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糖質制限の長期的効果を調べる研究にお金を出してくれそうなところは?


前の記事で、糖質制限が肥満や糖尿病に及ぼす影響についての長期的研究をどうすればいいかという話をしました。

とりあえずは、日本糖尿病学会の糖質60%の高糖質食を続ける集団はそれを指導している医師、栄養士、あるいは看護師や保健師とその家族の成人ということで決定です。

できれば新しく40歳になった人たちを選びましょう。


糖質制限の方は、広く一般からの希望者を募って、その中から上のコントロール集団と合致する条件の人たちを選び出します。

無料で糖質制限指導が受けられるということで、最初は参加者も多いかもしれませんが、継続するにはなんらかのinsentive(ご褒美)が必要です。


参加者への特典として、毎年の定期的な健康診断を無料で実施してあげる、その記録を掲載できるSNSを作る、ということでいかがでしょうか。

FacebookやTwitterとも連携できるSNSを調査研究機関が運営するのです。

そこには医師が常駐して、参加者の医学的な質問には、24時間以内に答えてくれる。

実現の助けになるなら喜んで協力したいところです。


ただ、長期にわたる研究の運営費用をどこから出すのかということを考えると、現実的には難しいんですよね。

新しい薬の治験費用でしたら製薬会社ががんばってお金を出してくれます。

ですが、これは製薬会社の首を絞めるような、投薬治療をしなくても食事療法で糖尿病が防げるという大規模研究ですからね。

私が製薬会社の人間だとしたら、チョームカつく研究でしかありません(笑)、お金を出すことは絶対にありえないです。


・・・んで、どこからなら研究費が出るのか、考えてみました。


お金を出してその研究に積極的に取り組むべきところがありました。

日本の財務省です。



糖質制限がうまくいく、そして長期的予後も問題ないということがわかったら、あるいは問題があったとしてもそれはどういうケースなのかがわかったら、すごいことです。

費用をかけずにメタボリック症候群患者や糖尿病患者の数を大幅に減らすことができるかもしれない研究です。

これがうまくいけば、かなり大幅な医療費削減、つまりは国庫の支出削減が見込めます。

これから増える一方だと考えられている医療費の増加、それに伴う国債の発行額を減らすのに大いに役立つ研究になる可能性が高いですよ。


いかがですか、財務省の官僚の皆様、国庫支出を減らすための大規模栄養学研究。

この研究でメタボや糖尿病患者の数が半分になれば、コストパフォーマンスすごくいいと思いますよ。


糖質制限で14kgのダイエットに成功した自民党参議院の林芳正先生、そういう働きかけをぜひ、ご考慮いただけませんでしょうか?

維新の会とからんだ政局の目途が付いたら是非に、お願いいたします。

大幅な医療費削減、国の赤字削減、中高年の健康が取り戻せることによる日本という国のパワー再生につながる提案になると思います。

農林水産省や厚生労働省からは反対されるかもしれませんが、大局で見れば「財務省主導で推し進めるべき大規模研究」です。

世界中からも、長く高く評価される計画だと思われます。



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かつて健康の模範だとされた伝統的な日本食、いいところもたくさんあります。

それを、科学的な見地から、糖質摂取量をきちんと考えたものにして推し進めていけばいいでしょう。

もう一度、世界を引っ張る食事として「日本の食」を紹介していくチャンスです。



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2012年8月30日 16:45

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糖質制限がうまくいかない人は明らかに一定数存在しますし、その方々の存在を否定するつもりなど毛頭ありません。
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そういうところでいちいち、しかし、例外はあります、とか言って全ての人に配慮した注釈を付けると、読む側もメッセージがなんなのかわからなくなります。

したがって、読まれた方の立場次第では、その記事では自分の存在を無視されているように感じる、配慮が足りないと感じられる記載内容があり得ます。
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