クローズアップ現代で紹介された糖質制限で悪影響が出たケースは栄養失調
本日、2112年8月30日、NHKのクローズアップ現代で糖尿病の特集が放送されました。
最初に食事療法で糖質制限の成功例が紹介されて、そして、次に失敗例が紹介されました。
成功例は、肥満気味の人が糖質制限したときの典型的な結果を表していました。
それまで、食品交換表などに従った食事療法が守れなくて数値もどんどん悪化する人がやっとたどりついた糖質制限食。
守るのも簡単だし、たった3か月で劇的に体重が減って、糖尿病の検査数値も改善しました。
面白かった,、というか、あきれたのが、その失敗例です。
失敗例の男性は糖質制限をしてHbA1cは改善したものの、様々な副作用に悩まされたとしてます。
目がかすみ、物が見えなくなって、階段を上るのも困難、腎機能も悪くなったということで紹介されました。
顔にモザイクをかけて放映されたこの男性ですが、もともと肥満でない方が自己流で糖質制限をしたということです、その内容を聞いて驚きました。
糖質制限して、結果的にそれまでの摂取カロリーの1/3のカロリーしか摂取しなかったというのです。
それ、糖質制限による悪影響じゃないです、極端なカロリー制限による栄養失調が招いた諸症状です。
もともと肥満ではない、標準体重の人が、それまでの糖質過多の食事内容から糖質だけを抜いて、減らしたカロリー分を増やさなかった結果です。
当然の帰結でしょう、失敗例に持ってくることが不自然です。
それが糖質制限の失敗例だ、糖質制限が危険だとして放送するなんて、ほんとうにあきれました。
おそらくNHKの本意ではなくて、どこか(自粛^^)からの圧力だったのではないかと思いますが。
ともかく、びっくりしたので書いておきます。
2012年8月30日の19時う30分から放映されたNHKのクローズアップ現代の中で
糖質制限失敗例として放送された男性は、糖質制限をして失敗されたのではありません。
高糖質食から、糖質だけを抜いて他の栄養素を増やさなかった結果、摂取カロリーがそれまでの1/3になったことによる栄養失調です。
(肥満してなかったんでしょうから標準カロリー以内だったと思われ、その1/3にしたのでは基礎代謝量にすら届きません。)
糖質制限食とは糖質60%の食事から糖質だけをカットすることではありません。
減らした糖質のカロリーは脂質とタンパク質を増やして補う食事方法です。
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糖質制限がお茶の間に広く認識された点では意義がありました。
でも、糖質制限の失敗例だとして栄養失調の方を紹介するあたりに、なんだか悪意を感じてしまったので。
また、対談形式で出演された先生の発言にも?と思う内容が散見されましたね・・・そちらは後程。
速報でした。
スポンサードリンク 2012年8月30日 20:37 スポンサードリンク
自己流の糖質制限は危険って?!
炭水化物や甘いおやつを制限するのに自己流も医療指導も関係ねぇだろーと感じながら、テレビを見ていました。
栄養失調、なるほど!そうですよねー。 ありがとうございます。
カワスミさん
そうなんですよね、逆に言えば栄養失調の例を持ってくるぐらいしか失敗例が作れなかったということです。
糖質制限たたきのみなさんの苦境がよくわかります(笑)。
なんでもかんでも陰謀やら圧力のせいにすんだから・・・ほんと、都合がいいというかなんというか(笑)
別に糖質制限自体の有効性は否定しませんが、
リスクやデメリットがあってはならない万能なものだとでも思ってるんでしょうかね・・・
それ自体の弊害じゃなくても栄養失調になりやすいから気を付けるべきってのも大事な気がするんですが。
>ひだんさん
>別に糖質制限自体の有効性は否定しませんが、 リスクやデメリットがあってはならない万能なものだとでも思ってるんでしょうかね・・・ それ自体の弊害じゃなくても栄養失調になりやすいから気を付けるべきってのも大事な気がするんですが。
・・・はい、あなたのおっしゃる通りだと思ってますよ。
でも、日本糖尿病学会の先生たちは、「糖質制限は短期的には効果があるけど、10年後、20年後に何が起こるかはまだわからない、だからやるべきではない。」と、おっしゃってるわけです。
それに対する買い言葉なんです。
(クローズアップ現代の内容、よく読まれましたか?リンクを開いてもないでしょう?)
前後の状況をよく把握していただければとおもいます。
まあ、いずれにせよ、記事を書いてから2年以上たってからのコメント、わざわざありがとうございました。