インスリンを糖尿病初期から使うことの是非
最近、2型糖尿病の初期段階からインスリンを使って治療しようという考え方が広まってきました。
(NHKのクローズアップ現代でも日本糖尿病学会理事の伊藤先生はその有用性を力説されてました。)
2型糖尿病の初期段階からにインスリンを打って治療することにどんなメリットがあるのでしょうか?
それは、食後高血糖をコントロールできることはもちろんなのですが、膵臓をお休みさせることができるのが一番大きいというのです。
2型糖尿病初期の人は、インスリン抵抗性によって膵臓が必死にインスリンを作り続ける状態が続いていて、それが追い付かなくなってきたことで症状が出始めていると考えられます。
つまり膵臓が対処しきれなくなっている状態です。
それは同時に、膵臓が疲れ果てて働かなくなる下り坂を落ち始めたところでもあるのですね。
そこで食前にインスリンを打って、糖質摂取後に跳ね上がるであろう血糖値を抑えてやれば、膵臓は、跳ね上がった血糖を抑えるための大量の食後インスリン分泌(インスリンサージ)というハードワークをお休みすることができます。
それをしばらく続けることで、落ち始めた膵臓機能が上向きになってくる。
しばらくインスリンを打って治療して、それから徐々に減らしてみて、そのころに膵臓が回復していれば、インスリン治療をやめることもできるというわけです。
糖尿病学会の先生の中には、この治療方法があるのだから糖質制限なんかする必要がないとおっしゃる人もいます。
では、ほんとうに同じことだと言えるのでしょうか・・・?
糖質制限すれば食後高血糖にはなりようがないので、糖質制限を始めたその日から膵臓は食後のインスリンサージという負荷から解放されます。
そうすると疲れ果てていた膵臓の機能が回復して、糖尿病の症状も起こりにくくなります。
ふむふむ、確かに、膵臓を休ませて回復させるという点で、理論的には同じ、だから治療法としても同じ方向性である・・・かのように見えますね。
でも、この二つの治療法には大きな違いがあります。
インスリン積極導入法では、インスリンのもう一つの作用、糖質を摂りこんで積極的に体脂肪に変えるという作業もまた、毎食ごとに繰り返されます。
脂肪肝になったり、内臓脂肪が増えたり、そういうことは起こりやすくなります。
(実際に早期インスリン導入両方を受けた患者さんでの最大の副作用が肥満と血圧上昇です。)
ですから、インスリンの副作用を打ち消すための厳密なカロリー制限と、積極的な運動療法が必要となります。
・・・これってマッチポンプの負荷を二重にかけることになりませんか?
具体的には、
「糖質を食べて血糖値を上げる(マッチ)⇒インスリン製剤を打って血糖値を下げる(ポンプ)」
「インスリンの作用で体脂肪が蓄積しやすくなる(マッチ)⇒運動したりカロリー制限して体脂肪蓄積を防ぐ(ポンプ)」
休ませているのは膵臓だけで、肝臓と内臓脂肪と筋肉は動かし続けて、つけられた火を消し続けるしかありませんね。
これに対して糖質制限であれば
「糖質を食べないから血糖は上がらない(火はつかない)⇒食後の大量のインスリンサージもない(水はいらない)」
「インスリンが作用しないから脂肪はつきにくい(火はつかない)⇒運動もカロリー制限も必要ない(いらない・・・だけど運動はしよう(笑))」
ということになります。
インスリン導入と異なり、膵臓だけでなく、肝臓にも筋肉にも優しいのが糖質制限ということになります。
ただし、糖質制限では、必要なブドウ糖をタンパク質(を分解したアミノ酸)から作り出す必要がありますから、
「肝臓で糖新生する」という負荷はかかります。
でも、この負荷は、肉食である人類(正確には骨食と推定される)があらかじめそれに備えている負荷であって、通常の機能を備えている肝臓にとってはたいした問題になりません。
その証拠に、肥満を伴う2型糖尿病や予備軍の人で、肝機能が少し悪かった人が糖質制限した場合、ほとんどのケースで著しく改善し、正常化します。
(中年で肥満が続いて血糖値が上がり始めた人の場合、その多くが肝機能も悪くなっているものです。)
糖質を食べてインスリンの作用で肝臓に脂肪が蓄積されて、脂肪肝になるという事態は、おそらく、肝臓にとってはたいへんな負荷がかかることなのです。
だから脂肪肝の人では肝機能異常が出てきます。
でも、それをやめて、アミノ酸からの糖新生だけやってねと頼まれた場合、そちらは大体の場合、OK。
肝臓としては願ったりかなったりの軽い負荷の作業内容なのだと思われます。
というところで、肝機能が悪い場合ほんとうに糖質制限が大丈夫なのか? という問題についてはまた次の記事で考えてみます。
蛇足
もともとの人間(初期人類)が骨食であったのではないかという説は「親指はなぜ太いのか」という本がおすすめです。
そのうちレビューさせていただきますね。
スポンサードリンク 2012年10月26日 08:39 スポンサードリンク
カルピンチョ先生
ヒートショックプロテインの連載お疲れ様でした。
先生の記事、何度も読み返したのですが、頭がヒートアップして、白旗を上げていました。
さて、今回の先生の話はとても分かりやすいです。
私が今年の5月に今ぐらいの知識があれば、HbA1c 14.0 でもスーパー糖質制限を選択したと思います。
あのころは、「確か炭水化物を制限すればいいんだよな」という漠然とした知識しかなくて・・・それもどこから得た知識だったのか?
医師が糖質制限を勧めてくれれば、その道を選んだと思いますが。血糖値500UPはさすがにビックリしました。
インスリンは、5週間で離脱出来、量も4単位を4回/日だったので、それほど抵抗はありませんでした。インスリンやSU剤を使わない治療は、患者と医師の両者が相当の知識と覚悟がなければ出来ないでしょうね。
江部先生のブログを読むと、HbA1c 10UPでも糖質制限のみで血糖値を改善させた人が何人かいますが、「糖質制限+アマリール」「糖質制限+メトグルコ」の人が多いようです。
『HbA1cが6.0を超えたら糖質の摂りすぎに気をつけよう』が常識になるようになれば糖尿病の人は減るでしょうね。
何事も自然がいいのだと思います。まずは食事と運動、生活の見直し・・・
先生。週末ですね。焼酎水割り3倍飲んで少しご機嫌な、わんわん でした。
わんわんさん
ありがとうございます。
主治医が理解のある人で糖質制限に取り組むことを理解してくれるのであれば、糖質制限+メトグルコなんか理想的な初期治療のように思えますね。
患者も安心、医者も安心。たぶん結果もいい感じ。
インスリンの早期導入に関しては日本だけでなく、世界中で議論が分かれています。
お試し期間がしばらく続くのでしょうね。
hspに関しては失礼しました、普段の半分以下のペースでの記事更新になってしまいました。
自分がその分野について包括的に理解しているかどうかで、わかりやすい記事が書けるか、わかりにくい記事になるかの差ができてしまいますね。
それがもろにばれてしまう連載でした・・・まだまだ勉強が必要です。
半年後ぐらいにhspの話をもっと簡単に書けるようになったらいいなと思うカルピンチョでした。
・・・まだ職場で書類書いてます。週末だもの。(/_;)
追記 SU剤に気をつけましょう
江部先生のブログから
スーパー糖質制限食なら、2型糖尿人の大多数は、経口血糖降下剤は不必要となります。
糖質制限食をしているはずなのに、なかなかHbA1cが6.5%未満にならない糖尿人・・・。
どうしてもちょこちょこ糖質を食べておられるのでしょうね。こういった方には、私もたまにSU剤を処方することがあります。
私はSU剤を処方するときは、基本的にアマリール(グリメピリド、第三世代)としています。
なぜなら、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第二世代)は危険だからです。
グリペンクラミドは、膵臓のβ細胞膜のカリウムATPチャンネルだけでなく、ミトコンドリアや心筋細胞のカリウムATPチャンネルをも抑制します。このため、心筋障害を起こす可能性が明らかに高まるのです。
実際に、グリペンクラミド内服中の人は、有意差をもって心筋梗塞が多かったという研究報告もあります。
これに対して、グリメピリド(アマリール:第三世代)は、膵臓のβ細胞膜のカリウムATPチャンネルにだけ働いて、ミトコンドリアや心筋細胞のカリウムATPチャンネルには影響を与えません。従って心筋に対して悪影響がないのです。
アマリールを投与するときも、原則として、0.5mgの錠剤を1錠/日とか、 0.5mgの錠剤×2/日とかの少量にしています。
SU剤は、疲れたβ細胞を鞭打つ側面がありますから、少量にこしたことはないのです。
実は、アマリールとオイグルコンは、販売メーカーはサノフィ・アベンティスで同一です。
今回のオイグルコンが危険というお話しは、サノフィ・アベンティスのMRさんから伺いました。
メーカーとしても、心筋への危険性がはっきりと証明されているオイグルコンは、販売中止したいのだそうです。
それでも、処方するお医者さんがおられる以上は、供給せざるを得ないのだそうです。
MRさんとしては、是非このことをブログに書いて欲しいとのことでした。
ブログ読者の糖尿人の皆さん、もし、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第二世代)や第一世代のSU剤(ジメリンなど)を服用しておられる方がいたら、せめてアマリールかグリミクロンに変更してくださいね。
2011.10.4 江部康二
* * * * * *
糖質制限食とメトグルコ・ジャヌビアの組み合わせは、低血糖になることもまずなく、良いそうです。アマリールを少量服薬する場合は、低血糖に注意して。
詳しく知りたい方は、「江部メトグルコ」などで関連記事がヒットします。
カルピンチョ先生。長い引用ですみません。
江部先生。引用させていただきました。ありがとうございます。
わんわんさん
追記ありがとうございます。
糖質制限ダイエットや糖尿病治療に有用なことはどんどん書きこんで引用してくだされば嬉しいです。
本質的には繰り返しの内容でもOK、反復しないとなかなか身につかないですからね。
(・・・いつも実感してます(^_^;)。)
SU剤はアマリールであろうとなんだろうと理屈から言って嫌いなんですが、アマリールはましな方なんですね。
なるほど、どうしてもSU剤を使いたいのならアマリールか。
国家試験の勉強をしていたころには、糖尿病治療にはSU剤が第一選択で、効かなくなったらインスリン、という覚え方をしていた1980年代とは全く別の時代になってしまった感があります。
メトホルミンがたたかれてSU剤が生きながらえたのが今となっては不思議です。。。
カルピンチョ先生
朝から大雪ですね。
以前の記事への質問で恐縮ですが、カテゴリーとしてはこれが一番マッチしていると思い、こちらに質問致します。
まずご報告からです。前回最初のコメント時からさらに2週間が経過し、糖質制限開始から計4週間です。前半2週間の2.5Kg減から、後半2週間でさらに1.5㎏減り、体脂肪もさらに1.5%減です。ここ10年間の体重変動は瞬間最大風速も含めて、66-70㎏の範囲でしたが、25年ぶりに63㎏台の数字を見ることができ、体重計に乗るのが趣味となってしまいました。(笑)
さて先生の記事の、以下の点についてご教示頂けますか?
>ただし、糖質制限では、必要なブドウ糖をタンパク質(を分解したアミノ酸)から作り出す必要がありますから、「肝臓で糖新生する」という負荷はかかります。
>でも、この負荷は、肉食である人類(正確には骨食と推定される)があらかじめそれに備えている負荷であって、通常の機能を備えている肝臓にとってはたいした問題になりません。
糖質制限により、食後かなり時間が経過した後や睡眠時に加えて、食事中さえも糖新生が起こっている、つまりほとんど24時間糖新生が続いていると理解しています。で、気になるのは、酒を毎日飲んで肝臓が休む暇がないは良くないように、糖新生という同じ機能を24時間休むことなく毎日肝臓が行うことで、肝臓を疲弊させたりはしないか、ということです。個人差もあるでしょうが、もし問題があるかもしれないのなら、例えば、空腹時、或いは空腹時に限らず、血糖値を極わずかだけ上昇させるがインスリンの分泌には至らない程度の、必要十分な量のの糖質を意識して摂ることで、その間、肝臓での糖新生を少しだけ休止させて、肝臓を休ませてあげることも意味があるのかなと、思いました。これって、スーパー糖質制限ではなく、少し緩めの制限にしてあげることと同じことなのかもしれませんが。
ところで、シャンプーレスの湯シャンについては、まだ目に見える効果の報告はできません。でも、この先もし効果が出てきたとして、それがシャンプーを使わないことによるものか、或いはマッサージ効果によるものか、区別は難しいだろうなと感じています、というのも、皮脂を湯だけで落とすために、シャンプー使用時に比べてかなり長い時間頭皮をさすっていますので、これまでこんなに良く頭皮をマッサージしたことなんかなかったよな、と気がつきました。もちろんそれだけでも、湯シャンにした意味があったと思っています。
では、宜しくお願い致します。
Takさん
順調そうでいいですね。
>で、気になるのは、酒を毎日飲んで肝臓が休む暇がないは良くないように、糖新生という同じ機能を24時間休むことなく毎日肝臓が行うことで、肝臓を疲弊させたりはしないか、ということです。
これは私は気にしていません。
私が書いているのを引用してくださったように、農耕文明以前の旧石器時代の数十万年は「糖質を摂取する機会」なんて、果実が結実するごくわずかな期間しかないです。
そのような食生活がデフォルトになっていると考えれば、「糖質摂取による効果が必要であるかどうか」について悩むのがばかばかしいと思っています。
肝臓のためには必須ではないと思います。
しかし、それが新石器時代の人類は得られなかったプラスアルファの効果を生むかどうか?
そちらについては考える余地があります。
以前、アミラーゼや猿の進化についていろいろと記事を書きましたが(2013年9月ごろ)、糖質を摂取して利用できるようになったということは人類の進化に多大な影響を与えた可能性はあります。
ましてや、農耕文明開始以降の「毎日一定量の糖質を得ることができるようになった生活」以降に文明が発達してきたことを考えた時に、さらには、遺伝子変異ではなく、コピー数の増加という遺伝子バリエーションの変化の形態が(これはアミラーゼの記事やオオカミから犬への進化の記事をご覧ください。)、人類の能力開発などに大きくかかわってきたと考えると、脳の機能発現に、ある程度の糖質摂取が良い影響をもたらすことは否定できないと思うのです。
ですから、コンスタントに葉っぱ野菜や魚介類(貝は季節により10%近い糖質を含みます)を摂取すrことは、現代人のデフォルトとしてはいいのではないかと思っています。
その点からも、私個人の理想は「糖質制限地中海食」です。
カルピンチョ先生
お忙しいでしょうに、すぐに返信を下さりありがとうございました。
糖質がない食生活がデフォルト、私の遺伝子がそれから外れている理由などあり得ませんので、糖新生による肝臓の疲弊など心配無用ということで、安心致しました。
教えて頂いたアミラーゼと猿の進化の記事も、面白く読ませて頂きました。これらの記事も含めてカルピンチョ先生のブログは、ダイエットの範疇を超えていますね。例えば遺伝子のコピー数など知らないことだらけで、ネット検索で調べながら楽しく読み進めました。考えてみれば私が高1で生物を習ったのはもう35年も前なのですね。受験中の娘が生物選択なので、彼女の参考書でも借りて今の生物学をちょっと見直してみようかとも思います。
実は元々甘い物好きです。肝臓のことを心配する理由が無くなったのは良いのですが、少しだけ糖質を摂るための口実も無くなってしまいました。(笑)仕方がないので、人類の進化に少しは貢献できるかもという新たな口実を無理やり作って、たまにはチョコでも食べようと思います。
Tak
Takさん
いろいろ楽しみながら糖質制限していきましょう♪
チョコを食べるなら、meiji NEO SWEETSというのがあります。
砂糖の代わりに糖アルコールのマルチトールを使っていますので、吸収される糖質量はかなり少なめです。
これのアーモンドチョコが最近のお気に入り
「ひさしぶりに」ではなくて、「毎日のお昼の休憩に2~5粒」つまむのにいいんじゃないかと。
食べていい数はその人が自分で決めるんです(笑)。
カルピンチョ先生
そんなチョコレートが市販されているのですか!早速探してみます。
私が買ったのは99%カカオパウダーのやつです。ただカカオパウダー自体にすでに約30%の炭水化物が含まれているようなので、せいぜい2片くらいを一回に食べました。しかし、当たり前ですが、かなりココアの粉そのものの味でしたので、85%のものも買ってきて、一回1片に減らしてつまんでいました。
明治のチョコ、早く買ってきますね。
Takさん
報酬はときどきは摂取しないとつまんないですからね。
長く続けてると「食べたい~!」という感覚はなくなりますけど、食べれるとなんか嬉しい。(笑)
>チョコを食べるなら、meiji NEO SWEETSというのがあります。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
家内が早速近くのスーパーで購入し美味しそうに食べています。私は特に食べたいと思わないのですが、NEO SWEETSに限らずシャトレーゼの低糖質ケーキやアイスクリームを食べる時も本当に幸せそうな表情を見せます。男性と女性でこんなに違うものなのかなと思いながら家内の顔を見ています。
還暦を超えた夫婦二人、私に付き合う形で糖質制限を始めて2年弱の家内ですが、『便秘しなくなった』と喜んでいます。また以前より明るくなり、良くしゃべるようになりました。糖質制限の効果かどうか定かではありませんが私自身驚いています。
2週続けての雪かきとなりましたが、休まずともハアハアと息が上がらなくなったような気がします。
糖質制限をやめる理由が見当たりません。
これからもいろいろな書き込みを楽しみにしております。
sugさん
女性は男性よりもたくさんの皮下脂肪を蓄えるのが初期設定の体質のようですから、健康的な体を維持するためには、自然界で糖質に出合った時には極めて貪欲に摂取するように、脳の報酬系が設定されているのかなと思います。
糖質を食べた時に脳にほとばしる快感物質の分泌量が男性よりも高いようです(文献忘れましたが)。
ふだん、基本的に糖質制限をして健康であるのならば、たまには少量の糖質を食べて快感に浸るのも良いことではないかと思います。
ぜひ、楽しい糖質制限ライフをお過ごしください。
お忙しい中いつもご丁寧にコメント有難うございます。
>たまには少量の糖質を食べて快感に浸るのも良いことではないかと思います。
このコメントを見て家内が大変喜んでおりましたm(__)m。
チョコやケーキでも低糖質なのであまり気にすることはないかも知れないですね。
2月22日付管理栄養士さんの記事を読みました。
タイミングよく最初のフルバージョン、横線訂正版、最終版を読むことができました。
どなたかがコメントされてましたが、コピーを取っておけばよかったです(^^;;
投稿本人、糖質制限を否定したい人たちには横線訂正版が一番インパクトがあったと思います。
ただ糖質制限にニュートラルな方やこれから勉強しようと思っている方には、最終版のほうが違和感ないのかもしれません。
『おれは偉いんだ。おれのやっていることに、一々しのこの言うな、ほっといてくれ』と言うことなのでしょう。
これからはこのような頭ごなしのネガティブキャンペーンが多くなってくると思います。
でもこのこと自体が糖質制限が社会に認知され始めている証拠であり『糖尿病専門家たち』が危機感を募らせている表れでしょう。
医者を選べない患者は本当に不幸です。
プレッシャーがかかって大変なことも多々あると思いますが、先生の記事をこれからも楽しみにしております。
※これは非公開でお願いいたします。
sugさん
自分の人生ですしね。
健康な範囲に保たれているのであれば、ちょっとぐらい大丈夫です。
(糖質制限する前に比べれば「やめられないとまらない」状態はやってこないと思いますし)
奥様が戻れなくなりそうだったらsugさん、首に縄つけて引っ張り戻してあげてくださいね^^;
あのnさん、ほんとに、実在の人物なのか、それともまやかしなのか。
作ったキャラでの釣りだとしたら、私、完全にやられました。
でも、それでみんながいろんな事考えることができたのは、いずれにせよありがたいコメントでしたね(笑)。
>首に縄つけて引っ張り戻してあげてくださいね^^;
力は家内のほうが強いのですが、頑張ります!
私の数値が改善したのを見ながらも、初めの頃は『変な宗教みたいに思われると嫌だから人には話さないほうがいいのでは・・』と言っていた家内が、半年くらい前から周りの人に積極的に話すようになりました。
本人も何か感じるところがあったようです。
sugさん
私、実の母から未だに
「あなたの主張はわかったから体は壊さないように、たまにはご飯も食べて頂戴。」
と言われておりますから、なかなか身についた「常識」というのが抜け落ちるのには時間がかかりますよね。
奥様のように、自分でやってみられた時に初めて
「あれ?なにこれ?この元気な感覚、いったいなに?」
と、わかるのが糖質制限なんですよね。
ほんとに腑に落ちるというのかな。
この場合は「主食」だと思い込んでいたものが腑に落ちないことで事実がわかるわけですが(笑)。
楽しんでまいりましょう。
カルピンチョ先生。そして読者のみなさん
この記事の
2012年10月27日の、私とカルピンチョ先生のやり取りの中で、SU剤について、江部先生の見解を引用しましたが、
↓
『ブログ読者の糖尿人の皆さん、もし、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第二世代)や第一世代の SU剤(ジメリンなど)を服用しておられる方がいたら、せめてアマリールかグリミクロンに変更してくださいね。
2011.10.4 江部康二』
● その後、江部先生は、
『長谷川さん
私は、SU剤は、現在使用していません。
SU剤は、この世から消えていく藥と思います。
2013/11/24(Sun) ドクター江部』
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2757.html
と、SU剤の使用について否定的な見解を出されていますので、ここに確認のため、掲載させていただきます。
★ 私は、「何の病気であれ、なるべく薬を使わずに、糖質を避けて栄養を充分に取って運動し、自然に直すのがよい」と考えています。
時には、手術も薬・精度の良いサプリメントも必要でしょう・・
糖尿病について言えば、一型の特に女性については、なかなか治療が難しいと思っています。
********************************
カルピンチョ先生
がんについて、近藤誠Drと安保徹Dr、そのほかの医師の本を読んで、迷っています。
がんは専門ではないと思いますが、時間のあるときに、コメントいただけますか。よろしくお願いいたします。
はじめまして。先生のお嫌いな(笑)地域版糖尿病療養指導士です。
私の場合は、糖質制限やっていて、糖尿病にくわしくなったので
地域版糖尿病療養指導士の資格をとりました。
糖尿病療養指導士の資格を取得するのは条件が厳しいため、
都道府県でのみ有効な地域版糖尿病療養指導士というのが
出来ています。地域版と言っても取得試験は極めて難しいです。
さて、先生は管理栄養士が実在しているか疑問のようですね。
それらしい人は存在します。
平成 23 年度日本糖尿病・・・管理人がカットしました。
クリニックの栄養教室のために先生のブログで勉強していたのでしょう。
http://www・・・管理人がカットしました。
管理栄養士による「栄養教室」を開催します。
2014年 「栄養教室」・・・管理人がカットしました
2月28日(金) ・・・管理人がカットしました
4月25日(金) ・・・管理人がカットしました
6月27日(金)・・・管理人がカットしました
8月22日(金)・・・管理人がカットしました
10月24日(金)・・・管理人がカットしました
12月26日(金)・・・管理人がカットしました
公開講座 ・・・管理人がカットしました
http://www・・・管理人がカットしました
先生がこだわっている
>食べ方に無理な制限かけたり、カロリー制限なんて教えなくても、BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上の方を、私はコントロールしています。
>・・・そこまで患者のこと放置するの?
これ勘違いでは?1型の患者でコントロールの悪い人を、基準にあうようにコントロールできるという意味では?
私は糖質制限やっていますが、この管理栄養士の考えは納得できるところがあります。
この管理栄養士は糖質制限の理論はわかっているが、やり方のわからない人には問題があると言うことでしょう。
ブログのアドレスまで、管理栄養士の名前をつけ、記事を書くと言うことは、異端者は打ちのめすと言うことですね。
私は、先生にとっては異端の糖質制限実践者ですが、個人が特定できる記事を書かれることには賛成できません。
怒りを増すかも知れませんが、ユリノームって今は余り使われませんよ。よほど遺伝的に尿酸排泄が悪い人を除いて。
kさんへ
はじめまして、はじめてな感じがしませんが、コメントありがとうございます。
>はじめまして。先生のお嫌いな(笑)地域版糖尿病療養指導士です。
>私の場合は、糖質制限やっていて、糖尿病にくわしくなったので地域版糖尿病療養指導士の資格をとりました。
>糖尿病療養指導士の資格を取得するのは条件が厳しいため、都道府県でのみ有効な地域版糖尿病療養指導士というのが出来ています。
>地域版と言っても取得試験は極めて難しいです。
・・・うわあ、nさんそっくりな書き出しですね、全体的な文章構成や展開も似ているし、同一人物かと思いましたよ。
地域版糖尿病療養指導士、地域版と言っても極めて難しいんですね。知りませんでした。
ということは、nさんのように、さらにその上を行く糖尿病療養指導士の資格を取得するのはすっごくすっごく難しいことなのですねえ、知りませんでした。
日本人で自分が取った資格の試験のことを「極めて難しいです」と臆面もなくおっしゃるケースもきわめて珍しいかもですけど、優秀な方々なのですね、kさんもnさんも。
(*´ω`*)
>ブログのアドレスまで、管理栄養士の名前をつけ、記事を書くと言うことは、異端者は打ちのめすと言うことですね。
・・・これ、私は気づいていませんでした。
よくぞ教えてくださいました。
このMTブログの個別記事のurlというのは普通は番号で表示されるのですが、タイトルに半角英数字が入っているとそれをタイトルにしてしまうシステムのようです。
最初のタイトルには、コメントにご本人が書かれたハンドルネームをそのまま入れたので、そうなってしまっていたのですね。
申し訳なかったです。
ということで、記事のurlを400mgに変更いたしました(これは意図的です^^)。
nさん、あなたの名前がurlに入ってしまったのは、私が意図的にそうしたのではないのですが、ご本人から見ると、
「わざとやったんだろうお前。」
そんな風に取られてしまうのですね。
もうしわけなかったです。
ほんとうにごめんなさいね、nさん。
nさんのこと異端者だなんて思ってないですよ。
nさんの職業でnさんみたいな人、まだまだたくさんいらっしゃるの知ってますから、どっちかといえばマジョリティーですよ。
打ちのめそう、なんて、無理です。
まったく思ってませんよ。
>私は、先生にとっては異端の糖質制限実践者ですが、
・・・この文章ちょっとわかりにくいというか、不思議ですね。
基本的には、「糖質制限している人」に「異端の」という形容詞をつける人は「糖質制限、憎し!」と思ってらっしゃる方々だと思うのです。
「糖質60%摂取こそ正しいはずなんだが・・・」と思われている方々だからこそ、そう形容してしまうのですね。
あるいは、今回だけの特殊ケースでいえば、自分に「異端の」という形容詞をつけそうなのはnさんですね。
nさんなら、私に向けて文章を書くときに「あんた、あたしのこと叩きのめすべき異端のものと思ってるでしょ。」という気持ちが湧き上がってくるから、ご自分のことを「異端の」とあえて形容されたくなるかもしれませんね。
でも、このコメントはnさんからではないしなあ。
不思議だ (*´ω`*)
>個人が特定できる記事を書かれることには賛成できません。
・・・そうですね、そうおっしゃる通りだと思います。
ですから、記事も書き直させていただきましたし、kさんから頂いたコメントでも、nさんの特定に役立つ情報はすべてカットさせていただきました。
でも、
「個人が特定できる記事を書かれることには賛成できません。」
と言いながら、
nさんのことが特定できる情報を、これでもか、これでもかと、山のようにコメントにお書きになるkさんの意図もよくわかりません。
kさんって、本当はnさんのことを宣伝したい立場の方なの?とさえ思ってしまいました。
なんせ、ご紹介いただいたnさんがお勤めだというクリニックのホームページを見てもnさんの名前はどこにも出てきませんからね。
公開されてもいない情報を紹介して、それがnさんであると断定できるkさん、不思議な存在です。
ご本人ではない設定なのに、どうやってそれらの情報をご存じになったのでしょうか。
ま、まさか?
・・・いやいや、きっと私の勘違いですね。(*´ω`*)
・・・さて、次のコメント
>先生がこだわっている
>>食べ方に無理な制限かけたり、カロリー制限なんて教えなくても、BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上の方を、私はコントロールしています。
>>・・・そこまで患者のこと放置するの?
>これ勘違いでは?1型の患者でコントロールの悪い人を、基準にあうようにコントロールできるという意味では?
・・・これは勘違いではないと思います。きっぱり(´・ω・`)
むしろ、どういう風に解釈すればこの文章をそのように受け取れるのかがさっぱりわからないのですが?
(kさんのこの文章も、飛躍していますよね。「1型の患者でコントロールの悪い人」という、nさんがコメントの中で一言も触れていなかった内容がなぜいきなりkさんの解釈の中に出てくるのかわかりませんし。)
もう少しわかりやすく教えていただけますか?
ほんと、私、さっぱりわかりません。
nさんは、「患者にカロリー制限なんか教えなくていい」とまで明確におっしゃってるんですけど、kさんはそこは問題視されませんか?
「BS400mg/dl以上、HbA1c10%以上の方を、私はコントロールしています」という文章も、「それ以下は問題にしていない」という意味にしか取れないと思うんですが?
つまり、
「患者には食事指導なんか必要ない、私が決めた基準を超えない患者は放置してよい。」
という意味にしか取れません、私には、何度読み返してみても。
kさんでなくてもよいです、どなたかこのブログをお読みの方でnさんのあの文章をどう解釈したらkさんのように読み取れるのか、お分かりになる方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。
日本語は難しいですね。(*´ω`*)
>私は糖質制限やっていますが、この管理栄養士の考えは納得できるところがあります。
>この管理栄養士は糖質制限の理論はわかっているが、やり方のわからない人には問題があると言うことでしょう。
・・・nさんの「1型糖尿病患者が糖質制限する意義」という記事に投稿されたコメントをもう一度、よく読んでみてください。
私、送りつけられた文章をまったくいじっておりません。
そういう風にたった二行で彼女のコメントへの感想をまとめてしまえるkさんがうらやましいです。
わたしには、無理。(*´ω`*)
>怒りを増すかも知れませんが、ユリノームって今は余り使われませんよ。よほど遺伝的に尿酸排泄が悪い人を除いて。
・・・怒りを?増す?・・・おお!なるほど~!
kさんは最初から私を怒らせようと思ってこのコメントを書かれていたというわけですね?
ぶははははははh。
ユリノームを処方してくれる整形外科の医師には、地域版糖尿病療養指導士と名乗られるkさんという方がそう言っていたと伝えておきますねえ。
私も試しに別の薬が飲んでみたいと、ずっと前からつんつんしてるんですけど、彼のポリシーがあるみたいで(笑)。
>よほど遺伝的に尿酸排泄が悪い人
私自身、遺伝的に尿酸排泄は悪い可能性が高いこと、何度もブログやコメントで書いております。
つい先日も書いたばかりです。kさんもnさんもお読みになったことでしょう。
つまり、私個人のプライバシーに対する攻撃を意図的になさってらっしゃるわけですね。
怒りを増させるために(笑)。
この最後の一行って、kさんのコメントの主意であると思われる
「nさんのことを褒めて擁護すること」とは、何の関係もないですよね。
私個人という「患者の病気や体質に対しての嫌がらせ」でしかありません。
善意の第三者「k」を演じたつもりなら、この一行は失敗でしたね。
惜しかったですね。(*´ω`*)
長谷川さん
SU剤に関しては、私も、理論的には糖尿病の治療薬として使うべきではないと思っています。
ただ、安全性の高い効果的な抗がん剤として再び使われ始めたサリドマイドのように(もちろん妊婦には絶対的に禁忌ですが)、将来的には何らかの役に立つかもしれない可能性はありますから、使わず、でも、靭帯に使用禁止とまではせずに、製法などを捨てずにとっておくのは良いかと思います。
不幸なことに、非常にたくさんの使用経験があるので、この薬を飲めば体に何が起こるか、どんな副作用があるのかも人類の財産になっていると思いますし。
ひょっとしたら、サリドマイドのように、特殊な癌(たとえば膵臓のβ細胞由来の稀な癌とか)に効果的、なんてことが発見される日が来るかもしれませんし。
>がんについて、近藤誠Drと安保徹Dr、そのほかの医師の本を読んで、迷っています。 がんは専門ではないと思いますが、時間のあるときに、コメントいただけますか。
すみませんが、現状のがんの治療をどう考えるべきか、という問題に対しては、このブログのテーマと離れすぎていることと、私は癌の治療からはもうずっと遠ざかっていることから、少なくともここで記事テーマとして積極的に取り上げることはしたくないと思っています。
具体的な個別の質問がおありでしたら、メールか非公開コメントでもけっこうですのでお尋ねください。
具体的な症例に対してであれば、私見という形では返信させていただきます。