糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士さんからのコメント
「糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士さん」からコメントが来ました。
いろいろと間違った知識が多く、ロジックもおかしい。
おかしい部分をすべて指摘して論破する記事にしました。
かなりおちょくりも入れました。
・・・ですが、やり過ぎであると、ずっとブログを読んでくださってる方や、現場の医師の方々からいろいろとお諫めのメールや非公開コメントをいただきました。
「単なる個人攻撃になってよろしくない。」
「大人げない。」
「アンチ糖質制限派の動きがさらに陰湿になり、患者がさらに被害をこうむる可能性がある」
を指摘され、特に最後のご指摘が問題だなと。。。
・・・ということで、さらに大幅に記事を書き直しました。
元の記事、ご覧になった方々はもう一度来られて、「あれ?」と、思われるかもしれませんが、ご了承ください。
基本的には、事実の記載にとどめたいと思います。
(それでも怒りは多少残させていただいています。)
一つだけ譲れないのはこの糖尿病療法指導士さんが患者さんに対して行っているあまりにもひどすぎる仕打ち。
数字を上げて自信満々で実践しているというように書かれてます。
正直、あれはひどい。
そこだけは糾弾せざるを得ないです。
もっと柔らかくするべきだとおっしゃる皆さん、そこだけは、私、譲れません、すみません。
まずはこれが彼女のコメントです。
*****
はじめまして。先生のお嫌いな(笑)糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士です。
私は、糖質制限食を正しい理論のもと実践すればやせることを理解しています。生化学と代謝のしくみを把握すれば、その理論が正しいことはわかります。
患者さんが、それで痩せられて、コントロール改善となった症例ももっています。
ただ、
その上で、納得いかないことがあるので、コメントお願いします。
江部先生がお元気なのは
糖質制限といっても、実はふすまパン他を主食にすることでビタミン、ミネラル、GABAといわれる生理活性物質が多い、穀類の種皮が多いふすまとか胚芽
とか...を召し上がっていて、肉を食べるにしても低脂質の赤身をシンプルな調理、且つ、それを調理する油脂に関してさすが医師、動脈硬化予防に向けて適切
な脂肪酸ほ含むものを選んでおられ、
さらに、野菜を食べるだの、運動をする...
これは、べつに糖質制限でなくとも、健康なライフスタイル...
これらをすべて実践しているからです。
理論を理解している私からみれば、そんなのは【あたりまえ】
一般の患者さんは、ここまで理解できないし、知識もない。
そして、実践するにはお金がかかる。
野菜が高騰しているのはご存知ですか?
必要エネルギーを肉ほかで補うことで、どれだけ食費が高くなるかご存知ですか?
お金がない人は、中途半端な方法に走っています。
ご飯を一切たべない、そしてセロカロリーコーラを飲みまくる、とかね。
また、半端な知識で糖質制限を続けると、
【胚芽や種皮のよい物質】をとることが一切なくなり、
且つ、肉は脂質の多い安いバラ肉を食べ続け、
野菜は興味がないのか食べてない...
こんな食事になり、
こんな患者さんは動脈硬化指数がどんどん悪化していき、遺伝子のタイプによっては高尿酸血症まで発症、
全身の毛細血管はぼろぼろです。
知識が半端なまま実践すると、それは『害』になってしまいます。
バーンスタインは実際、大血管障害ですが、心筋梗塞で亡くなられたのをご存知ですか?
私は、中途半端な知識にて、
自分がうまく行ったから人にも勧める...
そのことが、いかに大勢の失敗者を産んでいるのかも、知っていただきたいと思います。
ましてや、
1型糖尿病の成因には、そのヒトの体内でウィルス感染が起こって膵臓にダメージがあった上で発症している方たちもいるんです。
そんな人に糖質制限...何と危険なこと。
というか、
太ってもいないので。
食べ方に無理な制限かけたり、カロリー制限なんて教えなくても、BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上の方を、私はコントロールしています。
やりたい方がされるのは自由ですが、
私たちの仕事を邪魔しないでください。
私からしたら、患者さんに正しい知識を伝えることが重要で、どんな食事療法をするかの方法論なんてどうでもよいのです。
したがって、糖質制限をする必要もない。
この現実、どう思われますか?
*****
で、以下が私からのお返事ね。
nさん
コメントありがとうございます。
>はじめまして。先生のお嫌いな(笑)糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士です。
>私は、糖質制限食を正しい理論のもと実践すればやせることを理解しています。生化学と代謝のしくみを把握すれば、その理論が正しいことはわかります。
>患者さんが、それで痩せられて、コントロール改善となった症例ももっています。
・・・糖質制限の理論を知っていて、患者さんが良くなった症例も知っているという糖尿病療養指導士さんからのコメントとは、うれしいです。
日本の糖尿病治療にも明るい兆しが見えてきたのかなとうれしいです。
>ただ、その上で、納得いかないことがあるので、コメントお願いします。
・・・なんでしょうか?
>江部先生がお元気なのは糖質制限といっても、実はふすまパン他を主食にすることでビタミン、ミネラル、GABAといわれる生理活性物質が多い、穀類の種皮が多いふすまとか胚芽とか...を召し上がっていて、肉を食べるにしても低脂質の赤身をシンプルな調理、且つ、それを調理する油脂に関してさすが医師、動脈硬化予防に向けて適切な脂肪酸ほ含むものを選んでおられ、さらに、野菜を食べるだの、運動をする...これは、べつに糖質制限でなくとも、健康なライフスタイル...これらをすべて実践しているからです。
理論を理解している私からみれば、そんなのは【あたりまえ】
・・・江部先生の著作を一冊でもきちんと読まれたことがありますか?
残念ながら、「糖質制限の意義」を根本的に理解してらっしゃらないのではないかと思います。
>一般の患者さんは、ここまで理解できないし、知識もない。
>そして、実践するにはお金がかかる。
>野菜が高騰しているのはご存知ですか?
・・・はい、野菜が高いの知っていますよ。
しょっちゅうスーパーで自分で食材買って、自分で調理してます。
2月中旬は雪で高いどころか、スーパーにもコンビニにも物がなくて困ってました。
>必要エネルギーを肉ほかで補うことで、どれだけ食費が高くなるかご存知ですか?
・・・肉、魚、豆腐、乳製品、さまざまな材料を組み合わせて自分で調理して食べることで、ある程度まで出費は抑えられます。
それと、糖質制限を実践されていればわかるはずですが、たんぱく質や脂質を中心の食生活をしていると、糖質主体のときに比べて次第に摂取カロリーが少なくても済むような省エネの食欲に変わっていきます。
お金は思われているほどにはかからないと思いますよ。
>お金がない人は、中途半端な方法に走っています。
>ご飯を一切たべない、そしてセロカロリーコーラを飲みまくる、とかね。
・・・お金がないというよりもむしろ、読んだとおりに実践できていないのが問題ということですね。
そこは最大の問題です。
ご飯を一切食べない、というのは中途半端な方法ではありません、糖質制限の王道です。
私は糖質制限においてゼロカロリーコーラなどお勧めしていませんし、江部先生も夏井先生もお勧めされていません。
必要十分なカロリーを糖質以外(たんぱく質と脂質)から摂取するようには言っています。
そして具体的にはどんな食事がいいのか。
糖質制限を勧めている人は著作やサイトに繰り返し書いています。
たしかに、それでも読まないで自分の思い込みで間違った方向に突っ走る人がいるのは否定できないことなんですよね。
>また、半端な知識で糖質制限を続けると、【胚芽や種皮のよい物質】をとることが一切なくなり、且つ、肉は脂質の多い安いバラ肉を食べ続け、野菜は興味がないのか食べてない
・・・【胚芽や種皮のよい物質】とは具体的にはなんのことでしょうか?
必須の栄養素が含まれている、それが健康を作るとおっしゃるならその具体名(物質の一般名)と、人が一日当たりに摂取すべき量、さらにはその根拠となる論文をお教え願えますか?
逆に質問ですが、狩猟採集生活をしていた旧石器時代の数十万年間、農耕はしていません。
野生の穀物を食べることはあっても自然の中のごく短い時間だけです。
つまり、人類は「【胚芽や種皮のよい物質】」なんか食べていなかったはずです。
このことについてはどう説明できるのでしょうか?
>「肉は脂質の多い安いバラ肉を食べ続け」
・・・脂質の多い食事、糖質制限では大歓迎です。
江部先生をはじめとした糖質制限の人たちの著作やブログももう一度よくご覧ください。
「新鮮な肉を自分で調理して食べる。」ことはとても大事にされていますが、
「安いバラ肉=脂質が多い=食べるべきではない」とは書いてないですよ。
>...こんな食事になり、こんな患者さんは動脈硬化指数がどんどん悪化していき、遺伝子のタイプによっては高尿酸血症まで発症、全身の毛細血管はぼろぼろです。
・・・ぜひ、根拠となる論文を教えてください。
私は、「糖質を50%も60%も摂取しながら、さらに動物性の脂質をたくさんとると動脈硬化が進んでいくこと」は知っています。
ですが、「糖質制限しながら動物性の脂質をたくさん摂った人では動脈硬化指数がどんどん悪化していき、遺伝子のタイプによっては高尿酸血症まで発症、全身の毛細血管はぼろぼろ」
という論文をひとつも知らないんですよ。
教えてください、よろしくお願いします。
糖質摂取率を30~40%にした人では糖質摂取率を50~70%にした人よりも心血管系のイベントの発症率が高いという能登先生の論文?なら知ってます。
でも、あれの本質は
「ダブルバーガーと牛丼のどっちが健康に悪いか?」
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat6/post_159.html
ということでしかないから、糖質制限が危険という論文ですらないです。
>知識が半端なまま実践すると、それは『害』になってしまいます。
・・・確かに、糖質制限を推進している人の本やサイトに書いてある内容に従わないで自分勝手に解釈して危ない方法を取られている人、これは問題だと思っています。
最近もそういうコメントいただいて、返信どうするか悩みました。
(あなたのは糖質制限じゃないです!って書いちゃったけど)
でも、この問題、あなたに質問としてお返しします。
nさんが教えてらっしゃるであろう食事のとり方の注意点などについて。
「中途半端に耳にして間違った方法をとられた方々が健康を害するであろうこと」
に関してnさんはどのようにして解決してらっしゃるのでしょうか?
ぜひ、お教えください、それに倣って努力させていただきます。
>バーンスタインは実際、大血管障害ですが、心筋梗塞で亡くなられたのをご存知ですか?
>私は、中途半端な知識にて、自分がうまく行ったから人にも勧める...
>そのことが、いかに大勢の失敗者を産んでいるのかも、知っていただきたいと思います。
・・・バーンスタイン先生は生きてらっしゃいます。
来週の水曜日(2014年2月26日)にも無料ウェブセミナー開催されます。
おそらく、Atkins Dietのアトキンス博士と勘違いされているんだと思いますが。
さて、「自分がうまくいったからと言って人に進めるのは良くない」と思われているのであれば、その方法をやった人が一人心筋梗塞で亡くなったというのを耳にして、「だからその方法はよくない。」とおっしゃるのもまた、論理展開としてはおかしいのではないかと思いますが。
>ましてや、1型糖尿病の成因には、そのヒトの体内でウィルス感染が起こって膵臓にダメージがあった上で発症している方たちもいるんです。
>そんな人に糖質制限...何と危険なこと。
・・・これは論理展開がわかりません。
「ウイルス感染が起こった上で膵臓にダメージがあって1型糖尿病を発症した人たちに糖質制限をしたらなぜ危険なのか?」
自己免疫疾患のきっかけが感染症である可能性について、これは幅広く知られていることです。
そのようなウイルス感染があったことと、その場合に糖質制限することが危険なこととの関連性がこの文章からはよくわかりません。
ぜひ、論理的な説明をお願いします。
ぜひ、教えてください、興味あります。
<ミニ知識>
一般的に自己免疫疾患の発症の引き金が何らかの感染症ではないかという考え方は、1型糖尿病に限らず、さまざまな自己免疫疾患で報告されて、ひとつのコンセンサスとなっているものです。
何らかの遺伝要因を持つヒトが特定の病原体に感染した場合、それが疾患発症の契機となりうる、現代免疫学の常識でもあります。
では、なぜ感染が自己免疫疾患の契機になりうるのか?
いくつもの理論がありますが、わかりやすい例で行くと、ウイルスや細菌の持つ特異的なタンパクや糖鎖に対する抗体が自己抗原をも認識してしまうというのが最もシンプルです。
たとえば、キャンピロバクター感染やインフルエンザワクチン接種による末梢神経炎(ギラン・バレー症候群)などがよく知られていますよね。
ま、これは非常に分かりやすい例を示しましたが、ほとんどの場合、話は非常にややこしくてわかりにくいです。
1型糖尿病の場合も、インフルエンザBとかヘルペス6とか症例報告はいろいろありますし、もともと、1920年代ぐらいの疫学調査でウイルス感染が引き金となる可能性は指摘されていました。
それがようやく、全ゲノムシークエンスの現代になって「ウイルス感染して1型糖尿病になりやすい体質と関連する一塩基多型」が多数報告されるようになってきつつあります。
一例を紹介しましょう。
ちょっと古い例で申し訳ないのですが、2009年にScienceに報告された例では、インターフェロンに反応するIFIH1という分子の一塩基多型や変異が1型糖尿病へのかかりやすさに関連するというものがありました。
ある種のウイルス(enterovirus)に感染した時に、膵臓のβ細胞はそのウイルスの複製を阻止しようとしてインターフェロンを産生します。
このインターフェロンの効果でウイルスの複製は抑制されるものの、逆に細胞表面へのMHC class Iという組織適合抗原の発現は亢進してしまいます。
これにより、感染した膵臓β細胞がやたら免疫系に見つかりやすくなり、β細胞への免疫系の攻撃が亢進してしまいます。
反応が亢進した免疫系はやがて、ウイルスに感染していないβ細胞さえも敵とみなして攻撃するようになってしまうわけです。
これが、ウイルス感染により1型糖尿病が起こりやすくなるという仕組みのひとつです。
この場合、IFIH1はインターフェロンに反応してMHCを提示するところに関わるのですが、発見された変異はすべて、その変異のせいでMHCの提示が少なめになり、1型糖尿病にかかりにくいというありがたい変異でした。
ま、いずれにせよ、1型糖尿病にかかりやすい遺伝要因を持っている人にとって、enterovirusへの感染は危険な環境要因の一つである、というわけです。
これを効果的に防ぐ手立てがあれば、IFIH1やそれに関連するシグナル伝達経路の分子に何らかの遺伝因子を持つ人の1型糖尿病の発症を抑える方法が開発できるかもしれません。
このようなポストゲノム解析研究はまだまだ端緒ついたばかりですが、これから10年後、20年後には発症を予測して予防する方法について見えてくるのかもしれませんね。
短いレビューはこちらをどうぞ、ちょっと古いけどわかりやすいです。
Nature 459, 518-519 (28 May 2009) | doi:10.1038/459518a; Published online 27 May 2009
Diabetes: A virus?gene collaboration
http://www.nature.com/nature/journal/v459/n7246/full/459518a.html
<ミニ知識おしまい>
>ましてや、1型糖尿病の成因には、そのヒトの体内でウィルス感染が起こって膵臓にダメージがあった上で発症している方たちもいるんです。
>そんな人に糖質制限...何と危険なこと。
こうおっしゃる理由に関して、「科学的エビデンスを伴った論理的なコメント」ください、お待ちしてます。
>というか、太ってもいないので。
・・・これは誤解されていますね。
前の記事で詳しく説明しました。
「糖質制限=痩せるための食事」ではないんですよ、
あなたがコメントされたこの記事をお読みください。
1型糖尿病の人が糖質制限する意義
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat26/1_3.html
この記事でまさしく「太ってもいない1型糖尿病の人が糖質制限する利点」について説明しているんです。
痩せるのが目的ではなくて、血糖値の日内変動を小さくすることが目的なんです。
それにより、インスリン投与量を下げることができるんです。
そうするとインスリンによる長期的な副作用から免れる可能性が高くなります。
それが、太ってもいない1型糖尿病の人が糖質制限をするメリットです。
これはバーンスタイン医師が著書の中で繰り返し力説しておられることでもあります。
さて、以下の部分だけは二回目にアップした記事がほぼ残っています。
私がnさんのコメントに激しく腹が立って、こういう記事を書いた最大の理由は彼女が書いてよこした次の文章です。
>食べ方に無理な制限かけたり、カロリー制限なんて教えなくても、BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上の方を、私はコントロールしています。
・・・そこまで患者のこと放置するの?
そこまで状態が悪くなってはじめて栄養指導するの?
あんたの勤めてるクリニックではそういう方針なの?
院長先生の指導?
血管障害起こりまくりで10年後にはみんな腎臓透析かもですね、その管理基準だと。
中途半端な知識で間違ったことを教える、どころか、
患者の糖尿病合併症を確実に進めてやれと思って、悪意を持って指導している確信犯だとしか思えませんよ。
「BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上」
この管理基準は去年日本糖尿病学会熊本大会で出された熊本宣言
http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=42
それとも全く違う管理基準です。
(これでも甘すぎる管理基準だと思ってますけどね、きちんと糖質制限すればほとんどの人ではHbA1cは正常化するんだから)
「BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上」
そんなに慢性的なひどい高血糖になるまでは管理しないでいいとnさんが思っている理由
それをぜひ、糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士の責任において、文献を提示して教えてください。
もしかして【胚芽や種皮のよい物質】を食べていれば糖質をたくさん摂取しても問題ないとお考えでしょうか?
>やりたい方がされるのは自由ですが、私たちの仕事を邪魔しないでください。
>私からしたら、患者さんに正しい知識を伝えることが重要で、どんな食事療法をするかの方法論なんてどうでもよいのです。
>したがって、糖質制限をする必要もない。
>この現実、どう思われますか?
・・・どう思うか、書けません。
今回のコメントのようなアンチ糖質制限のコメントやメール、自分の立場を名乗らない方々からもしばしば来ます。
余りにもばかばかしいものが多いので、私に対する個人的な攻撃をされても無視して握りつぶしておりました。
ですが、今回の彼女のコメント、「糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士」としての立場を明快にした上での放言。
患者さんに対しての彼女の態度も上から目線だし、管理基準に何の医学的エビデンスもない。
それまでに握りつぶしたものへの怒りもまとめて切れました(nさんにはとばっちりかな)。
そして前の記事を書きました。
ですが、その怒りの感情を抑えて冷静に大人の対処をすべき、そうでないとけっきょくはまた患者さんに迷惑がかかると言われると、そうかとも思うし。
彼女のこのコメントの文章を読んでどうお考えになるか、各自にお任せします。
私の意見は・・・飲み込ませていただきます。
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carpincho先生
糖質制限、半端な知識でアホで貧乏でなんちゃてケトン食実施中のⅡ型糖尿患者です。
先週の検査結果が郵送されてきました。
毎回調べているケトン体分画です。
・総ケトン体 4385μM/L
・アセト酢酸 650μM/L
・3-ヒドロキシ酪酸 3735μM/L
血糖関係
・HbA1c 5.6%
・血糖値 102mg/dl
半端な知識でもまあまあのコントロールです。
以前、糖質制限で赤血球が減少する?というのが話題になりました。 ずっと気になっていたのですが、今回オプションで調べて貰いました。時々オプションで注文してますが、前回はEPA/AA比で、数値は1.10 まずまずの結果だと思います。タップリ脂身肉はタップリ食べてますが・・・
さて、赤血球関連です。 基準値
・赤血球数 427 (438~577 万/μL)
・MCV 102 (83~101 fL)
・MCH 34.2 (28.2~34.7 pg)
・MCHC 33.6 (31.8~36.4%)
見えてくるのは、赤血球数は少ない・その容積は大き目・ヘモグロビンの密度は高めという結果です。
糖質制限で赤血球数が減少したというお方のデータは分かりませんが、どうして減少するのかは、いまだ謎でございます。
Yamamoto_maさん
コメントありがとうございます。
「BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上」の患者さんの管理が専門の糖尿病療養指導士として働いている管理栄養士さんの仕事を邪魔している医師のカルピンチョです。
数値、いいですねえ。
ケトン体、定期的に測るの楽しそうだなあ。
赤血球も謎ですが下がりますよね、スタミナはむしろ増えた気がしますけど。
こういう数値をいただくとやはり思ってしまいます。
現在、基準値として設定されている数値は、糖質制限を続けている人の基準値として考えてはいけないのではないかと。
だって、糖質60%摂取していて健康だと判断されている人の集団の平均値なわけですからね、この基準値ってやつは。
余って脂肪になるほど大量の糖質食ってる人と、糖新生しながらケトンも利用している人とでは、体で燃料として燃やしているものの仕組みがだいぶ異なっている集団なのだから、同じ結果を期待するのが変なんじゃないかって。
食事内容に応じて、基準値というのは変えていくべきなのではないかなと思います。
HDLにしたって糖質制限している人は70~80は当たり前でしょう?
総コレステロールも高めだけど血管はむしろ若返るし。
いろいろ、エビデンスの積み重ねですね。
どこかでRCTが必要になるのでしょうけれども。
こんにちは、カルピンチョ先生。
nohara akemiさんのコメントに対し、ここまで丁寧に回答されるとは!決して『底意地悪いカルピンチョ』先生ではありません(私だったら間違いなく「削除の上黙殺」ですね)。
「私たち一生懸命やってるんだからジャマしないでね」というお話(端折り過ぎ?)ですが、一人の糖尿人として、正直『こんな管理栄養士さんの指導受けなくてよかったぁ』と思いましたね。
恐らく、nohara akemiさんの様な管理栄養士さんが全国ほとんどで『指導』し、その結果が、
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年間
16,000人が糖尿病腎症から透析(医療費800億円)
3,000人が糖尿病網膜症から失明
3,000人が糖尿病足病変から足切断
---------------------------------------------
だとしたら、患者はあまりにも救われません。
そうならない様に祈るのみです。
satyさん
ありがとうございます。
satyさんが自分の頭で考える側にいらっしゃってよかったです。
「nohara akemiさんのような糖尿病指導士さんが糖質制限なんて必要ない、と思っている治療現場の現実」
その結果がリストに上げていただいていたような糖尿病性合併症の出現につながっているのは間違いないですね。
憂うべきことです。
もちろん、糖質制限がこのすべての合併症患者をゼロにできるとは思いません。
ですが、半分以下には間違いなくできると思います。
悲しみに暮れる患者やその家族の数はぐっと少なくできるはずです。
国としても、数百億円の医療費の削減ができるはずなんですよね。
カルピンチョ先生初めまして。
Dr江部のブログからあちこち放浪し、こちらへたどり着きました。
解りやすい説明とユーモアある文章で、日々楽しく勉強しております。
さて今回の記事ですが、正直怖いな~と思いました。先生が。
医師による正確で膨大な知識量が成せる冷徹な反論ですね。
夏目先生やたがしゅう先生も反論なさる時は怖いくらい冷静に反論を述べられています。
私個人の体感ですが、
糖質制限を勧めて説明してくださる先生ほど静かに丁寧に話しています。
逆の立場になると、感情的で尚且つ説明が大量で長くて解りにくい。
なんだか、わざと解りにくくしているのでは?とも思ってしまいます。
私自身は非糖尿ですがスーパーを2年実践中で、その効果も体感しています。
何事も中途半端が一番悪いですね。自分に合わないと感じたら止めればいい。
ただし、始めないと止められないと思うのです。
カルピンチョ先生はじめまして。
私は栄養士(管理栄養士ではないです^^;)の仕事から離れて来年で四半世紀が経つ、現在は鍼灸マッサージ師を生業としております44歳のおばちゃんです。
現場から離れて久しいどころではない私ですが、糖質制限の理論は、江部先生の著書を拝見すればたちどころに理解できました。
アホ全開な私よりも数々のお勉強をして国家試験に見事合格したはずの方のご意見がこれですか。
批判をするのはその方の自由ですが、それは批判する相手方の理論をよく理解したうえで成り立つことであって、江部先生の著書ひとつまともに読めてないのが丸わかりです。
そして、糖質制限を実行していらっしゃる皆様がどれだけ毎日の食事を工夫して作っていらっしゃるか、外食ならどんな食事なら食べていいのか考えていらっしゃるか、そういう考えが決定的に欠落してらっしゃるみたいですね。
糖質制限実施者=コメ農家は滅びろ的な奴らなんだ!という極端な思考回路を持っているとしか思えません。
私が患者ならば、患者視点でものを考えられない管理栄養士の指導などタダでも受けたくありません。
自分の知識が豊富とはいいがたいですが、毎日考えて食事を作る事、そして自分のためにもう一度食事を大切に作ってみようという事を考えるきっかけになりましたので、糖質制限には感謝しかありません。
私は体重が3ケタに乗ろうとしたので、危機感を感じて去年の11月よりスーパー糖質制限をしておりますが、2カ月で10㎏減りました。
その後一カ月経過した現在は停滞しておりますが、人間は機械じゃないので「そんなこともあるさー」的なのんびりさをもって糖質制限を楽しんでいます。
ごくたまに食べるパスタはやっぱり美味しいです。
でも、私にとって糖質は「たまに食べる『ハレ』のご馳走なんだ」ということが分かったので、『ケ』の普段の食事には食べないという結論に達しました。
それでも、人生で今一番食事を作るのと食べるのが楽しいです。食事の有難味が改めて分かったような気がします。
カルピンチョ先生、こんばんわ。
今夜も元気に焼酎呑みまくりながら拝読しております。
かっこいいっす!素敵です!!
ああ、すっきり♪
江部先生、夏目先生やたがしゅう先生、こんなかっこいい先生ばかりなら、糖尿病で苦しむ人がどんどん減って、医療費も減り、その分他の福祉に回せるんですけどねぇ。
私たち一人一人が糖質制限を続けることで、糖質制限の安全性や有益性の証明になり、ささやかでも貢献できれば嬉しいんですが。
一般市民のセイゲニストに他にできることはなんでしょうか?
う~~~~ん、あほうな私にもできること、なんでしょうね。
直接今回の話に対する事ではないのですが、以前より不思議に思っていることがあります。
何故、肉(の脂身)や油(脂質)をとると、コレステロールや中性脂肪が増えると考えるのでしょうね?
もしかして、食べたものがそのまま血管に運ばれているとか(笑思っているのでしょうかね?^^
油なんていくら食べようが、処理が追いつかなくなって消化系が悪くなっても、そのまま中性脂肪に反映されるとはとても「考えられない」んですけどねー
(もちろんそんな単純ではないでしょうけど)
なんか、代謝て事を基本的に解ってなくて、どこか(教科書)に書いてあったことをオウムのように繰り返している感じがします。
(そーと悪意ある言い回し)
昨日の、糖質オフ・東京の会合で私が話したことです。
『わんわんメーリス』から転載
おかしな医療関係者を何とかしないと、被害が広がりますね。
私の大好きなバーンスタイン先生を勝手に殺さないでください。読んででびっくりしました。
アトキンスDrの間違いですね。
***********************************
2/22 糖質オフ会(大崎)
9人の参加。
● 私が話したこと
1 栄養学の勉強会についての話
・女子栄養大学などの教育機関が変らないと、次々に間違った知識を持った管理栄養士が生み出される。
・「ヒューマンニュートリション」の原文を読む必要があるのでは・・・
(1977年のマクガバンレポートの問題は、抑えておく)
・勉強会は、3月か4月にやりたい
2 がんの治療方法
アマローネさんが、肺がんをケトン食で進行を止めようとしていますが、
昨年、9月の糖質オフの会に参加された方で、今年になって、膀胱がんが発見され、国立がん研究センターに入院して切除手術を受ける予定の人がいらっしゃいます。
私は、近藤誠Dr・安保徹Drの「免疫療法」 http://toru-abo.com/ などを読みましたが
なるべく、臓器などを温存する方向で手術をされるとのことですが、
手術による、最低必要限の切除範囲がの判断が難しいです。
3 食生活ということで、普段どのような食事をしているか、具体的な情報交換をする場を設けるといい。
糖質を抑えた薬膳料理は、健康にどう効果があるのか・・
4 江部先生はじめ漢方治療にとりくんでいる糖質制限を推進しているドクターが多くいらっしゃるが
漢方のメリット・デメリット薬効と薬毒)について、各人勉強したらよいのでは・・
5 様々なテーマで、勉強会・茶話会をやり、会員は、それぞれ関心のある会合に出て意見交換し、各人が各人の判断・責任で、生活に摂りいれて行く。
お互いの考え方を尊重し、遠慮なく意見を言っていいが、考えを押し付けないこと・・・。
* * * * * * * *
カルピンチョ先生 お疲れ様・・・
ラックマンさん
コメントありがとうございます。
怖い、冷徹な反論と思っていただけたのであれば我が意を得たりです。
nohara akemiさんはきっと今頃どうやって次のコメントを書いてやろうかとお怒りの最中ではないかと思います
ですが、糖尿病療法指導士というのは、あまりにも、立場的に「無知でした、すみません。」で済ますわけにはいかない方です。
そういう方があんな浅くて不確かな知識で上から目線で指導しているというのはもう、放置しては置けない。
だから徹底的に料理させていただきました。(私の文章にも感情的な部分が多数入っておりますのが恥ずかしい限りですが)
でも、こうして糖尿病療養指導士の方から直接「反糖質制限」のコメントをいただいたのは初めてです。
よくぞ本音と自分たちが行っていることの実情を書いてくださった、ありがたいと今は思っています。
pygmalionさん
ご心配ありがとうございます。
今回、書きすぎた感が強いのは明らかなのですが、nohara akemiさんのコメントを見る限り、柔らかい物言いだとこちらの気遣いが逆に彼女の理解に誤解を招き、さらに患者さんに対してひどいことをすることにつながるのではないかなと思い、あえてひどい物言いで書かせていただきました。
しかし、おちょくるような部分を多く入れたのは私の未熟さゆえですね。
その辺、反省しております。
Myrrhaさん
栄養士としてのコメントありがとうございます。
糖質制限開始2か月で10㎏減量!
見事ですね、おめでとうございます。
それはおそらく、落ちやすい内臓脂肪の重さだったのでしょうね。
これからじわじわと、皮下脂肪も減っていくと思います。
それには数か月単位の時間がかかりますけれども、コメント拝見していると、糖質制限を気楽に続けていくことができそうなMyrrhaさんなので、心配いたしません。
ぜひ一緒に続けてまいりましょう。
今回の管理栄養士を名乗る方、偽物かもしれません。
その場合は現実でご活躍の管理栄養士の方々に迷惑がかかるだろうなとは思いましたが、書かれている内容があまりにもひどかったので、記事を書きました。
私も感情的に走った部分はありますので、その辺、訂正の予定です。
また何日か後から読み返していただけると幸いです。(よけい辛辣に見えたりして^^;)
にゃんこにゃんこさん
ありがとうございます。
書きすぎたかしらと思いつつ、あまりにもひどいコメントだったので腹立ちのまま投稿してしまいました。(^^;)
>私たち一人一人が糖質制限を続けることで、糖質制限の安全性や有益性の証明になり、ささやかでも貢献できれば嬉しいんですが。
いや、もう、まさしくそれでいいですよ。
一人一人が正しい糖質制限を続けて健康でいてくれる、それがその人の周囲に気づきをもたらしてくれるはずです。
目の前に
「健康で実年齢よりも若々しいやつがいる、しかも毎晩焼酎やウイスキーを飲んで肉を食らってる」
・・・なんでだ?
周囲にそう思わせることが一番効果的であると思います。
医者や糖尿病療養指導士のいいつけをきっちり守って高糖質低カロリー食を摂取されている方々は反対に、痩せて枯れて老けて見えることが多いですからね、お酒も極力我慢されているにもかかわらず。
naoさん
赤い鳥小鳥♪
なぜなぜ赤い♪
赤い実を食べた♪
という理解力ということでございましょうか。
私は総コレステロールは230~240付近にしばしば達します。
尿酸値管理をお願いしている整形外科の先生はそのたびに「脂っこいものを食べるのを控えられた方がいいですよ。」と繰り返されます。
その先生、いまだに「総コレステロールは220以下に維持されるべきである」と信じていて、去年の夏ぐらいまでは225とかの時でもしきりにスタチンを飲むように勧めてきていました。
こちらが、「HDLが80前後あるから問題にする必要はないと思います。」と相手にしないと、
「いや、あなたは独自の理論があるのかもしれないけど、嘘だと思うのなら内科の先生方に意見を聞いてみてください、みんな私と同じように言いますから。」ともおっしゃってました。
自分の理論ではなく、みんながそういってるから、と弁明しているに等しいかなと。
(いやな患者だねほんとに)
最近は私の顔を見ると「あ、こいつか」という表情でスタチンは勧めて来ませんが、脂っこいものばかり食べてるだろう、という決めつけはいまだに繰り返します。
・・・確かに食べてますけどね、安いバラ肉ばっかり(笑)。
長谷川さん
コメントありがとうございます。
過剰に反応し過ぎたと反省しており、不要な言葉はカットする意向でおります(^^;)。
ですが、間違いは間違いとして指摘しないと、中途半端な知識を広めると「害」になるそうなので、科学的な部分は残す予定です。
彼女が自分で勉強し直して再度、理論的な論戦を挑んでくださることを期待しております。
>糖質オフ会
活発に活動されていますね。
私は、近藤先生の話は95%は賛成ですが、5%程度は納得しかねる部分があることがあります。
こんな研究がある、と言って示されているグラフの比較引用の仕方が不適切であったりして(母集団が受けているもともとの治療法や治療段階が違うのに同列に並べて死亡率を比較されたり)、あれれ、という部分があるので。
安保先生の場合は、アトピー性皮膚炎の患者さんの治療にいきなりステロイド断ちから入らせたりするあたりにむしろ危険を感じております(^^;)。
でも、彼らの意見で納得して治療を受けるのは個人の自由であると思います。
その場合、近藤先生や安保先生の意見だけでなく、彼らが批判する側の医療の理屈も、そちら側から出ている意見を同時に勉強して、最終的には自分の頭で判断することが大事だと思います。
私も日本糖尿病学会の公式声明や治療指針など何度も読み直させていただいています。その上でバーンスタイン医師の本や江部先生の本を読んで、自分で判断させていただいています。
糖尿人である私は、夫と一緒に爆笑しながら読ませていただきました。
(カットしちゃいましたね。カット部分こそに爆笑のタネがあったのに残念。コピペして取っておくんだった・笑)
読み終わってから、「糖質制限派のクリニックにして良かったね~」と私。夫も大きくうなずいていました。
と同時に、薬&カロリー制限で治療している友人の今後が心配です……。
私は医師から糖尿の指導を受ける前から自分で糖質制限を始めたので、従来の糖尿病クリニックの実態を知りませんが、nohara akemiさんが本当に糖尿病療養指導士であれば、恐ろしいことだなあと、身震いしてしまいました。
なにより、
>私からしたら、患者さんに正しい知識を伝えることが重要で、
>どんな食事療法をするかの方法論なんてどうでもよいのです。
>したがって、糖質制限をする必要もない。
この言葉を読んだとき、少なからずショックを受けました。
カルビンチョ先生の「人の悪い」返信記事が、ショックを和らげてくれたようなものです。
糖質制限4か月の初心者なので、この記事は糖質制限食の復習になりました。
ちなみに初心者の私でも、バーンスタイン先生がご存命であることを知っていましたので、noharaさんのコメントを読んだとき思わず、
「バーンスタイン先生を勝手に殺すなーーっ!」
とパソコンに向かって叫んじゃいました。
月夜野うさぎさん
コメントありがとうございます。
私もnohara akemiさんをおちょくることで全体が柔らかい感じになるかと思いましたが、人の悪いのを心配してくださったこともあり、事実を中心に冷徹さを徹底しました。
最初の記事を読んでくださった方々はいろんな思いで読まれた方があったかもしれませんが、少なくとも爆笑していただける方が一名でもいらっしゃったのであればよかったです(二名でしたね)。
ほんとに、今回、nohara akemiさんからいただいたコメントは、あらためて日本の糖尿病治療の現状がすさまじい状態であることを浮き彫りにしてくれました。
何の科学的根拠もないままに思い込みだけで糖質摂取させる方向に突っ走ってらっしゃいます、そして患者さんに対する態度も上から目線のいただけないもので、びっくりでした。
そう遠くない将来には、日本以外の先進国の多くが、糖尿病患者は糖質摂取をできる限り少なくするのが食事療法としては最も望ましいというコメントを出すものと思っています。
その時に日本糖尿病学会、糖尿病専門医、糖尿病療法指導士の方々がどのような顔をしてこれまでの自分たちの指導を弁明されるのか見ものだと思っています。
それまでは彼らの間違った指導を邪魔し続けます(笑)。
> 尿酸値管理をお願いしている整形外科の先生はそのたびに「脂っこいものを食べるのを控えられた方がいいですよ。」と繰り返されます。
いやーーー「尿酸値管理をお願いしている整形外科」ここ、ネタですよね。
笑っていいんですよね(ひどい)
>こちらが、「HDLが80前後あるから問題にする必要はないと思います。」と相手にしないと、
ここは「いやーーHLDが半分ないとダメだよ」と返してほしいですよね^^
ずっと・・・コメントを出そうか悩んでた者です。(小心者^^;)長文になりますがすいません。
あまりの体調の悪さ(1年以上)の末、人間ドックを昨年11月末に受けその時の数値は
GOT 46
GPT 48
AL-P 413
総コレステロール 283
LDL 226
HDL 36
中性脂肪 222
空腹時血糖値 189
HbA1c 9.7
43歳女性 169cm 78.6kg
当然、チェックだらけな結果でした。
速やかに医療機関に・・・とのことで
総合病院に行き、重度の糖尿病と診断でした。
糖尿と言う言葉は知ってても、詳しくは知らなかったのでネットで調べました。
当然、先生から言われたのは「1日1600kcalと
次回までに(6週間後)2kg痩せて来てください」でした。
その日に薬を処方され(トラゼンタ錠5mg)朝食後に1回飲むだけです。
地獄が始まりまして。
カロリー制限を20日ほどしたでしょか。
常に空腹感、当り散らす。こんなことが一生続くのかと思ったら、もっと数値悪くしてインスリン打つようになれば、普通に食事ができる、なんてとこまで考えました。
が、そのあまりにもひどい空腹感、イライラなどが精神的にもよくないと、他に何か方法はないのかとの淡い希望でネットを探しまくりまして、糖質制限と言うワードにたどり着いたのです。
元々、TVや雑誌などのダイエットなどには「ふーん」くらいな気持ちでダイエット未経験者で来ました。
しかし、理論と言うのが正しいのかわかりませんが
糖質制限の内容に、自分の中で後光が差したといいますか^^;
お正月明けから、スタンダードを始めて、1月の末に病院に向かい、それまで半信半疑であった糖質制限のすばらしい結果に涙出ました。
糖尿以外の数値はほぼ正常範囲内か、高めくらいまでに改善。
肝心の空腹時血糖値は106になり、HbA1cは7.0です!
当然その日帰宅後は、さらに糖質制限を読み漁り
乾いたスポンジに水が含まれていくような色々な情報が見えてきました。
自然に今は3食主食ナシのスーパーになってると思います。
自己採血キットも購入し、計ってますが
寝起きは平均80前後、食後1時間や2時間後でも
まだ120を超える日がありません。
機械壊れてるのかな?と思うくらいです。
自分なりに、糖質を20以下には出来てるのかなと思えるようになりました。
知れば知るほど、糖質制限てすごいなぁと。
しかし、そのすごさは挑戦した人にしかわからないのも事実ですね。
反対派の人のも、ネットでよく見かけます。
しかし、糖質制限は糖尿病患者には神の方法であり
他の疾患を抱えてる人にも朗報なんですよね。
ガンの早期発見に有効とされている、PETと言う検査ですが仕組みを知ったガン患者さんが糖質制限をされているとも。
PETの解説してるとこからの抜粋になりますが
「PET検査は、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから全身をPETで撮影します。するとブドウ糖(FDG)が多く集まるところがわかり、がんを発見する手がかりとなります。」とありました。
気が付く人は、ガンのエサが糖質なのでは?と。
効果がどういうのか、それこそ反対派の人の言う
エビデンスと言うものはないかもしれないけど
ガンの人からすれば、藁をもつかみたい、でしょう。
変な宗教ぽいのにすがる人もいるくらいなので
それならば糖質制限をする人がいて当然ですよね。
糖質制限を否定する方は、少しでも良かれと思い実践してるがん患者さんの糖質制限をも反対するのでしょうか。
糖質制限は、我々糖尿人には希望であり、他の疾患の人にも希望を与えてくれる方法だと確信してますのでこれからも、続けていきます。
しかし・・・血糖値負荷検査と言い、PET検査のぶどう糖に近い成分を体内に入れて・・・て・・・。
悪いものは何か、と はっきりしてるようにしか見えないです><
文章力がないゆえ、長文になりまして申し訳ありません。
皆様のコメントも大変参考になってます。
はじめまして!棗(なつめ)と申します糖質制限歴12年の愛好者です。
出遅れてカットした部分見逃してしまいガックリ(笑)
と言いつつ私も大笑いしたクチですが…深夜に。
初めてのコメントがこんなですみません…ブログを楽しみに拝見しております!
糖質制限を推進しておられる医師の方が、ブログで難しい知識をわかりやすく解説して下さることを、
本当にありがたく思います。
手探りで、自分の身体で実験しながら続けて来た者として、
いい時代がやってきたと喜んでいます。
今後もっといい時代が訪れることを確信しています。
糖質制限推進派のお医者さんがもっと増えますように…と
祈りつつ、糖質制限を生涯続けて行くつもりです。
これからも影ながら応援しております!
ガルビンチョ先生 よくぞ言ってくれました
先生でなければあそこまで詳しく説明、反論はできません
彼女は今後投稿できないと思います、
糖質制限一年半の鉄骨屋の自分でも理解している多くの事が彼女には理解できてない様子、理解できないのではなく、素直に理解しようと思わない様子、たとえ反論が返ってきても
内容にイカデンス??いやエビデンスが伴わず議論の余地が無いと思います。それでも彼女の指導の元に糖質たっぷりヘルシー??な糖尿病増進食を信じて食べている患者さんを思と、
これは彼女が悪いのではなく日本の医学界が悪いのだと思わずには居られません
糖質制限食で糖尿病を治した男より
naoさん
はい、ネタです。
脂肪を食べるのがいけないと思いっきり思い込んでらっしゃいます。
私が、ビールは飲みません、ウイスキーを飲みます、といったら尿酸を下げる薬を増量された方ですから、
「ビールはマイルドで体に良いけど、ウイスキーはアルコール度数が高いから体に悪い」
という固定概念もお持ちの先生です。(笑)
その時は勝手に自分で服用する量をコントロールしましたけど。(←ますますいやな患者)
棗(なつめ)さん
コメントありがとうございます。
糖質制限歴12年とはすごいですね!
大先輩! (/・ω・)/ははぁ!
長期安全性は保障されていないとのたまう日本糖尿病学会の先生のために、棗さんの経歴をぜひ今度コメントで知らせてください。
プライバシーが問題にならない範囲で公開させていただきますので
良かったらよろしくお願いします。
土屋守さん
コメントありがとうございます。
>糖質制限一年半の鉄骨屋の自分でも理解している多くの事が彼女には理解できてない様子、理解できないのではなく、素直に理解しようと思わない様子
・・・まさしくそうなんですよね。
最初から理解するつもりもないのに、私は知ってますというあの態度、そして思いっきり間違っている。
根本的に姿勢の問題だと思います。
きっと学校ではお勉強がよくできる方だったのでしょうに、自分の頭で考えるという行為を放棄しているから、真実が見えなくなってしまうんですよね。
自分で糖質制限を2か月ぐらいきっちりやってみれば、いろんなことが見えてくると思うのですけれどもね。
>これは彼女が悪いのではなく日本の医学界が悪いのだと思わずには居られません
・・・土屋さんはその医学界の一部、自分が通院している病院の医療方針を動かして、糖質制限を食事療法として認めさせた方ですから、言葉にも重みがありますね。
少しずつ、変えていくことに努力したいと思います。
今回は怒りに任せてしまいましたけど(^^;)
長期安全性は保障されていないとのたまう日本糖尿病学会の先生が、悔しさのあまり歯ぎしりするかはわかりませんが(笑)、
ささやかな糖質制限ブログを書いておりますので、
そちらで私の糖質制限経歴がおわかり頂けると思います…よろしかったら(///∇///)
糖質制限にチャレンジする方が、楽しく続けて行かれるお役に立てれば嬉しいなと思って、ちまちま書いております♪
「糖質制限を長期にわたって続けると実際どうなるのか」という謎について、私でよろしければお答えします!
http://natsume1111.blog.fc2.com/
carpincho先生
質問です(重箱の隅程度)
>(ウイルスの場合は正確には遺伝子を持つだけで、ウイルス自身がタンパクを持つわけではなくて感染した細胞にそれを作らせるのですが)
ウィルスの外郭にあたるカプシド (capsid)ってたんぱく質と認識しておりました。自前でたんぱく質は作らないのは知っていますが・・・
Yamamoto_maさん
すみません、私の間違いです。
ご指摘ありがとうございます。
自分で増幅しないだけで、カプシドやエンベロープを持っております。
お恥ずかしい・・・。
文章訂正しました。
棗さん
ありがとうございます、コメント公開させていただきますね。
棗のブログ
http://natsume1111.blog.fc2.com/
みなさん、ぜひ見に行ってみてください。
わたしも運よく、最初のカルピンチョ先生の記事を読むことができた一人です。
痛快にして明快な、名文だったと思うのですが…
コピペしておくんだった!
*******
noharaさんのコメントで、謎がひとつ解けました。
わたしは歯科医師で、担当患者さんに糖尿病の合併症で失明寸前、足の甲を切断…という高齢の方がいらっしゃいます。
定期的に通院している内科から血糖を下げる薬は出ておらず、食事指導も受けておられません。
それを知った時、わたしは腰を抜かすほど驚きました。
でも、noharaさんの勤務先のような病院ならありえることなんですね。
きっとこの方は、BS399mg/dl、HbA1c9.9%なのでしょう。
歯科治療にこられるたびに、内科から食事指導されていないのを逆手にとって、ご本人やご家族に少しずつ糖質制限をお勧めしています。
もはや手遅れなのかもしれませんが、医療人の端くれとして、何もせずにはいられません…
キジ白猫さん
疑問が解けて、よかった、、、かな。
患者さんにとっては厳しい現実ですけれども・・・。
ぜひぜひ、糖質制限を毎回お勧めしてあげてください。
今から網膜の再生は厳しいかもしれませんが、消えかけている光を失わないためにもぜひ、おすすめしてあげてください。
ほんとに、最低な管理基準ですよね。
・・・というか、患者さんを治療するための管理基準ではなくて、
「関連病院に送り込む透析患者を確実に確保するためのミッション」
として遂行中でらっしゃるのかなと思っちゃいます。(笑)
カルピンチョ先生
私の糖質制限は糖尿病がらみではなく、内臓脂肪が本当に減るのなら試しにやってみようという程度の安易な目的で開始したもので、しかし開始2か月弱での効果に驚愕しています。糖尿病で辛い思いをされた方にも劇的な効果があれば、それは私なんかとは比べものにならないくらいの喜びなのでしょう。
さて糖尿病について調べたことがない身でコメントするのもなんなのですが、今回の管理栄養士さんからにコメントに関連して医学の世界について疑問に思うことがあります。
このブログ内でもたくさん触れられていますが、糖尿病専門医の世界では従来通りの糖質比率が多いカロリー制限食が未だに標準食で、糖質制限は一部の進取の精神旺盛な医師を除いて全く受け入れられていないことが私にはどうも理解不能なのです。
糖尿病に限らず、現代医学で治すことがもっと難しい難病が世の中にはたくさんありますが、iPS細胞のように最先端の技術・見識・治療法が発見・開発された場合、世の中の科学者はこぞってその検証を行い、その実効性が確認されれば最新治療法として受け入れ、これまで不治の病に苦しんでいた患者さんの新しい治療法になるのだと普通に思っていました。
しかし、夏井先生の湿潤治療もしかり、単なるダイエット法の1つとしてではなく糖尿病の新しい治療法としての糖質制限が、なぜきちんとした検証もされずに半分無視された状態で放置されてしまうのでしょう? 検証してみたらこう言う理由や副作用のリスクがあり、やはり治療法としては万人に勧められるものではないと判断されて、ボツになるのなら良いのです。これなら普通の科学ですね。でも、何だか怪しげだから調べてみる価値もないとか、糖尿医療業界が脅かされては飯の種がなくなって困る、なんていう悪意による無視だとしたら、とんでもないことだ思う反面、そんなことって科学の分野で、特に医療の分野で果たして起こりうるものなのか、起こるわけないよねと。でも起こっているようですので、それが私にはどうしても信じられないのです。
糖質制限がこれまでの糖尿病の治療に比べて格段に効果が高いかどうか、きちんと検証された結果、治療法として受け入れられなかったのではなく、検証さえされていないのだとしたら、その本当の理由はなんなのでしょうか?もちろん、それこそ誰が出したかもはっきりしない眉唾の新たな仮説が出るたびに、時間とお金をかけて常に検証するなんてナンセンスです。でもここまで成功事例がたくさんある(私にはそう思えます。)糖尿病治療としての糖質制限について真摯に検証作業されないとしたら、成功事例のデータがまだ本当に充分揃っていないのか、あるいは逆に検証すべき十分なエビデンスがあるにもかかわらず、検証せずにただ無視・否定されているのか?
本来の科学者の姿が医療界(糖尿病学会)には見られないのが普通だとしたら、やっぱり私には理解不能です。
(長文、失礼しました。)
Takさん
返信を書いていたのですが、2時間ぐらいかかって書いて、アップをやめました。
また常連の先生方にご心配いただくような内容にしかならないので(笑)。
一つ、言えることは、
彼らを変えようとするよりは、自分たちが変わった方が早いということですね。
彼らにとって、糖質制限を受け入れることは自分自身の人生を否定することと同じですから(ずっとカロリー制限を頑張って続けてきた患者さんの心境と彼らも同じだと思うのです)、何をどういわれようと変わるまいと頑張り続けるでしょう。
何が真実なのか、科学的に、真摯に、ウェブ活動などを通じて、淡々と「事実」を積み重ねて社会を草の根から変えていく
その方が現実的で、たくさんの人々が救われるのではないかと思います。
とか言いながらときどきこうやってブチ切れる未熟者な私ですが(笑)。
カルピンチョ先生
貴重な休日の時間を2時間も無駄にさせてしまって申し訳ありませんでした。私の素朴な疑問が、先生のこれまでの努力をむしろ邪魔してしまうことになっては大変ですので、返信をアップするのを思いとどまって下さって良かったです。
今はまだ過渡期なんでしょうかね?最初Natureに論文投稿した時には全く相手にされなかった話題のSTAP細胞の論文も、粘り強く無視できない事実の積み重ねを進めたおかげで、広く認知され始め、さらに研究が加速されるようになったのですから、糖質制限による糖尿病治療も時間の問題で広く認知される日がきっと来るのでしょう。
ただ、医療分野に進むことになっている娘達の将来を思うと少し心配で、このような旧態依然とした部分が早く改善され、患者本位の風通しの良い業界になって欲しいと思います。
Takさん
いえいえ、いろいろ考えて書くのは趣味ですからお気になさらず、またいろいろ書いてください。
Takさんのコメントは具体的なので考えるポイントがしぼりこめて、長くてもそれに対してあれこれ考えるのはしんどくないです。
お子さんたちの将来ですね。。。
医者の仕事、医療の仕事というのは人の命に関わることなので、どのような世の中にあっても重要な仕事なんですよね。
常に需要のある仕事です。
かつてのイギリスのように福祉のバランスが悪くなって医者が余って病院が崩壊して結果的に一時的な医者不足になってあれあれ?みたいなことはあるにせよ、需要はある仕事です。
(ポルポト政権や文化大革命では真っ先に粛清されますけど^^;、それは置いておいて)
ということは、安定した産業です。
安定した産業は、安定して稼げます。
安定して稼げる産業には、お金を稼いで豊かになりたいと思う人が集まってきます。
ですから、医療の世界というのはお金に心を奪われた人たちが集まってきて牛耳ろうとする世界になる要素をどうしても含みます。
純粋な科学が生き残るには世知辛い世界です。
人のために役立ちたいという善意の人も集まりますが・・・
ってヨッパで書いてるからまた長くなりそうでやめます(;^ω^)。
娘さんたちには、これからの医療をぜひ担ってほしいと思います。
社会の矛盾に悩むのではなく、笑いながら、自分の頭で考えて、自分で納得のできる生き方をしながら、できる範囲で社会貢献してくださったらいいなと思います。
って何書いてるかよくわからないや。(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)
初めまして。先生のブログの面白さにはまっています。
実は相談があります。完全な糖脂制限を行って5年近くになります。a1cも薬なしで好調でした。しかし、自主検診で1月9.6、2月10.7、3月10.4と悪化しています。2月からはアマリールとジャヌビアを飲んでいます。運動はジョギング主体から軽めのウォーキングに変更して昼食、夕食後に行っているにも関わらず、この状態です。血液検査で膵臓等にも異常はないようです。これまで数値が悪化しても超速効性の薬などで良くなっていたのですが、今回は良くなりません。ただし、3月検診では250以上あった血糖値が180(昼食後5時間)に下がっています。数日前から始めた尿糖検査も結果がよかったので、今後は下がっていくのだろうと期待はしていますが、
主治医は4月の検査で数値が悪いようだったら専門医を紹介すると言います。
私としてはカロリー主義の専門医はお断りしたいと思っています。
血糖値が下がってきているので、このまま糖質制限を実行しながら自宅で尿糖検査しながら推移を見守っていきたいと思います。
ついては、先生のご意見アドバイス等があればご教示いただければ幸いです。
弱ったライオンさん
初めまして、ご愛読ありがとうございます。
>完全な糖脂制限を行って5年近くになります。a1cも薬なしで好調でした。しかし、自主検診で1月9.6、2月10.7、3月10.4と悪化しています。
・・・なんと、これは激しいですね。
厳しい糖質制限を続けていると空腹時の血糖値が次第に上がってくるという方はいらっしゃるようですが、そういう方々では通常はHbA1cは正常範囲内の多寡目までに保たれるようです。
少し高すぎます。
>2月からはアマリールとジャヌビアを飲んでいます。
・・・これは飲むべきではないと思います、というか、意味がないと思います、私は。
理由としては、「あなたは糖質制限をしているので、食事による高血糖は起こるはずがないから」です。
アマリールは「インスリンの分泌が足りていないと思われる人の膵臓をしばき上げて無理やり分泌させるお薬」です。
ジャヌビアは、「食事をしたときに分泌されるGLP-1などのインスリン分泌誘導ホルモンの効果を長続きさせるお薬」です。
どちらも、インスリンの分泌(食後の追加分泌)が足りていないと思われる人の膵臓からのインスリン分泌を上げてやろうという薬です。
あなたは糖質制限しているので、食事性の高血糖は起こっていないはずですから、問題は膵臓の機能にはないはずです。(膵臓の機能検査もされているのでしたね)
そんなときに食事性の高血糖の対応策である「アマリール+ジャヌビア」を処方するのは、根本的に発想が変です。
それを処方してくださった先生にはあなたが完璧な糖質制限をしていることを伝えてありますか?
その上でのその処方だとすると、薬のメカニズムがあまりよくわかっていない先生のような。。。
では、なぜそんなにA1cが上昇し続けているのか?
あなたの場合の高血糖は、糖新生の亢進による可能性が高いと思います。
弱ったライオンさん、少し脅してしまうことになるかもしれませんが、糖尿病以外の検査をしてみた方がいいと思います。
あなたの体の中で糖新生が亢進している理由を考えると、コルチゾール(糖質コルチコイド、副腎皮質ホルモン)の発現が亢進している可能性があります。
いわゆるクッシング症候群の状態ですね。
この原因はいくつかあり得るのですが、年齢的に(中年以降の方と推察します)ちょっと嫌だなと思うのが異所性ACTH産生腫瘍が体のどこかに潜んでいるかもしれない可能性です。
本当に脅すようで申し訳ありませんが、
まずはACTHの値とコルチゾールの値を調べてみてください。
内分泌内科で、糖新生が亢進している可能性について説明して調べてもらえばいいと思います。
それでどちらも正常値の範囲内であれば一安心、私の杞憂の可能性は高いです。
ですが、もしもどちらか、あるいは両方が上がっているようであれば、PET検査まで含めた腫瘍の探索を考えて見られた方がいいと思います。
その場合、肺、もしくは膵臓の腫瘍の検査を考えてみる必要があります。
あるいは副腎皮質そのものの腫瘍という可能性もありますし、下垂体腺腫(クッシング病)の可能性も否定はし切れません。
年齢的には、異所性ACTH産生腫瘍がどこかに潜んでいる可能性を念頭に検査するべきだと思います。
糖質制限よりも何よりも、そちらの検査を優先してください。
まずはACTHの値だけでも計測してみてください。
完璧な糖質制限していてHbA1cがそこまで高いのは、何らかの問題が体内で発生していると、私は推察します。
検査して何もなさそうなら、そこからまた考えてみましょう。
えぇ~と、どこにレスしようか考えたのですが・・管理栄養士つながりということでここに書き込みます。
たがしゅう先生のブログにもコメントしたのですが・・。「粗食のすすめ」で有名な幕内秀夫氏が『世にも恐ろしい糖質制限食ダイエット』(仮)という本を出されるそうです。ブログに載せられている装丁案http://blogs.yahoo.co.jp/makuuchi44/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=2というのがあまりにもひどくて
カルピンチョ先生やたがしゅう先生のようにコメントに対してもきっちりと返信するのではなく「このブログにもぼちぼちと意図的な書き込みが増えてきてましたねせっかく「投稿」いただいたので、本の中で紹介させていただきました」と言い、ブログの中ではまったく無視という形をとられています。(コメントに糖質制限派の書き込みも複数ありました)
あと妙な角度からの糖質制限に対する批判http://blogs.yahoo.co.jp/makuuchi44/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3があるのですが・・・。
この管理栄養士さん、科学的根拠とかそんなものとは無縁の世界観でお仕事されているようである意味反論しにくい人ではあるのですか・・・。
糖質制限を単なるダイエットではなく命を守る手段として必死にやっている人のことを幕内氏はもっと知るべきだとおもいます。
nao@berryさん
いやあ、科学的、論理的でない主張を繰り返される方にはあまり絡まない方がいいですよ。
気にしない気にしない(笑)。
毎日、先生のブログを読んでいて連投すみません!
世界の流れも糖質制限ですね!
飽和脂肪酸「悪玉論」のウソ―過小摂取に思わぬリスクも
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304555804579546852248520032
当時でさえ、飽和脂肪酸をあまりとらない食事法が招きかねない予期せぬ結果について警告する科学者はいた。そして現在、私たちはその結果に直面している。
その1つは、私たちは今、脂肪の摂取量を減らす一方で、炭水化物を多く摂取していることだ――1970年代初頭より少なくとも25%多い。政府のデータによると、飽和脂肪酸の摂取量は11%減少した。つまり、肉や卵、チーズの代わりに、パスタや穀物、フルーツ、イモのようなデンプン質の野菜を摂っているのだ。
問題は炭水化物がブドウ糖に分解され、インスリンが分泌されることだ。インスリンは効率良く脂肪を蓄積させるホルモンだ。果糖は肝臓が血液中に脂質や中性脂肪を分泌させる原因となる。炭水化物の摂りすぎは肥満の原因となるだけでなく、後天性の2型糖尿病の原因にもなる。さらには心臓疾患の可能性も高まる。
驚くべきは、どんな種類の炭水化物を摂取するかは関係ないことだ。精製されていない穀物も同じだ。全粒粉のオートミールを朝食に食べすぎ、全粒粉のパスタを夕食に摂りすぎ、その間にフルーツを食べると、結局は卵1個とベーコンの食事よりも不健康な食事になる。脂肪が肥満や糖尿病の原因になるわけではないのだ。
2番目に大きな予期せぬ結果は、私たちは以前よりも植物油を摂取していることだ。AHAが1961年に「健康な心臓」のために、飽和脂肪酸ではなく植物油を摂取するよう国民に勧めた後、米国民の食事は変わった。1900年にはほとんどゼロだった植物油の摂取量が現在は摂取カロリーの7~8%を占めるようになった。この1世紀の間にこれほど摂取量が増えた食品はない。
(抜粋)
すみれさん
>AHAが1961年に「健康な心臓」のために、飽和脂肪酸ではなく植物油を摂取するよう国民に勧めた後、米国民の食事は変わった。1900年にはほとんどゼロだった植物油の摂取量が現在は摂取カロリーの7~8%を占めるようになった。この1世紀の間にこれほど摂取量が増えた食品はない。
・・・アメリカの糖尿病患者を増やしたのがNCEPなどの間違ったキャンペーンであったことはもはや世界中が知っていると思うのですが、植物油でも食べてもよいものはよいはずで、ここは表現が微妙ですねえ。
理想は「新鮮な野生の動物性の脂肪を摂取すること」なのは間違いないのでしょうけれども。
なるほど・・・・
Stapのこともあり、論文もちゃんと先生のように吟味できる方の意見が大切だと最近感じます。
「新鮮な野生の動物性の脂肪」
そういう意味ではジビエ料理は理想なのですね!
もっと積極的に食べようと思います。
すみれさん
> 「新鮮な野生の動物性の脂肪」 そういう意味ではジビエ料理は理想なのですね!
・・・おおっと、ジビエが提供されるレストランは限られるしお高いので、私のお勧めは朝採れのお魚です(;^ω^)。
以前はときどき船釣りにでかけていたので、自分でしめた魚を刺身、漬け、焼き物、煮物、いろいろ楽しんでおりました。
糖質制限を始めると色々わからない事ばかりですが、皆さんの投稿で、いつも勉強になり楽しく拝見させていただいています。
4月に健康診断を受けました。
結果eGFR値が106.8 血清クレアチニン0.6 という数値でした。
主人は56歳で、糖質制限を始めて3ヶ月で体重が3~4kg減
健康診断の結果は中性脂肪69 HDLコレステロール69 LDLコレステロール193 HbA1c5.8でした。
eGFR値というものが初めて知らされました。
糖質制限食を続けても大丈夫でしょうか?
minorinn
先生はもうご覧になられたかもしれませんが・・・Youtubeで見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=Qy_Nm-L_nv0
この動画を見ていたら涙が出てきました・・・
先日、先生が「植物油でも食べてもよいものはよいはずで、ここは表現が微妙ですねえ。」とおっしゃられた答えもちゃんと語られています。
嬉しくなりました!
minorinnさん
はじめまして
>eGFR値というものが初めて知らされました。 糖質制限食を続けても大丈夫でしょうか?
この質問をされる意味が分かりません(;^ω^)。
このeGFR値はすでにご存じだと思いますが、思いっきり良い値で正常値です。
それなのに、どうして不安に思われるのでしょうか???????
LDLに関して不安に思うのであればまだわかるのですが。
ちなみに、LDLに関してはごく最近書いたこの記事と、
http://低糖質.com/review/cat30/post_207.html
記事に貼ってあるリンク先の資料をご覧ください。
すみれさん
ええ、これも視たことがあります。
昔書いたこちらの記事に貼ってあるYoutubeの動画、詳しくていいですよ。
http://低糖質.com/review/cat22/1985.html
http://youtu.be/FSeSTq-N4U4
よろしければ。
先生が教えてくださった動画。
すごく説得力ありますね。
何故?お肉と脂が砂糖の濡れ衣を着せられるようになったのかしら?
最近、糖質制限食は何も特別な食事ではなく、人間にとって実は当たり前の食事であって、この原則から外れたから、人はさまざまな病気になったような気がしてきました。
以前、聞いたことがある言葉で「アメリカ人の肥満は大量に食べているホルモン剤や成長促進剤漬けの肉のせいだ」と信じ込んでいましたが、(まあ、それも一理ある?)本当の犯人は別にいたっということですね。
すみれさん
そうなんですよね、アメリカ人を肥満にしたのはアメリカの穀物産業と甘味料産業だと考えて間違いないと思います。
アメリカの牛さんたちがひどい目にあっているのもまた事実なのかとは思いますが、まずはアメリカの方々、甘い飲み物やデザートを控えることあたりからスタートして欲しいですね。
厚労省のホームページ(生活習慣病)に、未だに、虎が、おれ、糖尿病になっちゃったよ!って、ページがある(肉の食べすぎらしい(笑))。そもそも、虎って、糖尿病になるのでしょうか?
ちなみに税金で作成されています。(笑)
>糖質セイゲニストは、糖質中毒お●さんに批判される?(笑)さん
厚労省のHP、見に行ってみました。
コメントをいただいたのが2月1日で見に行ったのが3月中旬に入ってから、ということで私が見たものが全く同じであるかどうかはわかりかねます。
ですが、
一応、「脂っこいものの取りすぎが良くない」というところはありますけど、肉の食べ過ぎが良くないというニュアンスでは書かれていないように思えました。
虎がキャラクターというところは、多少、恣意的なものを感じますが(笑)。
糖質を50~60%摂取していたら脂っこいものは避けるべきことは事実です。
それに、「甘いものは避けるべし」「ドリンク剤は飲み過ぎないのが良い」など、微妙に「糖質の取りすぎが良くない」をにおわせているあたり、「糖質制限の有用性についても考慮している内容であった。」と言い逃れることができるコンテンツだと思います。
さすが、玉虫色のコンテンツを作るのはお手の物。(笑)
でも、ちょっと前まではご飯をメインに糖質50~60%が正しいと主張していたはずですから、それからは変わりつつあるように思えました。
この国の栄養政策もようやく、徐々に、変わっていきつつある気配を感じましたよ。
糖質制限をしています管理栄養士です。糖質制限を始めた原因はカルピンチョ先生のわかりやすく面白いブログに触発されたからでした。
父親が糖尿病で自分も肥満人。自分の体重管理がなっていないので今まで父に強く糖尿病食を進めることはできませんでした。
そんな折、糖質制限を正しく理解し(栄養士なので今までの価値観を覆す必要が・・・)実践する機会に恵まれ8ヶ月目に14㎏減になりました。
次に母の脂肪肝、これは2週間で脂質異常症どもども改善!最終ターゲットの父にアタックしましたが結構難儀しました。
原因は糖質制限自体を理解できず、拒否していただけ。なんとか糖質制限を推奨しているクリニックにてやっと丸め込むことが出来ました。
件の管理栄養士さんの考えや行動は理解できますが、糖質制限についての理解が浅い事を暴露していますね。また糖尿病療養指導士の受験資格を調べたら、指導時間1000時間以上が条件。そりゃ洗脳もばっちりですよね。
認定資格をとうろうかどうか悩みますが(今は受験資格に満たないけど)、糖質制限の指導出来なければ逆にない方がいいなぁっと。
ただ自分の周りでも、「糖質過多を是正する」という表現なら他の栄養士も納得するんですが、糖質制限を容認していると知られれば袋叩きにあいそうな雰囲気。
なんとか糖質制限を指導しているクリニックを紹介しようにも、バレると待ったがかかります(ある意味当然ですが)。
最近BS400台、HbA1c12%台の方2名と会うことがありました。1人は入院患者、1人は病院職員でした。入院患者さんはDr(自分の考えが全てなDrです)の指示のもとインスリン治療、経口薬治療で、職員さんは自分のアドバイスと、高雄病院のセミナーから頂いた糖質制限の具体的な資料で納得しての糖質制限(違うDrで糖質制限いいんじゃないってなったようです)。
どちらも1カ月でHbA1c9%台となりました。具体的に数値が下がり「良かったね」なんですが、方や食事はそのまま一生インスリンと経口薬、方やたまにハレの日位の糖質摂取ができる食生活。どっちがいいか、それは人それぞれでしょうが結局「できるだけ薬やインスリンは減らしたい」との患者さんの意向があり、こっそりクリニックを紹介しました。
個人的には、何とかして糖質の害を認識してもらうことが第一だと思います。
結構ロッテの糖質ゼロチョコとかラカントとかを見せると「こんなのがあるんだ」ってなります、糖質制限の入門の幅は広いほど有効なのではないのでしょうか。
糖質制限は脂肪肝や脂質異常、血糖コントロールには絶大な効果があり、それゆえ諸刃のような感じにもなります。
こういう時こそ、栄養士の専門性があればさらに有効活用に発展するはずですが、理解や知識がなければコレステロールの動きなどが理解できず、むしろ無用な混乱の素にもなりかねません。
糖質制限が実行可能か?糖尿病なのか?インスリンの種類は?血糖降下薬の種類は?eGFRは?肝臓は?膵臓は? 伝え損ねて低栄養になったりしないか・・・こっそりやる以上に結構緊張します。
そういう自分も暁現象とソモジー効果を理解していなかったので、あまり偉そうにはできませんが、日々勉強です。
一年前の記事に今更なコメントで申し訳ないのですが、ブログの再開を願っている者のエールだと感じていただけたら幸いです。
>糖尿人の息子さん
コメントありがとうございます。
>糖質制限を始めた原因はカルピンチョ先生のわかりやすく面白いブログに触発されたからでした。
・・・それはとてもうれしい言葉です、ありがとうございます。
> 父親が糖尿病で自分も肥満人。自分の体重管理がなっていないので今まで父に強く糖尿病食を進めることはできませんでした。 そんな折、糖質制限を正しく理解し(栄養士なので今までの価値観を覆す必要が・・・)実践する機会に恵まれ8ヶ月目に14㎏減になりました。
・・・すばらしい! ここまでは私も似ています。
私の父は、朝から晩まで糖質食べてますが、肝機能も血糖値も正常範囲内です、驚異的です。
ただ、かなり認知症が進んできました、まだらボケでときどき私と私の息子を混同します(;^ω^)。
食後は爆睡するので、高血糖が悪影響を及ぼしていることは間違いないと思うのです。
ですが、本人と、何よりもパートナーの母がお米信望者で「白米が最高の栄養」とかたくなに信じて変えてくれませんので、私が何を言っても信じてくれませんので、(しょせん自分の子供のたわごと^^;)やめてくれません。
わたしの糖質制限にはさすがに文句言わなくなりましたけど。
と、いうことで、戦争時の食糧難を経験したことのある年配の方に糖質制限していただくのは難しいですよねえ。
聞く耳がどこにもありません。。。
ブログの再開、そうですね、記事を書き溜めてはいるのですが。
絶対可憐チルドレン、という少年サンデーに載っている漫画に、
90近い元気なおじいちゃんが出てきます。(漫画なので、見た目は若者)
彼がお肉たっぷりの食事をとるシーンに、
老人はお肉をとるべきとか?
という突込みが。
このくらいの若い子(中高生)を十分に教育することが、糖尿病予防には大事な気がするんですけどね。
ネットなどの情報網が広がって、食事由来コレステロールも正式に評価が変わった今、貴重な 少子 たちに、判断をゆだねたいです。
>しましまさん
昔書いた記事でこういうのがあります。
肉食だから3時間もつのよ、和食じゃ1時間で集中力切れちゃうわ。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat12/31.html
ドイツ留学した時に、ドイツ人の音大生のスタミナに驚いて、秘密を探ったら肉食だったというもの。
ピアノもスポーツみたいなもんなんですかね。
糖質制限アスリートが酒に弱い理由 Fat adaptation
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat13/_fat_adaptation.html
いろんな話題で子供たちに語り掛けることができたらいいなと思います。