問題でも?なんて思ってました。
自分の食事というかなり個人的な問題を、糖質制限にご理解のある場で恥を忍んでお話しすることができて、精神的にとても助かりました。
その後の変化を、うまくいったとしても、あるいは挫折したとしても、ご報告したいと思います。
有難うございました。
>miyuさん
いえいえ、私の返信は気まぐれタイミングなので早かったり遅かったりのたまたまです。
>、低カロリーで低糖質の食事なんだからガツガツ食べて何か問題でも?なんて思ってました。
・・・そうですよね、バーンスタイン先生の患者さんもとてもアクティブな方のようです。
子供の頭大のレタス一玉食って、直後にざぶざぶプールで泳ぐという方だったようです。
「糖質フリーで運動もしてるのに何で血糖値上がるのよ!」
ということでバーンスタイン先生のところに来られた模様で。
>その後の変化を、うまくいったとしても、あるいは挫折したとしても、ご報告したいと思います。
・・・ありがとうございます。
お待ちしてますね、体調改善につながるといいですね。
といいながら、糖質制限自身が極端なものに
見えるので、その辺でやる方も反対する方も
いろいろと要らない混乱がある気もしますねーー
いつも、ブログを読ませて頂いています。
私は、50歳半ばの男性です。
スーパー糖質制限食を初めて3ヶ月で
血液検査は、異常であった、血糖・肝臓の数値が、
正常値になり、少し高かった血圧も正常値になり、
体重は、BMI28.7から約10キロ弱落ち、
今、体重は、BMI25.7になり停滞中です。
まだ、初めて3ヶ月で、満足しておりますが、
一つ、克服したいのが便秘になっています。
素人判断からすれば、食物繊維を
食べる量が減っているので、大便の量が減っているのか…?
別に、お腹が張って苦しいこともないのですが、
今は、平均3日から5日おきに少しだけ出ます。
(以前、米を食べている時は、立派なものが毎日出ていました)
今のような感じで出る、
お腹は苦しくない状態では、便秘とは言えないのでしょうか?
もし、大便をもっと出すなら、
・寒天やコンニャクのような、糖質のない食物繊維を食べるのが良いでしょうか?
・○○茶とかテレビショッピングでしているような便誘導をするようなものに頼れば良いでしょうか?
・便秘薬を飲めばよろしいでしょうか?
・その他
先生のお考えをお教え下さい。
よろしくお願いします。
>naoさん
本質的なことが理解できていれば数字に振り回されることはないので、naoさんが混乱することはないのだろうなと思います(^^)/
でも、そうでない人にはある程度の指針が必要ですよね、自分の腑に落ちるまでは。
>鳥ちゃんさん
みごとに糖質制限に成功されていますね。
内臓脂肪がきれいさっぱり落ちて(肝臓の脂肪含む)、基本的な内臓機能は正常範囲に戻って。
おめでとうございます。
>別に、お腹が張って苦しいこともないのですが、 今は、平均3日から5日おきに少しだけ出ます。 (以前、米を食べている時は、立派なものが毎日出ていました)
・・・それならそれで自然なんじゃないでしょうか?
女性の場合だと、糖質ガンガン食べていてもそのぐらいでしか大便が出ない人って結構います。
苦しくなくて、健康なら、無理に出す必要ないかなと思います。
6か月ぐらい経過すると、お通じの回数は増えるのではないかと思います。
今は鳥ちゃんさんの体が脂肪をエネルギーにするのに対応している時期だと思います。
(応急処置的な対応はできていますので、長いスパンでの対応という意味です。)
ここがまさに、腸内細菌たちも、対応しつつあるところではないでしょうか?
ともかく苦しくなくて体調がよいのであれば、無理に便を出す必要はありません。
便の20~30%が腸内細菌の死骸、もしくは腸内細菌そのものだといわれます。
今は彼らも、まだ新旧のグループのせめぎあいの中にいるんじゃないかなと。
だからボリューム足りないのではないかなと。(単なる推測ですけど)
ともかく、あわてる必要はないと思います。
一つだけアドバイスとしては、水分摂取を増やしてみるといいかもです。
腸が一気に膨れない方法で(笑)。
>鳥ちゃん様。
横から失礼致します。
糖質摂取量を減らし始めてから一時、便秘になった経験者から申しますと、
「お腹が張って苦しいこともない」状態は、便秘ではないと思われます(^^♪。
こちらの記事にも詳しい解説がありますが、
→http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat/post_47.html
食習慣が大幅に変われば、腸内細菌叢の状態も大きく変化すると思います。それを異常と感じ、不安に思われるのも無理はないと思いますが、苦しくないのならば、むしろスムースに新しい環境に適応しつつあるのではないでしょうか。便秘薬や「便秘に効く」と謳われている商品などは、用いないほうがいいのではないかと思います。
米を多量に食べていたときと比べて、蛋白質や脂質を中心に食べていると、排泄物の量もかなり少なくなる、という実感があります。
これに関連して思い出したのですが(話がいきなり飛びます^^;)、太平洋戦争中、アメリカ軍は日本軍の兵数を推測するため、日本軍の陣地の跡、特に、トイレの残留物から兵数を割り出していたそうですが、初めは実際の兵数よりずいぶん多い見積をしていたそうです。(つまり、アメリカ軍より日本軍のほうが、人数に比して残していったものの分量がそうとう多かった、ということですね)
当時、前線で食べていたものが、アメリカ軍より日本軍のほうが、食物繊維が多かったのか?
そんなことはないと思いますね。(アメリカ軍の食料も、食物繊維豊富、とはいえませんがw。こちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/K%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3を参照)
蛋白質や脂質をしっかり食べるより、米の飯ばかり食べている方が、総じてトイレの分量は多くなる、という実例かと思います。
数日おきの排便でも、苦しくないのならば、むしろそれが自然な状態ではないでしょうか(私も、毎日、ではありません)。
毎日しっかり便通のある状態が健康、という「常識」は、一度捨てたほうがいいかと思います(むしろ、米の飯を過剰に摂取した場合の、不自然な状態?(^_^;))。
ちなみに、MEC食を推奨している渡辺Drは、「食物繊維の食べ過ぎが便秘を招く」と主張されています。→http://mec-lowcarb.com/index.html
ただ、あくまでも体のコンディションは人それぞれでしょうから、食物繊維の分量も色々トライして自分に適した食事を見つけられればいいと思います。
カルピンチョ先生のコメントにもありましたが、ちょうど腸内のコンディションが変わりつつある頃でしょうから、慌てる必要はないと思います。
すみません(^^ゞ
上のコメント、名前を入れ忘れて、匿名になっていました。
失礼いたしました。(あ~、やっちまったm(..)m)
カルピンチョ先生、匿名様、ありがとうございます、
安心しました。
糖質制限をするまでは、お米が好きで、
いつも、大量に食べていたときの習慣が、
毎朝、立派なものを…。
血液検査で血糖と肝臓の数値が悪く、
医師からは、糖尿病の薬を処方すると言うのを、
生活習慣を変えるのでそれから、処方して下さいと断り、
糖質制限で、オールクリアーになりました。
生活習慣を変えたのに、つい、
前の習慣が正しいものだと思い込んでいました。
毎日出なくても、全く苦しくもなく、元気なので、
気にしないで、朝の忙しい時間も有意義に使えることに、
感謝します。
>Toshiさん
ありがとうございます。
文体と、このやたら詳しい雑学的な知識からToshiさんだろうなと思いつつ、ipアドレス確認しないでそのままあげちゃいました。
>太平洋戦争中、アメリカ軍は日本軍の兵数を推測するため、日本軍の陣地の跡、特に、トイレの残留物から兵数を割り出していたそうですが、初めは実際の兵数よりずいぶん多い見積をしていたそうです。(つまり、アメリカ軍より日本軍のほうが、人数に比して残していったものの分量がそうとう多かった、ということですね)
・・・これ、すごいですねえ。
なんか、だからこそ人糞を農地の肥やしにするという作業が日本では昔から根付いていたのかなと思います、昭和40年代位までは九州では撒いてる飲みかけてました。
脱線になりますけど、小魚も肥やしにしていたそうで、だから正月のごまめのことを田作りとも呼ぶんですってね。
イネとしては、どっちが嬉しかったんでしょうか?
自分たちのなれの果てが含まれる人糞の方が好みだったんだろうなあ。
>MEC食を推奨している渡辺Drは、「食物繊維の食べ過ぎが便秘を招く」と主張されています。→http://mec-lowcarb.com/index.html
・・・非水溶性の食物繊維は間違いなく便秘のリスクを伴いますね。
ひどい便秘で苦しむ患者さんの摘便をしたことが何度かありますが、春菊とかワカメとか、すごいことになってることが少なくないですからねえ。。。
ちょっと調子にのって^^
糖質制限て単に1回の食事を20g以下にする事じゃないと思うんですよね。
1回の食事で糖質、脂質、タンパク質どれくらいとってその結果自分の体がどーなのかを認識する事だと思います。
もちろん糖尿病の方は厳密のXXgキープはしないといけないでしょうが、そうでない場合は自分の摂っていい量を自分で見つけるものじゃないかと思います。
とみょーーにえらそうな事をいうと自分に戻ってきますね^^
>鳥ちゃんさん
食餌スタイルを変えるだけで健康になれる、薬がいらない。
素晴らしいことだと思います。
ぜひ、お気楽に続けて健康とナイスバディを取り戻してくださいね。
「バランスよい食事が大事です!」
と言われて、毎食大量の糖質を摂取して、身体を悪くして薬を飲む。
どんどん悪化する。
そんな医療をどうして平然として押し付け続ける人たちがいるのか理解に苦しんでました
ですが、患者さん自体が糖質中毒から抜けたくないのであれば、そういう選択肢もありなのかなと
最近、どうでもいいやと思い始めたかるぴんちょではありますが、
35歳過ぎたら糖質制限食がベストである
というスタンスは変わりません。
>naoさん
>糖質制限て単に1回の食事を20g以下にする事じゃないと思うんですよね。 1回の食事で糖質、脂質、タンパク質どれくらいとってその結果自分の体がどーなのかを認識する事だと思います。
・・・はい、まさしくそうです。
さすが、わかってらっしゃる。
でも、その域に到達するまでには個人差がありますし、学校で教えてもらうか、マニュアルを見ながらでないと安心して取り組めないという人はけっこう多いですからね。
そういう人たちの手助けになるような記事を書くのも務めだと思っています。
というか、世の中がここの常連さんクラスの人たちばっかりだったら、私のブログを更新する意義はもうないと思うんですよね。
十分書いてますから。
しばらくブログ更新をやめてたのには、それもあります。
糖質制限して空腹感がなくなったので一日一食が普通になりました。
便の量は確実に減りました。医学的知識は有りませんが、糖質制限前は100食べて80出していた感覚が今では30食べて10出している感覚です。
腸には今まで80も通っていたのが10しか通らないので負担が無くなったように思います。
また発癌物質が消化器を通過する確率も1/8に下がるように思います。
そもそも今までが必要で無い物(必要以上の糖質、繊維質)を取りすぎではと思います。
そもそも食事は人間に必要な物を摂取する観点からすると究極の食事は出るのが少ない事が理想の様に思います。(20食べて0.1出す)
因みに人間では無いですが、ペットにおいても餌から糖質を無くすと、便の臭いが無くなり、良も半減して状態も良くなります。
「バランスよい食事が大事です!」
これってあまりに当たり前すぎることなんですが…
画一的に人間ならCFP比は6:1:2これだけの比率を保てればいいのだ!
という栄養バランスがあるということをあまりに信じられすぎてるように思います。
本当は個人個人でこの比率は違ってて、糖質が6じゃないとダメな人もいれば1でも多すぎるという人が中にはいるんだってことが軽視されすぎていると思います。
ちなみに、今月の血液検査データです。
GOT 30
GPT 39
ALP 266(おそらくはホエイプロテインの食間摂取をやめたため386から下がりました。ホエイの摂取は筋トレ前後だけにしました。)
LDH 195
γ-GTP 27
HDLコレステロール 59
LDLコレステロール 90
中性脂肪148(今月は糖質を少し取り入れているため上昇が顕著です^^;)ぎりぎりの正常値w
尿酸 6.6(自家製PA-3ヨーグルトの効果かな?w)
尿素窒素 13.9
クレアチニン 0.88
血糖値 121mg/dl
HDA1C(NGSP) 6.5%
4ヶ月連続でHDA1Cは減少傾向です。
最近は育成ゲームでもやってるような感覚で自分の体の変化を楽しんでいますw
>読者さん
やはり減りますよね、トイレの量。
>糖質制限前は100食べて80出していた感覚が今では30食べて10出している感覚です。
・・・なるほど、ご飯食べてる人は腸でもマッチポンプやってるってことですね。
>そもそも食事は人間に必要な物を摂取する観点からすると究極の食事は出るのが少ない事が理想の様に思います。(20食べて0.1出す)
・・・忍者の携行食は干し肉とかでしたね。敵の屋敷に数日間潜伏していても便が出ないから便利だったのかな。
あ、でも、忍者の仕事につくのは主に被差別部落の人たちでしたね。
江戸時代に彼らは牛馬の解体を一つの大事な生業としていた、なんて時代物(というか白戸三平のカムイ伝)で書いてあったりしますけど、あの方たちこそが、江戸時代にあっては一番健康的な食生活をしていたのかもしれないです。
逆から考えると、糖質制限していたからこそ、忍者のような超人的な持久力の必要な仕事ができたのかもしれないですね。
なるほど~。
最新のブログじゃないのに投稿してすいません!Σ(×_×;)!
かるぴんちょ先生の記事は、何度も読んで自分を納得させてます。私はどちらかと言うとマニュアルがあると安心する方なので(笑)糖質制限で、え?、って思って考えても分からない時はかるぴんちょ先生の過去ログを読みます。個人差があるのは間違いないと感じてますから、どれが、どんな風に自分にあってるのかは、糖質制限しながら試行錯誤するしかないと思います。セイゲニストの達人?にはまだまだなので(笑)かるぴんちょ先生のブログは私の教科書のように大切です(^-^)。
>えび大好きっ子さん
コメントありがとうございます。
いえ、何年前の記事でも気になることがあったらコメントしてください。
それだけその記事に意味があったことや、問題点がわかってありがたいです。
ぜひ、あなたのマイ糖質制限レシピを作り上げてくださいね。
エビ料理中心だと本にできそう♪
糖質制限と便について気になったので、肉食動物と草食動物の糞について参考になるような気がします。
肉食動物は食べた物の消化率が非常に良く80%は吸収して糞には栄養が無く量が少ない。
草食動物は食べた物の消化率が悪く糞には栄養があり昆虫などの餌になり、量が非常に多い。
植物には細胞壁のセルロースがあり消化が難しいが肉にはそれが無いので吸収しやすい。
肉食動物は肉しか食べないので腸が短い。草食動物は植物しか食べないので消化が難しく腸が長い。
人間はセルロースを消化出来ないのと腸の長さから人間は肉食動物に属するので糖質制限すれば便の量は当然少なくなる。
>読者さん
ありがとうございます、鋭いですね。
中公新書の「親指はなぜ太いのか」がこの問題に関して秀逸です。
2003年に出版された本ですが、人間の主食がなんであるのかを、手、歯、消化管の観点から様々なサルと比較して解き明かしてくれます。
まだ読まれてなければ是非。
糖質制限を実践している人なら、きっと、食い入るように読み込まれることかと
ご紹介有難うございました。
中公新書の「親指はなぜ太いのか」早速書店で購入して読んでみました。最初は骨髄なんて食べるか?と思っていましたが、
読むとすごい説得力と奥の深さです。現代社会は人間中心主義なっていますが、人間の身体能力何てどんなアスリートでも野生動物の比ではありません。チーターの様に時速100キロで走ったり象の様に1トンの荷物を持つことはできません。犬や猫でも人間よりも嗅覚、聴覚など圧倒的に優れています。そんな人類の祖先がゴリラなどから森を追い出されて生きていくにはライオンが食べた食べ残しをハイエナと禿鷹が食べそのゴミの様な骨を拾って食べていてもおかしくない。ただしその為500万年かけて二足歩行になり、骨を割るための太い親指で石を(道具)持ち、エナメル質の頑丈な歯を持ち、盲腸は退化した。その道具を使った事で力を持ち、今日の道具、携帯電話やPCに進化した。まさに2001年宇宙の旅。
10万年前から殆ど遺伝子の変化していない人類が糖質を食べても病気にならないように進化するにはまた500万年ぐらいかかるのかな。
>読者さん
おもしろかったでしょ!?
けっこうワクワクして読みました。
人間の祖先が草原に進出して、ライオンの食べ残しを食べるようになったのは220万年前ぐらいからではないかといわれています。
そこから急速に脳が発達しているんですよね。
文明は農耕の発明とともに発達しましたが、人間の基本的な能力を形作ったのは脂肪と肉の欠片だったのだろうなと大いに思わされますよね。
「中華レストラン効果」非常に勉強になりました。いまさらですがありがとうございます。
この情報をとあるメーカーの営業さんに教えたら、元気になりました。最近リニューアルしたDM用濃厚流動食の血糖値コントロールが思わしくなかったり、劇的に効果的だったりして「うまくその機序を説明できない」と嘆いていたからです。
お礼にとある情報をいただきました。グアーガム配合の経腸栄養剤で、DM用ではないがコントロールが良好になった例が複数あったらしく、それは「グアーガムの整腸作用には食物繊維が発行されることにより産生される短鎖脂肪酸がインクレチンの分泌を増加させるため、血糖コントロールへ影響を与えた可能性がある」とのことでした。短鎖脂肪酸がインクレチンの分泌を増加ってのが初耳でした、本当でしょうかねぇ???
なんだすでに自社の中で情報があったんでないか!と思ったんですが、(2015.No.35 ヒューマンニュートリション 5・6月号)なので、結構最新情報なのかも。
で食物繊維が血糖値の吸収を抑えるって表現、半分は食物繊維がインスリンの分泌を余分に促すのではないのかな、グルカゴンもでるけど、血糖値自体も上昇してるケースがほとんどだからあんまり分泌はしないかもって妄想しています。
>糖尿人の息子さん
お役に立てたのであればよかったです。
なるほど、流動食の入るスピード、個人の消化管の柔軟性などで物理的なストレスの個人差が生じるのでしょうね。
インクレチンと短鎖脂肪酸の関係は数年前から話題ですよ。
GPR120とかGPR43、GPR40あたりは日本のニュースでもプレスリリースが全国ニュースで取り上げられて流れたりしていたんじゃなかったかと。
歴史も踏まえてということであれば、この辺を読まれてみてください。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23341498
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17724330
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25535828
いつも資料をありがとうございます。
数年前は養豚場の従業員をしてました、ほとんど世捨て人状態でした。
英語をすらすら読めるようになりたいっ!
先生いつも楽しく読ませていただいております。
すみません、結論は一番下です。↓
どうにもならないと悩まれている方へご参考になれば幸いです。
2013年に1型発症と同時に、糖質制限開始の50歳女性です。
夏井先生のアンケ-ト結果でもごく稀な
糖質制限をしてからHb.A1cも体重も上昇してしまった・・に属している者です。
開始後数ヶ月は6%台、幸せでした!
ところがそれ以降は7、5%付近のまま、体重は7k増のままBMI25
工夫してきたことは数知れずですが、どうにも動かず。
かなり真剣にやってきましたが、インスリン効きのばらつき・乱高下・200台が2週間続くなど・・・
糖質摂らずに、自分は一体なぜなのか?!ストレスも益々原因となってしまい、寝ながらも高血糖を気にしているのです。精神的にだいぶ苦しんできました。いくら1型でも、これほど努力しながらこの不安定さはないだろうと。
改めて中華レストラン効果を振り返りました。量・かさが多いとたんぱく質も野菜も繊維でも、自分の場合明らかに血糖値上昇、間違いなしです。
しかし思い当たるのは夕食時のサラダ、でもどうみても多すぎるほどではなく一人分のサラダボ-ル食器でいただいているな・・と。そのままこちらから投稿させていただいています。
検査で他の異常もなく、
インスリン打ちながら・糖質制限しながらうまくいかない!
なんていうのはもう「代謝が相当おかしい、滞っている」としか考えられませんでした。
挙げたらキリがないほど様々試してきましたが、
鍼灸が、まだでした。
糖尿と鍼治療で検索したらこれほど情報があったのに。
通い出して1ヶ月、なんと朝は健常人のような数値になり、明らかにインスリンの効きもよく、単位も減ってきています。
信じがたいことで今はまだ素直には喜べませんが
医院に通っている間だけ良くなるのではなく、それを保てるよう、食事運動、無理なく楽しくやってゆこうと考えているところです。
>ものすごい異端児の報告さん
素晴らしい情報をありがとうございます。
同様に悩まれていらっしゃる方がどこかにいらっしゃるかもしれない、そういう方への貴重な情報になりますね。
もちろん、食餌療法は最も基本的な部分で、リズム作りのための毎日の軽い運動も大事だと思いますが、それをベースにおいた上でもうまく制御できない人が鍼灸で経絡を刺激することで改善する。
鍼灸と糖尿病の理屈については知らないので、調べてみてからそのうちに記事に転用させていただきますね。
悪戦苦闘しつつ続けてきたこと
やり方違っているんじゃないの~?と言われてしまうかもと・・
でも受け入れてくださって安堵しました。
1型に関する記事、先生ほど踏み込んでくださっているかたはいらっしゃらないと思っております。
グチでなく、例えばどんなかんじかお話させていただくと
(自分で考え、バ-ンスタイン先生の本を熟読し、自分なりの落としどころをつかんでゆくより他ないと自覚していますから、グチる気は、もうないのです。)
朝起きて200付近、昼も夜も効きが悪く下がらない、
追加で打って100付近になることもあっても、次に計るまでにまた200に戻っている
対策として時効型インスリン単位が増える一方、しかし
その後上手く行くわけでない・・
担当医に毎回、体重を減らせばコントロ-ル必ず改善するだろうと言われ、自分でもそれは確かと思い、多くの方が1日1~2食であるように自分も空腹でもない時は、食事を抜いたり・極軽めに済ます
すると低血糖を起こし、その苦しさを補おうと納豆味噌汁だけというok食事をしてみる、そんな内容であっても必ず反動で異常な上昇、高血糖に。
そんな繰り返しですと、糖尿人で、鬱になる傾向が強いかたも多い・・というのがわかる気がします。
どんなに毎日気を取り直しても、計測する度イヤな数値を目にしたら、明るくなんていられなくなってゆきます。
特に就寝前ガッカリする数値を見て、どうして穏やかにグッスリ眠れるでしょう。
朝、何とか爽やかに過ごすぞ・・ってまた200?!うんざり何も食べる気になれず、でも下げなければならないのでほんの2単位打つ、
するといきなり48まで下がり道で倒れそうになった、食べたくもないのにブドウ糖や何かを口にしないとならない
測定するから気分が塞ぐ、が、カ-ボカウントの目的の為にも、しないわけにもいかない
しだいに測定する度、「どうせ」と思うようになる
はじめはもっとほかの事に没頭したり、日々感謝して過ごそうとする
が、やがて頭の中、一日中改善できない持病のこと中心
狭い世界に憤る
受診費用の悩み
合併症の恐怖
ひじょうに長くなりました、すみません。
一例ですが、そんなパタ-ンなのではないでしょうか?
精神衛生上、ひじょ~~に、わるし!
しかしながら、あきらめるわけには、まいりません。
バ-ンスタイン先生・江部先生の本をお手本に
糖質制限、MEC食、咀嚼法、漢方、サプリ、ココナツオイルにエゴマオイル、生姜と腹巻で冷え対策、ごぼう茶 腸活あれこれ、学習会や講座参加、
ウォ-キング、水泳、ラジオ体操、ジョ-バ、レッグマシン、ストレッチ、ヨガ、ロングブレス、ふくらはぎもみ、指圧、岩盤浴、
生き方のクセの見直し、瞑想、自律神経安定の生活に変える、・・など、平凡ですが他にもいっぱいトライしてきました。
こんなの当然で、ずらずらとお見苦しく失礼いたしました。
皆さんきっと様々工夫なさっているのでしょうね、そう思うとひとりじゃないな、がんばろうと思います。
今は、鍼。
数値改善でこんなに気分がちがうのを、実感しています。
先生、一筋縄ではいかない糖質セイゲニストの話題もいつも目を向けてくださって、ありがとうございます。
>ものすごい異端児さん
詳しくありがとうございます。
数値で一喜一憂、心が揺れるの、とてもよくわかりますよ、そしてできればそんなもの見たくないと思う気持ちもよくわかります。
それがいろいろ考えて、熟読して、自分で何とかしなくてはと自覚していて、だけど、気持ちが揺れる。
それもよくわかります、ぜんぜん異端児じゃないと思いますよ。
心のうちでは同じように気持ちが揺れていて、だけど気にしないようにしているか、意識の表に上がってこないかということなだけで、みんな同じではないでしょうか。
鍼灸でうまくいっているのならとてもいいことだと、本当に思います。
血糖値を管理するという明確なモニタリングを行いながらのコントロールなので、うまくいくなら、そしてそれを施す方が理論的な確信を持っているのなら、ぜんぜんOKです。
ぜひこのまま、鍼灸をうまく活用されてください。
気持ちのぶれの方ですが、最近の流行のアドラー心理学の「嫌われる勇気(ダイヤモンド社)」というのがあります。
ひょっとしたら、何かの助けになるかもしれません。
余裕があれば、読んでみてください。
ほんと、詳しく状況説明、ありがとうございます。
読んでみて、私と一緒だ、と思って安心される方がきっといらっしゃると思いますよ。
「嫌われる勇気」
立ち読みしただけでした。買ってよく読んでみます。
だんだん元気がよみがえってきました。
先生に感謝しながらまた前を向いて!
1型40代女性です。
先生のブログいつも感謝しております。
昨日野辺山の母から新鮮な野菜が送られてきて、バカをやってしまいました。
111→301!! びっくりしました。
大量の茄子ピ-マン玉葱焼き(ポン酢にゴマ油・にんにく生姜ダレ)
トマト(> きゅうり3本(梅肉つけて)
とうもろこし1/2本
他豚の薄切り3枚(塩)
新鮮で美味しくて夢中で食べ・・おなかい~~っぱい、その結果でした。
野菜ばかりでこれだけスパイクを起こしてしまうと思い知り
更に愚かなのは、
今朝、いつになく目覚めがよかったんです、疲れも引きずらず久しぶりに爽快にに起きられ・・
で反射的に思ったのです「昨日の野菜が美味しかった、とても体に良かったのだ」と。
単位多めに打ってまた昨晩に準じた量を家族と楽しく食べ
133→267 ・・・
そうです、カ-ボカウントとは関係なく、量で上がるのです、自分は1型なのだから特に。最近ささみ肉を食べ過ぎた時も同様な数値だった。野菜でもお肉でも卵でも、量に気をつけなきゃいかんのです。
日頃ブッフエレストランにだけは近寄らないようにしているのです。
さよなら大食い! また適量をゆっくりよく噛んで に戻ります。
きいていただいて、ありがとうございました。
トマト中玉5個 が抜けました。トマトは糖分高いので
いつもは1個以内ですが・・・
>やらかしました!さん
いや、たまにはいいんじゃないでしょうか、そういうおいしい野菜を堪能する日があっても。
ましてや中華レストラン効果のことも把握した上での不埒であれば、あわてずに対応できますしね。
ベテラン1型患者さんの攪乱ということで
私がたまに食べるラーメンみたいなもんですよね
まあ、私の場合の深刻度は低いのですけど(^▽^;)
ものすごい異端児 改め 異端児ではなかった改め 勇気出した私です。
先日は溜まりに溜まった思いを聴いてくださって救われました。「嫌われる勇気」何度も読んでおります。
その後ですが、この2年間ス-パ-してもなにしても、7,5%から動かなかったHb.A1cが
鍼治療で先月→6,9% 今月→6,3% になりました。
週2回通っています。自律神経を整えるつぼを集中して打ってくれている とのことです。
嬉しいです! が同時に費用も通うのも今のぺ-スでは続かずそろそろ出来る範囲にしてゆかないとなりません。また元に戻るかもという不安がありましたが、今不思議と小さくなっております。というのは自分に出来ることを見つけました。まさにアドラ-心理学で気付いた ライフスタイルを変えること です。
鍼治療を受けながらも血糖値が200後半やや300になってしまう事件があり(家族のことでストレスMAX!の時期だったのですが)血糖値に直結。 いよいよとことん考えるに、これまで心配・思いつめ・いらいら・せかせか等がどれほどいけないか、知っていただけで私は本気で変わろうとはしてこなかったのです。
ずっとずっと、自分を嫌いで無理して力んで生きてきたスタイルに、別れを告げました。
カルピンチョ先生、この本を薦めてくださったこと
感謝申し上げます。体の構造や不思議さの追究のみでなく、こんなこともお話してくださる先生でいてくださって、ありがとうございます。
>勇気出した私さん
おすすめした本が役にたってくれたのならとてもうれしいです。
病気をコントロールしていく上にはまず自分のコントロールが先ですから、それを助けてくれる本だと思います。
もちろん、自分でできることにも限界はありますので、そういうときに弱音を吐く場所として使っていただくのはここのコメント欄をどうぞ。
私は亀レスですし、気まぐれレスですが、書いてみるだけで自分で気持ちがまとまるという面もありますからね。
今回の記事、参考になりました。
糖質制限食をしているのですが、どうも自分の血糖値が上がるようなので、疑問を持っていました。
インクレチンとグルコガンについて調べたら、以下のような記事が見つかりました。
http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/dmet/research/subject_dpp-4.html
「ところが、2型糖尿病患者にブドウ糖と薬理量のGLP-1を同時に静脈から投与するとグルカゴン分泌は抑制されます。同様にブドウ糖とGIPを同時に投与するとグルカゴン分泌が刺激されます9)。以上の結果より、これらのホルモンが消化管から分泌される条件下において、糖尿病患者ではGIPのα細胞に対する作用がGLP-1の作用より強くなっていると推測されます。糖尿病状態になるとGIPのインスリン分泌作用(β細胞への作用)が低下し10)、グルカゴン分泌作用(α細胞への直接作用)が増強していると推測される現象は興味深いところです。」
つくづく、自分の血糖のコントロールの難しさを感じています。
>血糖値の安定を望む人さん
参考になったのであればよかったです。
記事中にも書いていますが、これは1型糖尿病のようにインスリン分泌がほとんどない人で明瞭に見える現象なので、インスリン分泌が残っている方でどの程度の影響があるかはわかりません。
ですが、ほんとに書かれている通りで、人の体って様々な反応しますよね。
2型の患者さんであってもインクレチンの発現パターンは様々な可能性がありえますからねえ。
まあ、基本はいろいろやってみて微調整ですね。
「ああ、今日はこう来たか、、、ふふふ、いつもながらやるね、おれの内臓君たち。」
くらいな感じでお気楽にやっていただけたらいいのではないかと。
糖質制限で検索して、こちらに辿り着きました。
野菜(葉物類)大好きでお肉などの蛋白質より多く食べます。
炭水化物の米も好きで中々血糖値が減らず。
カロリーや体重に一喜一憂の日々です。
以前から不思議だったのが、低カロリーで有る筈の野菜をたっぷり食べて。
カロリーの高い肉や油脂は殆ど取らず。
卵もチーズも殆ど取らず。の偏った食生活をしていました。
それでも、ヘルシーな筈の食事なのに体重は減らず。
血糖値も下がらず(ノД`)・゜・。
草しか食べない牛はあんなに肥えているが。
私の代謝も牛に似ているのか?と半ば笑い話的に話ていました。
でも、ここに書いてあるレタスやコンニャクでも多量に食べると血糖値が上昇する!に接し、
成る程~!
先生のブログは読み始めたばかり。
糖質0の生活もやり始めたばかり。
でも、これからしっかり読ませて頂いて、薬が縁が切れる生活を目指して頑張ります!
こちらのブログをお気に入り登録させていただいたので、
今後とももよろしくお願い致します。
>薬無しを目指してさん
糖質制限を始めてらっしゃるのですね、無理しないように頑張ってくださいね。
>ここに書いてあるレタスやコンニャクでも多量に食べると血糖値が上昇する!に接し
・・・ここに書いている話は1型糖尿病の方のような「インスリン分泌が皆無」という状態の方でのお話なんですよ。
やや難易度の高い話です。
どんな人であってもお腹パンパンになるまで食べればインクレチン分泌は同じような変化をすることは考えられるので、全く影響がないとは言い切れません。
ですが、膵臓が機能している方であればインスリンも出ますので、グルカゴンの一人勝ちになるわけではないです。
そこのところ、誤解なき様にお願いしますね。
これまで薬無しを目指してさんの血糖値が下がらなかったのはひとえに糖質を摂取していたからではないかと思われます。
と、言われてもすぐには理解できないかもしれないので、じっくり読んでみてくださいね。
あわてないでゆっくりと
はじめてコメントいたします。
境界型(検診は正常値ですが食後高血糖)で糖質制限7年になります。
糖質制限前は白米8割くらい、菜食寄りでした。
食後高血糖で白米180g1H180以上だったので制限開始。
制限後、白米180g1H250ほどになりました。
1型でも2型でもないのに、
レタス600g、またはきゅうり600gなどで
食後1H160などになっていました。
同じ糖質量30gであれば、
米パンなどよりも、果物野菜のほうが1.3倍~上がります。
こんにゃくはいくら食べても上がりません。
果物野菜はショ糖、果糖、ブドウ糖、
米パンはでんぷん。
果物野菜のほうが消化が早く、糖が急激に吸収されてしまうのではないかと思っていました。
スムージーのように。
制限してよかったこともいろいろあるのですが、
耐糖能の点からは、一食白米50gくらいのゆるい制限をしていればよかったと後悔しています。
もう後戻りはできなさそうです。
myuさん
コメントありがとうございます。
>こんにゃくはいくら食べても上がりません。
・・・なるほど、ということは大量のキャベツやレタス、あるいはキュウリを食べて血糖が上がるのはやはり含まれているわずかな糖質に反応してしまう結果である、という可能性がありますね。
(屁理屈考えればほかの可能性もありますけど)
> 制限してよかったこともいろいろあるのですが、 耐糖能の点からは、一食白米50gくらいのゆるい制限をしていればよかったと後悔しています。 もう後戻りはできなさそうです。
・・・耐糖能をチェックするための条件について私、記事にしていたかと思いますが、そちらは読まれましたか?
耐糖能チェックをする前には少なくとも検査前の数日間は糖質負荷をすること、というのが条件にあります。
そうしないと正しい耐糖能が測れないから。
だから糖質制限している人がある日突然白米を食べてみて耐糖能チェックをしたら高くなるのは当然かと思います。
その記事は以下です。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/75gogtt.html
書いている内容を抜粋します
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意書き部分を翻訳しますね。
OGTTは少なくとも三日間の制限のない食餌(毎日、炭水化物(糖質)を150グラム以上摂取すること)および通常の身体活動の後に朝、行われるべきである。最近のエビデンスから、テストの前日の夕食では程よい炭水化物(糖質)量(30-50グラム)を摂取すべきであることが示唆されている。テストの前に8時間から14時間の絶食が行われるべきで、この時水を飲むのは構わない。テストの間は喫煙は避けられるべきである。結果の解釈に影響を及ぼしうる要因についてはすべて記載すべきである(例えば服薬、活動低下、感染症など)
ここでは8時間から14時間の絶食になっていますね。
どちらにしろ、14時間以上の絶食はよろしくないようです。
ここで注意書きされているのはさらに、
試験前の三日間は毎日最低でも150グラム以上の糖質を摂取しなさい。
試験前日の晩ご飯では30グラムから50グラムの糖質を摂取しなさい。
ということです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
上の抜粋の下の方も読んでみてください。
そして、コメントの一番下のはくさいさんのコメントも読んでみてくださいね。
ありがとうございます。
はい、検査前の数日間は糖質負荷などのことも存じています。
1か月ほど高血糖(200くらいまで)を出しながら
試してみたこともあるのですがダメでした。
なんというか、糖質制限をしてからは、身体が隙あらば血糖値を上げようとしているような実感があります。
私の場合、インスリン分泌遅延であって、後で出てきます。
たとえ250までいっても2時間後くらいには100以下に下がります。
糖質制限する前は空腹時血糖値は68などでしたが、
現在は80-90です。
そういうわけでもう7年も続けています。
単糖類に過剰に反応するのは確かです。
おっしゃるとおり、食前サラダは効果マイナスです(笑)
ただ、脂質類と一緒であればかなり上昇が抑えられるので、
ケーキやドレッシングをかけたサラダ、炒め物などの摂取は可能です。
FBのグループなどをみていると、糖尿病ではない方が糖質制限してから少しの糖質にも敏感になって食べられなくなったという話がゴロゴロしていますが、あの方たちは食べ始めたらもとに戻るのでしょうかね。
たまに普通食を食べても全く大丈夫な方もいて、その違いが不思議に思います。
私のような例もありますとお伝えしたくて
コメントさせていただきました。
myuさん
情報ありがとうございます。
>検査前の数日間は糖質負荷などのことも存じています。 1か月ほど高血糖(200くらいまで)を出しながら 試してみたこともあるのですがダメでした。
・・・そうなんですかあ!
>FBのグループなどをみていると、糖尿病ではない方が糖質制限してから少しの糖質にも敏感になって食べられなくなったという話がゴロゴロしていますが、
・・・う~ん、わたしもたまに食べるスイーツ系の糖質には弱くなりましたが、ラーメンは比較的平気なような
>脂質類と一緒であればかなり上昇が抑えられるので、 ケーキやドレッシングをかけたサラダ、炒め物などの摂取は可能です。
・・・油ギトギトラーメンならいいのかな?(笑)
>たまに普通食を食べても全く大丈夫な方もいて、その違いが不思議に思います。
・・・私自身はこちらに近い感じがします、良いネタの握りずし12巻とか誘われるとふらふらと食べちゃいますけど、平気です。
個人差は激しいですね。
それぞれの人にとってのベストの食習慣は、トライ&エラーでたどり着くしかないのかな・・・。