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コカ・コーラの宣伝コピーを思い出してみると面白い


現在50代の私が子供だったころ、ペットボトルなんてありませんでした。

コカコーラのボトルと言えば、190ml入りのガラス瓶、その当時のコルベット・スティングレイのようなウエストをギュッと絞ったあのスタイルの薄緑がかった小さなガラス瓶にコカ・コーラは入っていました。

216px-瓶入りのコカコーラ.jpg
そして、いつのころからか、コカコーラにホームサイズという大きなガラス瓶のバージョンが出てきました。


「コカ・コーラ、ホームサイズ。三杯注いでもまだ余ってる。」

それがキャッチコピーでした。

グラス三杯にコーラが注ぎ込まれて、その横に、50ml程度のコーラを残した500mlのガラス瓶が誇らしげにおかれていた。


そうなんです、あの時代に、コカ・コーラのような清涼飲料水を飲むのは一人あたり150~190mlだ普通だったはずです。

コカ・コーラ側もそういう宣伝をしていたのです。

⇒ 1960年代のコカ・コーラの宣伝 (残念ながらホームサイズの宣伝はありませんけど)




今はどうでしょうか?

コカコーラの一人飲みの標準サイズって500mlのペットボトル1本ですよね。

あれをコップに3杯注いで3人で分けて、残った50mlをじゃんけんで取り合う、なんてこと、ありえないですよね。

食べ盛りの子供がいれば一人1本ずつ500mlのペットボトルのコーラを飲んじゃいますよね。


コーラに限ったことではありません、さまざまな清涼飲料水がコンビニやスーパーや自動販売機にずらりと並んで糖質能を刺激しています。

1960年代に比べて現代人が糖質過剰になるのは、そんなところにも表れているんでしょうね。



同じ目線で見れば、ポテチなどのスナック菓子もそうです。

1960年代の子供は、いいえ、中学生でもそんなハイカロリーな糖質スナック菓子を低価格で食べることはできませんでした。

せいぜい、かっぱえびせんか、板チョコです。

それも、10歳以下の子供が二人いる四人家族とかだったら、数日かけてかっぱえびせん一袋を食べていました。


500mlのコカ・コーラを、お母さんと子ども2人の3人で分けて飲んでもまだボトルに余っている。

かっぱえびせんを食べるときにはお茶かお水、おやつとして甘いものを摂取するのはそれだけで十分。

それが正常な糖質摂取感覚だったのではないでしょうか?



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1960年代の日本では糖尿病はそれほど多くなかったのです。

われわれは糖質、摂りすぎです。



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2012年9月16日 17:33

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コメント(2)

いつも楽しく読ませて頂いております。
52歳、男性です。

昔のコカ・コーラのCM、You Tube で観ました!!

懐かしさでいっぱいですが、先生の仰る通り
昔に比べて今は清涼飲料水やお菓子の摂取過剰ですね。

成人病が増えたのは肉や脂肪の取り過ぎと言われていますが
やっぱり違いますね。
いわゆる食事の欧米化では無く
清涼飲料水やお菓子等、糖分の取り過ぎだと
改めて実感し、納得しました。

微力ながらも糖質制限への啓蒙に
努力したいと思います。

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