2017年6月の記事一覧
SGLT2阻害剤内服でケトアシドーシスになるメカニズムの仮説
SGLT2というのは腎臓の尿細管の膜に発現しているたんぱく分子で、尿に排出されたブドウ糖を再吸収する役割を果たしています。このSGLT2の機能を阻害することでブドウ糖を尿糖として捨てるのがこの薬の作用
1型糖尿病患者さんがSGLT2阻害剤を使う危険性について
今回はごく一部の人を対象にした記事です。1型糖尿病の特殊性について、改めていろいろと考えさせられる話になっています。いろいろと考えるべき問題、他山の石となりうる話も入っていると思いますが、さっと読んで
インスリン受容体発現の多い少ないがどんな病態を生みだしているのか?
インスリンの作用というと筋肉や脂肪細胞に作用してブドウ糖をとりこみ、血糖値を下げる、吸収した糖質をグリコーゲンや体脂肪に換える、という機能だけが注目されています。でも、ほかの作用についても考えた方がい
インスリンが強く作用する意外な臓器 受容体の発現を見ると・・・
インスリンの作用についてもう一度よく考えてみましょう。私たちが知っているのは以下のような話ですね。インスリンは膵臓から分泌されると1.インスリン受容体を発現している細胞に受容体を介して作用します。たと
さるかにがっせん ~糖尿病メビウスリング~
ある日、カニがおにぎりを持って歩いていました。「今日の晩ごはんもおにぎりかあ、お昼ごはんもおにぎりだったし、糖質だらけで体に悪いから、歩いて筋肉使って血糖下げておかなきゃ。それにしても、たくさん歩くの
スイートメモリーズ 大切な誰かのために
糖質制限を推奨する医師や栄養士、そして実践している人たちの糖質制限するやり方って、けっこうバリエーションが豊かです。糖質摂取量で分類しても何とおりかありますし、摂取する糖質、脂質やたんぱく質の質や、摂
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