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久山町のトリアスにはかわいいカルピンチョたちがいます♪


私がドク・カルピンチョと名乗っているのはひとえにこの動物が好きだからなのです。

Capybara_harness.jpg

画像はスペインのWikipediaから、ハーネスつけてお散歩準備。


かわいいですよねえ、カピバラ。

そのスペイン語バージョンがCarpinchoです。


そのカピバラをいじり倒せる動物園として長崎の「長崎バイオパーク」が有名なのですが、そこのカピバラたちが日本各地の関連する動物パークに出張しています。

その一つがあの福岡県糟屋郡久山町にあります。


*****
ようこそ、トリアスふれあい動物園へ!
http://www.biopark.co.jp/toriuszoo/
トリアスふれあい動物園は、「長崎バイオパーク」が運営するふれあい参加型のミニ動物園です。
でも、ミニ動物園といっても、ラマやカピバラといった長崎バイオパークでおなじみの動物をはじめ、マレーヤマアラシ、ミーアキャット、マーラ、ワラビー、インコ、フラミンゴ、シバヤギ、ハナグマ、コモンリスザルからアルマジロやグリーンイグアナ etc etc など、他にもたくさんの動物たちに会うことができます。「えっ!こんなところでこんな動物が見られるなんて!」と驚かれるお客様も大勢いらっしゃいますよ。
*****


遊びに行きたいなあと思って福岡出張のときに狙っているんですが、なかなか行く時間が取れなくて。

「世界の「久山町研究」で有名な久山町の視察に行ってくる。」

という名目で、トリアスに行くための出張をもくろんでいるカルピンチョです。


そういう秘密計画はさておき(←けっこうまじらしい)、久山町の糖尿病率の高さは有名です。

その原因が主に食生活にあるだろう、中村学園大学主導の高糖質食にあるだろうというのはここでも取り上げました。

久山町の糖尿病率を跳ね上げているのは栄養指導では?
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat22/post_78.html

でも、トリアスやその周辺の地図を見ていると、高糖質のファストフードレストランのオンパレードな感じもしますから、問題は現代的なチープなライフスタイルにあるのかなという感じもします。

逆に、あまり食生活にお金をかけていないのではないのかな、それで必然的に安くて腹の膨れる糖質食になるのかななどと。

・・・久山町の皆様、勝手な推測ですみません。


と、以前に記事を書いてそのまま久山町に関して触れないでいたところにnao@berryさんからコメントにこんな投稿をいただきました。


*****ここから

nao@berry | 2012年11月15日 23:32 | 返信
読売新聞「医療ルネサンス」『久山町から』で5回連続の掲載がありました。
1.脳卒中と血圧の関係解明
2.認知症「全国400万人以上」
3.糖尿病は万病のもと
4.「和食+牛乳」で認知症予防
5.仲間との運動も効果的

*久山町は日本の縮図。研究当初多かった脳卒中を激減させた。
*認知症は高齢化の進む日本の大きな問題。九大教授の清原裕氏曰く「国の推計はまだ甘い、久山町のデータから計算するとすでに400万人を超えている」
国の推計では65歳以上での認知症の患者は9.9%、久山町では
1985年で6.7%だったのだ2005年には12.5%に増えている。
*食生活の欧米化などで久山町でも肥満(BMI25以上)が増えている。男性40歳以上1961年7%→2007年31%女性13%→22%
さらに深刻なのが糖尿病。予備軍まで含めると男性12%→43%
女性5%→27% 糖尿病蔓延が認知症の急増を招いている。
久山町開業医曰く「高血圧治療が進み脳卒中が大幅に減ったことで、認知症や糖尿病の問題が注目されてきた。今すぐ対処しなければ、手遅れになる」と危機感を抱く。
認知症や糖尿病を防ぐにはどうすればよいのか。久山町研究で見えてきたヒントがある。
*久山町で一人暮らしをする82歳のおばあちゃん。畑で育てた季節の野菜を主に、良質のたんぱく質を含む大豆や卵、肉をとる。最近血糖値が高くなってきたので朝のヨーグルトにマーマレードをやめきな粉にした。→中村学園大教授城田氏曰く「理想的な食事」である。
海外ではたっぷりのオリーブオイルを使った季節の野菜、ナッツ、魚介類が豊富な「地中海食」が認知症を予防することが知られている。しかし慣れ親しんだ食事を切り替えるのは難しい
清原教授曰く「日本人には『和食+牛乳』の組み合わせが良い」
1988年健康診断を受けた住民(60歳以上)17年間調べ、その結果,「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」を多く食べる「和食+牛乳」の人は認知症の発症率が4割近く低いことが分かった。
*40、50歳代から予防の意識を持って運動、日常生活で体を動かすことが大切。

とまあこんな感じですが・・・。
2の「和食+牛乳」にはオイオイと突っ込みたくなりました。
だって九大の小澤未央先生が1月の学会で発表されてます。
   [久山町研究]' 認知症リスクの低い食事パターン'

1回の食事において「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」の摂取量が多く,「米」の摂取量が少ない食事パターンは,認知症発症のリスクを有意に低下させることが示されました。本研究結果から,1回の食事において米の摂取量を減らした分,大豆,野菜,および乳製品で作られた食品を多く摂取する食事,つまり野菜類の摂取を心がけた食生活は,認知症の発症を予防する可能性があると考えられます。

清原先生てば米の摂取量について全く触れてないんですよね。
米の摂取量を少なくすることが肝なのにこれを飛ばしてどうするの。

これじゃ肥満も糖尿病も認知症も減少なんて夢のまた夢ですよね。

久山町関連のお話なのでこちらに書かせてもらいました。
ながながとすみません^^;

ここまで*****


この話、食生活が重要な問題であることは清原先生も認めてらっしゃるわけです。

そしてその改善に

「畑で育てた季節の野菜を主に、良質のたんぱく質を含む大豆や卵、肉をとる。」

ことが有効であることを例を挙げて明記されています。いいことですよね♪

さらに、

「海外ではたっぷりのオリーブオイルを使った季節の野菜、ナッツ、魚介類が豊富な「地中海食」が認知症を予防することが知られている。」

これもいいことですよね、食材としてすばらしいと思います。

でも、ここまで記事を展開しておきながら、主食のコメの摂取量を減らすべきだということには全く言及しない。。。


なぜなんでしょう?

クローズアップ現代の「糖尿病を手術で治す」と同じ状況ですよね。

ここでも「糖質制限だけを無視」する態度で記事が進んでいるようです。

どうしてそこまで必死になって「糖質制限」だけを隠して話を勧めようとするのでしょうか??


ま、おそらく、ですが、「糖質制限」について触れてしまったとたんに、自分たちがこれまで取ってきた食事指導スタイルや、今現在も続けている食事指導スタイル、さらには糖尿病の治療スタイル、そういったものがすべて崩壊してしまうからなのです。

だって論理的に勝てる要素がないものね、高糖質食カロリー制限食は。

だから、徹底的にそれに触れないようにしながら、部分的に「良いタンパク質や季節の野菜を摂りましょう」とする戦略を取り始めたわけです。

自分たちの責任を問われずに正しい食事療法に少しでも近づけるために。



この状況って何かに似てるなと思ったら思想統制の厳しい日本の近隣諸国に似てますよね。

4000年の歴史の国とか、主〇思想の国とか、国民に伝えるのは、指導部のフィルターを通した情報だけです。

自分たちにとって都合の悪い情報を取り除いて、さらに都合のいい話をねつ造して。


かの国々のなぜそんなことをするかというと、国民に真実を伝えると、自分たちの地位や権利が危うくなるからです。

糖質制限に触れないようにする人たちも自分たちの地位や権利が危うくなるから触れようとしないのかな。

そう考えるといろいろとつじつまが合うようなきもいたしますね、失礼ながら。





・・・カピバラも自然では糖質の高くない草ばっかり食ってるわけだから、果物食べさせ過ぎはよくないよね?スイカとかすっごい喜ぶけどあげない方が彼らのためなんだろうなあ。(←心はもう動物園)



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2012年11月18日 14:06

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コメント(4)

カルピンチョ先生。かぜをひいたようで、お大事に。

このブログ。江部先生のブログで、そっと紹介してしまいました。事後報告ですみません。
 一人でも多くの人に読んでもらいたいと思って・・。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2306.html#comment19214

カルピンチョ先生!可愛すぎです!!!
お久しぶりです。書き込んではいませんがいつも見てます。。
毛は・・・いつかご報告しまっす。
カルピンチョがラブリーなので、このサイトのてっぺんに
いつもいる様にされてはいかがでしょう!!!
カピバラもいいけど、カルピンチョって響きもたまらないー

先日、
女子栄養大学の講演会に行き、江部先生や他先生方のお話、討論、意見交換を拝聴してきました。
糖質制限に批判側の方がどの様にネガティブ意見をお持ちなのかきけました。
久山町の話も出ましたが、あまり突っ込んだ話にはなりませんでした。
あの久山町にそんなパラダイスがあるんですね~

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