豆腐なら何でもいいのではなくて木綿豆腐がいい
豆腐とオリーブオイルが糖質制限食の実践に便利だと書いた記事、少し細かい補足しておきます。
豆腐、と一口に言ってもいくつかの種類がありますよね。
古典的な木綿豆腐、に絹ごし豆腐、焼き豆腐、最近のものでは充填豆腐などがあります。
ピーナッツ豆腐とかゴマ豆腐なんてのもありますね。
豆腐はどれを使うのがいいのか?
一番のおすすめは木綿豆腐か焼き豆腐です。
京乃雪本舗有福 木綿豆腐【400g】
木綿豆腐は、にがりを入れて凝固しかけた豆乳をもう一度混ぜて、そして時間をかけてゆっくり固めて作ります。
その際に、「ゆ」と呼ばれる液体成分が抜け落ちて硬く引き締まるのですが、その液体成分の中に糖質が多く含まれています。
結果として、木綿豆腐は以下の栄養比率になります。
木綿豆腐(100g中)
熱量(カロリー) 72kcal
タンパク質 6.6g
脂質 4.2g
炭水化物 1.6g
食物繊維 0.4g
その木綿豆腐を硬めに作り、念入りに水切りしてから、ガスバーナーなどで焦げ目をつけたものが焼き豆腐です。
以下の栄養比率になります。
焼き豆腐(100g中)
熱量(カロリー) 88kcal
タンパク質 7.8g
脂質 5.7g
炭水化物 1g
食物繊維 0.5g
どちらも含まれている炭水化物はごくわずかですから、糖質制限向けの食材です。
一方、絹ごし豆腐や充填豆腐は、基本的には「豆乳をほぼそのままにがりで固めようとして作った豆腐」ということになります。
京乃雪本舗有福 絹ごし豆腐【400g】
木綿豆腐の製造過程で抜ける糖質が多めに残ります。
以下の栄養比率となりです。
絹ごし豆腐(100g中)
熱量(カロリー) 56kcal
タンパク質 4.9g
脂質 3g
炭水化物 2g
食物繊維 0.3g
充填豆腐(100g中)
熱量(カロリー) 59kcal
タンパク質 5g
脂質 3.1g
炭水化物 2.5g
食物繊維 0.3g
もちろん、どちらも凝固の過程で水分は抜けますので、豆乳と栄養成分の比率が完全に一緒ではありません。
豆乳の栄養成分は以下の通りです。
豆乳(100g中)
熱量(カロリー) 46kcal
タンパク質 3.6g
脂質 2g
炭水化物 3.1g
食物繊維 0.2g
ということで、安く売ってある充填豆腐は木綿豆腐の倍の糖質を含みます。
スーパーで両方陳列してあるのを見たときには、値段で考えるのではなくて、木綿豆腐を選んでください。
毎食で積み重ねると、大きな違いです。
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なお、ゴマ豆腐やピーナッツ豆腐の多くはゴマやピーナッツのペーストを寒天などに混ぜて固めたもので、豆腐ではありません。
糖質も100gあたりで6g~15gと比較的多く含みます。
ふつうの豆腐のつもりで使わないようにしてくださいね。
スポンサードリンク 2012年9月 6日 18:41 スポンサードリンク
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