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糖質制限が普及すると困る人について調べていたらすごいことになってきました



ここのところ、記事を書くスピードががっくりと止まってしまいました。

それは仕事の合間に、いろいろと調べものをしていたからです。


きっかけは、東京大学病院病院長の門脇孝先生の糖質制限たたきです。

BMJの論文は読んでみればscientific flawな物であることがよくわかります。

でも、そのようなエビデンスが出てきたのにすがりつくかのようにしてあのタイミングで糖質制限食を批判するなんて。

それがよりによってあの賢い門脇孝先生だったなんて。

彼のグループの発表する研究内容が好きだった私にとっては大きな衝撃でした。


そして、この公的見解が彼にとって、そして日本糖尿病学会にとっていったい何のメリットがあるのだろうかと、不思議に思いました。

この時代に「糖質制限たたき」を読売新聞を使って大々的にやること(しかもあからさまに突っ込みどころ満載のエビデンスの薄い記事の文章で)、その意図が、意義が分からない。


「糖質摂取60%厳守」という、あえて耐糖能異常を増やして糖尿病を生み出す、少なくとも「まちがいなく糖尿病患者の病態を悪化させるような食事指導」を国民全員に向けて行う。

命を預かるものとして、組織の代表として、2012年の今、それをやることは倫理的にどうかと思うのです。

極端なたとえかもしれませんが、危険だとわかっていて非加熱製剤の使用を推し進めたあの薬害事件のA教授の態度を彷彿とさせます。

仮に私が門脇先生の立場にあって、そしてなにか断れない団体からのストレスをかけられていたとしても、あのような新聞報道をすることは相当な覚悟のいることだと思うのです。


そこまでして糖質制限食を批判することで、門脇先生に、あるいは日本糖尿病学会にどんな利益があるのでしょうか?

いいえ、学会だけでなく、誰がどういう風に利益を得るのだろうか?


そう思いながら海外の情報や、日本の最近の「食に関する行政の動き」などについて調べてみたのです。

すると恐ろしいことが「具体的にいろいろと」わかってきました。




先日読売新聞に掲載されたもう一つの「反糖質制限記事」、あれで引用された論文はスウェーデンのものでしたが、スウェーデンという国、実は最近になって国全体のHealth Boardが(本意ではなかったにせよ)低糖質食に問題はないと公言して、国民の流れがそちらへと大きく舵を切り始めた国だったのです(別の記事で書きます)。

そんな「糖質制限」へと国を挙げて舵を切り始めた国で出た「反糖質制限」村の人たちから出てきた「最後っ屁」があのBMJの論文だったのかもしれない。

そう思うとなんだか哀れにさえ思えてきました。

糖質制限が広まってしまうと困る人たちの叫びのように思えてなりません。


また、スウェーデンのことを調べているときに、アメリカのNIHが推し進めているプログラムについてもショッキングなものを見つけてしまいました。

1984年の会議に端を発して、1985年から実施された健康プログラムがあります。

それがアメリカ人に何をもたらしたのか、驚くべきエビデンスとともに別の記事でお見せしたいと思います。

(現在、世界中に糖尿病患者とメタボリック症候群患者を爆発的に増やしているのはまず間違いなく、1985年から始まったアメリカのそれだと思われます。)


日本でも同様です。

日本でもアメリカと同様に1980年過ぎから「脂質摂取を減らして糖質摂取を増やす」という行政の音頭取りが始まっています。

(そしてそれは下がってきたコメの国内消費を増やしたいという、国民の健康とは関係のなさそうな、農林省官僚による主導が大きいのです。)

医学的エビデンスではなくて、官僚のみなさんの机の上で決まった栄養指導が糖質60%の食事指導なのですね。

(この辺は久山町研究について調べていて気が付きました。)


その、脂質を減らして糖質中心の食事指導が糖尿病を生み出す大きな原因であったとしたら?

それと真っ反対の糖質制限が糖尿病を生み出さないためには有効であったとしたら?

その事実を認めてしまっては、糖質食べろと音頭を取ってきた人たちのメンツはつぶれますよね。



また、「コレステロールこそ悪である」とする態度、これが1980年代に大きく進んできたのには、実はある種類の薬剤の開発が大きくかかわっていると考えられています。

1960年代から、研究者のあいだではコレステロールと心血管系の病気の関連性については指摘されていました。

コレステロール値が高いと心筋梗塞などの心血管系の問題が起こりやすい、これは統計学的に間違いない事実です。

そこで、コレステロールの高い人はたくさんいますから、それを下げる薬を世界中で販売できれば、そこには大きな利益が発生します。

でも、コレステロールを安全に下げることのできる薬は1980年頃まで存在しませんでした。


ところが1980年代に、比較的安全にコレステロールを下げることができる薬剤が開発され、1987年にその薬が販売されるのとほぼ時を同じくして、コレステロールの適正な数値というのが根拠なく定められました。

その数値以下にコレステロールを落とすことが健康のために重要であるとしたわけです。

糖尿病を生み出そうと思ったのではなくて、ただ単にコレステロールを下げる薬剤を開発して売り出せば市場はものすごく大きいから儲かると思っただけだと思います。


でも、それが結果としてコレステロールを下げるためには、「食事からのコレステロール摂取を下げればいいのではないか」という考えを生み出します。

それが「low fat」政策につながり、脂肪摂取の代替品として糖質摂取が上昇したのです。

コレステロール値を下げれば心血管系のイベントは起こりにくい、でも、低脂質食は高炭水化物食となり、食後血糖をはねあげる、インシュリン分泌も跳ね上がりますし、余った糖質は速やかに体脂肪に変換されるので、男性では特に内臓脂肪も増えます。

脂質摂取制限して体脂肪を増やしていたのです。


あなたも覚えていませんか?

卵は一日一個以上食べてはダメだとか、エビはコレステロールが高いから毎日食べちゃダメだとか激しく言われていた時代があったのを。

卵もエビもそれには根拠がないとして復権していますけれども、「Low Fat」だけはまだあちこちで生き残っています。

(たとえばドレッシング、オイルを減らしてその代わりに砂糖で味をつけた「ノンオイルドレッシング」、今でもよく売れてるでしょうww)



こうして、複数の要因が重なって、おそらく期せずして、1980年代から「世界人類総糖尿病化計画」が発動してしまったのです。



もちろん、行政や製薬会社だけが期せずして「世界人類総糖尿病化計画」を推し進めてきたわけではありません。

消費者の側がライフスタイルを変えてしまった、だから生活習慣病に突き進んでいる、という問題もあります。


基本的には、文明の発達とともに我々の労働時間はどんどん減り続けており、仕事で体を動かして消費するエネルギーもまたどんどん減っています。

これは先進国ほど如実に現れる現象です。

パソコンが普及してホワイトカラーの運動量が劇的に減ったのも1980年代以降です。


また、最近のことで具体的な例を挙げて言えば、世界的に肥満と糖尿病が増え始めた無視できない要因のひとつが、ペットボトルの普及ではないかと考えます。

ペットボトル自体は優れたいれものですし、お茶や水、糖質の入ってない飲み物を飲む分にはすばらしい発明だったと思います。

でも、その開発が糖質入り清涼飲料の消費量を爆発的に押し上げたのも事実ですし、それが起こったのは1980年代真ん中から後半にかけてのことです。

タイムリーに糖質摂取が押し上げられてしまったのです。

これはわれわれ消費者側が意識改革しなければならない問題点です。


消費者のことでもう少しさかのぼって言えば、エアコンの普及です。

日本ではかつて、夏は暑くて冬は寒い、冬はストーブなどの火を焚いて暖を取り、夏は風を通して打ち水をして、せいぜい扇風機で耐えていました。

でも、1970年代から1980年代にかけて、エアコンが普及しました。

すると何が起こるかというと、「体温調節のために使っていた体力を使わなくなり、カロリーが余るようになる」のです。

エアコンがあるとそこから出ていこうとしませんし、エアコンの効いた部屋はその中で運動できるほど広くありませんから、運動不足にもなります。


これは自動車においても同じです、1970年代はクーラーのついていない自動車もまだまだざらに走っていました。

外回りのサラリーマンが汗だくですみませんねと謝りながら訪問先を訪れていたのも当たり前の光景でした。

でも、1980年代後半になれば、エアコンは自動車の標準装備になっていましたし、外回りの人の汗だくの姿もかなり減りました。


体温調節という、もっとも基礎代謝エネルギーを食う部分を電気エネルギーに代替させて(その分、化石燃料や原子力エネルギーが使われているわけです)、人は消費エネルギーが減り、エネルギー過剰になったのです。

このような状況で「素晴らしい効率的なエネルギー源である精製された糖質」をせっせと摂取していては、エネルギー超過で肥満するのは当たり前ですよね。

そうなんです、糖尿病の問題はエネルギー政策をめぐる問題でもあるのです。


この問題に関しては、日本だけでなく今、アジアの経済成長の目覚しい国で同じことが繰り返されています。

中国やインドの肥満率の増加、そして糖尿病率の増加、ものすごい勢いです。

GDPの増加、それに伴うエアコンの普及は人々の体温調節に使う消費カロリーを減らします。

そして経済的に豊かになり、何でも食べられるという状況も追い風となり、エネルギー摂取過剰になり、肥満を生み出し、糖尿病を作り出します。



これはどんどん拡大していくでしょう、経済的な潜在能力に優れていると思われるベトナムやミャンマーなども、遠からずその危険性にさらされると思います。

そう、このまま「脂質摂取を減らして糖質摂取を確保する」食事指導を行政が続けていくことで、アジアでこれから、内臓脂肪で肥満する人が激増するでしょう。

その内臓脂肪が慢性炎症を生み出し、インスリン抵抗性から糖尿病へとつながっていくのです(内臓脂肪蓄積以降のインスリン抵抗性や糖尿病発症、高血圧発症へと至る理論と研究は門脇孝先生、素晴らしいです。)。


そして糖尿病に関わる産業もまた、世界的にどんどん肥大していくのです。

彼らにしてみれば、「糖質60%摂取厳守が重要である」という日本糖尿病学会という権威による旗振りは、とてもありがたい、願ったり叶ったりな行動なわけです。






・・・という感じで、たくさんのネタを調べていて、話がどんどん拡大しながら有機的につながっていくことに驚きを感じていました。

ここに書いてあることそれぞれについてきちんと書く事で、非常に長い話になってしまいます。

幸いなことに、ブログという、記事から記事へリンクを張りながら、有機的にお見せできるメディアはそれらを発表していくのにとても優れています。

ですから、ここで頑張って作っていこうと思います。


実は、ブログで書くよりは、本として出版するべきではないかとも思いました。

ですが、本の出版をしても、無名の医師の書いた本なんか、全く売れないまま、抹殺されて埋もれていく可能性の方が高いでしょう(^_^;)。

それよりは、匿名の一市民として、調べて考えたことをつなげてこのブログで無料で出していく、そうしてたくさんの人に見てもらってそれぞれに糖質摂取と糖尿病、そしてダイエットについて考えていただくことに、大きな意味があるのではないかと考えました。


これから、このブログを使って、できるだけわかりやすいように区切って記事を書いていこうと思います。



ということで、長いイントロでしたが、記事更新の再開の予告です。

これからいろんな記事を書いていきますが、それをこのページも含めてできるだけリンクでつなげて、見て回るのがわかりやすくなるようにしていきたいと思います。


・・・息抜きの記事も間に挟まるのはご了承くださいね(笑)。




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2012年8月10日 10:31

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コメント(20)

素晴らしい考察ですね.しかし,現在,農業を主に支えているのは,糖質です(稲作,小麦等々).糖質制限食は,産業構造を変えなければ,普及しないと思います.まあ,気づいた人が,そっとやっていれば,そのうち(50年後くらい),変わると思います.パラダイムシフトがおきないと変わらないでしょう.それには,50年くらいかかると思います.

カルピンチョ先生。こんばんわ。
コレステロールについて調べているのですが、よく分かりません。

浜崎智仁先生(前脂質栄養学会理事長)の本を読んだりしているのですが。

① LDLは、160を超えないのがいいらしい。
(根拠余りない。心筋梗塞等が多いアメリカの指標は190)
浜崎先生は、「コレステロール値が高いほうが長生きできる」としていますが、やはり、上限はあるのではないか?

② LDL/HDL比は、2:1以内。糖尿病等がある場合は、1.5:1以内
LH比は、日大板橋病院の医師から提起されたよう。
 私のカルテ
          24年6月  7月   8月
   Hba1c    14.0 9.0 7. 0
LDL 202 102 81
HDL 40 29 38
LH比     5:1 3.5:1  2.1:1
投薬 リバロ1mg  夜1回
ゆるい糖質制限食にしていましたが、LDLが半減しています。
②の考え方でいけば、例えばHDL 40 の場合 LDL60
             HDL 60 の場合 LDL 90 
にすることになります。これは、LDLを低くし過ぎだと思うのですが?

スタチン(リバロ)は、かなり問題あるようなので、もう服薬していません。
HDLを上げようと、毎日、昼休みに40分歩いています。
急ぎませんので、コメントよろしくお願いします。

カルピンチョ先生。早速の丁寧な回答ありがとうございます。
先生のコメントで満足しています。

 先生がブログで書いていますが
「1980年代に、比較的安全にコレステロールを下げることが できる薬剤が開発され、1987年にその薬が販売されるのと ほぼ時を同じくして、コレステロールの適正な数値という のが根拠なく定められました」
ということで、学会(医師)によって目標数値の考え方が違うというのは、患者が悩んでしまいます。
 私個人は、脂質栄養学会の指摘にうなずく点が多いです。
 今日図書館で、大櫛陽一先生の「ちょいメタでも大丈夫」を借りて読みました。
 死亡率からみて、中高年男子のLDL最適値は100~160
        HDLは 50~59
 だそうです。男女差あり。
日本動脈硬化学会のリスク要因別のカテゴリ分け、見ましたが分かりにくいですね。

リバロは、9月で止めました。3か月飲みました。
 次回受診は、11/9です。
HbA1cが5.0前後になっていると良いのですが。
また、報告します。目指せメトグルコ離脱!
今夜も焼酎水割り2杯です。

再び、先生ありがとうございます!!

同感です。

浜六郎先生の本は、2冊読みました。なかなか、過激な先生です。嫌いではありません。
日本動脈硬化学会は、どうも指標を厳しくし過ぎると思います。
 私の血圧は、130-80より低いので問題ありません。
肝機能も、のん兵衛なのにOKです。
 HDLは、糖尿病発症前から40~45位なので、運動不足のせいかな?と思っています。
 問題は、体重です。172cm 87kg。
糖質制限2か月で、3kg↓です。倹約遺伝子があるのか、なかなか減りません。まあ、半年後にはなんとか・・・。
 1年半前、マックス100kgありましたから。
学生の頃、アルバイト12時間しながら3週間断食して、確か80kgを59kgにしたことがありました。もう40年近く前ですね。それでも元気だったのは、若さのおかげですね。
 高校時代の渾名がヤセだったんですね。55kg位だったかな。

「何事も気長に。自然に・・」

ブログ読者の皆さん。脂質とコレステロールがさんざん悪者にされていましたが、そうではないようですよ。
 来週のNHKの「きょうの健康」は糖尿病週間です。
チェックしましょう。
 では、カルピンチョ先生良い週末を・・。
そろそろ紅葉ですね。長くなりました。

 今日のHbA1cは、5.3でした。メトグルコ離脱しました!
5.0の壁の突破は、次回におあずけです。

6月  14.0 (JDS)  インスリン+ゆるい糖質制限
7月    9.0      インスリン離脱   メトグルコ+糖質制限
8月    7.0
9月    5.9
11月    5.3      メトグルコ離脱

なので、スヒードとしては結構早かったかな。
 主治医にアルブミン、チェックしますかと聞いたら「必要ないでしょう。悪くなる要素ありません」と言われました。
眼科受診しました。問題なしです。

 ご飯は食べないけど、ヒレカツとかカレーのシチューが好きで食べてますから。
 お寿司とカレーライスが大好きだったんですね。今はみんなご飯抜きです。ルーが少し糖質が多いようですが、目をつぶります。
ナン・・食べたいな。
タンメン・焼きおにぎり・・大好き。
 少し、ボヤいてみました。頑張るぞ!
  
 次回12/14受診予定。

はじめまして。

やはり糖質制限ダイエットを恐れている業界がいますよね。
私自身、昔から甘いもの好きでよく食べていたのですが、最近甘いものを食べると頭痛がしたりだるくなるので、糖質を制限しようと思うようになりました。しかしインターネットで探すと、まず先に出てくるのが「糖質制限ダイエットは危険!」という記事。読み進めると、「国際学会」から原因は不明だが死亡率が上がる・・・それらしく根拠が書かれているけど、~かもしれないという曖昧な記載。何かが隠れているなと感じました。
検索エンジンも操られてますね。
世界人類糖尿病化、また人口削減を目論んでいる人たちの仕業でしょう。

しかし真実を語ってくれる先生を見つけられてうれしいです。

これからも先生のサイトで勉強させていただきます。

素晴らしい考察を拝見いたしました。
自動販売機で販売されている多くの飲み物、特に缶コーヒーなどには、果糖ブドウ糖液糖という成分が記載されています。
この糖質は、よく水に溶け、過熱しても変性しません。
この為、缶飲料やペットボトルに甘味料として大量に入れられています。
果糖ブドウ糖液糖は、原料がコーンシロップで、米国でトウモロコシから大量に生産されています。
米国にとっては莫大な利益を生む、重要な農業生産物です。
しかし、糖質が果糖とブドウ糖に分解されているため、吸収速度が速く、あっという間にインシュリン濃度も上げてしまいます。
私はこういった飲み物は買いませんが、果糖ブドウ糖液糖も日本人の糖尿病を増加させて原因として考えられるのではないでしょうか。

管理人様

私も糖質制限食は元々自身の生活習慣病やうつ病の予防から
始めたものでしたが、まさか権威あるものの裏側や経済面など現代社会に関わるとは思いませんでした。

コレステロールの数値や悪玉説も、あのウサギの実験もふくめてそのような背景があったのですね。

事実、当時でもエビや卵は誰もが食べていて問題ないのは
明らかなのに、突然問題あるように扱われるなんて、
よく考えるとふざけた話です。


そして、カロリー計算や脂肪悪玉説も広まって糖尿病や
うつ病を発生させているのが今の現代で、
安全かつ健康な人生を全うしたければ何でも鵜呑みに
しないよう、気を付けなければならないですね、、、。

初めての訪問です。
とてもおもしろく読ませて頂きました。
昨夏 夫が糖尿宣告を受けて以来糖質制限を続けています。
A1cも7・8から5.3まで下げ夫婦共に体調が良いです。
今まで何の疑問も感じなかった糖質を摂るということ。
それが如何に健康にとって害であったかを考えさせられます。
正直脂質を多く摂ることは怖かったのですが、これまでに無い体調の良さを鑑みると答えは出ています。
これからも為になるブログを続けていかれます様に。

ひょんなことからこのブログにたどり着きました。私は糖質制限自体にはそれほど興味はないのですが、一年前から米を抜き、最近麺類もパンも食べなくともいいようになりました。
糖質制限に至る経緯が他の方々とは異なるので多少おもしろいかと思います。
それは、オイエン・ブロイラーの自然転帰の研究について資料を探していて、パラダイムシフト好きの外科医さんのブログにたどり着き、そこから藤川徳美さんを知り、糖質の害(糖尿病ではなく多くの精神疾患の原因である)を知ったのです。
そして、三石巌さんの分子栄養学とポーリングやホッファーらのオーソモレキュラーに至り、メガビタミンの実践を始めました。
糖尿病予防やダイエットから糖質制限を始めた人たちは、糖質の害を語りますが、分子栄養学からは、必要なタンパク質をとるためには炭水化物を食べている余裕がないので、自然糖質制限になります。
体重の1~1.5/1000gのタンパク質を食事から取ることは本当に大変です。毎日卵10個、あるいは肉300gに必要な食物繊維...
面倒だから、タンパク質はプロテインで必要量の半分以上をまかなうことにしました。
今回のブログ記事と同様のことが、ビタミンへの攻撃としてありますね。あるいは統合失調症のナイアシン治療に対するアメリカ精神医学界の攻撃など。古くは、砂糖産業が世界最初のロビー団体だって話も「砂糖の歴史」と言う本に書かれているとか、夏井医師のブログの書評にあったと思います。

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そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
その場合、その記事はほかの人に向けられた記事であると、スルーしていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

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