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トマトやプチトマトの糖質は低糖質食品として失格か許容範囲内か?

トマトの糖質やプチトマトの糖質について調べてらっしゃる方がよくここを訪問されます。

このブログを書き始めてすぐに記事を書いていて、そこへの訪問者が多いのですね。

野菜の糖質は気にしなくてよいのか?



前の記事でも書いていますが、トマトの糖質とプチトマトの糖質について数字を上げてもう一度書いてみます。


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トマトの糖質はピンからキリまで 4%弱から14%クラスまで


トマトという野菜は素晴らしい野菜(果物)です。

イタリアを含む地中海沿岸の国では非常に豊富に使われますよね。

パスタだけでなく肉料理との相性も抜群です。


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トマトがどうして美味しいかというと、旨み成分(アミノ酸)が豊富に含まれているからです。

白菜などもそうなのですが、野菜の中ではかなりアミノ酸の含有量が高い分、調理するときに入れてあると、他の食材の旨みが膨らむのですね。

そして、適度に甘みも含まれているから余計に美味しいし、パスタやピザにからめると最高のおいしさになります。

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一般的に料理に使われる大きなトマトの糖度は3~4%だと言われています。

栽培の仕方次第で、水分をあまり与えないようにして育てると糖度は濃くなりますが、それでも、野菜として出荷可能な商品の糖度は6~7%ぐらいまでだと言います。

これらを料理の味付けに使ったり、素材に使ったりする場合、そのほかの食材に糖質が含まれないのであれば、おおむね問題のない範囲ではあります。

200gの大きなトマトを一個、調理に使用して食べつくすと、7~14g程度の糖を摂取するということになります。


一方、子どもの大好きなプチトマトの糖度は7~12%、シュガートマトと呼ばれる甘みの強い小粒のトマトでは糖度は13~14%に達します。

サラダにプチトマトが5個入ってたとすると、プチトマト1個は10gぐらいですから、4~6gの糖を摂取することになりますね。

葉物野菜であってもある程度の糖質は含んでいるし、ドレッシングも市販のものはある程度の量の砂糖を含むものが多いので、サラダからそこそこの量の糖質を摂取することになります。


ということで、トマトを使ったメインディッシュにしてプチトマトを使ったサラダもいただく場合には、それだけで20gぐらいの糖質をすぐに食べてしまいます。

でも、それを念頭においた上で使うのであれば問題ないですね。


一食当たり40gまでという、緩めの糖質制限で行くのであれば、他の食材もいろいろ選べます。

一食当たり20g以下を心がけるという、厳しい糖質制限を目指すのであれば、トマト味の料理の時には他の食材は糖質をほとんど含まない組み合わせにすればよいのです。

他の野菜は必要最小限にするとか、一切使わないとかね。



結論

トマトやプチトマトは糖質制限する上では注意して使うべき食材である

しかし、禁止されるべきものではない、なんといっても美味しいのだから ゞ(^^;)

トマト味の料理一皿で10g、プチトマト1個で1gの糖質を摂取すると考えて、計算して使いましょう。

2015年6月 8日 23:38

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コメント(16)

コメントを読んでいると、みなさん結構神経質というか厳格に?糖質制限されているようで、雑な私は感心しちゃいます。もっともそう感じるのは、私がほんちゃんの糖尿病でないせいもあると思います。

けど、現実問題としては、かるぴんちょ先生が書いたhttp://低糖質.com/review/cat3/post_54.htmlを守るだけで、劇的に症状が改善しませんか?

「絶対くっちゃいけない物だけを避けつつ、あとはテキトーにやってるだけで目に見える効果がある」のが、私から見た糖質制限の最大のチャームポイントです。

そして糖質制限になれてくるうちに、飯やパンを食べると眠くなったり体調が悪くなるので、自然と糖質を摂る気が失せます。

ホント楽です。糖質制限って。すぐ口に出来るまずい物を食えなくなるのも素晴らしい。

いや、了承も何も、私みたいな雑な人間からすると「ヘェ~」という感じだっただけですので。

我々経済が厳しい状況下で経済活動してますんで、健康は大事だけれど、深く考えたくないんですよ。という訳で「たった5種類の食い物を外すだけな健康法は最高!」という事で。

まーあれですけどね、考えないと人間バカになるけど、でも過剰にめんどくさいと、最終的にどうでもいいやってなるじゃないですか。

だったら一番めんどくさくなくて、一番効果が出る方法がいいという、実はダメダメな思考回路の人間でも効果が出るのが糖質制限なのかも。

すげーそこまで考えてるんですね>読み手が質問しやすいように。その情熱には頭が下がりますホント。

後に続く方々に多少は役立つかもしれない体験談を1つ。

これも美味しんぼが元ネタですが、日本ではそもそも野菜を生では食わないのに、ゆいいつ生で食べるのがトマトです。なぜなら生で食べて美味しいから。

先生もご指摘のように、フルーツトマトのような品種改良系・熟すまで枝にぶら下げている系は糖質の量が多い上、青臭さがないので、いくらでも食べれちゃいます。6個ふつうに連続して食べられる。

なので私なんかは「ステーキ+飯の代わりにトマト」とかたま~にやってました。お金かかるからやめたけど。これだと糖質制限になりませんわな。

トマトでも、やたら美味しく感じる物はやや注意かもです。

いきなりの質問で恐縮です。
いろいろなサイトを見ているのですが、糖質量について1日あたり20g以下と思っておりました。1食あたり20gなのでしょうか?
血糖値の乱高下を考えれば、1日あたり〇〇gという考え方は意味が無いのかもしれませんね。
アルコールは1日、〇〇mlまでという考え方と混同しているかもしれませんね。

おはようございます。
私はバーンスタイン先生方式でかなりストイックに糖質制限していますが、プチトマトもにんじんも食べてます。
ただし、量を考えて。


結局、そればかり大量に食べないようにして、糖質の低い葉物野菜やキノコと組み合わせれば、どうってことないんですよね。


>yaiさん
1食あたり20g未満だと思います。
食事と食事の間隔をきちんとあければ、食事を何回とっても血糖値には特に影響ないと思います。

ベランダのミニトマトが色づき始めました。もうすぐ収穫開始です。悩ましいことに今年は大量になっています(^^;; 
普通のトマトは食べませんがミニトマトは5個前後までOKとしています。グッドタイミングの記事でした。

『ポッカリ月が出ましたら……』もとても解り易く面白かったです。使わせていただきます。名作『ぼくのおうちのはなし』を思い出し読み直しました。

これからも我々素人向けに解りやすい解説を楽しみにしています。

ご教示ありがとうございました。
2月の健康診断で空腹時血糖が173ありまして、危機感を持ち、いろいろ調べだしたのがきっかけでした。

理想は限りなくゼロ摂取というのを念頭において、食品に含まれる糖質摂取のリスクを認識した上で極力避けるよう努力します。

もう1年以上も病院へ行っていませんが、平日休みが取れたら血糖測定器の購入を相談してみます。

昼の外食はなかなか糖質量を認識することが難しいですが、173から上昇する血糖値は危険状態であることをリスクと受け止めて、改善する方法を考えたいと思います。

>みさこさん
血糖測定器を持っていないので、果たして1食20g未満が私にどこまで影響があるのか分からないので、なるべくリスク回避に努めたいと思います。コメントありがとうございました。

ご紹介ありがとうございます。
2月にテレビで糖質制限を知って、「低糖」の検索でここが最初に検索され参考にさせていただきました。
特に血圧の記事は目から鱗でした。もともと血圧は低い方でしたが、4年ほど前から、血糖値が健康診断で引っかかるようになって、カロリー制限を指導されてから、どんどん上がっていました。1食あたり80カロリー減らしなさいと言われるだけでしたので、主菜が減り炭水化物が増えていったのは言うまでもありません。

昔からほとんど1日2食で、間食はしない、甘いものは苦手でしたので、悪循環というか負のスパイラルに陥っていたようです。

4年前、血糖値が上がるきっかけも思い当たるところがあります。頭を使う(暗記が中心)ようになって、雑穀米、パンを多く食べるようになった時期です。

3月から一切主食を取らないようになって(昼も麺抜き、ご飯抜き)、2ヶ月で体重が7kg落ちました。4年間カロリー制限と20000歩の歩行で効果が無かったのに、この減り方にびっくりしています。現在は、3kgの範囲で横ばいですが、体脂肪率が35%から20%前後になりました。しかもお腹いっぱい食べているのにも関わらずです。3kgの範囲なので、低い時は10kg減ったことになります。

まだまだ体重は10kgくらい落とさなければいけないので、摂取カロリーを意識してゆっくり時間をかけて落としていくつもりです。80カロリー減で1か月1kg落ちると指導されていたので、2食ですから、1食120カロリー減という感じでしょうか^^;

アルコール(250カロリーくらいありますね)をやめれば良いのでしょうが、これがなかなか我慢できないのです。。。

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低糖質ダイエットに適した食材

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したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
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