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日本糖尿病学会で糖質制限の成果が発表された

日本糖尿病学会で糖質制限の成果が発表された、徐々に改善の方向に向かっているのかな?

そういうコメントをいただいたので、視に行ってみました。

山田悟先生の北里大学のチームによる発表です。

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 対象は2013年3月31日の時点で、管理栄養士が1回以上の糖質制限食の栄養指導を行い、指導後6カ月間経過観察できた2型糖尿病患者94人(平均年齢60.1歳)。糖質制限を導入した患者は、カロリー制限の離脱者、または本人の希望によりドクター指示があった患者のみとした。糖質摂取量は、1食当たり20~40g、1日当たり70~130gに制限した。
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6か月間の糖質制限の効果を観てみたというものですね、スーパー糖質制限よりはぐっとマイルドな糖質制限ですが、それでもダブルバーガーとコーラで行うような「なんちゃって糖質制限」ではなくて、ちゃんと糖質制限です。

山田流「ケトーシス回避しての糖質制限」の、半年間の結果というわけです、効果のほどはいかがでしょうか?

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 指導前と指導後6カ月を比較したところ、HbA1c(%、NGSP)は8.2から7.2へと有意に低下した(P<0.001)。また、体重(73.2kgから71.8kg、P<0.001)、HDL-コレステロール(57.9mg/dLから65.1mg/dL、P<0.001)、中性脂肪(155.6mg/dLから138.1mg/dL、P<0.05)の有意な改善も見られた。LDL-コレステロールについては有意な変化を示さなかった。
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いいではありませんか、このようなマイルドな糖質制限でも半年続けるといい効果が出るんですね。

江部先生のスーパー糖質制限や、釜池先生や荒木先生の徹底的な糖質制限をしている人達から見たらなんか隔靴掻痒なちんたらした効果かもしれませんが、前向きだからいいですよね。


ちょっと気になったのは以下の部分です。

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 低血糖(BG70mg/dL以下)の出現率は、指導前0.23%に対し、指導後2カ月までは2.65%、2~4カ月で1.74%、4~6カ月で1.81%だった。
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やはり、低血糖を一番危惧されているのですね。

糖質制限前には0.23%しかなかった低血糖状態の頻度が10倍に上がっている、と。


・・・この患者さんたちが食事療法だけでこうなったとすれば糖質制限には問題があるかもしれませんが、服薬しながらの糖質制限であれば致し方ない部分はあると思います。

服薬する薬のほとんどが血糖を下げる効果を持つものですからね。

発表を全部聴いてみないとわかりませんが、そこのところがまさしく、糖尿病治療中の患者さんの糖質制限の問題点です。

主治医との緊密な連携、血糖自己管理なくしては、糖尿病薬で治療中の患者さんの安全な糖質制限は難しくなります。

(もちろん、「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」をきっちり読んで理解している人であれば、かなり安全に実践できるとは思いますが。)


で、もうひとつ気になっというか、ちょっと想像して微笑みが浮かんだのが

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 島田氏は、「今回の結果から、カロリー制限食を遵守できない患者にとって、糖質のみの指導を行う糖質制限食指導は有効と考えられた。ただし、外食が多い患者の場合などには難しいといった課題もある」と話した。
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というくだりですね。

おそらく、ですが、山田悟先生の主張して実践を勧める、一食当たり20~40g、一日当たり70~130gの糖質摂取というのは、実施するのが大変なんじゃないかと思うのです。

というのが、一食当たり20g以下、時には5g以下になっても全く気にしないスーパー糖質制限の場合、慣れてしまえば何も計算せずに食事できるんですよ。

食物繊維を摂るための大豆や葉っぱもの野菜を除いて、糖質が含まれているものを排除すればいいのですから。

非常にシンプルに実践可能です。


でも、一食当たり、糖質摂取量が20gを切ってはいけない、40gを超えてもいけない、となると、かなり細かい計算が必要になってきます。

これも長く続けていると瞬時に計算できるようになると山田先生は考えられるかもしれませんが、それは人口全体で見れば、ごくごく少数派です。

私も含めて、ほとんどのメタボなおっさんはそんな計算をしてこなかったからメタボなおっさんなのであり(きっぱり)、2型糖尿病に入り口に立ったり、入り込んだりしてきたわけです。


シンプルに、葉っぱもの野菜と大豆系食品以外は糖質を含む食品を食べない、飯や麺やパンの代わりにウイスキーや焼酎を飲む。

そんなやり方で実践できるからこそ、これだけ爆発的に糖質制限がメタボ親父の間に広がりつつあるのです。

そして効果も劇的だしね。。。



でも、でも、3月18日の日本糖尿病学会の浪花節的な公式見解とは全く異なる科学的な発表内容、ありがたいです。

「糖質制限が、糖尿病患者と向き合う最前線にいて、カロリー制限が大事と教え込まれてきた多くの内科医師からも高く評価されるようになっていく」

そのために、山田先生のグループは綱渡りのような努力をしてくださっていると思うのです。


「ケトアシドーシスや低血糖発作の呪縛から逃れられない昔気質の専門医の先生たちがギリギリゆずれる範囲で、糖質制限の効果を見せる。」

そういう研究を行って科学的に評価される形で発表する。

糖質制限懐疑派の顔もある程度は立てながら、じわじわと、糖質制限が正論であること、これまでのカロリー制限神話が大きな間違いであったことに気付いてもらう。

その難しいかじ取りを続けながら診療だけでなく、研究発表を実践されている山田先生と、その共同研究者の方々にエールを送りたいと思います。

ぜひ、がんばってください!

(ちなみに、糖質制限の効果を発表している研究者は何年も前から複数いてはります、クリニックで発表して頑張ってらっしゃる方々もいらっしゃいます、そちらもぜひ注目してくださいね。)



最後にひとつだけ蛇足。

ここのブログ読者の皆さんには再度お伝えしておきます。

山田式の緩い糖質制限よりも、一食当たり糖質20g以下の江部式、スーパー糖質制限の方が諸症状の速やかな改善には効果的です(爆)。


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2013年5月28日 19:31

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コメント(26)

初めまして。
1ヶ月前に2型糖尿病に認定された。中年おやじです。
久山町の近くに在住しています。
ドクターのわかりやすい解説、ジョークを交えてコメントに大変、勉強させて頂いています。
感謝致します。
只今、我が身を利用して食材ごと、投薬した時、しない時などのデーターを作成しています。
食事内容で、自分で投薬量を抑えたり、しなかったりして血糖値をコントロールしています。
その中、糖質制限食の効果は絶大である事を認識しています。
まだまだ、膵臓機能は弱っている事もよくわかります。
ここで、ドクターの意見を是非、お聞き願えればと思います。
腎臓2段階、網膜症初期段階の合併症があります。
主治医、眼科医からは血糖を徐々にさげる事が良いと言われ、
完全なる糖質制限食に移行をためらっています。
ドクター見解はいかがなものでしょうか?
宜しく、お願い致します。

こんにちは、ドク・カルピンチョさん

大変ですよね。このページの更新。
ホントお疲れ様です。

でも、すごーく楽しみにしています。

あれ、仕事増やしたりして・・・
私のコメントは無視してください。

カルピンチョ先生、お久しぶりです。

先日、この記事を読んだ時、私も低血糖の発生率が高くなっていることが不思議でした。確かに服薬しながらの糖質制限だったら低血糖症状が出るかもしれませんね。

また、島田氏の『今回の結果から、カロリー制限食を遵守できない患者・・・(以下略)』とのコメントですが、カロリー制限を遵守できる患者がどのくらいいるのでしょう?よほど暇な人以外はムリと思います。山田先生は「だからこそ糖質制限食が必要」という方向に持って行きたいのでしょうね。

先生、はじめまして。
以前から読ませていただいていましたが、コメントするのは初めてです。
今回の記事、ものすごく興味深く読ませていただきました。
とりあえず、糖質制限が耐糖能を改善する、ということに対する正式な(?)データが出てきた、ということですよね。
少しずつ動き出しているのかなーとわくわくしてきました。
ところで、糖質制限に反対していた方たちの反対理由は「長期にわたる糖質制限のエビデンスがない」「炭水化物を取らないことによる栄養状態への不安」「糖質制限で循環器疾患へのリスクが高まる」というのが主にあったと記憶しているのですが、今回の発表の中でその辺に触れる部分はあったのでしょうか。
6か月後の栄養状態の変化や心疾患リスクの増減、合併症リスクの増減など、もし触れられていたのなら教えてください。

新しい研究成果の紹介と、相変わらずわかり易いご解説、ありがとうございます。
一食当たり20~40gのマイルドな糖質制限でも有効であるということが検証されたのはありがたいことですね(少し糖質量オーバーしたかな、という場合でも許容範囲内、ということで、安心できますから (^_^;) )。
先生のコメントで、さすがと思ったのは、スーパー糖質制限のアドバンテージをずばりと指摘されていたことです。

>一食当たり20g以下、時には5g以下になっても全く気にしないスーパー糖質制限の場合、慣れてしまえば何も計算せずに食事できるんですよ。

そうです。まさにこの点が、面倒な計算が必要なカロリー制限などと比べて、はるかに実行しやすいメリットだと思います。

ふと思ったのですが、医療関係者の方々、ことに医学部出身の方たちは、理数系の得意な優等生タイプがほとんどでしょうね。そういうタイプの方は細かい計算も苦にならないのでしょうが、数学、という以前の「小学生の頃から算数が嫌い・計算が苦手」という文系人間(←私のことです・笑)にとっては、一々細かい計算しなければならない、というのは極めてハードルが高いのです。
食品交換表を用いたカロリー計算って、どんなものなのだろうと思って「わかり易い解説」と銘打った記事をいくつか見たのですが、こんな面倒な計算をしなきゃならないのか、と正直げんなりしました。糖尿病の標準的な食事指導がこういう形で行われていれば、そりゃ挫折する人も多かろう、と妙に納得いたしました。私だったら3日と持たず挫折しますね。
もしかしたら、医師のサイドには、カロリー制限がきちんとできない患者に対して「こんな簡単な方法がなぜ実行できないのか」という苛立ちがあるのではないでしょうか。そして、「ちゃんと実行すれば病状は改善するはずだ。病状が改善しないのはほとんどの患者が怠慢だからだ。(カロリー制限こそが正しいのだ)」という思い込みに陥っているのではないでしょうか。

人は、自分が難なくできることは他の人もできて当たり前、と思いがちです。そして、それができない人を努力不足、と決めつけがちです(あ、人のことは言えない^^;)。

>これも長く続けていると瞬時に計算できるようになると山田先生は考えられるかもしれませんが、それは人口全体で見れば、ごくごく少数派です。

カルピンチョ先生、さすがよく分かっていらっしゃる(笑)

買い物のときなど、さすがに栄養成分表示は気をつけて見るようになりましたが、「これとこれで、まートータルだいたい20gくらいか」といったアバウトな感じで品物を選んでいますが、それでもちゃんと痩せてますし。

基本的な理論がシンプルで明快、実行が容易。この点において、糖質制限は実に優れたメソッドだと思います。食品交換表と首っ引きで必死で計算、などというはめにならなくて、ほんとうによかったです(爆)。


こちらをどうぞ。わずかに光明がさしてきたような。

糖質制限 学会提言…「第二の食事療法」に理解
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=78563&from=os4


ドクター、忙しい中、返事を頂き、誠にありがとうございます。
本日からGOGOGOスタートです。
スーパー糖質制限食に移行したいと思います。
主治医とは別に良好な関係ではありません。(笑い)
糖質制限は完全否定で、カロリー食オンリー推薦の内容、「ご飯を1食当たり180g食べよ」の
指示で、1日1600カロリーをバランス良く計算し献立すべしです。(糖質どれだけ~)
1番気になっていたのは「じょじょに血糖値を下げないと・・」の一言です。
何時まででも、薬で血糖値を下げなさいとの内容でしょうか?
討論しようとも思いませんし、めんどうなので宣告しようとも思いません。(ま~定期検査の為にご訪問はしますが!?)
自身で血糖値管理をしっかり行いながら、薬に頼らず、頑張って行こうと強い意志でやります。
後押し、ありがとうございました。
ドクター・カルビンチョ殿!
また、良好な状態になった時、ご報告させて頂きます。

先生、はじめまして
江部先生のブログを見て、昨年の7月からスーパー糖質制限を始めています。2か月後にHbA1c6.5→5.0、体重69.0→61.3となり、現在も変わらずです。(最新4.9、60.8)

10月に山田悟先生の著書「糖質制限食のススメ」も読みまして、そうかMAX120gまでokと勝手に思っています。サラリーマンでは、どうして断れないor失礼にあたるケースがあり、また最大の難関の年末年始も山田先生で乗り切ることが出来ました。

カロリー制限は、どこを見ても定性的な話ばかりですが、スーパー糖質制限はいたってシンプル。余分な糖質をとらないことで、その結果を定量的に把握でき、アベノミクスと同様に説得力十分です。

理系人間にとって、これほどわかりやすいことはないですね!


カルピンチョ先生、「おともだち」認定ありがとうございます。なんか楽しい(笑)。このブログの読者の皆様のコメントを見ていても、「類が友を呼んでいる」感がひしひしと伝わってまいります (^o^)丿。

めぞん一刻の健太郎君の発言「でかけりゃいいんだろ!」って、実は家のことだった、という落ちでしたね。人間て、どうしてこういう役にも立たないことはよく覚えているのでしょうね。大切なことはぽろぽろ忘れるのに(爆)。


え~と。ちょっとまじめモードに切り替えます^^;。

優等生タイプの人間は、自分ができることは誰でもできると思いがち。これ、大学生当時に、あるとき恩師(すでに故人になられました)から言われたことを思い出しながら書いていたのです。曰く
「学校の教師はたいてい、その担当教科が得意だった優等生タイプだ。そういう人間は、その教科が分からなくて苦労したという経験がない。だから、授業内容が分からなくて苦しんだり、その教科が嫌いになる生徒が理解できない」と。そして、こう結ばれたと記憶しています。
「落ちこぼれ、と言うけれど、『落ちこぼれる生徒』がいるわけじゃない。『落ちこぼす教師』がいるだけだ」
高校時代にはほぼ劣等生レベルだった私は、すごく納得したのを覚えています(笑)。ちなみにその恩師は、旧制一高→東京帝大というばりばりの優等生コースを歩んだ人でしたが(何で劣等生の心理がよく理解できたのだろう?(^^ゞ)。


まあとにかく。理数系の優等生タイプだった方々には、彼らにとっては簡単と思われるような「カロリー計算」などが実行できない人間というのは、「理解に苦しむ生き物」と写っているのではないかと思えるわけです。
「『落ちこぼれる生徒』がいるわけじゃない」という言い方を借りるなら

「『指導に挫折する患者』がいるわけじゃない。『患者を挫折させるような指導をする医師(医療関係者)がいるだけだ』」


失礼しました。
ともかく、先生のようなスタンスをお持ちのドクターは、稀有な存在ではないかと思います。このブログに出会えたのは幸運でした。感謝いたします。

先生
こんにちわ

糖質制限3ヶ月めに入りました、親爺化したオバタリアンです。
糖質制限のきっかけは、禁煙による体重増加から・・・
酒・たばこ・・・大好きというか、日常の生活の一部でした。

長年の喫煙と飲酒のわりには、毎年の人間ドックで、すべて異常なしA判定。

しかし、禁煙デブになり、カラダが重くなり・・どうしたら?で、江部先生の本に出会い、即スーパー制限に取り組みました。その結果、マイナス6キロ減。動作も軽くなり助かりました。

ただ、近頃 糖質量の少なめ食品のお取り寄せで、懐が寂しい思いもしています。糖質少なめの調味料も割高ですし・・

デパ地下で、食材探しをしても、カロリー・塩分制限食材はみつかるけど、低糖質としての製品が、見あたらない。

糖尿病の方も多い昨今、低糖質コーナーがあってもよかろうなのに・・不満ばかり。それにしても、糖質の多い食品食材の多さに、愕然としています。

もっと広く速く、糖質制限の効果が波及してくれないかと望む日々です。

ちなみに、おやつも、手作りです。
お料理は、ワンパターン化してきてますが、カロリー制限と違って、適当に腹を満たし、ヨッパーにもなれてます。    また、どうやって、やせたの?と訊く人に糖質制限を薦めても、やる前から「無理」と答える人が多いのには、唖然。

じゃ、詳しく訊くなよ!(心の内)            切羽つまらないと人間、行動に移れないものかも・・・
                             

人に教えてもらったのですが、
こんなページ出来てます!
http://toushitsuseigen.or.jp/index.html
個人会員に入会してみようかな~、
どうしようかな~と、
逡巡中です。
カルビンチョ先生はどう思われますか?

Tarzanがまたも特集やるようです。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/DetailZasshi?refShinCode=0900000004910240340636&Mail_id=2015&Action_id=101&Sza_id=A0
>◆糖質制限ブームの是非を問う! 日本糖尿病学会インタビュー
>◆ところで、糖質制限ってどう? 異論・反論・オブジェクション!
このあたりが気になります。

朝飯、蒸し大豆75g.レトルトカレー30g.あじの開き半分.卵一個、味噌汁一杯、焼のり9g.茹でほうれん草70g.チーズ25g.ミニトマト2個、ニンニク5g.カイワレ大根20g.オリーブ油15g.マヨネーズ10g.アボガド35g.ヨーグルト40g.醤油1g.以上で糖質約12g.900kc、昼は鯵が豚ロース100gに変わります。(調理時間 10分)これが20か月続いていますが飽きません。なぜか考えました、結論です。普通の人は主食のご飯におかずを毎回変えて飽きないようにしています、糖質制限はおかずがなくて全てが主食です、主食は飽きない物が選ばれます、この組み合わせが好きなのです、何時まで続くかやってみます。

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したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
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